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09/2/21 音江山

泊まりで旭岳へ滑りに行く計画は、ずいぶん前からあった。途中、忘れてTomamu Capでも観に行こうかとも思っていたけど。その旭岳の計画というのは、日帰りだと遠くて辛いので、素直に旭岳温泉に泊まって滑るというものだった。けれども、予約が遅くて宿が取れないし、週末は天気が悪そうで、最悪、ロープウェイが運休ということも考えられた。そこで、宿は深川にして、ロープウェイが動けば旭岳。動かなければ音江山へ行くということになった。

それから天気図を睨みながら過ごしていると、案の定、週末は大荒れの天気予報。当日の朝起きてみると、札幌は猛吹雪。ロープウェイが動かないことは簡単に想像がついたので、迷わずに音江山へ向った。といっても、吹雪の中、高速道路を進む間、音江山もダメかもしれないと思っていた。しかも、前日には「そして5人は帰らなかった~吾妻連峰・雪山遭難をたどる~」を観ていたので、ヒューマンファクターの危険性を強く意識していた。

実際、この日の出発は、前日の悠らりさん誕生パーティーが長引いたため、少し遅れることになった。ただ、出発の遅れに関しては、天気の回復にもつながるので、行動時間が短くなること以外は心配してはいなかった。他には、自分は音江山が初めてで、ホワイトアウトになった場合、ルートには自信がなかった。装備についても、山では初めて使う板で、体力的にどれくらい疲労がちがうかも分からなかった。いくつか心配があったものの、音江山へ近づくにつれ、風は収まり青空が広がって来た。駐車スペースにつく頃には、青空から日が射して暖かい。

10:25に車を出発。除雪されていない道路を先行トレースを使ってダラダラ歩くと、温泉跡が雪に埋まっているところへたどり着いた。トレースは、そこから右へ折れて、夏道をたどっている。しばらくそのままトレース通りに登って行ったけれど、山屋のトレースなのか夏道を律儀になぞっていて、歩く距離が長くなりそうだったので、トレースをはずれて適当にショートカットしながら登って行った。


登山口。


沖里河温泉跡。

Pontoon(179 cm)はそれほど深くない雪では板が沈まないけれど、Gotama(176 cm)に比べると自分にはさすがに少し重くてラッセルが辛かった。今回はえすきくんとH多さんがルート経験者としてリードしてくれているので、GPSを頼りにしないで地図読みをがんばった。GPSは便利だけど、こればかり当てにしていると、いつか痛い目に遭いそうなので。まあ、天気もよくて、分かりやすい地形だったので、地図読みも問題なかった。

標高が高くなると、樹氷に日が射してとてもきれいだった。青空と樹氷の白とのコントラストが美しい。樹林がまばらになって来ると、木々の間からは下界が見えてくる。札幌が吹雪いていたことが嘘のように思える好天。山頂でも風はそれほど強くなくて、のんびり景色を楽しんだ。撮影に気を取られていると、後続が登って来た。後続というよりは、先行トレースの山屋さんらしかった。


青空。


もう一息。


山頂でも快適な休憩。

二人に案内してもらって、滑る斜面へ移動した。緩い雪庇の端で弱層テスト。表面の新雪10 cmは肘。60 cmには肩の弱層。厚く締まったスラブだった。斜面を見下ろすと、波打っていて滑りづらそう。エンサヤさんがぶちぎれただけはあるかも。とりあえず、雪庇ジャンプで270を決めてクラッシュした後、呪いを振り払う気迫でPontoonで攻めた。吹き溜まりには手こずったけれど、締まった深雪をまずまず快適に滑り降りた。ところが、実はShiftとSugar Daddyの二人は、それほど気持ちよくなかったらしい。

ある程度滑り降りて、そのまま帰ることも考えたけれど、上を向くといい斜面が続いていたので、その斜面だけ登り返すことにした。弱層テストをしている間に、二人には先に登ってもらった。結果は、上とほぼ同じ。しばらくはえすきくんがラッセルして登っていたけど、H多さんも急登に手こずっていて、二人ともバテて来ているようだった。ラッセルを交代しようと前へ出ると、足下にクラックが入る。表面に吹き溜まった雪が10 cm弱の厚さでズルッと崩れた。強い刺激を与えても急に崩れそうな気配はなかったので、吹き溜まりからさっさと逃げた。

それからラッセルで登って行ったけれど、Baronはイマイチ登りづらい。足が前に出づらい。それでも、シール登行のテクが上がったのか、案外登れる自分に関心。H多さんはえすきくんからも少し遅れていたので、上まで登り切らずに、下から見上げた斜面を滑り降りることにした。この頃には、雪が降って来て、青空もどこかへ消えてしまっていた。

止まる場所を確認しないで滑り降りたけど、最後はちゃんと合流して登りトレースに復帰した。登るときに使わせてもらったこのトレースは、どうも少し下っていたので心配しながら進んでいた。すると、実際、下山のときも、登ったり漕いだりと、結構ダルい下山になった。最後の道路も、トレースの幅がPontoonには狭いので、減速しないように足をそろえて滑ると、コブを滑っているときのように疲れた。二人に少し遅れてやっと車へ戻ると足がプルプルしてる。下山はダルかったけど、天気がよかったのが何よりだった。吹雪で敗退することも覚悟していたので、滑れただけで満足だった。


撮影:H多、編集:H本。

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コメント

まさに奇跡の音江山だ。
雪は自分にとってはそうでもなかったけど、
H本くんにとっては気持ちよかったのだね。

ポンツーンのラッセルの跡はやっぱり広いね。キックターンはしやすかった?

投稿: えすき | 2009年2月23日 (月) 19時36分

>えすきくん

雪がちょっと硬くて、踏み込みすぎると反発も強すぎたけど、程よく踏み込めば気持ちよくターンできたよ。

ラッセルの跡が広いのは後続の人にはいいんだよね?キックターンには、それほど幅は気にならなかったけど、板が重くて太股がちょっと辛かった。

投稿: H本 | 2009年2月23日 (月) 19時45分

たくさんきれいな画像あるね!
パソコンで見たいcrying

投稿: エンサヤ | 2009年2月23日 (月) 20時25分

反発が強いのか、、、恐るべしポン。
ラッセルの幅は広いのはいいのだけど踏み固められてなくて微妙・・・coldsweats01

日の光がきれいだね。

投稿: えすき | 2009年2月23日 (月) 20時41分

>エンサヤさん

お日様の力です。

投稿: H本 | 2009年2月24日 (火) 16時52分

>えすきくん

Gotamaの方がそんなに良かったのか。自分のラッセルの後を歩くことはないから、全然気付かなかった。

投稿: H本 | 2009年2月24日 (火) 16時55分

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