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99/2/20-22 第23回 無意根スキーツアー

なかなか滑りに行けないので、生涯2度目の山スキーをなんとなく振り返る。

Oに誘われて参加した、HUSV主催の無意根スキーツアー。山スキーは小学校の頃に林間学校でやったきり。ゲレンデでは毎年滑っていたけれど、山に登って滑ろうなんて考えたことはなかった。

せっかく誘われたので、クラ館で開かれた説明会へ出席して、道具のこととかを事前に聞いてみる。行ってみたいと思ったけれど、実はこのツアーは学外の一般市民にも参加者を募集するので、毎年人気が高く、希望者が多い場合は抽選になるとか。結局、抽選が行われたかどうかは覚えていないけど、無事、参加することができた。

もちろん、当時は山板もシールも持っていないので、山スキー部に貸してもらった。借りた山ジャンは秀ジャンではなく、山スキー部には珍しいらしいノースフェースだった。ザックも借りたし、シュラフも借りた。ほとんど借りることができたのでとても助かった。自分の担当の2年生部員が道具を自宅まで持って来てくれて、使い方も説明してくれた。当日もよろしくと挨拶をしたのだけど、彼は来なかった。

バスで無意根山の登山口まで連れて行ってもらい、そこから林道をテクテク小屋まで歩いて行った。初心者にはとても長く感じられた道のり。

1日目に無意根小屋へ着いて、その日滑ったかどうかは覚えてない。寝たのは2階で、食事の量がすごかった。豚汁とか美味かったけど。山スキー部員は、腹にブラックホールがあるらしい。この日の晩、山スキー部の部員が、夜、小屋前を全裸で滑り降りて来た気がする。

翌日はひたすら滑りまくるバリバリ班の次の班に入って、バリバリ滑ったのを覚えている。ただ、プラブーツのあまりの滑りづらさにお手上げ。ゲレンデブーツでは考えられない方向に転ぶ。油断すると前に転ぶ。転ぶものだから寒いし、何だかすっかり山スキーにやられてしまった。キックターンも我流で何とかこなした。とにかく、雪はよかった。

装備が怪しすぎる。この頃、スキー用の帽子を持っていなかった。というのも、スキーブームで流行ったヘアバンドしか持っていなかったから。そんなわけで、小学校の頃にグランマに編んでもらった帽子を持って来た。ゴーグルはオークリーのミラーレンズ。今見ると、あまりのダサさに脱帽。

テントから前転して外へ出る技を編み出して、山スキー部から感心されたのを覚えている。つまずいて、受け身をとっただけだったのだけど。

滑るのは難しいなりにはがんばった。でも、滑りが思い通りにならないのと、死ぬかもしれない冬山の厳しさにビビって、これ以降山スキーをやろうとは思わなかった。

sotoがツアーに来ていたワンゲルの女の子が気になるとかで、Oと一緒にいじっていたのを思い出した。でも、その後どうなったか知らない。あと、自分のお世話をしてくれた2年生がどうして来なかったかを部員に聞いたら、追試で来れなかったそうだった。その頃は「追試なんてダサい」と思ってたけど、すぐに自分も追試と再試と再履修、再々履修をくり返すようになろうとは思いもしなかった。

帰りはスキーを滑って帰るので、来るときよりはちょっと楽だった。でも、デカいザックにプラブーツで、油断すると転ぶ。重いゴミを背負ってるのに、すいすいと滑って行く部員には感心した。

登山口でお迎えのバスに乗り込むと、待っていたのは冷えたビール。これは美味かった。

さすがに、10年も前となると記憶が定かではない。写真以外はフィクションの可能性もあるかもしれない。

その後、Oは毎年ツアーに参加していたけれど、5、6年後にはツアーは行われなくなってしまった。事故が起きた場合の責任や、部員の負担などの問題と聞いたことがあるような。ツアーをきっかけに結成されたビバノンも、今では活動停止中だし、こうやって振り返ると少し寂しく感じる。自分にとってはこれが最初で最後の無意根スキーツアーだった。

このツアーに参加したから山スキー部OBの人たちと知り合って滑る機会が持てたわけだし、バックカントリースキーを始めたきっかけはOだったけれど、今の自分の滑りがあるのだと思う。

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コメント

懐かしいですねぇ。

自分が現役のときで最後だったっけ??
H本さんはもういませんでしたが。

今の流れからすると無意根は非常に
コストパフォーマンスの低い山ですね。
ひたすら小屋まで4,5時間登ってやっと周りに滑る場所。。って

投稿: やっち | 2010年12月 3日 (金) 22時02分

>やっちくん

年月の経過を感じさせるよね。

もういないというより
これ1回っきりだったから。

確かに、今もう一度行ってみたら期待はずれに思うのかも。
道具もちがえば求める斜面もちがうし。
でも、無意根小屋に泊まったのは楽しかったけど。

投稿: H本 | 2010年12月 3日 (金) 22時07分

忙しい現代人には無縁の世界、
ある意味桃源郷かもしれませんね。

無意根山には
バックカントリースキーではなくて
やはり山スキーが似合います。

投稿: やっち | 2010年12月 3日 (金) 22時26分

>やっちくん

桃源郷だね。
そういう意味では行ってみたい。

自分の写真を見て山スキーだと思ったよ。
でも、自分のルーツを確かめに行ってみたいかも。

それにしても
部員たちはスキーが下手でもすごく楽しそうに滑ってたのが印象的だった。
転んで雪まみれになってニコニコ。
上手く滑れなくてイライラしていた自分とは対照的。
俗世で汚れた心を清めるには桃源郷が必要なんだろうか。

投稿: H本 | 2010年12月 4日 (土) 05時36分

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