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草の乱

上映会を逃して以来それっきりだった「草の乱」をようやく見ることができた。

草の乱DVD草の乱

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最初、この映画で面白いと思ったのは、日本映画なのに音楽を担当しているのが、「Sweet Lullaby」た「Freedom Cry」で有名なDeep Forestだということ。オリジナルアルバムは元ちとせをフィーチャーした「Music.Detected_」以来出ておらず、その少し前に出たサウンドトラック「Pacifique」がよかったので、映画も見ないで草の乱のサウンドトラックは聴いていた。

コンパルサMusicコンパルサ

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パシフィークMusicパシフィーク

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どうしてサントラがDeep Forestなのかという理由としてはピンと来ないけど、サントラの中にこんな文章が書いてあった。

秩父事件当時、生糸の貿易で、日仏の交流が盛んだったことは知られています。また当時のフランスの自由民権の思想も広く伝わっていました。映画「草の乱」の音楽のためにフランスからDeep Forestが参加し、彼らのメインテーマに日本の歌姫Lyricoが作詞・唄で加わり主題歌「Eternal Dream」が創られました。まさにこの時、思いをひとつにした日仏のコラボレーションが120年の時空を超えて実現したのです。

ともかく、やはりサウンドトラック。映画の中で映像とともに流れる音楽のよさは、確かに、神山征二郎監督が「このアルバムに収録された曲たちは、まさに正確にドラマを捉えて話さない本物の映画音楽という代物になった」と言うほどのものだった。映画を見終わった後でサントラを聴くと、映像が蘇って来る。音楽はフランス人が創ったとは思えないほど、日本の映像に合っていた。そこはさすがにDeep Forestなんだろう。これまでもアルバムごとにガラッと風景が変わっていたけれど、このサントラは日本を題材にしたDeep Forestのアルバムだと思った。

実は、映画を見るまで知らなかったのだけど、この映画が札幌で上映されたのはそれなりの理由があったようだ。映画の最初の舞台は北海道の野付牛。主人公が死刑判決を受け、逮捕を逃れて来たのが北海道だった。北海道は「国賊」が集まる土地なのだろうか。やはりいつの時代も切り捨てられる北の大地。どこかで読んだけれど、「試されて」ダメだったらどうなるんだ?このまま日本の植民地のままでいいのだろうか。映画で描かれる秩父に今の北海道が重なって見える。そして秩父の高利貸しは……。

映画をなかなか見る機会がなかったので、見る前に読んで勉強と思った本は、結局、読まないまま本棚で眠っていた。今回映画を見てみて、歴史的な背景など詳しいことが分からなかったので、読んでみなくては。

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