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2007年2月

04/12/19 朝里岳

シールで登った初めての本格的なバックカントリースキー。O田の勧めというか誘惑というか挑発を受けて、この04-05シーズンから山に入り始めた。初めてということで、途中までゴンドラを使って登れるお手軽な朝里岳にO田と二人で行った。

G3のシールを駐車場で貼り、1日券を買ってゴンドラに乗り込んだ。登る前は、朝里岳から帰って来てからも滑ろうと考えていたので。ゴンドラを降りたら、O田にもらった地図でコンパスを朝里岳のピークに合わせた。このとき確かトレースがあったので、それを利用した気がする。

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途中で休んでいると、すぐに後続が登って来た。

天気の方は、時折晴れ間から日差しが降りて来るが、少し経つとまた雲に隠れてしまい、気温もかなり低かった。朝里岳のピークへ近づくと、次第にモンスターが現れ始める。晴れたときにはキロロスキー場のゴンドラ降り場も見えた。ピークで休んでいるときに、ボーダーがスノーシューにそりを引いて余市岳に向かって歩いて行った。

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モンスター。

この日、O田は確か初滑りで、自分の方もバックカントリーが初めてなので、ピットチェックをしたり、コンロで昼食をとったりとゆったり雪山を楽しむ計画だった。ピークから白井岳の方へ少し移動した。このとき脇の下のベンチレーションを上手く閉じれず、素手を曝していたために指が凍傷になりかけた。この時から極力素手で作業しないようにしている。ベンチレーションを一度空けたらウェアを脱がないと閉められないような、使えない代物だった。

程よい斜面を見つけたので、ピットチェックをしてから滑り降りた。12月だけあって、この日の雪はとても軽かった。

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初めてのピットチェック。

昼食は登山用のチキンライスだったはず。O田が全部用意してくれた。水を入れて15分くらい茹でたかな。風がない場所を選んでいても、待っている時間はさすがに寒かった。やっぱり山では行動食くらいで、サクサク滑った方がいいみたいだ。バックカントリーにも慣れた今だから分かることだけれど。でも、きれいな雪景色の中でちょっとしたランチができたのはよかった。

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白井岳をバックに。

食事が終わって斜面を登り返し、スキー場の方へ帰りながらいい斜面を探した。オープンな斜面を見つけたので、ザックをデポしてここを1本滑り降りることにした。O田の先に滑り降りてビデオカメラを構えたけれど、O田を見失って失敗。本当に申し訳なかった。登り返しでシールをまた貼ったけれど、滑る前に剥がしたときに糊に雪が付いたみたいで粘着力が弱かった。実際、登っている途中でシールが外れてしまった。それでも、G3のシールはベルトをきつく引っ張れば、糊がダメでもなんとかなるので便利。

日もだいぶ傾いて斜面が薄暗くなった頃、スキー場へ帰る最後の斜面を滑り降りた。またシールを貼って登るのが嫌だったので、巻いてゲレンデへ戻った。ダウンヒルコースの最初の平らなところ辺りに出た。時間的にゲレンデもどうせ今日は最後なので、そのままダウンヒルを滑った。ザックを背負ってコブ。絶対無理。

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H本、ノートラックのラストラン。

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初冬の軽いパウダーを巻き上げて滑るO田。

初めてのバックカントリーでいろいろと学んだ。このとき学んだことは今でもちゃんと活きていると思う。

今回も、主な写真はO田の撮影。

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Soundtrackの再インストール

ずいぶん前にFinal Cut Express HDと同時にSoundtrackもインストールしたけれども、Loopファイルがあまりにハードディスクを食うので、1週間も経たずに削除した。最近、音楽がなくて味気ないスキービデオをなんとかしようと思って、D論以外の研究データをハードディスクから削除して空きを作り、再インストールしてみた。GarageBandのLoopと合わせると6.5GBにもなった。

起動してみると、なぜかメディアマネージャにリンクの切れたLoopファイルが赤字で表示されている。ライブラリの中の関連ファイルを削除して、インデックスの作り直したら、正しく表示されるようになった。

とりあえず、ユーザーズマニュアルで音楽の基礎を勉強してみたけど、何から手を付けていいか分からない。しょうがないから、「チュートリアルでちまちま勉強してみよう。」っと思ったけど、肝心のSoundtrackチュートリアルが見つからない。後で気付いたけれど、チュートリアルが入っていたのはFinal Cut ExpressのDVD-ROMで、Final Cut Express HDのDVD-ROMには入っていなかった。

一応、三段山クラブを目標にがんばってみよう。

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04/12/12 札幌国際

2004年12月に研究室スキー部がsotoによって設立され、その最初の活動。部長のsoto、H本、N村がスキー、スノーボードのK畑というメンバー4人で、札幌国際に行って練習した。

