04/5/30 平山
なつかしスキー動画第5弾。もう、なつかしいというほど昔じゃなくなってきた。
発音は似ているけれど、ヒマラヤじゃなくてヒラヤマ(平山)。北大雪でシーズンラストを迎えた。メンバーは相棒のO田とY口さん。Y口さんとは、このシーズンにルスツで一緒に滑ったのに続いて2回目だった。
実は、春のバックカントリーはこの時が初めて。スキーを担いでつぼ足で登るのは初体験だった。夏山登山に使っている39Lのザックにブーツを入れて、スキーを取り付けるとかなりの重さになって、不安になったんじゃなかったっけ。この時、板はまだSALOMONのScream 8 Pilotで結構重かった。ウェアはmont-bellの黄色いカッパ。後にも先にも、スキーで着たのはこの時だけだな。あと、確か夏道を登れるという予想で、長靴ではなく登山靴にした。これが失敗だったんだけど。勝手がよく分からないので、ずいぶんO田に聞いた気がする。
アプローチは場所が場所だけに、5時出発で高速道路を使ったはず。林道が通れるようになっていたので、登山口に車を置いて、そこから夏道を登った。でも、いくらもしないうちに夏道は残雪に埋もれて、下を雪解け水が音を立てて流れる沢を歩いて登る。今思えば、かなり危なかったな。先行しているおじさんたちもいた。
稜線の辺りはハイマツが出ているので、荷物をデポしてピークまで歩いた。稜線に出るとさすがに風が強かった。確か、一人で登っていた北大出身の人とピークで会ったのを覚えている。稜線からは、隣にニセイカウシュペのエクストリームな斜面が見えていた。「今度はあそこを滑ろう」なんて話してたっけ。
ピークから戻ったら、下で買って来たインスタントラーメンをO田のコンロで作って食べた。それなりに身体が冷えているので、こういうのがありがたかった。
食い終わったらいよいよ滑降。一足先に、おじさんたちは尻滑りで下っていた。薄曇りで少し霞んだ山並みに向かって滑り降りる。とにかく、この時期にこんなところを滑るのは初めてで、かなりビビってた。
沢の底の方まで降りると、何やら雪渓に開いた空洞の下に「ゴォー」という大きな音を立てて流れる水が見える。こんなところを滑って越えるのは、これで最後にしよう。最後は夏道なので、結局、板を脱いで登山靴に履き替えて車まで辿り着いた。
滑った後は恒例の温泉。この日は愛別の協和温泉に行った気がする。温泉の湧出量が少なくて、温泉は小さな湯船が一つだけで、そのことを知らないで温泉に入り損ねたはず。違ったっけ?帰りは疲れていたので、O田とY口さんに運転してもらった。う〜ん、助かる。
なお、写真はO田撮影のものを使用。
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