07/2/11 旭岳
2/4の札幌国際で、登らずに楽してパウダーを滑るという考えに毒されたため、この日は旭岳でロープウェイでパウダーを何本も滑ることにした。メンバーは、今日もB4 SQUADのS木くんとの二人。行きの車にはチトカニウシ山に行く予定のやっちくんも乗ったが、旭川市内でデポして二人で旭岳へ向かった。S木邸を5:30に出発して高速道路を使っても、旭岳に到着したのは9:00。さすがに遠かった。
出発時、札幌ではかなりの雪が降っており、「今日はニセコが当たりだったかも」というやっちくんの言葉も聞いて、テンションが下がる。予想通り、高速道路を走り旭川に近づくほど雪が止んで来た。けれども、旭岳への一本道を走る頃には、そこそこの雪が降っていて、むしろ視界が心配なほどだった。
ロープウェイ乗り場に着いたら急いで準備をして、1日券を買って乗車待ちの列に加わる。ちらちらと当たりを見渡すと、いかにもパウダーを滑りに来たという板ばかり。ボードは普通にトンガリボードで、スワローテイルもちらほら。スキーもファットばっかり。Vevtor Gride履いてる人も結構いる。一方、意外だったのはザックを背負ってる割合が低いこと。普通にゲレンデを滑る感覚のフリーライドスキーヤー・スノーボーダーが増えているようだ。これなら事故が増えても無理はない。
終点に到着したら、人の流れに着いてAコースへ向かった。コースの滑り出しまでは、数分歩かなければいけない。これが結構疲れた。同じロープウェイに乗った人たちは、ほとんどみんなコース外へ消えて行く。体操してから少し遅れて滑り出して驚いたのは、雪があまりにも軽いこと。膝まで深雪があるのに、板が沈んで潜ってしまい、下の硬い雪面に当たっていた。雪が軽過ぎて膝上のパウダーでも、なかなか浮遊感が感じられない。
どこを滑っていいのか分からないので、来たことのあるS木くんに着いてAコース付近を滑った。面白いのは、上の方だけで、下の方はどこへ行っていいのか分からないこともあって流して終りだった。次に、Bコースへ行ってみると、こっちにはあまり人が入っていないようだ。どうも、こっちのコースは途中登りがあるから、避けられているようだ。下から見て面白そうなロープウェイ下も滑ってみる。ボーダーが入れないような樹林の中はサラサラのパウダーが腰まである。こんなのは初めてだ。
滑るポイントを探しながら滑っていると、だいたい40分に1本のペースで、昼に短い食事の休憩を入れてずっと滑った。途中、ヒヤッとすることがあったものの、なんとか無事にラストのロープウェイに乗り込んだ。ちょうどその頃から、日差しが出て来て斜面を照らし始めた。終点についてBコース側に出ると、それまで降り続く雪に隠れていた大雪の山並みが目の前に現れる。はじめ、「1日券じゃなくてもよかったのでは」と思っていたが、このときはさすがに1日券を買っていてよかったと思った。もう疲れてボロボロだけども、気持ちが踊り始める。
ラストを滑り終えて後ろを振り返ると、旭岳が雲間から薄らと顔をのぞかせ、その白い大きな姿に夕日を映していた。その後は白樺荘で熱い温泉につかり、旭川市内まで下ってとんかつを食べた。去年の旭岳の時と同じ。温泉ととんかつだけではなくて、帰りの吹雪まで同じだった。行きで出くわさずに済んだブラックアイスバーンまで、帰りにはしっかりと堪能できた。
【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。
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コメント
この前はお疲れ。
滑り始めてものの数秒で口に雪が入ってきたのには驚いたよ。
それにしても雪軽かったね~、ぜんぜん浮かないし下地が硬くボコボコだったので難しかった。人工的なスキー場とは一味違った感触が、自然相手で何が起こるかわからないという意味で気を引き締めたね。
でも樹林帯はさすがに下地もやわらかく浮く浮く。最高でした。
動画見たよ。絶妙な編集でした。
僕のほうは動画と写真ありますが写真はあまり良くないです。今度まとめて渡すよ。
投稿: S木 | 2007年2月13日 (火) 12時53分
おつかれさま。やっぱり行きは高速道路で正解。ありがとう。
これからはより一層安全第一を心がけよう。
動画に音楽は付けなかったけど、結構軽快な滑りに見えたでしょ。
じゃ、今度写真とかよろしく。
投稿: H本 | 2007年2月13日 (火) 14時52分