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テレビは人間を教育し、啓発し、……

映画「グッドナイト&グッドラック」におけるエド・マローのスピーチ。田草川 弘さんの訳をで一部引用する。


もしテレビが娯楽と逃避のためだけの道具なら、もともと何の価値もない
テレビは人間を教育し、啓発し、情熱を与える可能性を秘めている
だが、それはあくまでも使い手の自覚次第だ
そうでなければ、テレビはメカの詰まった“ただの箱”だ

テレビをただの箱としてしか使っていない人が多いはずだ。流行と芸能人の情報だけのバラエティ番組から始まる一日。そんな人間の頭は水の詰まったただの袋だ。

一方、日本の放送自体も価値を失っているかもしれない。スポンサーの顔色をうかがう民放、政権政党からの検閲を受けるNHK。鶏と卵。所詮は可能性に過ぎないのだろうか。

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