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09/2/11 ばんけい2

まだ採点してみてない人はこちらから。

この日はついにテクニカルプライズテスト本番。開会式が9:45だったので、受付開始の8:30にはゼッケンを受け取り、1日券を買って検定バーンへ直行した。全然整地を滑れてないので、早くモーグルバーンを滑りたかった。前日、自分の板の開放値が6以下に設定されていることに気付いたので、リフト乗り場で慌てて7までアップしておいた。

モーグルバーンへ行くと、講習のときの説明の通り、圧雪はされていた。ただし、雪の固まりがごろごろしていたり、中央に圧雪の段差があったりで、少し注意が必要だった。ばんけいで初めてじゃなかというほどの急斜面の整地滑走は、大回りも小回りもビビってしまった。傾斜が緩い三壁の中回りの方が、気持ちよく滑れた。

整地の不安はなくならなかったけれど、不整地も様子を知っておきたかったので、次はスラロームバーンへ行ってみた。前日よりも少し掘れた感じだ。こんなところで大回りをさせるのは、よっぽどのSだ。ビビりながらもがんばって1本滑ってみた。転けなきゃ上出来。怪我する前に大回りは止めた。総滑の練習をしようと思っていたけれど、こんなボコボコの斜面で大回りから小回りに切り替える自信はなかったので、小回りだけ滑ってみた。基本的に、天気はいいしバーンは柔らかめでエッジがよく噛む。コンディションとしては、自分らしくないほど恵まれている。

9:30を過ぎて集合場所の方へ行くと、ばか親さんたちを見かけた。今日はK野さんのレッスンをするらしい。ばか親さんと別れて集合場所へ登って行く途中、H多さんに声をかけられた。ロッヂの前には、H多さんとはぐれてキョロキョロしている悠らりさんもいた。

みんなと別れて開会式に出ると、受験者は22名。去年より6人少ないけど、講習に参加していた人がたくさんいた。検定について説明があり、幸い、スタートは回って来なかった。開会式が終わるとすぐに、みんなオレンジでモーグルバーンへ移動した。スタート位置に並ぶと、コース下には検定クリニックの人たちがワラワラしている。去年もそうだったので予想はしてたけど、これだけギャラリーがいるとテンション上がる。

コースの準備が整い、試技者のももじゅんこと百瀬純平の前走から最初の種目の整地大回りがスタートした。当たり前ながら、すごい滑りで、クリニックから歓声が上がる。ここで良くないことに、歓声を聞いたらももじゅんに張り合おうと思ってしまった。テクの受験であの滑りができたらかなりカッコいいだろう。他の受験者の多くが小さく早めのリズムで滑るのに対し、コースいっぱいを使って大回りしてみた。ビビってるけど、がんばって前へ前へと攻めた。左ターンが気持ちよくなって来たので、さらに前傾をかけたら破綻。内足がつまって高速で軸ズレグラトリを決めそうになった。幸い、何とか持ち直して、ゴール手前でコントロールできた。ビデオカメラで撮影してくれていたH多さんのそばを通り抜けるときに、「攻めすぎ」とお叱りを受けた。

続く整地小回りも、同じモーグルバーン。トイレに行きそびれておしっこを我慢していたのが良かったのか悪かったのか、無難な滑りでまとめることができた気がする。でも、気持ちよくなかったので、リフトに乗る前にロッヂでおしっこしてからスラロームバーンは向った。受験者がそろったけれど、スラロームバーンは掘れすぎてるので、クリニックの人たちがデラがけしてくれるそうだった。しばらくすると、コース上部から100人くらいの人たちが次々と横滑りで下りて来て、ゴールまで滑って行った。デラがけの前後では全然コブの深さはちがって見える。とはいえ、直前にコンディションが変わったのは痛い。

前走のももじゅんの滑りは、とても真似できるようなものじゃなかった。そのももじゅんでも、途中、バランス崩してたし。しかも、自分の直前の人が転けてしまったので萎える。とにかく、板が外れるのと転ぶのだけは避けようと思って、抑えめに滑りながらもターン弧を描けるように落差を意識して滑り降りた。たまたま滑ったラインがよかったのか、無事ゴールラインを越えることができた。H多さんがガッツポーズしてたので、ガッツポーズで応えてみた。

