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The Intersection of Paintings and Photographs

雨が降ってしまったら、雨でも楽しめる場所へ行けばいい。というわけでもないけれど、札幌芸術の森美術館で開催されている「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」が24日で終わってしまう前に観に行って来た。雨は夕方から降り始める予報だったのに、朝から降り出してしまった。10時前の開館したばかりに行くと、さすがに館内は空いている。おかげで、ゆっくりと自分のペースで鑑賞することができた。

この美術展は、タイトルにもある通り、絵画と写真の両方に焦点が当てられているので、前から興味を抱いていたものだった。カメラ・オブスキュラという絵画を写実的に描くための道具が発展し、写真が発明されたということがとても興味深かった。初期の写真からは強いインスピレーションを受ける。カメラやレンズといった道具に意識が向いてしまっていたけれど、もっと本質的に視ることを追求しなければ、いい絵は創れないのだと思い知る。そして、写真で実現した写実性をさらに越えて独自の表現を追求する印象派の絵画の数々には息をのむ。

今回の美術展は、風景画が比較的多かったので、キュビズムなどの印象派より新しい絵画よりも自分には見やすかった。それに、写真の展示も多かったので、勉強にもなった。技術だけでなく感性をみがく必要性を強く感じた。

Flickrをちょっと眺めてみるだけでも、見た途端に脱帽して自分の写真をアップするのをためらってしまうような写真も公開されている。比べても仕方ないのは分かっているけれど、ただ撮るのではなく、もっと考えて撮らなくちゃ、本当に自分で納得する写真を撮れない気がする。一方で、考えすぎていたら、シャッターチャンスを逃してしまう気もするけれど。その点、絵画の場合は、記憶に留めた情景を物理的、光学的限界に関係なく、印象的に表現すればいいところに自由度の高さを感じる。もちろん、写真もフォトレタッチをしてしまえば、同じように作品となるのだろうけど、ワンショットでどこまで表現できるかにマニアの意地と面白さを感じてしまう。とはいえ、コンポジットには惹かれる。やってしまっていいんだろうか。

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