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08/7/13 雨竜沼湿原

去年に続いて、今年も雨竜沼湿原に行って来た。今回はバド企画として計画されたので、メンバーが6人でにぎやかな山行だった。

登山口を8時に出発できるようにしたかったので、パンをほお張ってから5時にえすき邸で車チェンジ。えすきカーでスーさんを拾って、待ち合わせのサンクスへ。待ち合わせの5:30より5分ほど早く着くと、まだH多さんもエンサヤさんも来てなかった。しばらくしてH多カーが到着して、車の外に出て見上げると、東の空には青空がのぞいている。天気予報は雨ながら、少し期待してしまう。ちょっと遅れてエンサヤさんが来たのでサンクスを出発して途中でKさんを拾い、札幌を発つ準備が整った。思いがけず、Kさんから豪華で大きな五目おにぎりの差し入れをもらって、栄養補給もバッチリ。

ETCの通勤割引を利用して、札幌北I.C.から滝川I.C.まで行く。H多カーのエコドライブを通り過ぎてセコいんじゃないかという先導のおかげでえすきカーも燃費向上。投機マネーにささやかな抵抗を行う。でも、滝川のガソリンスタンドは、なぜか札幌よりも10円安い。結局庶民は値段に目が行ってしまう。

滝川から国道38号、451号、275号を通って雨竜まで行く。そこから道道432号に左折して、暑寒ダムを経由して雨竜沼湿原のゲートパークを目指す。ダムを越えるとダートが続くが、途中、3ヶ所だけ他に比べて異常に整備された片側1車線の舗装道が現れる。こんなふざけた道路建設をやっていたのだから、北海道の財政がいいわけがない。アホな道路に呆れていると、目の前に駐車場が見えて来た。まだ車が停まっていないので奥まで進むと、管理棟のそばの駐車場にはもう30台ほどの車が停まっていた。

GPS3台体制のハイテク登山の準備を終えて、管理棟の特設入山届けテントへ向かった。受付の人の話では、なんと南暑寒岳までは登れないとのこと。車の中で、えすきくんから暑寒別岳での遭難事故の話を聞いていたけれど、受付の人の話によるとまだ「後始末」が終わってないから、湿原展望台より奥へは入山禁止らしい。

熊との接触事故!?
「緊急告知 入山規制中」

遭難事故が発生しました。これまでに寄せられた情報などから熊との接触事故の疑いが強く、このため当面の間、雨竜沼湿原展望台より先の入山を禁止します。
平成20年7月10日 雨竜町
(張り紙より)

南暑寒岳まで登れなくなったので、のんびり歩くことになった。けれども、何より期待以上に天気がよく、雨竜沼湿原の方向には青空が広がっている。湿原の真っ青な空との再会を期待して、吊り橋までの林道を歩き始めた。一つ目の吊り橋からは山道が続く。登山道沿いには野花がいろいろと咲いている。もう夏の花だ。

ハナニガナ
ハナニガナとシロバナニガナ。

フキユキノシタ

フキユキノシタ
小川のそばにフキユキノシタ。

オニシモツケ

オニシモツケ
登山道の両脇にはオニシモツケが。

黒くて丸い実を見つけて、葉の形からには白い花を付けていたのを思い出した。

サンカヨウの実
サンカヨウの実。

サワアザミ
サワアザミ。

しばらく山道を歩くと、白竜の滝の方へ降りて行く分岐へ着く。分岐で待っていてくれたえすきくんと遅れて滝の方へ行くと、みんなが滝に現れた虹を眺めながら休んでいた。撮影に時間がかかるので、他の人よりどうしても歩くのが遅くなってしまう。足が止まる分、動いているときは早く歩いているつもりだけど、みんなもともと元気なためか、結局はついて行けなかった。

青空と白竜の滝
夏の青い空に滝の水しぶきは涼しげだ。

白竜の滝の虹
小さくて短いけど虹のアーチが見える。

滝からの急登からずぐに登山道に復帰する。再び野花の間を進む。

オオウバユリ
オオウバユリ。

エゾアジサイ
エゾアジサイ。

二つ目の吊り橋を渡ると、ペンケペタン川の北側を登り、左手に沢を見下ろす形になる。

5人乗っても大丈夫

登り切ってから少し平坦な道を進むと、川へ降りられる場所にたどり着く。さすがに、水は飲めないようだ。

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ。

雫

川から一旦離れて、平たい石が転がる道をしばらく進む。天気がよければ、もう南暑寒岳の方が見える頃だけど、残念ながら、山の方には雨雲がかかっていた。下って行くと、湿原の端の辺りが見えて来て、エゾカンゾウが咲いていた。登山道の脇にも、湿原の花が現れ始める。