次の不整地小回りはももじゅんの滑りが攻めるよりはコントロールする滑りに見えたので、ここで思い切って整地大回りのミスを取り返そうと気合いを入れた。途中でリズムが細かくなるところが気になっていたけれど、案の定、そこで調子を乱す。その後もいまいちイメージ通りのターンができないままゴールしてしまった。得点源のはずが、不完全燃焼で終わってしまった。

この後、少し移動して三壁で整地中回りが続いた。スタートが早かったので、気が付いたら前走が滑り出していた。すぐに自分の番が来た。緊張し始める。ボーッと滑ってしまった。講習で指導されたことは頭から抜けてた。

最後の総合滑降は、またスラロームバーンに戻って。一番嫌な種目だった。えすきくんが「ぶっ飛べ」と言っていたのだけ覚えていたけれど、とてもそんな元気はない。ももじゅんの激しい滑りを見た後、最後になってしまったスタート順まで、高まる緊張と戦っていた。「攻めなきゃダメだろうか?」「でも、最後で転んだら意味ないし」「スピード出さないと、後半は辛いよな」などなど、頭の中でグルグルしていた。そして、自分の番が回って来たとき、スタート係が手袋を落として、転がり落ちて行った。そんなことには気付かずに、ゴールではスタートの旗が振られる。「行ってもいいですか?」っと聞いてみたけど、待つように指示された。ところが、こちらの状況を知らない人たちが、早くスタートするように急かす。そんな感じで、集中力を乱されたまま滑り出した。前半の大回りは、ひたすらがんばった。小回りへの切り替えは、もう一か八かでラインに入って行った。なんとかそれっぽく制御できたので、減速する前にターン弧を調整。すると、正面にコブが現れたので、えすきくんの言葉を思い出して、吸収しないでそのまま飛び越えた。後はゴールへ向けて、あたかもスピードが残ってるかのようにターンした。

ゴールすると、すでに他の受験者はゼッケンを回収済みだった。受験者が少なかったためか、検定が早く終わったので、閉会式も13:45へ2時間近く繰り上げられた。腹が減ったので、H多さんたちと合流しようと滑り降りると、みんな我夢主で食べ放題の予定だった。1時間しかないのでギリギリだったけど、先にH多さんと悠らりさんと急いで移動して注文した。肉が運ばれて来た頃、ばか親さんとK野さんがやって来た。そこで涙の基礎スキー引退宣言。体中ジンギスカン臭くしてから一人先に我夢主を出て閉会式へ向った。

閉会式の講評では、スラロームバーンの難しい斜面をみんな滑った根性に検定員は感心したそうだ。だったらもう止めてくれ〜。根性がなければばんけいでテクは受からないことが判明。後から知ったけど、ばんけいはテクニカルとしてはかなり難易度が高いそうだ。講評の後、合格発表では、無事に自分の番号が呼ばれた。心の底では落ちることはないだろうとは思っていたけど、実際に受かったのを確認してホッとした。驚いたのは、合格者が6人もいたことだ。講習のときから今年の受験者のレベルは高いと思ってたけど、22人中6人合格は、去年の28人中4人に比べると14%から27%へ合格率がアップしているのだから、コンディションがよかったとはいえ、厳しい戦いだった。

エンサヤさんから「安全に攻めてトップ合格しろ」というメールが来ていたので、果たして順位はどうかと成績表の前が空いて来た頃を見計らって確認しに行くと、トップタイでの合格だった。ばんけいスクールの上手い高校生の7番と同点で454点だった。内訳は

整地大回り:75
整地小回り:75
不整地大回り:76
不整地小回り:76
整地中回り:76
フリー滑降:76
合計:454点

で4点余し。細かいことを言えば、77点を付けている検定員が自分の方が多かったので、脳内トップ合格。詳しく書くと

整地大回り:76、75、75
整地小回り:75、76、75
不整地大回り:77、76、76
不整地小回り:76、77、76
整地中回り:76、76、76
フリー滑降:76、77、76