この日は、秀岳荘の冬山セールで買った山板の初滑りだった。本格的バックカントリーに備えて用意したNordica Superlite + Diamir ExprolerとGarmont G-Ride?で滑った。兼用靴の履き心地は悪い。インナーがペラペラで足が痛かった。ビンディングがセットバックされているのか、ポジションがどうも変だった。初滑りが済んだ後は、SALOMONに戻した。

エレガントなN村を手本にエコーでカービングの特訓と、エコーのコース脇のギャップでN村以外のメンバーで飛びの特訓。N村はさすがにきれい。板も重いの使ってたっけ。1級のsotoは思うように滑れなくて不満のようだった。K畑の滑りはこのとき初めて見たのだけれど、結構滑り慣れているみたいだ。今、この頃の自分の滑りを見てみると、全然進歩していないことが分かってちょっとショックだ。

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ひと際エレガントなN村。

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フラストレーション溜まりまくりのsoto。

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K畑はいろんな意味でポテンシャルが高かった。

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H本の後ろでボーダー2人が衝突してた。

飛びでは、sotoは抑え気味。飛びがほとんど初めての自分の場合、最初山板で飛びすぎてビビって、それからは全然踏み切れなかった。上手い人も来ていて、あっさり360 saftyやってた。この日から、K畑はいいところを全部持って行ってた。恐いもの知らずだね。

初めての活動だったけれど、スキー合宿をはさんでこの後も何度か一緒に滑ることになった。これもsotoのおかげ。

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07/2/25 札幌国際

ついに検定日。朝起きると目眩が。フラフラする。しかも、なんか心臓の辺りが痛い。昨日の疲れが残っているのは分かるけど、目眩って何だ?変なところ打ったっけ?別に昨日転んでいないはずだし。首は痛いけど、起きられないくらいじゃないのに。

不安を抱えたまま、スキーバッジテスト1級の検定を受けるため札幌国際へ行って来た。体調が優れず朝家でゆっくりしてたら、受付でもらったゼッケンは8番。前回の1級2人に比べるとずいぶん増えていた。集合時間まで少し時間が残っていたので、ダウンヒルを1本滑ってみた。昨日よりは滑りやすそうだけれど、2級の時の方が良かった。人数が多かったのは、どっかのスキー部が一斉に検定受けに来たからだった。

集合場所に行くとH多さんがいた。ゼッケン番号12番で最後だった。前日のばんけいがひどかったそうで、あまり調子がよくないって言ってた。Y口さんもコーチ?、野次馬?で来ていた。検定で失敗するのを見るのが面白いらしい。確かに面白そう。後輩の学会発表見るみたいだ。

説明を受けた後、人数が多かったので2グループに分かれて、番号が後半の自分たちのグループはH田検定員のコーチングを受ける。1本目はリフトに乗って適当に滑る。2本目はダウンヒルの検定バーンへ行った。

一壁の不整地小回り、つまり、コブは深かった。最初に滑ったH田検定員は、受講者の前で吹っ飛んで転けた。これを見て少し安心。検定員でも転けるなら、ちゃんと滑れば問題ないだろう。国際のコブはばんけいよりもずっと柔らかいので、多少無理矢理でもなんとか滑れそうだった。

二壁の大回りと総合滑走も、普通に滑れば問題なさそう。でも、相変わらずローテーションを指摘された。三壁の小回りと中周りでもローテーションが入っててダメ出しされた。加えて、腰から身体を折り過ぎらしい。で、たった2本滑っただけで、事前講習は終わってしまった。ばんけいナイターに通ってた硬派のH多さんは、札幌国際のへなちょこバーンに手こずっているようだった。

講習後、昼飯を食べる前に3人でダウンヒルへ行って、コブの山を削ってみた。でも、検定の頃には元に戻ってしまって、あまり効果ないって話だ。とりあえず、ケガ人が出るのは避けられるだろうから無駄にはなんなそう。

下に戻ってレストランで昼食をとった。そこそこ腹が空いていたので、別に験をかつぐわけじゃなけど、前回の検定のときと同じく「豚マヨキムチ丼」を食べた。でも、これが結構腹にもたれた。H多さんを見習って、軽く済ませりゃ良かった。そのH多さんも、パンと牛乳が余計だったみたいだけど。

さて、飯を食い終わって外に出ると、もう点呼が始まっていた。検定の説明の時に、小回りの検定バーンを三壁から一壁に変更することが伝えられた。三壁がアイスバーンになってきたかららしいけど、ばんけいに比べたら全然大丈夫だった。地味に、この変更で調子が狂った。

