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10/6/12 黒岳

暑寒別岳は疲れたので、今度は楽をしようと黒岳へ滑りに行って来た。

楽なプランだったけれど、みんな体調が悪くて結局独り。独りなら好きなようにできるので、向こうで車中泊する準備をしていた。

目覚ましは5時にかけていたけど、3時すぎにトイレに起きてしまったので、そのままえすきBCを出発した。駐車場から出たのは3時半くらい。眠いのを我慢して高速道路へ入った。いつものように野幌SAのセイコーマートで軽く朝食とお茶を買う。4時近くになっていたので、もう明るくなって来ていた。

層雲峡ICで下道へ降りて走っていると、真っ白な表大雪の山並みが見えた。2週間前と同じように見えるけれど、目の錯覚だろうか。白い山を見るとテンションが上がるのは条件反射だろうか。

層雲峡の6時開店のセイコーマートで行動食を買い、層雲峡駐車場のトイレでうんこをしてからロープウェイへ行った。なぜかこの時、始発は9時だと思っていて、これから駐車場で一眠りするつもりだったけど、客を乗せたゴンドラが上って行くのを見て、始発が6時だったのに気付いた。慌てて準備をする。

始発から10分おきに出ていたので、6時半発に乗ることができた。覚悟はしていたけれど、往復1,850円は高い。体力はないけど金もない。一番問題なのは根性がないことだろう。でも、お金のことは、快晴の青空に映える表大雪の山並みがゴンドラの窓から見えた途端に忘れてしまった。

秋に来た時にリフトへ乗ってしまうと黒岳が近く見えすぎると知ったので、天気がいいうちに展望台へ上がってみた。黒岳は山頂直下は雪が融けてしまっているけれど、すぐ下まで雪が付いていて滑れそうだ。去年の11月に滑ったくらいの距離は、まだ滑れそうだ。

快晴の黒岳

山頂付近からの残雪

烏帽子岳

平山の様子を確かめようと思って後ろを振り返ると、こっちもいい景色だった。青空が何よりだ。残雪が引き立つ。朝靄が薄らとかかっているのもいい感じだった。肝心の平山の雪渓は、こっちからは見えないので何とも言えないけど。

天塩山地と北大雪

北大雪と屏風岳

リフトは片道400円を払って、スキーを抱えて乗った。リフト下のコースにはエゾコザクラが咲き乱れていた。レーサーが練習しまくっている下がこんなお花畑だったとは知らなかった。ちゃっかり花の名前の標識まで立っている。日当りが良くて暖かいせいか、チングルマももう咲いていた。スキーを抱えていてカメラで撮影することができなかったのが残念。

リフトに乗っていると、リフト降り場から山頂目指して3人くらい登っているのが見えた。ボーダーもいるようだ。

リフトを下りると、こんな時期でもスキー場で滑っているマニアがいた。さすがに敵わないな。

辛うじて滑れる黒岳スキー場

腹が減っていたので、ちょっとだけ腹ごしらえ。その間に、女性の山屋さんが登って行った。少し遅れて自分も登り始める。7時半だった。

リフト降り場の七合目からはずっと急登が続くので、長靴からブーツに履き替えて登った。かなりの人数が黒岳へ登っているようで、先行のステップを使わせてもらう。まだ元気なので、たまに写真を撮りながら登った。

層雲峡ごしに天塩山地

北大雪と朝陽山

九合目付近では夏道が出ていたけど、汚れるのが嫌なので雪の上を歩く。日当りがいい場所で、ショウジョウバカマも広い斜面でここだけ咲いていた。

ショウジョウバカマ

九合目でまねかれる

九合目を過ぎて、勾配がさらに急になったところで、先行していたボーダーが滑落した。スノーシューのグリップが利かなかったのか、四つん這いの状態で滑り落ちて来た。幸い20 mほど下の薮に引っかかって止まったものの、あのまま止まらなかったらと思うとゾッとする。怪我もなさそうだ。