という感じで、整地大回りの失敗が痛い。不整地より整地が苦手なところが、自分らしいと思う。ともあれ、これでチームおすわりで一人だけテクを持っていないという引け目もなくなった。みんながクラウンになるまでは、720が回れるようにがんばろう。みんなも360くらい回れるようになろうよ。

自分の検定滑りを編集するのはかなりのMだと思った。

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コメント

おめでとう。いやーすげーわ、余裕ジャン。
自分もテクは目標のひとつだが、さっぱりめどが立ってないよ。

投稿: soto | 2009年2月12日 (木) 22時58分

最後のテロップには笑いましたhappy01

不整地大回り、観客としては一番面白かったけど、ホント有り得ないなぁと。
もしも、私が滑ったら、女子クラッシュ大大回転!!

投稿: 悠らり | 2009年2月12日 (木) 23時37分

>soto

ありがとう。これも、みなさんの応援のおかげです。

ある程度確実に合格するレベルまで待って受験したから、予想通りではある。むしろ、もう少し点数を伸ばしたかった。欲張りすぎだけど、惜しい種目が多いので。

テクが目標だったのは知らなかった。会社のスキー部に参加して、ビデオ撮ってもらいながら滑ったら、きっとすぐ上手くなるよ。楽しくないけどね。

投稿: H本 | 2009年2月13日 (金) 12時31分

>悠らりさん

他に思いつかなかったので、観客代表として登場してもらったよ。

確かに、不整地大回りは見るだけなら面白いよね。転倒シーンも楽しめるし。きっと、検定で死人が出たら廃止になると思う。

悠らりさんの女子クラッシュ大大回転が見てみたいので、ぜひ2級から順に挑戦してみてよ。

投稿: H本 | 2009年2月13日 (金) 12時36分

正直点数出せるのは・・・
不整地小回りと不整地大回り
だけだよ・・・

テクなら不整地小まわりは80%のテストで75は出るんじゃないかな。
不整地大まわりは50%くらい。

整地小まわりと整地大まわりと中まわりはヤバイよ。
1級でも怪しいくらい。
もうちょっとスキーの特性理解しないとね。

どちらにしても、天狗にならないほうが身のためだよ。

投稿: おれ | 2009年3月 1日 (日) 22時43分

>おれさん

もしやあなたは麻生さんですか?お忙しいところ、コメントありがとうございました。

投稿: H本 | 2009年3月 1日 (日) 23時42分

じゃ、はっきり指摘しよっか?
整地種目と不整地種目で全く違う動きしてるよね?自分でわかってるはず。
不整地種目は、自然と両足で板に乗っかってる感覚で滑っているんじゃないかな。これについては申し分ない。不整地大回りではターン後半に体が回ってしまっているのが気になるけど、結構な不整地斜面なのでいたしかたないと。
完全に得意種目なんじゃない?
すばらしい感覚だと思うよ。

問題は整地種目。
これは不整地と違って、スキーを押してる感覚が強いイメージがあるんじゃないの?
外脚で懸命にスキーを押し出してる。
顕著なのが整地の小回り。
自分で滑り見て気がつかない?ターン後半完全にX脚だよ。これは外脚を押し出してるからこその現象。これが見えた時点で私は1級の点数も出しませんね。

当然大回りも中回りも同じ動き。

前半に足場が無いから雪面抵抗が捕らえられない→後半に切り替えの反力が得られない→踏み出す→切り替えで上に抜ける→上に抜けるから捕らえられない→踏み出す→・・・・
この悪循環。

この指摘間違ってるかな?

まあ、間違ってると声を大にして言うなら…
あなた1級も危ういよ。

ま、映像のみの判断だけどね。

どうだい??????

投稿: おれ | 2009年3月 7日 (土) 22時49分

>おれさん

前回は「何%」とか「スキーの特性」とか、よく分かりませんでしたが、今回の解説は分かりやすく勉強になりました。実際、整地ではこれまでずっと外足のズレが課題になっていたので、ズバリですね。

問題は「前半に足場が無い」ということのようですが、これは具体的にどういうことでしょうか?また、どうすれば「前半に足場を作れる」のでしょうか?乗りかかった船と思って、教えてくれませんか?

