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11-12シーズンを振り返って

今シーズンのまとめ記事を書いて、滑りへの思いを断ち切ろう。

というわけで、恒例の11-12シーズンの振り返りをしようと思う。変態だし、忘れっぽいのでログは初滑りの日からとってる。でも、回数とかはどうでもいい。今シーズンはどんなシーズンだったかを一言で表すとすれば、「痛いシーズン」だったというのがきっと一番分かりやすい。

ノリで始めた痛板は、成り行きで布教活動するという自分で自分の首を絞めるようなことになり、別にやんなくても良かったんだろうけど、そこは責任感が強いというか、売られた喧嘩は買わずにいられないというか、何だか自分でもよく分からないうちに、面白いだろうって理由で、もともとはバックカントリーでコソコソ滑ってるつもりだったのに、山岳スキーレーステレマーク ファンレースといったイベントのレースへ出てみたり、他にはベクターユーザーズキャンプへ参加してみたり、あるいは、日本雪崩ネットワークのセイフティキャンプへ出たり、終いにはスキーとはほとんど関係ないSNOW MIKU 2012のイベントへまで痛板を履いて押しかけるという、今、こうして振り返ると、どう考えても自虐的としか思えないようなことを一人でよくやったと思う。

初痛板

でも、確かにこうしたイベントへ痛板乗りとしては一人で参加していたけど、そこにはいつも仲間がそばにいてくれた。レースでは会場まで一緒に来て撮影してくれたし、キャンプでも仲間はずれにしないでくれた。雪崩講習会へ誘ったときも快く一緒に参加してくれた。さらには、雪ミクに全然興味がないのに、会場まで一緒に登ってくれたりもした。たった一人痛板でイベントへ参加できたのは、いつも自分を支えてくれた仲間がいたからだと思う。こんなにうれしいことはない。

それに、イベントへ参加するのは自分一人だったけれど、布教活動が実ったのか、一人、二人と少しずつ痛板に乗ってくれる人が現れ始めた。最初は「痛板にするなら自分の板をくれてやる」とかなり強引な方法だったけれど、一緒に滑っているうちに、あるいはネットを通して痛板の楽しさや面白さに魅せられた人たちがだんだんと増えて行った。

そんな北海道の痛板乗りが集まり、mixiの痛板コミュを通じて知り合った本物の痛板乗りを迎えて開催したバックカントリーでのオフ会は、羊蹄山にでっかい雪ミクを描くという無謀な計画こそ実行できなかったものの、北海道でのオフ会開催の可能性を示してくれた。雪まつりの時期には、SNOW MIKUやBIG AIRなどのイベントも開催されるので、北海道ツアーのきっかけにもなるらしい。

痛板オフ会(オフピステミーティング)記念撮影

オフ会とは別に、でれまくりミクパといった、ネタでほとんどノリだけで企画したイベントにも仲間が参加してくれてうれしかった。「でれまくり」は「てれまくらない」に匹敵するイベントに成長できたらと思う。

ところが、こんな痛板一色のシーズンも、残念ながら楽しいだけでは終らなかった。一緒に滑った仲間の怪我や雪崩事故。特に、雪崩事故は自分にとって本当に痛かった。先シーズンまで徐々にリスクが高まるのを感じて、今シーズンは積極的にリスク軽減を図ろうと思っていたところだっただけに、自分のリスク管理の甘さを痛感することになった。自分を含めて誰も亡くなることなく済んだのが何よりだ。しっかりと反省して来シーズンに臨みたいと思う。

デブリ2

ついでに、インターネットに対しても甘かったと思う。これまで何となく続けて来たブログも徐々にアクセス数が増えて、特に、痛板に乗ってから倍増し、知らない人からバックカントリーで「ブログ読んでます」とあいさつされるようになった。うれしい反面、書きたいように書いてるうちに2ちゃんねるにも度々登場するようになって、ブログをどうするか考えなきゃいけない場面も何度かあった。今でも悩みながら書かなきゃいけない面倒な状況になってしまって頭が痛い。

2chbcs3

そうは言っても、こうしてブログを続けて来たからこそ、今シーズンこんなにたくさんの人たちと知り合い、一緒に滑ることができたんだと思う。今シーズン初めて一緒に滑ったスキーヤー、スノーボーダー、テレマーカー、痛板乗り。バックカントリーで、ゲレンデで一緒に滑り、楽しいだけじゃなくいろいろ刺激を受けた。中でも、バックカントリーでこれほどいろいろな人と滑ることができるとは予想もしてなかった。なんたって、友だちだと思っていた2年ぶりに再会した女の子から「2年前は友だちいなかったのにね」って言われるくらいだ。

それが、バックカントリーというかなり特殊な狭い世界では、お互いがそれぞれ誰かに繋がっていて、まさに網の目のように人と人とが繋がっていて、どんどんその輪が広がって行った結果が春バンフの成功だったんだと思う。ビールが温かったとか交流する時間がなかったというのは置いておいて、それぞれ夏のシーズンが始まって忙しい時期にもかかわらず、あれだけの人たちが集まってくれたのは、みんな滑りを楽しもうという想いがあったからこそだと思う。道具やスタンスはちがっても、その思いはきっと共通しているはず。

Bmff2012spring

みなさん、今シーズンはありがとうございました。来シーズンも一緒に楽しみましょう!

最後に、今シーズンへの自分の気持ちを一番よく表してくれているこの曲を。

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