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18/4/14 前十勝岳

風邪がようやく治ったので、3週間ぶりに滑りに行った。

もう1ヶ月以上も前からスーさん家に泊まって焼肉をすることに決まっていたので、風邪が長引いていたのも心配で、msrnのギックリ腰が治らないのも不安だったのだけど、ともかくは初日はツアーに参加する予定で朝6時すぎに家を出発した。久しぶりのスキーなので、道具を準備するのにももたついて、予定よりも10分以上出るのが遅れてしまった。でも、さすがに4月も中頃となると、路面は乾いていて走りやすい。気温が低くて山道が心配だったけど、凍結路面は一切なくて、富良野にはいつも通り到着した。

ところが、先月の三段山のときとはちがって山並みは厚い雲の中。山麓が辛うじて見えているけど、イマイチな天気で元気も出ない。白銀荘へ登っていくとき、途中からは道端に新雪が薄っすら積もっているのを見ても、かえって寒さに怯える気持ちの方が強かった。

駐車場もスカスカ。手前に停めてシールを貼ってからロビーへ行くと、メンバーも出足が鈍いようだ。9時にようやくみんなそろってスーカフェのコーヒーをご馳走になりながらダラダラと時間が過ぎて行く。異様なテンションの低さ。

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行き先が前十勝岳に決まったようで、9時半くらいにぞろぞろと支度に車へ戻る。リーダーの指示で一応ビーコンもみんな装着。新雪は2、3cm。雪面が綺麗でいいのだけど、これがストップ雪だったら悲惨だ。ただでさえシールを剥がしたら糊がソールに残っているだろうから、滑りを考えると不安だった。

おじじが風邪気味らしいのでゆっくりペースで登ったけれど、そのおかげで病み上がりの自分もずいぶん助かった。特に、標高が高くなると新雪の下の雪が凍って硬くてグリップが効きづらい。直登できるうちはいいのだけど、傾斜がきつくなって斜めに登らざるを得なくなっても、油断するとエッジが抜けてずり落ちる。ストックを持つ上半身にもかなり力が入った状態で登り続けてずいぶんと疲れた。

ガスがかかってない辺りまで千春沢を詰めたけれど、沢筋には小さく硬いデブリが転がっている。これに板を引っ掛けたら危険なので、千春沢は滑らずにハイマツを越えて行くことになった。ところが、こっちはこっちでまたカリカリ。パパもトラバース中に数メートル滑落。これでみんなすっかり怖気づいて、千春沢の側の尾根を滑り降りることになった。

滑る準備をすると、案の定、板のソールには糊がべっとり。滑れば少しは取れるだろうと割り切って、ともかくはみんなの後ろを追う。出だしは細い沢状で新雪が5cm弱溜まっている。みんな新雪の下に隠れている細かな凹凸とカリカリの下地に苦戦している。自分も久しぶりで怪我をしてはいけないので、慎重にズラしながら滑り降りた。150mくらい滑るとだんだん身体が動くようになってきて、ちょうどオープンに飛び出して一気にテンションが上がる。すでに太ももは限界だったけれど、撮影するにはある程度下まで降りて構える必要があるので、そのままがんばって適当なところまで一息に滑り降りた。結局、標高差250mくらいを一気に滑ることになり、登りの疲労と合わせて病み上がりの身体はこの時点でほぼ終了したw

コンディションも悪いし、もう50mくらい滑り降りて集まってから下山するかと思っていたら、登り返すことになった。焼肉の時間を考えると、まだ正午を回ったばかりで下山するには早すぎるとのことだ。下山する気満々で滑り降りたので、登り返して滑り降りる気力が残っていなかった。休憩中も先に下山しようかとも考えていたけれど、ちょうど日が差してきた。太陽に力をもらったような気分だった。

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ビデオカメラの空き容量を増やしてからみんなを追いかける。登り返すといっても150mほど。追いつく前に先頭のパパは滑り支度を始め、327gさんが先に途中まで滑り降りてカメラを構えるや否や、すぐに滑り降りて行った。疲れてるし、もう撮らなくていいかと思っていたら、さっき撮ったからと先に滑るように促されたので、気持ちにスイッチを入れてドロップ。

ゲレンデで練習したカービングをイメージ。整地とちがって細かなうねりと不規則な新雪の濃淡があるけれど、吸収できないほど大きなものではないはずだ。角付けしてフォールラインへ加速していくと予想以上にスピードが出る。でも、ビビってズラしたら負けだ。身体が板に遅れるのを感じながらも、必死で上体を前に送るように意識しながら大きめのターンで滑り降りた。ただ、やっぱり脚に力があまり入らずに暴走気味。悔しい滑りになってしまった。失敗しても簡単にやり直しができないのが山の厳しさだ。

下山のときにそこから少し標高を落とした途端にストップ雪に変化した。コンディションは、この日にしてはいい方だったのだろう。白銀荘でカップラーメンを食べてから温泉に入り、露天風呂から振り返ったときには、もう太陽は雲にすっぽりと隠れていて、山も薄暗くなっていた。

下山後はスーさんの家に集まって、まずはビールを飲みながら反省会。当日に撮った動画と写真をテレビで映してみんなで観る。なんだかこんな風にしてるのが久しぶりな気がする。

見終わったらガレージに移動していよいよ焼肉。七輪はちょうどいい火加減になっていて、すぐに焼き始めた。山はまだ寒くて焼肉ができないので、ガレージのおかげで快適に楽しめる。炭水化物なしでも満腹。ビールは2缶目で止め、柚子のお酒をすこしもらっただけでアルコールは控えた。

家に戻ってからは三段山DVDの上映会。うつらうつらしながら見ていたけど、おじじとキンペイさんはもう寝てた。おじじが寝袋に入ってしまったタイミングで自分も寝ることにして、自然と飲みも終わっていたようだ。

翌朝はコーヒー、うどん、パンをのんびりご馳走になる。外は雨というか霙。車には薄っすらと雪が積もっているけれど、さすがに滑りに行く気にはならない。8時すぎにスーさん家を出発して帰った。スーさんとキャプテンに感謝。

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