あと、1級も危ないこの滑りでテクニカル受かっちゃうことに、むしろ受かった本人が「こんなものか」と思ってるわけです。天狗になっているというよりも、こんな滑りで受かってしまうテクってショボイなと。まあ、世の中金ですから、仕方ないんでしょうけど。

そんな話は置いておいて、アドバイスお願いします。「金払え」なんてなしですよ。

投稿: H本 | 2009年3月 7日 (土) 23時17分

前回のコメントにも悪意があったわけではないのですが…説明不足で…気分を害したようなら謝罪いたします。

まずは「こんなもん」ということですが、基礎スキーのバッジや資格は、取ってしまうとすべてが「こんなもん」になってしまうものです。。。
これは私が1級・準指導員・テクニカル・指導員・クラウン・検定員とすべてで同じように感じましたね。
目標に到達した時点で、「昔あこがれていた基準に俺も到達しちゃった…」こんなもんで???という感じになっちゃったんでしょうね。私も貴方も。

肝心の技術についてですが、前に「スキーの特性」と書いたのと、前半のズレには大きなつながりがあると考えます。
いつ頃からスキーをしているのかは解りかねますが、かつてノーマルスキーと呼ばれていた頃のウェーデルンと近代的な小回りの違いを考えたこと有りますか?
技術とは、マテリアルによって進化させられてきたものですので、この違いを簡潔に考えられると、カービングスキーが大きく前進します。

これは私が1級の事前講習でも、プライズの事前講習でも必ず説明し、実感してもらうことのひとつです。
答えはたった一つです。
答えに到達するルートは沢山ありますが、ゴールは同じです。
ちょっとだけ考えてみてください。(もったえつけるわけではありませんが…)

最終的には超簡潔に説明申し上げます。

これさえすべりに取り入れれば、前半の狙っていないズレは最小限に抑えられます。断言します。
もちろん練習は必要ですし、斜面や斜度によって応用は必要です。

しかも…応用できれば、普通にクラウン通りますよ。貴方の不整地の能力があれば。

映像にある総合の3ターン目の左外足から右外側への切り替えからターン始動では「それ」が完璧に近い状態でできています。ゆえに深い向かえコブにつぶされること無く演技へのインパクトが完成しました。

失敗した整地大回りでは、つぶされる前の左外足(右ターン)で「それ」が最大のミスになり、そのツケが次のターンに回されました。

整地小回り・中回りでは「それ」ができていないので捉えが無く、後半に処理しきれなくなったプレッシャーがズレとなってしまった。

間違いなく貴方は、カービングスキーの特性であるいくつかの要素はしっかりと理解されているようで、十分な滑りではありますが、たとえば3つある特性のうち2つしか理解していなければ、1つ足りないことはもちろんですが、それより問題なのは、理解している2つが過度になってしまうということです。
5つあるならば、4つしか理解していなければ、その4つが過度になってしまうということです。

過度になれば必要以上にスキーが仕事をしてしまい、それ以上にスキーヤーが仕事をしなければいけなくなってしまうという悪循環が生まれます。

説明文が長くなってしまいましたが、「それ」について考えてみてください。
最初に小回りとウェーデルンと例に出したのは、その種目が一番顕著に現れるから、考えやすいためです。

お待ちいたします。

貴方の希望次第で、いつでも答えだしますよ!
私の考え以外の新しい答えが出ることにも、ちょっと期待してお待ちいたします。

投稿: ひろ | 2009年3月 9日 (月) 00時34分

匿名で批判だけ書く最初の態度からは悪意しか感じられなかったけど、確かな目と技術を持った方だったみたいですね。興味深く読ませていただきました。いったい何者なのかバックグラウンドが気になります。一般基礎スキーヤーですか?職業スキーヤーですか?

