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初ヨット

6月最初の日曜日、微妙な天気だったけれど、まなみさんもヨットへ乗ってみたいということで、初ヨットへ行ってきた。

msrnの「山の師匠」である14kWさんが、クライミングで怪我をしてからは山を止めて今はヨットなのだそうだ。しかも、仏教のために茶道を始めたとかで、去年は14kWさんの家へ招待してもらい、野点も体験した。ヨットへも誘われていたけど、都合が合わずに、ようやく今年チャンスが巡ってきた。

南極へも行っていたまなみさんをmsrnがヨットへ誘っていたので、一緒に行くことになった。14kWさんがサンフランシスコまで太平洋をヨットで横断するクルーを集めているところだからかとはい、msrnは自分のヨットでもないのに、と正直思ってしまうけど。とはいえ、なんとなくまなみさんにはヨットでサンフランシスコまで渡ってみて欲しいと勝手に思っているのだけど。

当日は生憎の雨模様。ヨットは波が高くなければ出せるそうだが、どうせなら天気がいいときに乗りたい。初めて来た小樽港マリーナは雨のせいか駐車場はガラガラ。まなみさんはもう着いていたので合流してトイレへ行ったら14kWさんと1年ぶりに再会した。

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陸に上がっている誰かのヨットを例に簡単な説明を受けてから、いよいよ14kWさんのヨットが係留されているところまで歩く。

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ゲートを潜り、桟橋を少し歩くと高いマストが伸びた美しいヨットがつながれているところまでやって来た。なんとも優美な乗り物だ。

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乗り方を教わってから、足を滑らせて海へ落ちないように気をつけながら慎重に乗り込む。床は滑らないと聞いても、雨で濡れているので怖い。乗り込むとまずはライフジャケットを貸してもらって身につける。念のためmsrnに酔い止めをもらって飲んだ。寒そうなのでカッパの中にインシュレーションを着込んでニットを被ってからデッキへ戻ると、早速出発だ。

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ヨットは帆に風を受けて進むのだと思っていたけど、ちゃんとエンジンも付いていた。まずは普通の船のように港を進んでいくのだけど、突然、舵を替わるように言われて焦る。これからいよいよ防波堤の切れ目を抜けて港から出て行くというタイミング。まだ仮免すら取っていない超初心者が公道に出るようなものだ。ビクビクしながら足を突っ張って舵にしがみついた。

とりあえず、無事に港を出ることはできたけれど、外は意外と波が高くて焦る。ヨットは39フィート。約12mもある。感覚的にはトラックやバスのようだ。その大きな乗り物が波を乗り越えるたびに大きく上下しながら進む。酔い止めを飲んでおいてよかった。

まなみさんと交代しながら舵を切ってレスポンスの確認をする。船体が大きいからか、舵を切ってからワンテンポ遅れてから向きが変わるのだけど、大きさの割に小回りが効くように感じる。でも、このレスポンスの遅れに慣れるまでは回りすぎてしまう。

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ある程度沖に出たので、今度は帆を出して船体を風上へ向けて帆走を始める。これでこそヨットだ。14kWさんは「風を掴んだら離すな」と言うけれど、これがなかなか難しい。風を掴むとグーっと勢いよく進んで行くのだけど、風向きは常に少しずつ変わるので、油断していると船が回り込んで帆がバタバタしてしまう。風向きは目の前にあるメーターとマスト上部の風向計?で確認できるけど、「体で感じる」ものらしい。かといって、帆が風を捉えているかどうかにばかり注意していると、海には漁網もあるし、他の船もいるので危ない。当たり前だけどなかなか難しい。

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帆を同じ向きにしていては同じ方向にしか進めない。進みたい方向が風の方向と異なる場合には、帆の向きを変えてジグザグに進む必要があるらしい。帆の向きを変えるのがタックで、そのときにロープをいったん緩めて向きを変えたらガンガン巻き取る。初めはさっぱり分からずに、「引っ張れ」と言われて素手で思いっきり引っ張っていたけど、実はちゃんと道具があった。それでも結構な力仕事なのだけど。ちなみに、タックのせいで翌日は筋肉痛だった。

帰りはまた帆の向きを変えてのんびりと港へ戻る。msrnは乗っているだけで酔ってしまったので、帰りはずっと舵を担当。雨はそうでもないものの、ずっと冷たい風に当たっていたので身体がすごく冷えている。気温よりも寒く感じる。早く帰って温まりたかった。

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マリーナに無事に戻り、船の中でランチをとることになった。14kWさんが用意してくれたレトルトのスープカレーとコーヒーで温まる。天気が悪い場合は最悪は船でお茶だと聞いていたので、シフォンケーキとガトーショコラを焼いて持ってきていて、デザートもある。初めての洋上カフェだったけれど、若干船酔いなのでちょっと頭がボーっとしながらも、まなみさんの経歴には14kWさんも一目置いていたのは記憶に残っている。逆に、自分がヨットにそれほど乗りたそうにしていないのが伝わっているのか、ヨットのセンスがないのか、自分はまったくサンフランシスコへ誘われない。誘われても行けないけど。

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ランチが終わって14kWさんと別れて船を降りる。船から降りてもなんとなく頭が揺れている。初めてのヨット。やっぱり天気がいい日に乗りたかった。自分のような寒がりにはやっぱり海は厳しいかも。

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