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10/12/5 旭岳

今シーズン初バックカントリーは旭岳で。

天気の状況から、BCなら札幌近郊は無理そうなので、旭岳しかないだろうと狙いを定めていた。というのは、去年の黒岳は人が多すぎた印象が強く、去年以上に雪山を待ちわびる人々が、オープン直後の黒岳へ押し寄せるにちがいないと思ったからだ。今シーズンの初バックカントリーくらい、周りに急かされないで自分のペースで登って滑りたい。

Cクラブみんなで初のバックカントリーと期待していたけれど、忘年会や風邪、犬の散歩などで次々と脱落するメンバーが続出。当日の朝、5時になってもH多さんから連絡が来ないので、結局esukiくんと二人っきりになってしまった。仕方ないので、H本(えっちぼん)とesuki(えすき)の二人のユニット、「エッチすき」を結成した。

真っ暗の高速道路をひたすら北上。空がだんだん明るくなって来ると、雲が広がっていることに気付いた。雪が降らないならせめて晴れて欲しかったのだけど、そう甘くはないようだ。旭川へ入ると道路脇に雪が少し残っていたけれど、東神楽を通る頃にはなぜか雪がなくなっている。旭岳は滑れるのだろうか?二人とも不安になる。

忠別ダムを過ぎても雪は積もってなくて、笹が元気に茂っている。滑りそうな圧雪路面の坂道を上って行くと、旭岳温泉は大賑わい。観光シーズンを過ぎたのに、どこのホテルも旅館も駐車場は車でびっしりだった。一方、ロープウェイの駐車場には車は2、3台しか停まっていなかった。

何といってもバックカントリーは今シーズン初なので、あせらずにゆっくり準備して、出かけるときに三脚を忘れていたのはあきらめるとして、他に忘れ物をしないように注意した。トランシーバーは新しい電池に入れ替えた。時計の高度計が使えないので、GPSの高度計をセット。今回はデジイチをE-420にチェンジして、GoProとビデオカメラを持った。これでも十分重いし邪魔。

8時すぎに駐車場を出発して、先行トレース?をたどりながら登る。基本的には夏道で、シーズンにはスキー場のコースになっているので、何となく地形も覚えている。雪が少なく圧雪車もまだ入っていないので、地形が残っていてハイシーズンとはずいぶん印象はちがうけど。

空は時おり青空がのぞくけれど、日が差すことはないような天気だった。雪は1m近く積もっているけど、さすがにパウダーとはいかなそうだ。他がダメなこの時期に滑れるだけマシだろう。そう思って登っていると、空がさらに明るくなって来た。東の雲間から太陽が顔を出しそうだ。

天女ヶ原で視界が開けると、木々の間から旭岳の真っ白なピークが現れた。このまま天気が回復するのだろうか。テンションが急上昇して、二人でバシバシ撮りまくった。

日が差して来ると、樹氷が照らされて輝くのがとてもきれいだ。

ところが、第二天女ヶ原へたどり着く頃にはもう青空はどこかへ消え去ってしまった。旭岳はいつもこっちの都合には合わせてくれない。

先行トレースもあり、だいたい夏道に沿って登っていると、どうもこのルートに覚えがある。確か、5年前(WMV 70MB)にも登った尾根だ。風が当たるところは雪が飛ばされているので、滑る場所も限られる。自然とハイシーズンに滑る辺りで、薮が濃くないところを選んだ。いつの間にかガスって来て、天気が悪いし面倒なので、姿見駅へ行くのは止めて、まず滑ることにする。

滑る準備をしてザックにデジイチを押し込んだ。斜面変化があるところまで滑って移動してからピットチェック。視界が悪いので斜面の様子が分からない。

二人別々にピットチェック。初バックカントリーなので慎重に。まずはシャベルコンプレッションテスト。肘1回で15cm程度。肩6回で30cm程度。ハンドテストでは表面3cmくらいに小さいあられの層が手首でずれる。肩で15cm。腰まで入れて30cmでずれる。さらに、40cmでもずれた。比較的パックされた雪の中にある15cmの弱層ははっきりしないけれど、30cmの方はその下に氷板があって、しもざらめ雪のような柔らかい雪。40cmの弱層は、ざらめの層で湿っていた。

改めて滑る準備をしてから、灌木で安全を確保して撮影しながら滑った。視界が悪いのでかなり刻んで滑る。斜度があまりに急すぎて、雪崩れそうなオープン斜面を避けて、薮をかき分けて滑り降りた。Pontoonにはちょっと苦しかった。

滑り降りてみると、いつも滑っている地形を思い出した。ともかく、登りトレースに復帰するためにトラバース気味で滑り降りる。登りの尾根の手前でひとまず休憩をとろうとしていたら、尾根をスノーシューのパーティーが登って行った。急斜面よりも緩斜面の方が雪付きもいいので、今度は無難に尾根のそばを滑ることにした。登っている途中で、降りて来たスノーシューとすれ違う。

上部は風で雪が飛ばされていてカリカリの上、ガスっていて斜面が見えず、雪質もよく分からない。esukiくんが三脚で構えているので、ビビりながらもがんばって滑り降りた。辛うじてお互いを視認できる距離なので、トランシーバーで何度か交信してみたけれど、なかなか声が聞き取れない。物が悪いせいだろうか。大きな声で叫んだ方が意思疎通ができた。

映像の質とは全然関係ないけど、三脚で撮ってるとプロっぽくてカッコいい。やっぱり今度は三脚持って来ようかなぁ。

2本目を刻みながら途中まで滑り降りても視界が回復しないので、ちょっと早いけど下山することにした。あとは登りトレースを引き返すだけなので、サクッとツリーラン。ちょっと滑り降りると視界もよくなって、地形も見えるし雪も悪くないので結構楽しい。上で粘って失敗した。今回の教訓。

下山していたスノーシューを追い越して、14時前には駐車場へ着いた。久しぶりなので、太ももがパンパン。


Full HDのH本 by esukiくん。


by H本。

駐車場では、ビーコンの性能評価をしている人がいた。こっちは慌ててビーコンのスイッチを切る。どうやら向こうのビーコンも混乱していたようだ。

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コメント

今日の散歩の予定にはなかったんですが朝里岳Pを踏んで帰ってきました。
やっぱり冬山はいいですね。
それにしてもいきなりPonとはね・・・かなり気合が入ってますね(^.^)

投稿: 激パウ | 2010年12月 6日 (月) 21時26分

>激パウさん

今週の雪で朝里岳方面もコンディションが整うといいですが。
ホント冬山いいですね。
今度はご一緒に。

気合いというよりPonのメリットは浅い雪でも浮力が得られることなので
春以外は基本的にPonですよ。
石もなかったので問題なしでした。

投稿: H本 | 2010年12月 6日 (月) 21時44分

旭岳お疲れさんでした。
我々はウルトラプチBCでしたが、雪の散歩は快適でした。
今週も平日に降るようですので期待ですね
狙い所の様子もみて見たいと思っているのですが。

投稿: 藻ーリス | 2010年12月 6日 (月) 22時26分

>藻ーリスさん

偵察お疲れさまです。
いったん滑り始めてしまうと滑ることしか頭からなくなっちゃいました。
今週末も遠出したい気分です。

投稿: H本 | 2010年12月 6日 (月) 23時16分

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