ジャマイカ楽園の真実 LIFE&DEBT
久しぶりに映画を見た。といっても、映画館へ行ったわけじゃなく、買ったから棚の奥にしまったままだったDVDだ。
グローバリゼーションの波に乗って、IMFやWTOといった国際機関がどのように発展途上国を搾取しているかが、ジャマイカを舞台として詳しく語られる。イギリスからの独立後、経済力のないジャマイカは資金援助を必要としていた。しかし、その条件としてIMFやWTOが要求する貿易の自由化は、圧倒的な競争力の輸入品に押されて結果的にジャマイカ国内の産業を衰退させた。今や、農産物の自給もままならず、輸入に依存するようになっている。
輸入に押されて売れなくなった牛乳を捨てるシーンは、先日のホクレンによる生乳の廃棄を思い起こさせた。生産過剰による価格低下を防ぐための処置なのは分かるが、やはり心が痛む。
ジャマイカ楽園の真実 LIFE&DEBT
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