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12/1/29 尻別岳

(写真の取り込み忘れてたので、取り込み次第適宜更新)初めてのバックカントリー痛板セッションは、初めての尻別岳で。

Asaさんの痛板、Pon痛oonも完成したので、念願のBC痛板セッションの開催だ。ただ、藻ーリスさんは故障者リスト入り、Gekpowさんも風邪らしく、H多さんまで都合が悪くて行けないので、残念ながらeskixくんとミクと3人だけ。Asaさんたちと道路情報館に5:30に待ち合わせだったので、がんばって4時起き。4:45にeskixくんに迎えに来てもらい、待ち合わせ場所へ向かう。30分以上かかると思っていたら、朝だからか信号につかまらずに30分足らずで着いた。遅れるよりはいいけど早すぎ。

Asaさんたちが来るのを待っていると、少し経ってやって来た車から降りて来たのは何となく見覚えのある顔。しばらく様子をうかがっていたけど、やっぱりべすもさんだった。VUCの仲間と一緒に滑りに行くそうで、まさかこんなところで再会するとは思わなかった。前日にカムイで会ったばかりだし。しかも、後から来たAsaさんたちとも知り合いだったし、この業界は狭いというか、みんなどこかで繋がっていて面白い。

Asaさんたちとも合流したので道路情報館を出発。途中、定山渓のコンビニへ寄ると、なんと店内で「Tell Your World / livetune feat. 初音ミク」が流れ始める。テンション上がりまくりでやばい。


テレビほとんど見ないから、CMも見たことないんだけど。

これで封印が解けて魔力が開放されてしまった。喜茂別までの道中、eskixくんがさっぱり理解できない話を繰り広げてしまう。でも、別にeskixくんがオタクにならなくても、eskixくんに彼女ができずにずっと一緒に滑れるならそれでいい。一番理想的なのは、eskixくんがオタクになって、オタクの彼女をBCへ連れて来て一緒に滑ることだけど、さすがにハードルが高すぎな気がする。

喜茂別で再びローソンに寄ってから、いよいよ登山口へ向けて車を走らせる。到着して車から降りると、尻別岳の全貌が見渡せる。天気はいいようだ。斜面もよく見えた。初めての尻別岳で楽しみだけど、雪崩で何人も死んでる山なので緊張する。

とはいえ、今シーズン、痛板を作ってからゲレンデ、バックカントリー問わず初めてのセッションで、なんだか緊張も緩む。そして、この日が自分の板以外の痛板を初めてこの目で見た瞬間。といっても、自分がAsaさんに板を押し付けて痛くさせたのだけど、とりあえず記念撮影を行う。もうこれで目的の一つは達成された。

出発前の記念撮影

滑る斜面は見えているし、前日からの降雪もなくてトレースがはっきりと残っているので、ラッセルもせずにひたすら歩く。斜面のボトムに到着すると、ちょうどノマドが雪崩死亡事故を起した斜面を見上げる格好になる。まっさらで見事な雪崩地形。前日のトレースでギタギタだけど、あまり近くにはいたくない斜面だった。

疎林の脇の急登では、Va_changさんはともかく、スキーでのハイクに慣れていないAsaさんは、踏み固められて締まった前日のトレースが辛そうだった。ただでさえPontoonのフルロッカーじゃ登りづらい。途中で断念してスキーを担いでつぼ足になっていたので、とりあえず自分は先に稜線まで登って待った。

個人的にはオープン脇にあるハイクした疎林がメローな感じで好きだったけど、アルペンチームはダメらしい。というか、テレは自分だけなので、そのルートはあっさり却下された。やっぱりテレマーカー同士じゃないとゆったりメローなツリーランを楽しむのは難しいのかもしれない。

