謎の海鳥大量死に迫る
今朝北海道クローズアップの再放送「謎の海鳥大量死に迫る」を見て驚愕した。原因はロシアの不法投棄だというのだ。実際には、野鳥の大量死の原因がC重油と分かっただけで、ロシアでの不法投棄が直接の原因とはまだ判明していない。しかし、放映されていたロシアにおける重油や廃油、漁船の不法投棄が自然環境を破壊しているのは明らかだ。
ロシアでも原油価格の高騰を受けて燃料の価格も上がったので、不法投棄で廃油の処理費用をうかせて利益を維持しようとしているそうだ。つまり、生活のためにやむを得ず行っていると。しかし、今不法投棄を続けることで、将来大きなツケを払わなければならなくなることを理解させる責任が日本にはあるはずだ。途上国に先駆けて地球の自然環境を破壊した先進国の中の一国として。
現在、知床に流れ着いた屍骸から、二次被害が広がる可能性も指摘されている。知床が世界自然遺産に指定された早々に大きな危機に見舞われた。自然環境は独立しているのではなく、外とは切り離せないことを改めて思い知らす事件だった。自然環境を護るには、世界自然遺産に指定して、その地域だけを護ればいいわけではないということだ。
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