投稿: soto | 2009年3月10日 (火) 21時01分

>ひろさん

元おれさんですよね?詳しい解説ありがとうございました。しかし、肝心の答えがナゾナゾになっていてガーン。自分のテク検定のビデオを何度もコマ送りして、答えを探してます。

「完璧に近い状態でできて」いるのは、総滑の左ターンで大回りから小回りに切り替えるときでいいですよね?「最大のミス」をしているのが、整地大回りで転びそうになった左ターンの前の右ターンでいいですよね?そして、そもそもできてないのが、整地中・小回りですね?ノーマルスキーのウェーデルンにはなくて、カービングスキーの小回りである動きなんですよね?難しいので、今回は確認だけで、もう少し考えます。

検定に対しての個人的な考えは長くなりそうなので別の記事に書くとして、自分のスキー歴については、札幌が地元なのでノーマルスキー16年、カービングスキー8年です。ウェーデルンは得意なつもりだったんですが……

投稿: H本 | 2009年3月11日 (水) 06時14分

>soto

ブログだから、匿名でもはっきりとした根拠を示した上での批判なら、全然問題ないんだけど、たまたま批判の相手が、テクを受けてるくせに、スクールに一度も通ったこともなくて理論がさっぱりのレジャースキーヤーだったから、余計に「説明責任」が果たされてなかったんだろうね。「こんなショボイ滑りでもテクなんて簡単に受かるぜ!」ってレジャースキーヤーが調子こいてるのを見たら、SAJもさすがに怒ると思うよ。ひろさんの正体については、ちょっと毒があるけど親切な通りすがりの名コーチ・選手で、実は……。っと妄想しているだけで満足。

投稿: H本 | 2009年3月11日 (水) 06時31分

基礎スキー引退撤回する?
それなら付き合うよ。

投稿: えすき | 2009年3月11日 (水) 21時20分

>えすきくん

基礎スキー引退というのは、検定に向けて種目や板の縛りのあるMスキーを引退というのが本音。ばんけいナイターは、コブやパークはともかく、オレンジ乗ったら基礎板じゃなきゃ滑れないし。飛び板で1級の次は、飛び靴でテクで、最後は飛びウェアでクラウンという課題が生まれたから、こうなったら最後まで付き合ってもらうしかないでしょう。えすきくんの検定が終わったら、360教えてあげないとね。GHMCでヘリを決めよう。

投稿: H本 | 2009年3月11日 (水) 22時19分

真のフリーライダー目指してがんばろう。

コブでエア台までたどり着けたら勢いで回れそうな気がする。
気のせいかも。

投稿: えすき | 2009年3月11日 (水) 22時51分

>えすきくん

勢いは大事だけど、まずばんけいキッカーとかで回ってみようよ。

投稿: H本 | 2009年3月12日 (木) 17時17分

>ひろさん

お手上げです。やっぱり「それ」が分かりません。切り替えでフォールラインに身体を向けることかとも思いましたが、結局のところ、ウェーデルンと小回りの決定的なちがい、ノーマルスキーとカービングスキーのちがいがよく分かってないので、難しい問いでした。ターン弧を早くから作る必要があると思うんですが。

投稿: H本 | 2009年3月12日 (木) 17時24分

切り替えでフォールラインに体を向けること…最近最も注目されていることのひとつですね^^

簡潔に言うと「それ」は重心の移動方向です。

こればかりは、切り替えでの永遠のテーマでしょうが、一番の基本はスキーの移動方向を妨げないことが重要なポイントです。
ここでウェーデルンと小回りで考えてみてください。
ウェーデルンでも小回りでも斜面の下方向は変わらないですよね?これは地殻変動でもない限り今も昔も変わらないです。

では、前方向はどうでしょう?

ノーマルスキーのウェーデルンは、横滑り要素が多かったこともあり、下方向=前方向に近かったはずです。
カービングスキーではスキーが回転しやすく、また、スキーも短くなっていることから、斜面の横方向への移動が多くないですか?故に深回りなんですが・・・

切り替えの時点で、横滑り要素の多いウェーデルンは…
前=下
ターン弧を表現できるカービングスキーは
前=前(横と書くと誤解が生じるため)
となるわけです。

これを理解せずに、最近の流行のフォールラインに体を起こしていくということを注目しすぎると…もう答えが出ましたね!