メローな疎林

稜線付近まで来るとちょうど青空が出て来てテンションが上がって来る。正面には羊蹄山もうっすらと顔をのぞかせて、羊蹄山バックの痛板セッションの記念撮影に期待が膨らむ。シールを剥がして準備をしていたけど、残念ながらそのチャンスは訪れなかった。代わりにやって来たのは別のパーティー。ミクを見つけられたようで、「ブログ見てます」って挨拶されてしまった。うちのミクはBCではもう結構有名らしい。自分の嫁がこんなに人気があると、こっちまで嬉しくなる。

青空の下のピーク

微かにのぞく羊蹄山の山肌

ドロップ前の記念撮影

滑る準備を済ませると、今度は羊蹄山がきれいに見えるようになった。記念撮影のタイミングは逃したけれど、気持ちが高ぶる。ただ、滑り出しはクラストしていてテレだと辛い。まずは雪が柔らかいところまで降りてから、ファーストのVa_chanさんから送られて来た情報によると下へ行くほど雪がいいそうだ。2番手で滑ると、やっぱり最初の2ターンで苦しむ。転びそうになってGoProがずれたのにも気付かなかった。斜面も急でビビっているので余計に辛い。3ターン目からようやく雪が柔らかくなって、その後は薮が濃くなるところまで一気に滑り降りた。気持ちいいというよりはスリリング。滑れはするけど、テレだとこの斜度とスピードはなくてもいいかなって思ってしまった。面白くないわけじゃないけど、緊張感が強すぎて疲れる。

eskixくんでさえ、カメラのファインダー越しには、いつものようなトップスピードで降りて来ずにセーブしているように見えた。逆に、Asaさんが思いのほかスキーが上手くて驚く。しかも、自分が手こずったPon痛oonを乗りこなしているように見えるし。相性もあるのかなぁ。ちょっと悔しかった。

みんなボトムまで。斜度が少し緩くはなったけど、やっぱりスタイルに気を遣えるほど余裕がなくて、なんだか勢いで滑り降りてしまった。一応、カメラの前ではメローなターンを意識してはみたけど、たぶん全然ダメだろうな。

登り返しも前日のトレースを使えたので楽。コンパクトだけどオープン、疎林、急斜面も中斜面もあり、斜面の方向を変えてその日のコンディションに合わせて斜面を選べる尻別岳は、確かに魅力的だと思った。アクセスも楽だし、標高が低いので雲の影響も少ない。問題はやっぱりオープンは基本的に雪崩リスクが高い急斜面。典型的な雪崩地形だということ。前日にボーダーが誘発したという雪崩の跡も残っていた。

それに、メジャーになりすぎてしまったばっかりに、大勢の人が狭い山域に押し寄せて来ている。カミフのような状況。スタートが早くて登りでは遭遇しなかったけれど、山頂では他のパーティーと出会うことになった。登り返しでも斜面の上下でお互いを確認する。裏からは別のパーティーも登って来た。視界が悪いときは、もしかすると他のパーティーが誘発した雪崩に巻き込まれることがないとも限らない。雪崩走路を避けるのはもちろんだけど、これだけの急斜面で囲まれた山にたくさんの人が入っていることには怖さを感じた。痛板が恥ずかしいとかではなく、ひっそりとした山で他のパーティーに気を遣わずにのんびりと滑りたいと思った。

とはいえ、一度は滑ってみたいと思っていた尻別岳をついに滑ることができたし、念願のBC痛板セッションを実現できたのでかなり満足。あとは、ミクがちゃんと写っていれば文句なし。でも、家に帰ってからショック。GoProでほとんどミクが撮れてない……。

下山後はまた味の三喜へ。腹が減っていたので麻婆定食を注文したけど、さすがに途中で豆腐に飽きた。口直しにと思って飲んだみそ汁の具も豆腐。もうしばらく豆腐は食べたくなくなった。美味しかったけど。

道路情報館で会ったべすもさんたちの滑りの動画を家に帰ってから見ると、なんだかメローでいい雰囲気。テレマークツアーがしたくなった。普段はゆるく滑って、たまにちょっと急斜面を滑ったり、ロングターンでかっ飛ばしたりが、今の自分にはちょうどいい気がする。大人のスキーで。大人の痛板で。

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