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07/5/20 芦別岳

山へ行くのは久しぶりなので、最初はイワオヌプリに行こうと思っていたけ。けれども、一緒に行く人がいなくて困っていたときにS倉くんに頼んだら、芦別岳に一緒に連れて行ってくれることになった。

この日のもう一人のメンバー、やぎちゃんを拾いに4:40に家を出発して、豊平川沿いを走っているときに朝焼けが見えて、天気が少し心配になった。天気予報では、午後から回復することになっていたけれど。

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不吉な朝焼け。

一緒に滑るのが初めてのやぎちゃんのあと、S倉くんも無事回収して、新道との交差点で信号が変わるのを待っていた。すると、クラクションの音が聞こえて来たと思ったら、目の前で「ゴン!」という音を立てて、トラックとタクシーが衝突した。トラックもタクシーも、フロントがベッコリ凹んでた。幸い、どちらもスピードがあまり出ていなかったので、運転手は無事のようだ。交差点から車を移動していた。衝突の瞬間を初めて見たけれど、あまり気持ちのいいものじゃないな。

富良野まではサクサク走って、8時くらいには登山口に到着した。地図を見ると、すぐ近くの林道が結構上まで伸びているようで、そっちへ行った方が標高を稼げそうだった。そこで、その林道を探して登って行った。けれども、大して標高を稼げないうちに通行止めになっていた。道路も良くなさそうなので、あきらめて登山口に戻って準備。8:40に登り始めた。

両脇に笹が繁る夏道を1時間以上歩いて600mを越えると、ようやく残雪が現れて来た。残雪が続いているのを確認して、登山靴からシール登行に切り替えた。登山靴は重いし邪魔なのでゴミ袋に入れてデポした。

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ここに置いたのだけど……。

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シールで登り始める。

ここまででかなりバテてたので、二人に着いて行くのも大変で、遅れながらなんとか後を着いて行った。ザラメのシール登行も意外と難しく、何度もずり落ちた。1114のピークまで来ると、視界が大分開けて険しい岩山が見えて来た。下からピークを眺めていた時も、すごい勢いで風が山の裏から手前に流れていて、樹林を抜けると、実際かなり風が強かった。

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屏風岩?を右手に望みながら。

稜線の夏道を登っていたけれど、途中、雪が途切れているところはスキーを脱いでブーツで歩いた。ゲレンデブーツは石の上でとても滑る。滑って躓いてを繰り返して、ようやく1397のピークに辿り着いた。そこで休んでいたクライマーは、本谷を登ってピークまで行って帰って来たそうだけど、ピークはかなり風が強いらしい。コルで二人が休んでいたので、そこまで滑り降りて3回目の休憩をとった。

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屏風岩で風を遮って小休止。

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雲峰と芦別岳ピークの上をすごい勢いで雲が流れて行く。

雲峰を登ったらもうダメかも、と思いながら大きな斜面を登って行った。上の方には樹氷があった。5月末に樹氷に出会うとは思っていなかったので驚いた。下界も今朝は冷えていたし、かなり気温が下がったのだろう。

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あのXルンゼ。

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雲峰で一息ついているうちに、S倉くんは先に行ってしまった。ハイマツで挟まれた芦別岳ピークまでの夏道は雪で埋まっていてシールで行けないことはないけれど、下りの傾斜が強すぎた。普通に滑り降りてしまって、ハイマツに突っ込むところだった。

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ピークへ先行するS倉くん。

コルまで進んだところでS倉くんが休憩していた。風は強いけれど、これから滑る斜面を見上げると、もう一踏ん張りがんばろうという気持ちがわいて来る。後からやぎちゃんが来て、そのままピークへ登って行った。さすがだ。

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冬は雪崩の巣窟。

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ピーク目指して進むやぎちゃん。

急になるまではシールで登り、そこからはつぼで斜面を這うようにして登って行った。時々強い風が吹いて来て、身体がよろめく。不安になって下を見ると、雪庇の奥に深い谷があるのがわかる。どっちに落ちたとしても、生きては帰れないだろう。緊張して二人の姿が消えた稜線の先を目指して登った。最後の岩場をゲレンデブーツで怯えながら登りきると、ようやくピークに辿り着いた。足がフラフラで、ここからポントナシベツまで行く元気はない。S倉くんはやぎちゃんと相談して、ポントナシベツへ行くのは止めた。雪も少ないし、ピーク直下も雪がカリカリで、面白くないだろうということだ。行くことになっても、自分だけは残って待ってようと思っていたのでホッとした。ただ、残念なことに、ピークにいる間に曇って来てしまった。

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見上げると雲が走っている。

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登頂。

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ポントナシベツの奥に夕張岳。

準備をしていよいよ滑走。でも、体力をほとんど使い果たしているので、登り返しを避けてカメラマンとしてコルまで下るだけにした。最初に滑り降りたけれど、表面はカリカリ。踏み込めば中は柔らかいので、適度にズラしながら滑り降りた。撮影の準備が整って合図を送ると、先にやぎちゃんが滑ってきた。ピーク直下の急斜面には手こずっているようだったけれど、コル付近の雪が柔らかくなって来たあたりでは、喜びで吠えながら滑っていた。次のS倉くんは、軽快に滑り降りて行った。斜面の起伏で一度見えなくなって、また見えるようになったところで二人は登り返して来た。完全に日和っている自分は、そのまま雲峰までトラバース。でも、実はこれが正解で、二人とも無駄に登ってしまったみたいだった。やぎちゃんはダメージを食らったようだ。

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やぎちゃん。

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S倉くん。

雲峰には登り返さないつもりだったけれど、S倉くんに誘われて一緒に登った。でも、ピークへ辿り着いたら、もう足が震えている。限界。撮影するために、先に滑り降りた。ゴーグルをしてなかったので、飛ばされそうになる帽子を押さえていて、思うように滑れなかった。せっかくの斜面だったのに。カメラを構えて、二人が滑り降りる。帰る途中の雪庇でS倉くんが飛びたいというので、ついでに撮らせてもらった。

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雪庇ジャンプ。

ダウンロード 070520ashibetsudake.mp4 (19519.7K)

ピークで一緒だったクライマー二人と、追いつき追い越しを繰り返しながら下って行った。登山靴をデポした場所が分からず探しているところに、降りて来たクライマーが上の方で見つけてくれたようだった。お礼を言った後、急いで履き替え、さっさと帰る。もう16:30。

いいだけ疲れていてスキーとブーツを背負うと、下りがしんどい。暑寒別岳を思い出した。最後は無心で歩き続けた。登山口に辿り着いたとき、17:30をもう過ぎていた。帰り支度が終わって車を出したのが18:00。丸一日だった。

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