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スキーでの膝の靭帯損傷の原因と予防治療についてのセミナー

そろそろいい年のおっさんなので、怪我の予防のために勉強に行ってきた。

幸い、これまで骨折や靭帯を切るような大きな怪我をしていない。転び方が上手い方だとは思っていたけれど、今回のセミナーに参加して、特に膝の大きな怪我をしなかった理由がなんとなく分かった。

まずは、プロからアマチュアまでたくさんのスポーツ選手の膝を診てきたNTT病院の井上さんのプレゼン。今回のイベントのメインだ。

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これまで靭帯を切ったことがないので、そもそもどうしてスキーで靭帯が切れるのか分からなかったけど、どうやら膝を曲げたときに前十字靭帯の許容範囲を超えて伸びたときに切れるようだ。後傾で転んだり、膝が内側に入って曲がったり。キッカーで飛びすぎてフラット落ちしたときに、後傾で背中から落ちることがあるけど、あれはかなりヤバいようだ。先シーズンはザックのおかげで膝はそれほど曲がらずに済んだけど、もしもザックなしで背中が直接地面に叩きつけられるほど膝が曲がっていたら、靭帯が切れていたかもしれない。

膝が内側に入るのも切れる原因らしい。X脚で上から力がかかると膝がどんどん内側に入る。そのまま膝が折れていくと靭帯が限界に到達して切れる。といっても、切れるのはたった0.04秒らしいけど。モーグルのエアーの着地やダウンヒルのジャンプ後の着地で膝が内側に入っていると切れやすい。

意外だったのは、カービングスキーによる「スリップキャッチ」によるもの。後傾でエッジが角付けされた状態で板だけが前に走ると、瞬間的に膝が大きく曲がって、後傾で転んだような状態になる。転んでいなくても転んだときのような力が加わるので切れてしまう。

この後、切れた靭帯を内視鏡で撮影した映像や写真がたくさん映し出されたけれど、正直、気持ち悪くて辛かった。グロいのは二次元でも苦手なのにw 靭帯再建について学ぶことができたのは貴重だけど、まるで大工仕事のように人の身体を切って繋いでを行っている様子には呆然としてしまった。でも、もし自分が靭帯を切るようなことがあったら、ぜひ井上さんに治療をお願いしたいとは思った。

一番身近で靭帯を切ったのはエンサヤだった。そのときのツアーに自分は同行していなかったけれど、ちょっと転んだだけに見えて、確か、前十字靭帯と側副靭帯が切れていたらしく、下山が相当大変だったらしい。その後、周りでも靭帯を切る人がいたけれど、割合としては女の方が多く、どうやら2、3倍は女性の方が切れやすいらしい。骨盤の形から膝が内側に入りやすいことが原因のようだ。

予防については森脇さんのパートで、開放値への指摘があった。開放値を見直すようにと。現役レーサーのときの開放値のまま滑ってはいないか?開放値に適した筋力はあるのか?

スキーが開放されれば膝の靭帯を伸ばすような力は入らない。つまり、開放値が低い方が靭帯は切れない。靭帯が切れる前にスキーがはずれる。このことが、自分がこれまで膝の靭帯を痛めたことがない理由の一つ。

開放値は体重に合わせているので、いつも7くらい。コブを滑るスキーもパウダーを滑るスキーも全部7。別にちゃんと滑ればスキーなんてはずれないし、はずれずに怪我をする方が怖いと思っていたのは、間違いではなかった。

これだけ激しく転倒していながら、怪我一つしなかったのだから、やっぱり開放値は高くしない方がいい。

予防の第一は、膝が内側に入らないようにすること。中臀筋を鍛えるといいらしく、スラックラインをしているのも、靭帯を切らないためには効果的なようだ。運動前にパラレルスクワットをすると、関節のねじれを矯正できるそうだ。インソールを使うのも予防にはいいらしい。インソールは当たり前のようにずっと使っている。

続く予防のトレーニングは、筋肉の反応速度を上げることらしい。こういうトレーニングがいいそうだ。スキーに限らず、スポーツ全般において、筋肉の反応速度を上げるとパフォーマンスが向上するのだそうな。動きを止めるのってスラックラインのトリックに似ているから、これもスラックラインがいいのかも。

そして、最後の三つ目は、コアの強化。パフォームベターとかというゴムバンドを膝に巻いて、膝が内側に入りやすい状況を作り、それに対抗する力をつけるそうだ。このイベントのために限定公開の動画を用意してくれていた。

会場にはあのビッグマウンテンスキーヤー児玉毅ことタケさんも来ていたけれど、今回は患者代表?ということで、主に自身の怪我の経験を語るくらいで抑えていた。プロスポーツの世界では靭帯の移植なんてのもあったとは。次に切ったら移植するらしいw

今回のテーマは「スキー」だったけれど、靭帯の損傷はバスケットボールやバレーボールなどでも多発しているそうだ。確かに、部活で膝を傷めている友達もいた。膝が内側に入るのはどんなスポーツであろうと、膝の靭帯に負担がかかって良くないということだ。

スノボでは膝を入れるといいと聞くけれど、これって実は靭帯には良くないのだろう。自由度が高い足首に対して、膝は曲げ伸ばしを行う関節で、ねじりに弱い。逆に、前十字靭帯を損傷していても、自転車には支障がないという。やっぱり膝はねじってはいけない。内側に入れてはいけない。

というわけで、これまでスノボでは膝を入れることを意識していたけど、もう止めることにしよう。靭帯を切りたくないし、オカマっぽい滑りも治るはずw

質問し忘れたけど、O脚との関係を聞いておけばよかった。自分の極端なO脚にも膝の怪我のしづらさと関係があるような気がしたので。

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