まねき岩のすぐそばまで登って来たので、あともう一息だ。

まねき岩

最後、ほんの少しだけ雪が付いていないので、スキーをデポって上に行くことにした。準備をしていると、さっきのボーダーもやって来て、デポるみたいだ。スキーを背負って行っても、北鎮岳まで行かなきゃ滑れないらしいから、自分も長靴に履き替えて登った。

すぐに黒岳の山頂に着いて、安足間岳でも見たような光景が広がる。大雪山はデカくて雪も結構残ってる。北鎮岳は確かにまだ滑れそうだ。遠いけど。

表大雪の山並み

北鎮岳の残雪
夏には白鳥の雪渓が現れるらしい。

白雲岳

御鉢平

山頂では、もう高山植物が花を咲かせていた。暑寒別岳でも咲いていたキバナシャクナゲやメアカンキンバイ、ミネズオウ。快晴無風。これだけ暑ければ、開花も進むだろう。

残雪とメアカンキンバイ

メアカンキンバイ
メアカンキンバイ。

もう枯れ始めてるコメバツガザクラ
咲くのが早いだけあって、コメバツガザクラはもう枯れ始めている。

キバナシャクナゲ
キバナシャクナゲ。

北大雪山とキバナシャクナゲ

ミネズオウ
小さくてかわいいミネズオウ。

北鎮岳とミネズオウ

山頂に広がるミネズオウ

山頂でのんびりしてから、帰り際にボーダーと少し話すと、変態同士で心が通いあった気がした。旭川から来ているそうなので、滑れそうな場所をいくつか教えてもらった。とはいえ、そろそろ厳しそうだ。滑りを楽しむというより、いつまで滑れるかのチキンレース状態だ。

先に下山を始めると、小鳥が飛んで行くのが見えたので、静かに下って行った。すると、何かが動く気配がしたので目を凝らすと、エゾシマリスが逃げて行くところだった。逃げて行った方向へゆっくりと近づいてじっとしていると、また姿を現してくれた。やっぱりかわいい。

気配に気付いたシマリス
どこにいるか分かるかな?

食事中のシマリス

尻尾を伸ばして逃げ出すシマリス

山頂直下の夏道を少し下ると、デポしたスキーを回収。長靴からスキーへ履き替える。準備体操をしていると、下からスキーヤーが二人登って来ているのが見えた。ギャラリーがいるので転ばないように滑ろうとセーブして滑った。けれども、スプーンカットのできかけのようなザラメに苦戦する。これはちょっと辛い。暑寒別岳の縦溝のように、斜滑降で逃げてしまい、なかなか弧を描けない。

太ももも辛かった。滑っているときに、他のパーティーも登って来ているのに気付いたので、少なくともそっちには突っ込まないようにがんばった。下まで一気に滑り降りようと思ったけど、途中で力尽きてしまった。春スキーは手強い。

1,700 mくらいまで下りたら、リフト降り場の方へ早めにトラバースした。ハイシーズンとちがって、もうリフト下は滑れない。面倒なことになるのは嫌だった。

リフト降り場の上のオープンに出るまでにも、数人のパーティーとすれ違った。ちょうど登って来ている人もいる。ビビりながらもなんとか転ばずにリフト降り場まで辿り着いた。

驚いたことに、登り始めたときに滑っていたスキーヤーが、まだ元気に滑っていた。しかも、コブまで掘って滑ってる。反対側では、モーグラーっぽいのがキッカーを作っているところだった。マニアだなぁ。せっかくなので、コブの滑り納めをして行った。

コブは10ターンくらいで終わり、その下はひたすらストップ雪の緩斜面だった。下山するだけ。それでも、リフト乗り場まで続いているだけましだ。そこからはまた長靴に履き替えて、ロープウェイ黒岳駅まで戻ると一息ついた。10:20発に乗ると、この時期にスキーは珍しいらしく、他の客からいろいろ話しかけられた。意外だったのは、「スキーを滑っているのに、あまり日焼けしてないね」って言われたことだ。今日は忘れたけど、最近は日焼け止めを塗っていたので、その効果があったのだろうか。

車に戻ってすぐ片付けを済ませ、セイコーマートで入浴割引券をもらってから、温泉に入りに行った。まだ、11時前だった。

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