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イラク占領とアメリカの犯罪 報告2

平田さんの講演の報告をつづける。


上映されたのは、アメリカの掃討作戦の攻撃を受けたラマディという街に、状況を調べに行った医者が撮影したものだ。そのため、平田さんも言うように映像が少し汚いが、そんなことを忘れさせる衝撃的な映像だった。

街並は爆撃で破壊し尽くされて廃墟となっており、人が住んでいたという気配すらない。民家の跡の内部に入って突然映し出される死体。白リン爆弾によって肉は焼き尽くされて骸骨となっている。廃墟から次々と骨だけになった死体が見つかる。

次に出て来た映像は、アメリカ軍によって拷問を受けてなくなった死体だ。医者は、ハエがたかる死体向けてカメラを回しながら調べる。顎や喉、口、頭部、足首に腕そして陰部に渡るまで、遺体からはあらゆる場所に、拷問で受けた傷が見られる。そして、どの遺体も頭部や胸部に銃でとどめを刺された跡がある。遺体の身元はすぐ分かる。なぜなら、みんなテロリストなんかではなく、その街の住民だからだ。

遺体のうち、後半はシーア派に拷問されたものだった。目をくり抜かれたものや内蔵が出ているものもある。イラクの男性は一般的に、大人になると太るそうだ。遺体はみなスマートだが、このころは殺されたのが若者であることを物語っている。

街の人たちが、モスクまで彼らの葬式の行進を行う。そして、行進はやがて反米でもと変わって行く。葬式では、拷問したシーア派が悪いのではなく、イラクを占領支配しているアメリカが悪いのだと訴えて、一致団結する。そして、こうした葬式が毎日行われるのが、今のイラクだ。

平田さんはこの映像をTBSNHKに持って行ったそうだが、使うのを断られたそうだ。なお、平田さんにこの映像を提供してくれたのは、族長の息子さんだという。


前回の報告から間が空いてしまったのは、映像があまりに強烈で思い出したくなかったからだった。少し気持ちも落ち着いたのでメモから文章に書きおこしてみたが、見ている瞬間ほとんど手が止まってしまったこともあり、記憶も断片的になってしまった。

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