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老年性振戦

グランマが脳神経外科病院を退院して1ヶ月ほど経過して、入院後治まっていた手の震えが再びひどくなり、神経内科を受診した。その結果、老年性振戦と診断された。同じような震えはパーキンソン病でも生じるらしいが、その場合は左右どちらかの手に現れ、手を動作しない場合でも生じるそうだ。ところが、グランマの場合は、左右どちらにも震えが生じ、箸を持つなどの動作のときだけに震えが生じる。また、普通の人でも緊張すると手足が震えるように、グランマも緊張すると震えがひどくなるようだったため、パーキンソン病ではなく、パーキンソン症候群、老年性振戦だと説明を受けた。

ある動作をしようとしたときや、ある姿勢を保とうとしたときに震える場合、代表的な病気として本態性振戦という神経疾患があるそうだ。そして、この本態性振戦は年を取るに従って増え、65歳以上の10 %が抱えている症状であるらしい。今回の診断における老年性振戦というのは、高齢者の本態性振戦と考えていいようだ。

以前にも書いたように、診断を受けたときに対策を尋ねると、薬で抑えることはできるが、幻覚などの副作用があるので止めた方がいいと言われた。むしろ、これだけ年を取ったので、リハビリをやっても効果がないから、あきらめるように言われてしまった。そこまで言われてしまうと、もう何も言えない。年を取って身体が不自由になるのは仕方ないから、周囲が面倒を見てやれということなのだろう。確かに、この頃の震えの程度ならまだよかった。

ところが、その診断から3週間ほど経った頃、連休前後に家を留守にすることが多くてグランマの様子を見ていなかったけれど、旅行から帰ってから一緒に夕食をとっているとき、グランマの食べる姿に愕然とした。箸を持つ手も茶碗を持つ手も小刻みに激しく震えて、箸が茶碗を叩くカチカチカチカチという音が鳴り止まない。箸で食べ物をまともにつまみ上げることができないので、口の近くまで運んでは、度々落としていた。本人も相当辛いらしく、何度もため息をつきながら長い時間かかって何とか食べ終わった。翌朝はフォークを使えなくなっていて、手づかみだった。

食事におけるひどい振戦が続いているので、悪化した原因が気になっていた。グランマに聞くと、デイサービスで昼食をとるときは、震えが小さいらしい。そこで、デイサービスの送迎バスへ送り出す際に、スタッフに観察をお願いした。残念ながら、帰りは違うスタッフが担当していたので直接様子を聞くことができなかったので、グランマ本人に手の震えの様子を聞いてみた。すると、残念ながら、やはり手の震えは以前より強くなっていたそうだ。

デイサービスセンターよりも自宅の方が震えが強いとしたら、自宅には精神的ストレスがあるのではないかと心配したけれど、意外とそうでもないようだ。食器や食卓の問題だろうか。あるいは、デイサービスや訪問看護を利用するようになったこと自体が精神的ストレスとして働いているのだろうか。とにかく、このままでは介助なしに食事をすることが困難になる。10月の更新で要介護度が上がると喜べるようなことではない。とりあえず、まだ介護保険サービスを利用し始めて1ヶ月も経っていないので、再び脳梗塞を起したのでもない限り、しばらく様子を見るしかないだろう。

支援計画書完成

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