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児玉塚原の滑りゃない話

児玉塚原の滑りゃない話を聴きに行った。

SOS札幌へ一度も行ったことがなかったので、時間をすぎてサッポロファクトリーの近くをウロウロしていると、アウトドアっぽい人が店から出て来たのを見つけた。そこがちょうどSOS札幌だった。

毎年恒例の「SOS BCミーティング 児玉塚原の滑りゃない話」は、日本一ゆる~いBC講習会らしい。そんなわけで、Two Abalanche Meetings講演会「雪崩から身を守るために」に続いて、3回目のBC学習関連イベントへの参加だった。

会場のSOS札幌はそんなに広くないので、定員の30人近くがそろうとかなりいっぱいで、話している児玉さんと塚原さんがすぐ目の前だった。確かにアットホームな感じだ。最初に紙とペンが配られて、BCについて何でもいいから質問を書くように指示された。

まずはじめに、塚原さんから配布資料に沿って、児玉さんや三上店長のコメントを加えながら話がされた。1. 滑走スキルでは、BCに入るには中級以上でなければ止めた方がいいそうだ。ここでの中級というのは、急斜面でもスピードコントロールして滑り降りて来れることを指す。テイネの北壁を怖がらないでゆっくりでも滑り降りれるくらいらしい。最近はファットスキーなどパウダーを滑る道具がよくなったので、中級でなくてもパウダーを滑れるようになったけれど、悪雪では暴走して転倒して靭帯を切ったりすることが多いらしい。どこかで聞いた話だ。

2. 雪山基礎知識は、地図読みによるルートファインディング。リーダーは山行のスケジュールやルートを知っているが、他のメンバーはそれらを把握しておらずに地図も見ないことが多いそうだ。これも思い当たることがある。もう一つのフィールドコンディションの評価は歩きながら行い、天候や雪質が変わったら早めに判断して修正する。入山する前にどこへ行くか決めるときは、気圧配置などの気象情報から天候の予測ができれば、雪があるところや降っているところを選べるそうだ。難しいけど、確かにそう思う。

続く3. 道具・装備については、服装はハイクアップ時は汗をかくので、最初は寒いくらいの方がいいそうだ。でも、寒がりの自分にはたぶん向かない。ラッセルしている人だけ汗をかいて大変なので、積極的に交代した方がいいらしい。コミュニケーションが大事。恋愛と同じなのだそうだ。汗?道具は高性能なものよりもシンプルなものを使いこなせるようにした方がいいらしい。ビーコンは値段が高いしとりあえずは今のをちゃんと使えるようにしよう。装備リストが資料に載っているけれど、よく見る一般的なもので、確かにこれくらいは揃えていた方がいいとは思うけれど、実際には結構欠けてると思った。

最後は4. リスクコントロールと判断で、何か事故などが起こっても自分たちで対処できるようにバックアップを用意することが大切らしい。一方で、小さなミスは大きな経験になるという言葉は、危険は伴うけれどもっともだと思う。

最後にあったマナーの話では、斜面をシェアしていると考えることが大事なようだ。冬山では天気や斜度など、「急」な変化が要注意らしい。これらのことを実地で学習するために、12/5/-6に五色温泉ツアーを企画してるらしい。でも、雪が少ないから滑りは期待できないようだ。その方が冬山の練習にはいいらしいけど。

二人からの話の後で、二人が質問に答える時間になった。最初の質問は、入山後の緊急時の連絡体制の取り方について。家族とかにはとりあえず本名と年齢だけでも伝えておいた方がいいそうだ。以前、事故が起こったときに1人だけ本名が分からなくて「ルパン」という呼び名で紹介された人がいたらしい。登山計画書はツアーでも警察へ出していないらしく、むしろ、携帯電話や無線などの連絡手段を持って現地から連絡する方がいいそうだ。そう考えると、やっぱり無線はあった方がよさそう。

いい斜面を滑る直前にすることは何かというような質問には、上がったテンションを一度下げることが大事だという答えだった。テンションが上がったままだと危ないそうだ。これも思い当たるので、ついエンサヤさんの方を見てしまった。実際、一度冷静になると、胸騒ぎなど危険を感じることもできるらしい。

一通り質問に答え終わった時点で、すでに20時を大分すぎていた。この後、参加者は「地図飲み」のために会場を移す。

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