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北の国へ

水曜日、天気もいいし、デイサービスの日だし、山へ行かないともったいないと思い、慌てて仕度をして富良野まで行ってみた。

とはいえ、結局、札幌を出発したのは9時前。富良野岳へ登ろうと思ったけど、こんなんじゃ登山口につく頃には昼をすぎてしまう。がんばってみたものの、富良野へ着いたのは11時。あきらめて、富良野観光することにした。

まずは、腹ごしらえしようと思い、3年前(編集中だったことに気付いた)に前富良野岳を滑った帰りに連れて行ってもらった、確か麓郷にあったそば屋を探して行ってみることにした。駅で観光マップをもらうと、小野田そばという店が載っていた。おそらくこの店だろう。

というわけで、原始ヶ原の登山口へ向かうときに通る道路を登って行った。すると、ハートヒルパーク展望台というところがあったので、寄ってみた。展望台というにはお粗末だけど、富良野盆地を見渡せるようになっていた。

ハートヒルパーク展望台より
展望はいまいちだけど、青空と白い雲がきれいだった。

林の中を抜けて道路を走って行くと、右手に広い牧草地が見えて来た。車を停めて写真を撮っている人がいたので、通り過ぎてから自分も車を停めて見てみると、確かに美瑛の丘っぽい景色が広がっている。観光マップを見ると、ここが八幡丘で、牧草地に立っている木が、「春よ来い」の一本の木なのだそうだ。説明を読んでもどういう木なのか分からないけれど。


八幡丘の一本の木。

再び、麓郷へ向けて走り出す。

富良野岳を望む
何となく立ち寄った畑の脇から。

麓郷へ着くと、ナビに従ってまっすぐ小野田そばへたどり着いた。何となく見覚えがある。前富良野岳から下山して、空腹のみんながそばを食いまくっていたのを思い出して来た。ざるそばを注文して食べた。麺は田舎そば。太かった。そして、モサモサしている。最近は美味しいそばを食べるようになったので、ここのそばは口に合わなかった。結構期待していただけに残念。

小野田そば
3年ぶりの小野田そば。

富良野観光をするつもりだったけど、麓郷を観光したことがないので、この近くをいろいろと見てみることにした。麓郷は「北の国から」のロケ地でもあるので、観光マップを見ると、それなりに名所はあるようだ。そこで、まずは麓郷の森へ行くことにした。

すれ違う車はとにかくレンタカーが多い。確かに、車がなければ富良野観光は大変だろう。路線バスが頻繁に走っているわけでもないのに、それぞれの観光名所の間が意外と離れている。ナンバーを見ると、結構遠くから来ている人たちもいるようだった。

麓郷の森の駐車場に車を停めて、ゲートをくぐって歩いて行くと、五郎の丸太小屋が見えてくる。ドラマをちゃんと見ていたわけじゃないので、どんな風に登場したかは全然思い出せない。

五郎の丸太小屋
五郎の丸太小屋。

麓郷の森の中にあると書いてあった、森の写真館も見てみたかった。小さな小屋の中には、あまり大きくない写真と、筆で書かれた写真のタイトルが飾ってあった。期待が大きかっただけに、思ったよりこじんまりとしていてがっかりだった。

森の写真館
森の写真館の小さな小屋。


ロケ地らしいけどよく分からない。

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麓郷の森を一通り観て回ったので、次に、五郎の石の家を見に行った。また車に乗り、少し移動する。ここにも駐車場がちゃんと整えられており、売店のような建物もある。7月に熊が捕獲されたらしく、注意書きがあった。ラジカセから流れるくまよけの音楽を聴きながら軽い山道を登って行くと、木で作られた立派な展望台が見えてくる。この上には無料で登れて、五郎の石の家を遠くから眺めることが出来る。

展望台の上には、「北の国から」の原作者である倉本聰からのメッセージがあった。一部を引用すると。

生まれたときから文明の中にどっぷりつかった今の子供たちが、自然の中で生きるということの原点に触れたとき、どのように考え、どのように育つか、そのことを見極める一つの実験をこの作品で試みたいと思い、そして現在も続いています。

この文章を読むと感慨深いものがあった。最近、ゴーギャンの絵のことが頭の中にあったので、「北の国から」における文明と自然、ゴーギャンにとっての文明と野生。そこに類似点を見出せたような気がしたので興味深かった。「北の国から」は20年前。ゴーギャンに至っては100年前にも遡るけれど、少なくとも自分にとっては文明を問い直すいい機会のような気がした。

