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11/8/18-20 大雪縦走 3

3日目、最終日はいよいよトムラウシ山に登頂してからトムラウシ温泉へ下山する。

小屋で最後の朝食をとる。今度は和食のつもりで、五目おこわとサヤちゃんからもらったみそ汁。これでサヤちゃんからもらった食料は完食した。ごちそうさまでした。山で使おうと大事にとっておいたので、いそべ餅以外は賞味期限がずいぶん前に切れてしまっていたけど。

みそ汁を飲んで温まってからおこわを食べたけど、おこわは思った以上に量が多かった。普段から朝はそんなに量を食べていないので、途中で飽きて無理矢理腹に押し込んだようなものだった。このシリーズは夕食向きだと思った。

朝起きてからすぐ喉が乾いていたので水をたくさん飲んだせいか、久しぶりにうんこがしたくなった。暗いトイレにしゃがみ込んで息むと、3日ぶりでちゃんとしたうんこが出て来た。最終日は下山が長いので少しでも軽量化できてうれしい。最後の最後でトイレの女神が微笑んだ。

昨晩は寝る前に湿布を両足の太ももに貼って寝たので、足には疲れがほとんど残っていない。前日と同じくらい歩けそうだった。やっぱり湿布は筋肉痛になる前に貼るに限る。

5:20に小屋を出発し、途中で水を汲んでから登って行った。朝は水場の水量が激減しているので、ちょっと汲むのに時間が余計にかかってしまう。

鏡のようなヒサゴ沼
朝のヒサゴ沼は風もなく静かで、ナキウサギの鳴き声だけが響いていた。

ヒサゴ沼からの雪渓に足を乗せると、どこも思ったより固い氷。柔らかいところを探して歩くのも大変なので、素直に雪渓脇の岩の上を登ることにした。ここのガレ場のあちこちでナキウサギが鳴いていて、モグラたたきのようにピョコピョコ動いている。

急なところを岩を登ってやり過ごしてから、雪渓を歩いて行った。雪渓が途切れて登山道が現れ、そのままゆっくりと登って行くと、朝日がだんだん辺りを照らして来た。ヒサゴ沼もこれで見納めだ。

青い雪渓

コルまで登り切ると、トムラウシ山の山頂が雲に隠れていて残念な景色だった。晴れることを密かに期待しつつ進んで行く。天沼の辺りで学生パーティーとすれ違った。早朝にヘッドライト攻撃を食らわしてくれた彼らは、空身でトムラウシ山へピストンしたようだ。山頂はガスっていたらしいので、自分たいが登頂したときには何が何でも晴れていて欲しい。ざまーみろと言ってやりたい。心の中でそう思った、というか、ブログに書いちゃったけど。

トムラウシ山

空を映して

日本庭園

天沼

トムラウシ山の山頂は、近そうで遠い。しかも、登山道は岩場が多く、岩の大きさも人の背丈ほどあったりする。うっかり足を滑らせたら、怪我をして大変なことになりそうだ。慎重に膝もかばいながら歩くので、進む速度も自然と遅くなる。

巨岩帯が待ち構える

有名なロックガーデンを登る頃には、残念なことにガスって来てしまった。雨こそ降っていないので、最悪、ピークハントだと思って登っていた。山の天気は変わりやすいので仕方ない。ルートを間違わないように注意して登る。

ロックガーデンを登る
登って行くとだんだん晴れて来た。

ところが、ロックガーデンを登り切るとガスは晴れていて、東側に雲の壁が立ちふさがっている状態ではあったけれど、山頂はちゃんと視認することができた。北沼の前で少し2年前の事故を思い出して感慨に浸ってから、山頂までの最後の登りを急いだ。ガスってしまう前に登頂したい。

迫る雲海

北沼を見下ろす

幸い、西側半分以上視界がある状態で山頂からの景色を眺めることができた。北には歩いて来た道が続いている。西には十勝連峰が続いている。南へ目をやると、十勝平野は雲海が広がっていた。

登頂

トムラのお鉢


どこを眺めても岩と池塘と雪渓。

トムラウシ公園を見下ろす

EOS DIGITAL
いい感じで置いてあったので、コマーシャルフォトっぽく?

黄金ヶ原

東の雲海
道東は雲海の下だった。

そして、いよいよ下山。膝が良くない自分にとってはここからが一番の難関だ。心配していると2人がテントや水を持ってくれて、かなり軽量化することができた。これでかなり膝への衝撃を減らせそう。いろいろ助け合うことができるのも、単独行にはない良さだと思った。

山頂直下の急な下りを慎重にゆっくり降りて行くと、続々登ってくる早朝出発の日帰りパーティーとすれ違った。確かに、トムラウシ山へ行くだけなら、前泊で日帰りでもいいかもしれない。

山頂を振り返る

前トムに迫る雲海

ガレ場が多くて油断すると膝を痛めそうな下り坂を歩き続ける。何度かある登り返しでは、余計に荷物を持っている2人は辛そうで申し訳ない。コマドリ沢の最後のガレ場を横切り終えると、さすがにみんな座り込んだ。

沢沿いの登山道を下り、渡渉地点では冷たい水で足を冷やした。気持ちいい。一度雨が落ちて来たけれど、すぐに止んで、もう少し天気はもちそうだ。

けれども、ここからの新道の登り返しが厳しかった。斜度が急な上、足元がドロドロで滑りやすい。階段だと思って油断していたら、階段を固定している鉄の棒に脛をぶつけて痛かった。最後の登りだと思って歯を食いしばって登り切ってから休憩。荷物を持ってもらっているおかげで、ここまでかなり早いペースで来れた。あとは下るのみだ。

ところが、ここからが意外と大変。ドロドロだという情報は得ていたものの、登山口からこんなところまで断続的にずっと続いているとは思わなかった。ただ、幸い、泥は深くなくて、せいぜい登山靴の深さくらい。自分には膝への衝撃を逃がしてくれるので、かえって歩くのが楽だった。泥は肌にいいと聞くけど、膝にもいいようだ。

泥のおかげで2人に遅れずになんとか付いて行っていたけれど、いよいよ雨が降り出した。雨足が強くなり、カッパを着てザックカバーを取付けたら、登山口へ向けて一気に登山道を駆け下りる。どうせ最終日なのでそれほど濡れも汚れも気にしない。とにかく、2人に離されないように、平らなところは密かに走って進んだ。

分岐から意外と長い短縮コースには、雨水が集まって流れ始める。突然、雷鳴が響いて驚いた。早く下山して来てよかった。最後の最後で雨に当たってしまったけど、山行の肝心なところではちゃんと晴れていてくれた。

雨の中をずいぶん長いこと歩いてようやく駐車場にたどり着いた。デポしたesukiカーを発見して安堵する。

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