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5年ぶりの雪ミク電車

前に雪ミク電車に乗ってから5年ぶりでまた乗る機会が訪れた。

以前住んでいた南平岸から引っ越してしまったので、市電に乗ることはまったくない。といっても、以前からまず乗らなかったのだけど。ループ化されて使いやすくなったのだろうけど、大通からすすきのまでは歩くし、それより南へ行くことはほとんどない。夏はチャリなので、利用するとすれば冬くらいだ。

ちょうど、先週、市電の駅に近い会場でイベントがあったので、この機会に久しぶりに雪ミク電車へ乗って行くことにした。4年前に一緒に滑ったヅカピョンさんの事務所の忘年会に飛び入り参加。

市電に乗り慣れていないので、まずは雪ミク電車を調べて見る。時刻表を見ると、平日は内回りらしい。内回りって?

ループ化されてぐるぐる回るようになったのはいいけど、内回りと外回りがどう動くのかまったく分からなかった。すると、ミオさんが「車と同じ向き」だと教えてくれた。今まで考えもしなかったけど、確かに車と同じ向きで、左側通行だった。つまり、常に左側が内側なので、内回りは左回り、反時計回りということになる。これならもう忘れないだろう。

イベントスタートに合わせて行くには、すすきの停留場を17:47に出発するか、四丁目停留場を17:55に出発するのに乗ればいいだろう。ところが、乗ったJRの電車が札幌駅に着くのが17:36だったので、四丁目停留場の出発時間まででも19分しかない。

札幌駅に降りた途端にダッシュで東急の地下へ向かって、ワインとノースアイランドビールを買い、会計が終わるとすぐに地下をすすきのまで走った。木曜日の18時前、仕事が終わった会社員も忘年会へ移動するのか、あるいはホワイトイルミネーションを見に出かける観光客が歩いているのか、とにかく人が多い。樹林内を滑るように人を交わしながら走って、四丁目で地上へ出ると、もう雪ミク電車は到着して乗降が終わっていた。時計を見ると、すでに17:55。

乗り遅れた。イベント開始は19時なので、まだまだ余裕はある。歩いて行ってもいいし、少しぶらっとしてから、別の便で向かってもいい。けれど、ここで諦めるのは悔しかった。

ちょうどその日の昼、ユーフォ10話を観て、横前ちゃんのセリフが頭の中でこだましていた。「諦めるのは最後までいっぱい頑張ってからにして下さい!!」

札幌駅から走ってきたけれど、最後までいっぱい頑張ったと言えるだろうか?

そう考えたら、急いで横断歩道を渡ってから、線路に沿って走った。四丁目停留場の次の停留場は知らない。どれくらい離れているかも分からない。けれど、市電は信号で止まるのだから、そんなに早いはずはない。とにかく、次の停留場まで走ることだけ考えて、凍ってツルツルで滑る歩道を必死で走った。そして、交差点の向こうに次の停留所が見えてきた。あと少し。

停留場へ駆け込んで振り返ると、雪ミク電車はまだ走り抜けてきた交差点の向こうだ。何とか間に合った。先に停留場に並んでいた客に怪しまれないように呼吸を整えようとしたけれど、1,500 mをワインとビールを抱えて走ってきたので、そう収まるものではない。息が荒いまま、雪ミク電車は到着した。

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雪ミク電車に乗り込むと満員で、車中は暖房で温かくて汗が噴き出す。荒い息をして汗だくの中年が雪ミク電車に乗り込んで来たら、どう考えても怪しいし、汗臭くて迷惑だ。

でも、最後までいっぱいがんばった。そう思う。

車内では放心状態。窓の外の景色や内部に飾られた雪ミクやボーカロイドの解説に目をやる余裕もなかった。何のためにこんなに辛い思いをして乗ったのかと思わなくもないけど、きっとこうして乗ることが自分には必要だったんだろう。

会場そばの行啓通停留場で電車を降りて、雪ミク電車を見送る。おそらく乗るのは今年最後。車で走っている時に見かけることはあるだろうけど、しばらくのお別れだ。

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