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耐寒訓練

寒冷地訓練とも言うかもしれない。

ある日の夜、ストーブから突然「コン、コン、コン、……」と音が鳴りはじめた。ストーブを見ると火が消えている。夜遅かったのでそのままストーブを消して、翌朝もストーブは同じ様子で火が付かなかったけれど、時間がなかったのでそのまま出かけた。

その日の夜、帰宅してストーブが壊れているのに気付いたときの室温は8度。さすがに寒いのでストーブを付けようと思ったけど、状況は変わらない。ポンプの音がするようなので、灯油がストーブまで届いていないような気がする。

ところが、外の灯油タンクの上の雪をはらってゲージを確認すると満タン。灯油ボイラーは普通に動いているので、ストーブへのパイプがどこかで詰まったのだろうか。業者に電話して翌日の朝イチで直しに来てもらうことになったけど、あまりの寒さに我慢できず午後8時には布団に入った。

翌朝、寒さで目が覚める。時計を見るとまだ5時を過ぎたばかり。寒くて二度寝する気にもなれないけど、まして布団から出る気も起きない。布団に頭までもぐりこんでiPhoneいじって時間を潰した。ミニマムホームシアターだった。

とはいえ、いつまでも布団の中にはいられないので起きてみると、室温は5度だった。冷蔵庫になっていた。テレビの天気予報では外の気温が-1度って言ってたけど、外より6度しか高くないって、家の性能悪すぎだ。古い家だから仕方ないとはいえ、これならテントと大差ないかも。

緊急用に電気ストーブを付けたけど、電子レンジも使ったらブレーカーが落ちた。そのうちお湯も出なくなり、どうやら灯油ボイラーも止まったようだ。灯油タンクの中が怪しい。本当に満タンか!?

燃料店に電話すると、なんと1ヵ月以上給油していないらしく、あっさり灯油タンクが空だということが判明。朝イチでやってきた業者には、ゲージが満タンのままロックされていると聞いた。そんなトラブルがあるとは知らなかった。燃料店がローリーでやって来て給油すると、業者にエア抜きしてもらってボイラーもストーブもすぐに復活した。

ストーブの中で揺らめく炎を見ているとホッとした。見てるだけで温まる。あまりの喜びに、どんどん灯油を燃やしてしまった。原発よりよっぽど分かりやすい。そんなわけで、初めて火を使った人類の気分を少し味わった耐寒訓練だった。

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