エゾノシモツケソウの蕾
エゾノシモツケソウの蕾は鮮やかだ。

湿原の手前には、ヒオウギアヤメの群生があった。去年、ここにはスミレが咲いていた。

湿原手前の「アヤメ園」
ヒオウギアヤメとエゾカンゾウ。

シナノキンバイ

シナノキンバイ
シナノキンバイ。

登山靴を洗ってから、湿原テラスへ向けて木道を歩く。

湿原テラスへ

チシマフウロ
洗い場の小川のところにだけ、チシマフウロが咲いていた。

何かの綿毛
ナゾの綿毛。

湿原の木道沿いには、ヒオウギアヤメがたくさん咲いていた。エゾカンゾウよりもアヤメの方が圧倒的に多い印象を受ける。

ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ。

湿原テラスで休憩をとった。休んでいるうちにだんだんと天気が悪くなってきて、休んでいると肌寒く感じるようになってきた。カッパを着込んでテラスを出発すると、間もなく雨が降ってきた。

往復分岐の手前にあった沼の淵には、木道沿いに咲いていたヒオウギアヤメとは様子のちがうアヤメが咲いていた。特徴からみて、カキツバタのようだ。

カキツバタの沼

カキツバタ
カキツバタ。

沼をよく見ると、細長い枝の先に付いた小さな黄色い花が水面から顔を出してるのに気付く。これがウリュウコウホネのようだ。確かに真ん中が褐色っぽい。

ウリュウコウホネ
固有種のウリュウコウホネ。

沼には白いものは何かが浮いているのかと思っていたら、よく見ると花のようだった。小さな花びらが見えて、睡蓮によく似ている。

エゾベニヒツジグサ
エゾベニヒツジグサ。

コウホネとヒツジグサ

7月も半ばなので、エゾカンゾウが咲き乱れているのを期待していたけれど、思ったほど咲いていなかった。さすがに、霧多布湿原に行ったときよりは咲いているけど。

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

エゾカンゾウの花畑を行く

エゾカンゾウはもう一つなので、他の小さな花にも注意しながら歩いた。


同定できず。

トキソウ
トキソウ。

クロバナハンショウヅル
クロバナハンショウヅル。

ナガボノソロワレモコウ
ナガボノソロワレモコウ。

花講義
いろいろレクチャーを受けていたそうだ。

湿原出口に近づいて行くと、雨に濡れたワタスゲの白い綿毛がチラチラと揺れていた。

ワタスゲ
ワタスゲ。

湿原出口付近には、ちょっとしたお花畑が広がっていた。アヤメにエゾカンゾウ、エゾノシモツケソウやシナノキンバイと、まとまって咲いている。

湿原出口の「アヤメ園」

これから展望台へ登って行こうかという頃、青空も帰って来た。

青空との再会

みんなからちょっと遅れて展望台に着くと、ちょうど展望台のあたりに陽が射して来た。風が強いのですぐに陽射しは湿原を照らすようになる。

雲の影が走る湿原

雲間から陽が射す

湿原展望台

南暑寒岳には登らないので、ゆっくり休憩をとった。ずいぶんゆっくりしていると、雨竜沼湿原のガイドのような人たちが登って来て、もうすぐガスって来るから見えなくなる前に降りた方がいいと言われた。そろそろ下山しようかと思ってたところなので、急いで展望台をあとにした。

逃げて行く青空を追いかける。

湿原出口の「アヤメ園」2

木道跡に並ぶエゾカンゾウ

ずっと花ばかり観ていたけれど、前の方で立ち止まっていたのはトンボを見つけたかららしかった。そのトンボは観れなかったけど、足下に注意すると、イトトンボがとまっていたのに気付いた。

ルリイトトンボ
エゾイトトンボかもしれないけど、筋からみてルリイトトンボか?

ギョウジャニンニク
ギョウジャニンニクの花みたいだ。

タチギボウシの蕾
この蕾がタチギボウシだと思う。

ガスが山の方から降りて来て、風もだんだんと強くなって来た。

ワタスゲとヒツジグサ

カキツバタ

エゾノシモツケソウ
エゾノシモツケソウが一輪だけ咲いているのを見つけた。

オオタカネバラ
薮の方を注意しているとオオタカネバラを見つけた。

ハイオトギリ
H多さんによると、消毒に使えるというオトギリソウ。

吊り橋を渡り切ったところで休憩。ほとんど休みなしに降りて来たので、結構足に来てはいた。

「川とオレ」
エンサヤさん作「川とオレ」。

残りゲートパークまではサクサク降りて、14:30に無事下山。天気はいまいちで南暑寒岳にも行けなかったけれど、去年とちがう花をたくさん見れたし、にぎやかに楽しく登れたし、まずまずの山行だった。次は、いよいよ十勝か大雪だ。

☆参考図書

新北海道の花Book新北海道の花

著者:梅沢 俊
販売元:有限中間法人 北海道大学出版会
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札幌の昆虫Book札幌の昆虫

著者:木野田 君公
販売元:北海道大学出版会
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コメント

滝川のガソリン安かったのか!気が付かなかった.いまの価格になると,ハイオクにお得感が...

投稿: H多 | 2008年7月17日 (木) 00時15分

>H多さん
二ヶ所で値段を見ましたが、なぜか安かったですね。菜種油から作ったBDFでも混じってるんでしょうか。

レギュラーもハイオクも値上がり幅は同じですから、確かに相対的に価格差は縮んでますね。「プレミアムガソリン」の添加物の価格は上がってないんでしょうか。ボラれてたってことなんでしょうか。

投稿: H本 | 2008年7月17日 (木) 08時44分

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