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FCEで60fpsを編集してみた

Final Cut Express(FCE)ではGoProの60 fpsの動画を取り込めないけど、さすがにFinal Cut Proには手が出ないので、FCEによる60 fps動画の編集方法を考えてみた。

GoProで撮影した720p/60fpsの動画ファイルは、H.264コーデックで圧縮され、フレームレートが59.94 fpsになっている。1秒間に59.94枚の写真をパラパラ漫画のように表示していることになるので、これを1枚ずつ取り出して、2秒間に59.94枚に変えてやれば原理的には29.97 fps(1秒間に29.97枚)になる。これでフレームを間引かずに29.97 fpsにしてFCEへ取り込めるようになるはずだ。

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720p/60pのファイルは720p/30pのファイルよりも単純に2倍大きいはずだし、1枚ずつ切り出すとMPEGの時間圧縮がなくなって空間圧縮だけになるので、ハードディスクに余裕がないと作業に支障が出そうだ。そこで、ディスクスペースを節約するために、動画ファイル全体を扱わずに編集に必要な部分だけ切り出して作業する。余裕があるなら切り出す必要はないので、以下の作業は必要ない。

1. 編集に必要な部分を取り出す

まず、QuickTime Player 7(要QuickTime Pro)で動画ファイルを開く。切り出したい部分を選択する。切り出したい部分の先頭に移動してから、Shiftキーを押しながら再生して、切り出す部分が終わったらShiftキーを離すのが簡単だと思う。適宜微調整。

次に、メニューの「編集 > 選択範囲にトリム」を実行する。すると、余計な部分がなくなる。

メニューの「表示 > 実際のサイズ」を実行して、「現在のサイズ」が「実際のサイズ」になっていることを確認する。ちゃんと「実際のサイズ」になっていないと、書き出されたサイズが「現在のサイズ」になってしまう。メニューの「ウインドウ > ムービーのインスペクタを表示」で確認できる。これで準備が完了。

2. イメージシーケンスに書き出す

メニューの「ファイル > 書き出す...」を実行して、現れた「書き出したファイルを保存...」ダイアログで「書き出し」を「ムービー から イメージシーケンス」を選択する。さらに、「オプション...」ボタンをクリックして、現れた「書き出しイメージシーケンスの設定」ダイアログで「フォーマット」に「PNG」を選ぶ。もともとH.264で圧縮されている上に、さらに圧縮をかけたくはないので、「JPEG」は選ばない。「TIFF」でも非圧縮だけど、「PNG」の方が7割くらいコンパクトになった。

そして、「フレーム/秒」へ「59.94」を入力する。「数字の名にスペースを挿入」のチェックは入れたままにする。そして、さらに、「オプション...」ボタンをクリックすると、今度は「PNG オプション」ダイアログが表示される。ここで、「約 1670 万色以上」を選択して、「フィルタ」から「なし」を選ぶ。

以上で書き出しの設定は終わりなので、イメージシーケンスの書き出し先に適当なフォルダを新しく作り、「保存」ボタンをクリックして書き出しを実行する。上手くいっていれば、映像の「秒数×59.94」枚のPNGファイルが、ファイル名に001から連番が付けられてフォルダに書き出されている。ちなみに、13秒ちょっと(30 fpsなら26秒)の映像で831.5 MBになった。う〜ん、なまらデカい。

3. イメージシーケンスからムービーを作成

続いて、今度はメニューの「ファイル > イメージシーケンスを開く...」を実行する。現れた「開く」ダイアログで、書き出したイメージシーケンスの先頭である001が名前に付いているPNGファイルを選択して、「開く」ボタンをクリック。すると、「イメージシーケンスの設定」ダイアログが現れるので、「フレームレート」に「29.97」を選択して「OK」ボタンをクリックする。これで、イメージシーケンスをムービーとして開くことができた。

4. Apple Intermediate Codecで書き出し

最後に、開いたムービーをFCEで編集しやすいように、HD(AVCHDかHDV)の編集で利用するApple Intermediate Codec(AIC)のQuickTime ムービーで書き出す。メニューの「ファイル > 書き出し...」を実行して、現れたダイアログで今度は「書き出し」に「ムービー から QuickTime ムービー」を選択する。「オプション...」ボタンをクリックすると、「ムービー設定」ダイアログが現れる。ここで、「ビデオ」の「設定...」ボタンをクリックすると、今度は「標準ビデオ圧縮設定」ダイアログが現れる。「圧縮の種類」に「Apple Intermediate Codec」を選択して、「動作」の「フレームレート」に「29.97」を選択する。「圧縮プログラム」の「プリセット」は「HDV 1080i」「その他」を選択する。「インタレース」をチェックし、「上のフィールドを優先」を選択。「OK」ボタンをクリックして、「標準ビデオ圧縮設定」は終わり。

次に、「ムービー設定」へ戻って「サイズ...」ボタンをクリックすると、「書き出しサイズの設定」ダイアログが表示される。ここで「サイズ」から「カスタム」を選択して、「1440」x「1080」と入力して「OK」をクリック。

これで、ビデオの設定は終わり。イメージシーケンスなので音声はないから、「インターネットストリーミングを準備」のチェックを外して、「保存」ボタンをクリックして書き出す。ちなみに、時間圧縮がないAICでもファイルサイズは26秒くらいで178.7 MBになった。

書き出したQuickTime ムービーはFCEへ取り込めるようになる。フレームレートは29.97 fpsになっているが、再生速度は50 %になっているので、通常の再生速度で表示させたい場合は、再生速度を200 %にすればいい。

で、この方法で編集したのがこれ。

この一連の作業は簡単だけど、設定を覚えておくのが面倒だし、ハードディスクにかなりの空きがないと無理だ。面倒なところはそのうちAppleScriptで自動化するとして、空き容量に関してはどうしようもない。iconじゃないけど、多少スローの方が映像はダイナミックに見えるので、撮り方によっては60pも効果的に使ってみよう。

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【修正】黒い枠ができないように書き出し設定を修正。

【2011/7/12 追記】
JES Deinterlacerで変換した方が楽だった

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