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17/4/1 カラバトカリー

今シーズン久しぶりにカラバトカリーへ食べに行った。

最近、デートでは長崎ちゃんぽんが多かったのだけど、この日は久しぶりにカラバトカリー。6時半にあやちゃんを迎えに行って、藤野のセブンで朝食と行動食を調達。いつもと趣向を変えてカツサンドを買ってみたら、これがなかなかのボリューム。結果的には腹持ちがよくて気に入った。消化にパワーを取られすぎるかもしれないけど。

まずは、デートコースの下見に札幌国際スキー場へ向けて走る。朝日に輝くきれいな山を二人で眺める。

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車で戻って駐車スペースに停めて、川の様子を見に行く。足下の雪は硬いモナカ状なので、そっと歩けば踏み抜かないけど、油断するとズボッといく。川の近くまで行って見下ろすと、辛うじて渡れそうな感じ。

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支度を済ませてから8時すぎに出発した。川までシールで歩いて、いよいよ渡渉。まずは中洲までスキーを投げ飛ばす。川の岩に左足を置いてから、中洲まで渡ろうとした途端にずるっとブーツが滑って川の中へドボン。ちょっと慌てながらも中洲までよじ登る。ちょっと水は入ったけど大丈夫そうなので、あやちゃんへ後に続くように言ったけど、相当ビビってそう。「怖い」を連発w

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目の前で見事な手本を披露してしまったので、自分があやちゃんの立場でも相当嫌だろう。それでも、あやちゃんは安全に中洲まで渡り終える。それから、また対岸にスキーを投げ飛ばして岩を渡って向こうへ行こうと思ったら、落としたストックを拾おうとした瞬間にバランスを崩して背中から倒れたら、スノーブリッジが崩壊。両足がザックの下の方が川に浸かり、慌てて川から這い上がる。

ここまで本格的に川に落ちたのは初めてだ。さすがにブーツの中までかなり濡れた。でも、幸い、スキーは川に落ちていない。それに春だ。天気予報も、気温はそれほど上がらないが、晴れ予報。ここまで来て帰る気にもなれない。そんなわけで、引き返さずに進むことに決定。一応、リーダーだし。あやちゃんは実は引いていたそうだけどw

中洲から対岸へ渡るときはちょっと足がまた川に浸かったけれど、最初よりは安全に渡りきった。あやちゃんはビビりながらも無事渡渉。最初の難関を一応、突破した。でも、ちょっと歩き始めると、ブーツの中がチャプチャプ音を立てている。不審に思ってブーツを脱いでひっくり返したら、中から水がジャーっと流れ落ちた。

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そこから再びシールで沢を詰めて行ったのだけど、どんどん沢が深くなる。そのまま進むのが不安になってきたので、急登で尾根に上がって回り込むことにした。どうやら前回のルートだと思っていたのは自分のルートではなかった。またしても危険な油断。

尾根に上がってしまうと見覚えのある景色が現れた。確かにここは通っている。左手にゲレンデを眺めながら進み、広場を抜けて沢へ進む。

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ただ、ここからは前回とちがって右のコルを目指すので、グイッと進路を右に変えてから疎林内を登っていく。ただし、ここも朝早く気温も低いので足下は硬いモナカ。直登できなくなってジグを切ろうとしてもシールがあまり効かない。クランポンを持ってきていないので、こういう斜面には手を焼く。一度はツボで登ろうかと少し登ってみたものの、モナカをあっさり踏み抜くので、諦めてシールにまた戻して、雪が比較的柔らかいところを探しながら、登っては滑り落ちてを繰り返してゆっくり登った。

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雲がでてきて暗くなったけど、後ろを振り返って見える余市岳は真っ白に輝いている。1週間前の滑りを思い出しつつ、長い登りにだんだん疲れてきた。

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見上げると間近に岩頭が迫る。行く手にはデブリが広がっている。おそらく、先日の降雪が雪から落ちてスラフがあちこちで起こったのだろう。ただ、幸いなことに、このスラフのおかげでモナカが薄くなっていて、デブリやデブリより上の斜面は比較的登りやすい。もし全面が硬いモナカだったら、きっとコルまでたどり着くことはできなかっただろう。

