遺伝的な資質と、生まれた後の環境や教育とでは、人間にとってどちらが重要か
遺伝的な資質と、生まれた後の環境や教育とでは、人間にとってどちらが重要か。優生学者はネイチャー(天性)だと言い、社会学者はノーチャー(育成)を重視したがる。共産主義者も後者で、だから戦後の学校は平等というコンセプトを追い求めて来たわけだけれど、僕は遺伝だと思っています。 これだけ科学技術にお金を投じてきたにもかかわらず、ノーベル賞を獲った日本人は私を含めてたった五人しかいない。過去のやり方がおかしかった証拠ですよ「機会不平等」斎藤貴男(文春文庫)p.16-17より引用
2006年当時、教育改革国民会議座長であった江崎玲於奈の言葉らしい。
教育改革国民会議は内閣総理大臣の私的諮問機関として発足し、当時の小渕首相から森首相にわたって開催された。現在、与党によって提出されている教育基本法の「改正案」に含まれている「教育振興基本計画」も、この会議で提案されている。このことからも、「教育改革」に大きな影響を与えていることが分かる。その会議の座長の発言であることを忘れてはいけない。
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