あなたの望む世界は?
昨日のお花見会には、まだ幼い兄妹も親に連れられて参加していた。
「あなたの望む世界は?」みたいなテーマでボードが回っていたのだが、4、5歳の妹の方が「自由な世界。何でも自由にできる世界がいい。」と言っていた。それに対して、小学校へ入るか入らないかの兄の方は、「自由には責任があるんだ。それをちゃんと考えなきゃダメなんだ。」というようなことを言って諭していた。
驚きと感心。まさかそんな言葉が出て来るとは想像もしなかった。親の教育の重要性を強く感じた。
ただ、ひとこと。今、日本に巻き起こっている議論を踏まえると、自由を護るための「責任」を、税金などの過大な負担や、いつか兵役なんかとして押しつけられるかもしれないことを忘れてはいけないだろう。それと同時に、日本国憲法から、現に今、自分の責任を自覚しなければいけない。
日本国憲法 第12条
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
自由と権利のためには不断の努力が必要であり、自由と権利はみんなが幸せになるためにあるということだ。立派な兄妹に比べて、自分の望む世界は「みんなが幸せな世界」。月並みで、理想主義者で恥ずかしいけれども、人間が目指す世界はこれ以外ないんじゃないだろうか。
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