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3時間半かかってようやくコルへ到着して、少し長めに休憩する。朝見たのとは正反対の景色。風があってちょっと寒いけど、光がなくてすぐに滑る気にもならない。しばらく経っても青空はのぞかないので、そろそろ滑ることにした。

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朝から精神的にダメージを受けているせいか、初っ端ビビって転倒。焦って起き上がったけれど、幸い、大してスラフは発生しなかった。こんな急斜面でスラフに巻き込まれたらボトムまで流されかねない。岩の下まで二人とも滑り降りてから、慎重に右へトラバースする。とはいえ、このオープンな急斜面はいるだけで怖い。完全にビビっているのがわかる。

危険な場所に長居は無用なので、先に滑り降りた。雪崩たら怖いので浅めのターンで途中から尾根に上がって一度停止。スラフが通り過ぎる。あやちゃんが滑る予定の沢には流れていかなかったようなので、尾根から沢をやり過ごして奥の尾根に乗り、撮影ポイントを探して移動した。とりあえず、雪崩に巻き込まれない位置に止まって合図を送った。

いつも安全な滑りのあやちゃんだけど、この日は自分よりもよっぽど攻めててカッコよく見える。最後は無難に自分のところまで滑り降りて、緊張の1本を終了。

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ここからの登り返しもなかなか怖い。微妙な尾根を登り返すけれど、上は崖。上から雪の塊や岩が落ちて雪崩を誘発することもあり得る。常に上にも注意を払いながら、できるだけ早く戻れるようにがんばった。最初はもう1本滑る予定だったけれど、あやちゃんは帰りたかったようなので、自分もありがたく賛同。恐怖の急登をコルまで続けて戻るとホッとひと息。

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コルで休んでいると、ピークに人影を発見した。登攀してる人たちがいたようだ。ボトムで笛の音も聞いたので、思った通りだ。こちらに気づいているか分からないけど。

ちょっと休憩してから滑降開始。あとはもう降りるだけだ。登った斜面は日差しが出なかったのでガリガリのまま。トラバースして謎のゲレンデを滑ったけど、パウダーじゃないのでスピードコントロールしながら降りた。

帰りは大人しく尾根を滑り降りたけど、途中でルートミス。素直に林道を進んだ自分はともかく、ショートカットしようとしてあやちゃんが沢で難儀して、結局、林道まで登り返すことになってしまった。スキーを履いたままで済んでよかったけど、この時期の沢はもうあちこち穴が空いているので避けた方がよかった。

そして、いよいよ最後の難関。最初の難関でもあるけど、渡渉の番だ。あとは帰るだけなので、濡れることはそれほど心配ない。転んでザックやカメラが濡れたりさえしなければいい。とはいえ、慎重に来た時と同じように渡ろうとしたら、スノーブリッジはもたなかった。気温が上がって柔らかくなり、端から崩れていく。片足が浸かった程度で今度は済んだけど、あやちゃんは潔く浅瀬を歩いて渡った。あやちゃんの堂々とした渡りっぷりは、這いつくばって渡った自分が情けなくなるほどだった。

最後、川から車へ戻るまでも、モナカが緩んでスキーにまとわりつき、ヘロヘロになりながらなんとか車までたどり着いた。時計をみると、もう15時だった。

まずは何よりブーツを脱ぎたい。ずっと蒸れているというか、濡れたまま歩いていたので気持ち悪いし、さすがに靴擦れっぽい痛みがある。急いでブーツを脱いだ途端、ブーツからは湯気が立ち上る。靴下を脱ぐと、靴擦れというか、皮膚がふやけてブーツが当たっている踝は皮が剥けていた。さすがのファイントラックも川に落ちた足の蒸れまでは抑えられない。

急いで温泉へ直行。まずはさっぱりした。身体も春といっても案外冷えている。露天風呂でちらちらと舞い降りる雪を見ながら、濃いツアーだったとため息が漏れる。

そして、いよいよカラバトカリーだ。もう16時近くだったけどがっつり。久しぶりの味に満足した。

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