ずらしたくないのにズレる
ズレずらいスキーなのにズレる

ほとんどのスキーヤーが余計にカービングスキーを難しくさせています。

解りやすく説明すると、身体はフォールラインに向かって一直線に落ちて、スキーはターン継続方向に移動してしまうということです。
そうなれば、身体とスキーが離れて(望まない離れ)前半はノンプレッシャーになります。
ズレて当たり前で捉えなし。
というのが答えです。

雪のない机上で説明するならば、「もう少しスキーの行きたい方向に付き合ってみれば?」というところでしょうか…
最初は身体が回ってしまっているような感覚であったり、後半にテールズレが生じたりもあるかと思いますが、前方向が今どこにあるか?スキーの動きを妨げない方向は?と考えてすべることで、少しずつ前半の捉えが出てきます。

それを習得してから身体をフォールラインで止めてあげることで、横方向に走っていたスキーが、次のターン方向に走り始めるわけです。

では、映像に戻りましょう。
総合3ターン目(7秒から9秒のところ)への切り替えでは、多少身体が回りすぎてはいますが、スキーの進む方向に移動していませんか?
これが潰されなかった切り替えのナイスポジションです。

では失敗した大回り整地はというと・・・
映像は切れていますが、34秒のところで完全に内倒してますよね?
このタイミングで内倒ということは、間違いなく切り替えで内に入りすぎたことが原因です。
そのために前半の雪面抵抗がなくなり、コントロールできない状態で内傾角が大きいままターン後半まで行ってしまったので、次の切り替えでの移動距離が長く切り替えミスになってしまいました。その切り替えミスで最悪な方向に事が進んでしまい…
詰まってしまった。これが結果かと思います。

カービングスキーは簡単にたわんでくれます。
貴方の体重プラス遠心力があれば、ほぼMAXまでたわんでることでしょう。
それをさらに筋力で押してしまうことで悪循環が発生します。
*踏ん張ることで内傾角が緩んでこない
*外脚のみ踏ん張るので、足場を失うリスクがでかい
*身体が必要以上にターンの内側を向く
*ストレッチ要素が自然と発生する

結果、切り替えに無理が生じる
イコール
捉えが上手くいかない
イコール
前半ずれる。

ということでしょうか・・・

まずはあんまり気合入れずにスキーに乗ってあげること。
スキーの進む方向を妨げないこと。

これは、得意の不整地では自然とできてる感覚があるのでは?

この2つがクリアできたところで、走りだったり、たわみだったりを追求してみてはいかがでしょうか?

あまりフォールラインを向くことを意識するのは、個人的にはお勧めできません。

脚の動き以外は必然であり、結果なのですから。
脚が動くことで、自然と上半身がその形になるだけです。
例で言えば、
脚をひねったから外向ができた。
というところでしょうか?
最初から身体の向きを決めても、スキーは動いてくれませんよね?

フォールラインへの身体の向きも同様で、
ターン後半から切り替え時に外脚(次の内脚)の股関節をたたんであげることで、自然と身体の向きが決まってきています。

ターン後半にたたみ始めるということは、ターン前半にターンを作り上げることが必要なわけで、捉えが必須になるわけです。
その捉えをしっかり作らなければ、走るための動きを取り入れても、なかなか効果的には働いてくれません。

まずは、スキーの動く方向を研究してみてください。

長々と長文で失礼いたしました。
質問があればいつでもどうぞ!

投稿: ひろ | 2009年3月12日 (木) 21時52分

>ひろさん

この説明を聞くと、ももじゅんの小回りを思い出して納得しました。残りのシーズン、スキーの進む方向を意識して滑ってみます。ありがとうございました。

投稿: H本 | 2009年3月13日 (金) 22時52分

 ひろさんのコメントで,ずらすのとずれるのの違いがわかったよ.
 逆にモーグルすべりをしたいなら,フォールラインっていうかモーグルだから真下に向かってまっすぐ落ちながらスキーを左右に振ってずらす滑り(1番極端なウェーデルンすべり?)ができないといけないってことだよね.H本くんのコブはずらしが無い感じだと思ってたけど,ずらせないとスピードコントロールはできないよね.まあばか親大先生以外のおすわりメンバーはできて無いんだけど.

投稿: H多 | 2009年3月14日 (土) 01時07分

>H多さん

先日のテイネ北壁モーグルコソ練にて開眼しました。モーグル滑りはお尻が痛くなる滑りでした。上村愛子がお尻を鍛えた理由が分かった気がしましたよ。

投稿: H本 | 2009年3月14日 (土) 05時42分

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