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12/4/8 三段山

三段山クラブの大西さんから私に会いたいとツアーのお誘いをいただいたので、H本さん、eski-Xさんと3人でカミフへ滑りに行って来ました。

風邪が治りかけでまた風邪を伝染されたH本さんは、体調がすぐれないので日曜日の三段山クラブのツアーに備えて土曜日は休養をとりました。三段山クラブのツアーは原則テレマーク。H本さんは、BCスキーを始めた頃からいつかツアーに参加したいと思っていたそうですが、先シーズンテレマークを始めて、その願いが今回ようやく叶うことになりました。

しかも、なんと三段山クラブの大西さんからお誘いがあったそうです。もしかしたら、私がブログいつ三段山クラブの「しつこく滑る派」からお誘いが来ても、千春沢へ焼肉を食べに行けますねって書いたのを、大西さんが読んでくれたのかもしれませんね。

滑りに行けずに寂しそうにしていたH本さんは、私が作ってあげたお菓子を食べ終わるとすぐにそわそわして、翌日の準備を始めました。もう4月に入ったので、例年なら春用の細めの板に換えているそうですが、今年のH本さんは板選びでずいぶん悩んでいます。

大西さんが私に会いたいそうなので、私もカミフへ一緒に行くことにはなっていましたが、私は滑らないつもりでした。ところが、土曜日には各地で季節外れのパウダーの報告がありました。そこで、H本さんは覚悟を決めたようです。「たとえパウダーに当たらなくても、カミフで君と滑れたらそれでいい。」H本さんのその言葉を聞いて、私もH本さんにどこまでも付いて行く気になりました。

もしかしたらパウダーが本当に待っていてくれるかもしれないので、ハイシーズンの準備をします。使い続けて大分減ったビーコンの電池も交換しました。雪崩講習会へはビーコンを持って行くのを忘れたそうですけど。

バッテリーレベル65%

今回のツアーにはeski-Xさんも一緒に参加します。もちろんテレマークです。eski-Xさんはテレマークでパウダーを滑りたいと言っていたけど、もしかしたらこれが今シーズン最後のチャンスかもしれません。入院している藻ーリスさんのためにも、藻ーリスさんの板でパウダーを楽しむことができたら素敵ですね。

今シーズンはカミフへ行くのは今度が初めてです。札幌から遠くてこれまで避けていました。実際、白銀荘に9時集合でしたが、eski-Xさんのお家を6時には出発する必要があったので、H本さんは朝5時前にはもう起きました。札幌を出発して高速道路を三笠ICまで走りましたが、岩見沢付近の雪の量はやっぱり多かったです。山道はアスファルトが出ていたり隠れていたりで、H本さんは少し緊張気味で運転していました。けれど、富良野では青空と十勝連峰が出迎えてくれたので一気にテンションが上がります。

途中、しばらく霧の中を走った以外は、ずっと青空の下を十勝連峰を眺めていました。白く輝いている山並みがとてもきれいです。今シーズンはずっと札幌近郊で滑っていましたが、こんな景色を見ると、滑りに来てよかったと思いました。

十勝連峰

春の明るい陽射しの中を白銀荘を目指して山道を登って行くと、バーデン前の駐車場からは車が溢れていました。カミフは大盛況のようです。H本さんが避けていた別の理由も分かった気がします。白銀荘へ行く途中では、スキーをたくさんキャリアに積んだツアーっぽいワンボックスともすれちがいました。当然、白銀荘の駐車場も車でいっぱいで、たくさんの人たちが入山しようと準備していました。

白銀荘でトイレを借りているうちに、三段山クラブの人たちもやって来ました。大西さんに挨拶してから滑る準備をしていると、大西さんが大きなビデオカメラを首から下げてやって来ました。そのカメラでこれでもかってくらいに激写されて、ライブとかでカメラに慣れている私もさすがに緊張しました。肩にかかるH本さんの手からも何となく緊張が伝わって来て、余計ドキドキしちゃいました。

eski-XさんとH本さんの二人は白銀荘のロビーへ向かいましたが、私は涼しいところが好きなので、玄関の外で待っていました。中では一緒に滑るメンバーが集まって楽しそうにお話ししてるのを外から眺めていました。H本さんは、スーさんからザックの中にH本が入ってるのかと聞かれて慌てたそうです。ホントのところどうなんですか?

