04/12/19 朝里岳
シールで登った初めての本格的なバックカントリースキー。O田の勧めというか誘惑というか挑発を受けて、この04-05シーズンから山に入り始めた。初めてということで、途中までゴンドラを使って登れるお手軽な朝里岳にO田と二人で行った。
G3のシールを駐車場で貼り、1日券を買ってゴンドラに乗り込んだ。登る前は、朝里岳から帰って来てからも滑ろうと考えていたので。ゴンドラを降りたら、O田にもらった地図でコンパスを朝里岳のピークに合わせた。このとき確かトレースがあったので、それを利用した気がする。
天気の方は、時折晴れ間から日差しが降りて来るが、少し経つとまた雲に隠れてしまい、気温もかなり低かった。朝里岳のピークへ近づくと、次第にモンスターが現れ始める。晴れたときにはキロロスキー場のゴンドラ降り場も見えた。ピークで休んでいるときに、ボーダーがスノーシューにそりを引いて余市岳に向かって歩いて行った。
この日、O田は確か初滑りで、自分の方もバックカントリーが初めてなので、ピットチェックをしたり、コンロで昼食をとったりとゆったり雪山を楽しむ計画だった。ピークから白井岳の方へ少し移動した。このとき脇の下のベンチレーションを上手く閉じれず、素手を曝していたために指が凍傷になりかけた。この時から極力素手で作業しないようにしている。ベンチレーションを一度空けたらウェアを脱がないと閉められないような、使えない代物だった。
程よい斜面を見つけたので、ピットチェックをしてから滑り降りた。12月だけあって、この日の雪はとても軽かった。
昼食は登山用のチキンライスだったはず。O田が全部用意してくれた。水を入れて15分くらい茹でたかな。風がない場所を選んでいても、待っている時間はさすがに寒かった。やっぱり山では行動食くらいで、サクサク滑った方がいいみたいだ。バックカントリーにも慣れた今だから分かることだけれど。でも、きれいな雪景色の中でちょっとしたランチができたのはよかった。
食事が終わって斜面を登り返し、スキー場の方へ帰りながらいい斜面を探した。オープンな斜面を見つけたので、ザックをデポしてここを1本滑り降りることにした。O田の先に滑り降りてビデオカメラを構えたけれど、O田を見失って失敗。本当に申し訳なかった。登り返しでシールをまた貼ったけれど、滑る前に剥がしたときに糊に雪が付いたみたいで粘着力が弱かった。実際、登っている途中でシールが外れてしまった。それでも、G3のシールはベルトをきつく引っ張れば、糊がダメでもなんとかなるので便利。
日もだいぶ傾いて斜面が薄暗くなった頃、スキー場へ帰る最後の斜面を滑り降りた。またシールを貼って登るのが嫌だったので、巻いてゲレンデへ戻った。ダウンヒルコースの最初の平らなところ辺りに出た。時間的にゲレンデもどうせ今日は最後なので、そのままダウンヒルを滑った。ザックを背負ってコブ。絶対無理。
初めてのバックカントリーでいろいろと学んだ。このとき学んだことは今でもちゃんと活きていると思う。
今回も、主な写真はO田の撮影。
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