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介護に活かす省エネ設定

今週末、世間はエコポイント半減で騒がしいとテレビで喚いていた。

わが家ではNHK BS hiでヨン様の太王四神記が放送されるのに合わせて、エコポイントなんて気にせずにシャープの悪名高き亀山工場で生産されたフルハイビジョン液晶テレビをすでに購入していたので、そんな庶民の騒ぎを尻目にさっさと地デジ対応。けれど、それまで使っていたブラウン管のワイドテレビと同じ32型にしたのに、フルハイビジョンだからなのか結構電力消費が大きく発熱も多かった。

しかも、グランマは食べてる以外は寝てるかテレビを観ているかどちらかなので、省エネには遠い。テレビを観ているといっても、テレビの前に座っている時間の半分以上は居眠をしている。うるさいのでテレビを消すと「聞いてる!」と言って怒る。もうすっかりカウチポテトだ。

そこで注目したのが、テレビの省エネ設定。「無操作オフ」という機能がある。操作しない状態が一定時間経過すると、自動的に電源が切れるように設定できるものだ。そこで、これまでは無操作3時間で自動的に切れるように設定していた。眠りが浅いとテレビの電源が切れたのに気付いて、椅子から立ってテレビを電源を入れに行くけど、眠りが深いとそのまま待機モードになっている。テレビを付けっ放しにしているよりはマシなので、一応、効果はあったように思う。

実は、この省エネ設定を利用したのは、単に省エネが目的だったわけじゃない。脳梗塞の後遺症で意欲減退していても、テレビを観たいという意欲だけは他に勝っている。訪問看護で作業療法士からいくら体操を教わっても、そのときしかやらないので、筋力は衰えて行くばかり。テレビの電源を付けに椅子から起き上がるだけでも、トイレ以外一日中椅子に座っているよりはマシなので、リモコンを隠したりテレビのすぐ近くに置いたりして、楽をできないようにしていた。

それでも、3時間に一度起き上がるだけでは、筋力の低下は抑えられるものではなく、幸か不幸か要介護2になってしまった。そこで、これを機に無操作オフを3時間から30分にこっそり変更。時間を一気に1/6にしたのは、省エネ設定にそれしかなかったから。

さすがに、認知症を激しく否定するだけあって、この変化にはすぐに気付いたようだ。テレビが変だと聞かれたけど、そこはとぼけて誤摩化した。しばらくは、テレビが自動的に切れると不満そうに鼻息を荒げながら、テレビへヨタヨタと歩いて行っていたけど、最近ではあきらめたようだった。これで上手くいったと思っていたのに、そう甘くはなかった。

昨日、いつものようにテレビの電源が自動的に切れると、グランマは椅子に座ったままテーブルの上に置いてあったテレビのリモコンを振戦でぷるぷる震える手で持ち上げ、さり気なく電源を入れ直していた。いつの間にそんな技を覚えたんだ!?

実は、こともあろうに、ママンが禁断の果実(リモコン)を手渡してしまっていたらしい。しかも、ご丁寧に使い方まで教えて。ついこの前は「床に転がっていたって死ぬわけじゃない」と言っていたはずなのに。この裏切り行為にすっかり失望。今はリモコンをしっかりとすぐそばにキープしている。仕方ないから、こっそりリモコンの電源を取り出すか、どこかへ封印するしかないかなぁ。

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