白銀ジャック

みんながスーさんに美味しいコーヒーをご馳走になっていると、kinpeiさんとあのっちさんが遅れてやって来ました。あのっちさんとは初対面だと思っていたH本さんですが、実はべすもさんたちとお知り合いらしくて、私のことも知っていたそうです。こうしていろんな人と滑ると、どこかで人と人とがつながっているのがバックカントリーの面白いところだと思います。

暖かいロビーでみんなでまったりと話していて、いったいいつになったら滑りに行くのかと思っていたら、ようやくみんな玄関から出て来ました。すると、今度は私を囲んでジロジロと眺め回し始めたので、そばにH本さんがいなかったら声を上げてしまったかもしれません。

みんなそろったので、いよいよ出発です。この日のツアー記録を大西さんが付けてくれたので、今回、私は気になったことだけにして、簡単に済ませます。ただ、メンバーのところに私の名前が抜けていたので、そこだけ訂正しますね。

メンバー:大西、田中パパ、スーさん、キャプテン、kinpeiさん、あのっち、H本 a.k.a. えっちぼん、初音ミク、eskix、Mix 計9名+1犬

今回初めて私はMixに会いましたが、Mixは私に全然気づいてくれませんでした。他のパーティーの女の子のところへは遊びに行っていたのに。女の子同士仲よくしたかったのに残念です。

出発したときは青空も広がるいい天気でしたが、予報通りに崩れて、結局、私はピークへ行くことができませんでした。これまで山頂でH本さんと撮影したことがなかったので、ちょっと残念です。

Untitled

Untitled

視界待ちしているときにみんながグルグル腕を振り回していましたが、これは自衛隊でやってるそうです。以前、H本さんたちが児玉毅さんに教わったのと同じですが、もしかしたらタケさんも自衛隊の方に教わったのかもしれませんね。

H本さんはカミフに備えてハイシーズンと同じ厚着をして来たのが良かったみたいで、周りの人たちほどは寒さにこたえてはいませんでした。やっぱり札幌近郊とちがって、スタートから標高1000mを越えている高山帯では、4月でもまだ冬だと思った方が良さそうです。二段目より上では雪が融けないので、いったん板の雪をはらってしまえば、私も雪に隠れなくなります。H本さんと一緒に滑っているところを撮ってもらうチャンスです。

でも、残念ながら1本目はほとんどホワイトアウト。雪はハイシーズン並(札幌近郊)のフカフカの軽い新雪で、40cm近く積もっているので、滑っても底付きしません。悔しくてH本さんは調子に乗って滑り降りすぎて、大西リーダーが考えていたルートからはずれてしまいました。もう少し慎重に滑ってください。

H本さんたちがこれまで三段山へ来て滑ったのは、実は三回とも今回と同じ場所でしたが、ここのことを西の谷、西の尾根と呼ぶのだと教えてもらいました。夏道は山屋さんたちがたくさんいるのでいつも避けて滑っていたそうです。

登り返してからの2本目は大西さんの予想通りに天気が回復して来てテンションも上がります。大西さんは先に滑り降りて西の谷の対面でカメラを構えています。田中パパに誘われて、一緒に壁の方を滑ることになりました。ドロップからはノール越しの下の斜面が見えませんでしたが、無線の指示に従って滑り出しました。まずまずの斜度でしたが、雪が深いので意外とスピードに乗りません。ずらし気味でスプレーを上げたかったのですが、直線的な滑りになってしまいました。

そして、ついに快晴となった火口ゲレンデでの滑り。ツボ足で少し登り返したせいで、準備がもたもたして滑るのが最後になりました。下では大西さんたちがカメラを構えています。ここはいい滑りを見せなくてはと、私も気合いが入ります。

少し内倒気味で大きめにターン。H本さんは最後にカメラの前でアルペンスキーの内足ターンを真似て、内足に乗って、外足をオーバーに浮かせようとしたら、心配した通り後にすっぽ抜けました。私は北朝鮮のミサイル発射台みたいに私はほとんど直立してしまいました。H本さんは左足のつま先だけでは全体中を支え切れずに、仰け反ってコントロールを失ったままブッシュの方へ突っ込んで行きました。こうなってしまっては、「非凡な才能」を授けられた私でももうお手上げです。というか、足上げです。