五郎の石の家
五郎の石の家。

中へ入るには、200円払う必要がある。おそらく、ドラマで実際に使われた場所もあるのだろうけど、全然覚えてない。


建物の感じは何となく覚えている。

石の風呂
風呂が先に完成したのは覚えている。

石の家の内部
内部は全然覚えていないけれど、寒くなければこんな家に住むのは楽しそうだ。

石の家の奥には、五郎が東京から戻って来てすぐに住むことになった廃屋を立て直したものが公開されていた。中はぼろぼろ。こんな家に冬も住むのかと思うとゾッとする。札幌ならまだしも富良野だ。とはいえ、北海道を開拓した自分たちの先祖は、こうした苦労を乗り越えたのだと思うと、頭が下がる思いだ。

五郎の最初の家
五郎の最初の家。

最初の家の内部
内部。

隙間だらけの扉
壁になっている扉は隙間だらけ。

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家の中を見ているときに、突然雨が降り始めた。雨足はなかなか強く、少し小振りになった隙に、急いで来るままで走って戻った。このときは、山へ登るのを止めて正解だったと思った。実際、山の上には雲がかかっていたし。

せっかくだからお土産を買おうと、ふらのジャム園へ行ってみた。最近、ジャムが食べたいと話していたのを思い出したからだ。そして、行ってみると、何やら怪しげな雰囲気。駐車場の向かいにはアンパンマンショップ。ふらのジャム園というのは、ジャムおばさんのジャム工房だった。来る場所を間違ったかと一瞬考えたけど、とりあえず、カッパを着てからジャム工房へ入ってみた。

アンパンマンショップ
アンパンマンショップ。

ジャムおばさんのジャム工房
ジャム工房。

中へ入ると、たくさんのジャムや他にもいろいろな商品が並べられていて、何よりいいのが、ジャムを試食できること。小さく切ったパンが添えてあるので、気になるジャムを片っ端から試食してみた。結局、いちごとこくわ、ふさすぐり、こけももを買った。すぐに悪くなるものじゃないからいいだろう。こけももは北欧では有名なジャムらしく、山へ登るとよく見かけるので、どんな味がするのか興味があった。

隣のアンパンマンショップには、当たり前とは思うけど、子どもがやらた来ている。何でこんなところにとは思ったけど。

帰る途中、富良野には他にも写真館があるようなので、寄ってみることにした。麓郷を出発して、富良野へ向かっていると、急に雨がパラパラと降り出した。すぐに雨は上がって陽が射して来たので、これはきっと虹が出ると思っていたら、予想通りに虹が出た。せっかくなので、慌てて車を停めて、カメラを手に畑の方へ走る。とりあえず撮っては見るものの、虹は小さいし、背景がちょっとだ。

低い虹

車に戻り、そこからすぐのふらのチーズ工房へ寄った。でも、体験がメインなのか、ただ見て面白いところではなかった。ケーキ用にチーズでも買ってみようかと思ったけど、使えるものも置いていなかった。仕方ないので、200 m歩いて丘の写真館へ行った。

無料と書いてあったけど、実は出るときに協力はがきを100円で買わなきゃいけないらしい。まるで、共産党系の集会のカンパのようだ。資料代はないけど、カンパさせられるという。最初から入場料を100円にして、はがきをプレゼントしてくれた方が、客としては気持ちいいと思う。

フォトグラファー渥美顕二さんのギャラリーで、きれいな写真はもちろんあるのだけど、富良野や美瑛の写真はあちこちで見かけるので、これぞというインパクトのある写真には出会えなかった。「いい写真は撮れましたか?」と声をかけられたので、雨が降って来たからダメだったと答えた。すると、「そんな弱気なことを言っちゃいけない。ほら、そこの窓の外に大きな虹が出てるじゃないか。」というようなお叱りを受けた。確かに、窓の外にはさっきよりずっと大きな虹が出ている。この時期はこうした天気が多く、午後になるとよく虹が出るらしい。そんな日は、撮影スポットへ行って虹が出るのを待ち構えているそうだ。

何か商品を買えば協力はがきを買わなくていいらしいので、虹を撮った写真を探したのだけど、もう売れてしまったとかで、ギャラリーには何もなかった。複雑な思いで、協力はがきを買って写真館を出た。せめて写真集があればよかったのだけど、なぜか売り切れだった。

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最後に、いつものようにフラノデリスへ寄って、プリンとドゥーブルショコラを買って帰った。

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