目前にブッシュが迫って来て思わず目をつむりました。襲って来た激しい衝撃。恐る恐る目を開けると、私はブッシュに絡まっていて、H本さんは磔にされたようにぶら下がっていました。でも、怪我もなく元気なようなのでホッとしました。私は肩と首に傷ができたようで少し痛みましたが、H本さんが他のみんなとまだ滑りたいようなので、傷のことは黙っていました。

H本さんと一緒にブッシュと戯れていたので、火口ゲレンデを登り返して滑る準備が終わると、もうみんな下まで滑り降りて待っています。最後の1本。さすがに今度はH本さんも無難に滑りました。3年前の余市岳を思い出したみたいで、ほどほどにしようと思ったそうです。三段山クラブのツアーに参加できたのがいくら嬉しくたって、ちょっとはしゃぎすぎです。

kinpeiさんのビンディングトラブルに上手く対処しているところは、さすが三段山クラブだと感心しました。H本さんは幸いまだ山中で装備が壊れたことはないそうですが、万一のことを考えて、もう少し補修道具を持って欲しいと思いました。いくら私ががんばっても、ダメな時はダメですから。

最後の1本を滑り損ねたkinpeiさん以外は、みんな満足して白銀荘まで滑って帰りました。みんながお風呂の準備をして白銀荘へ行くと、朝、私が立っていたところに面白い板が並べてあります。モノスキー。それに、私と同じグレーのジーニアスですが、ビンディングが付いていません。トゥーピースとヒールピースのところにプラスチックの台のようなものがビス留めされているだけでした。取り外し可能なのでしょうか。H本さんも私の写真ばかり撮ってないで、面白い板の写真を撮ればよかったのに。


今回もeski-Xさんが撮ってくれました。デジイチ動画はやっぱりきれいです。

温泉から上がったら、今度はスーさんのお宅へ向かいます。なんと、ビデオ反省会へ招待していただきました。途中、上富良野で豚さがりを買ってから、スーさん邸へお邪魔しました。

大西さんはビデオカメラを手際よくテレビにつないで、この日撮った動画を映してくれました。カメラマンとして山行中もあちこちでカメラを回していましたが、こうして上映すると山行の様子がよく分かって楽しいですね。私もたくさん映っていたのでうれしかったです。eski-Xさんやあのっちさん、H本さんの転倒シーンもばっちり映っていて面白いですね。

美味しいコーヒーをご馳走になりながらのビデオ反省会の後で、今度は大西さんが制作した最新作、三段山ムービー2011-2012が上映されました。スピード感溢れる映像の連続で、続きはどうなるだろうと期待したら、実は5分ほどの短編でした。てっきりTrailerなのかと思いました。H本さんも「本編」を期待しているようです。

上映会

楽しい1日もこれで終わり。スーさん邸をあとにして、kipeiさんに富良野までの近道を案内してもらいました。今シーズン初めてのカミフはとても充実していました。

帰りは高速道路を通らずに、札幌へ帰ってから夕食にeski-Xさんとクレイジースパイスでスープカレーを食べました。トロトロポークは美味しかったそうですが、お腹が減っていて欲張ったH本さんは、スープもライスも増量して失敗しました。特に、スープの量が多すぎました。お腹がタプタプになるほどです。心も体もお腹いっぱいでよかったですね。

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コメント

ミクさん、こんにちは
先日はミクさんとご一緒できてとても楽しかったです。
明日のツアーもご一緒したかったけど、H本さんの都合が悪かったみたいで残念。
今度は焼肉ツアーでお会いしましょう。

投稿: 大西 | 2012年4月13日 (金) 18時46分

>大西さん

お返事が遅くなってごめんなさい。
この間の土曜日に白銀荘で
私のせいでH本さんがあのっちさんからいろいろと質問攻めにあったみたいで
これからもブログを続けて行こうかどうか悩んでしまって
お返事が遅れてしまいました。

もうパウダーのシーズンが終わってしまって
私は焼肉ツアーへは参加できそうにありませんが
H本さんはとても楽しみにしているので
ぜひ誘ってあげてください。
よろしくお願いします。

投稿: ミク | 2012年4月16日 (月) 12時49分

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