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H多さんはスキー客に集中力を乱されながらも切る。

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スピードに乗らずダラダラのH本。

検定の滑りはY口さんに撮ってもらった。最初に、一壁で小回り。アイスバーンにはなっていなかったけど、初めて滑る斜面で雪も所々溜まっていて、思うように曲がれずちゃんとターンできなかった。二壁の大回りも、小回りで調子が狂ったままで板に乗れてない。人が多くて大回りになってないし。三壁の中回りも板が流れてズルズル。この一本いいところなしで、もう開き直るしかなかった。H多さんも不調で、中回りはやる気なさそうに滑ってた。

2本目、コブは講習でもOK出てたので、気を取り直して滑ってみた。けど、午前中と感じが変わっていて、なんか上手く滑れない。ダメダメのまま二壁で最後の総合滑走。小回りで内足が引っかかって失敗。とにかく、終わったからまあいいや。落ちても受かっても、検定週間から解放される。その後検定員から合格後の手続きについての説明があり、公認料2,000円とSAJ登録料3,000円かかると聞いて、予想外の出費に思わず「5,000円ですか?」っと検定員に聞き返してしまった。だって、朝7,000円も払ってるんだから。やっぱり「世の中金だ。」

検定で不調だったH多さんは、鬱憤を晴らすべくダスキンへ。一緒に着いて行ったけど、H多さんは鬼神のような滑りだった。自分はもうフリーライダー。コース脇のギャップで飛んでグラブしたり。合格発表までまだ時間があったので、最後に飛びに付き合ってもらった。けれども、せっかくカメラ回してもらっているのに、ビギナーもチャレンジもアプローチでスピードが出ずにテーブル落ち。チャレンジはギリギリランディングにかかっていたので衝撃は小さくて済んだけど、ビギナーではモロに落ちて足がなまら痛い。時間もないので、kentei mute 360はできなかった。

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テーブル落ちの恐怖で泳ぐ泳ぐ。

下に着いたら、もうみんな集まっていた。すぐに学校長?と検定員からコメントがあり、引き続いて合格発表があった。1級の番になって次々に番号と名前が呼ばれるけれど、落ちてる人もいる。もうダメだと思っていたところ、自分の名前が呼ばれてちょっと驚いて合格証をもらいに行ったら途中でつまずいた。もらって戻る時にH多さんの名前が呼ばれる。本人の予想に反して、二人とも合格。少なくともワンツーフィニッシュは絶対ないと思って得点を見てみると、なんと二人とも350点で合格点ギリギリ。しかも、すべての種目が70点。後からH多さんが検定員にずばり「何でオレたち受かったの?」って聞いたら、実は採点で迷ったらしかった。迷った時は合格にするって話だった。H多さんについては、午前中の滑りも評価されているみたいだった。

自分の滑りについてH田検定員にコメントをもらった。外足にちゃんと乗れていないということ。結局、ばんけいでS木くんに指摘された通りだ。ちゃんと練習したら上手くなるって言われたけど、もう基礎スキーは飽きてしまった。それに、基礎スキーやるならキレキレの板を手に入れないとやる気出ない。結局、エッジシャープナーの効果があったのかどうかも分からなかったな。

内容はともかく、1級取得の目標が達成できたのでもう満足。有料レッスンを受けたり、努力らしい努力したりもせず、飛び板Dogenのまま挑んでもなんとか受かったので、残りのシーズンは心置きなく遊べる。なお、1級取得までにかかったお金は、SAJに登録していないので、ばんけいの24時間チケットを除いて20,000円以下に抑えられた。

合格に不満のH多さんも、今度はテクニカルプライズ目指してがんばってください。Y口さんも撮影ありがとうございました。おつかれさまです。レッスンしてくれたS木くんありがとう。他にも、応援してくれた方々、ありがとうございました。

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07/2/24 札幌国際

ばんけいのコブを滑ったせいか、寝違えたのか分からないけれど、ここ2、3日首が痛くて回らない。休養をとって少し調子が良くなったので、明日の検定に備えて札幌国際に練習に行って来た。今日は1ヶ月振りに怪我から復帰したN田くんと、S木くんと。

前日、札幌市内は強い雨で全然期待していなかったのだけれど、意外にも新雪が10cm弱は積もっていた。とはいえ、前日の高い気温と湿雪のせいか、新雪の下はガリガリしていた。S木くんとは後から合流することになっていたので、最初はN田くんとパークを下見して滑った。「下見は大事、超大事。」ビギナーの左はクローズ。はしゃいでるN田くんはともかく、自分はジブをパス。ポコジャンはぼちぼち。チャレンジはやっぱりでかい。身長よりも高くて2mはありそう。長さも板で測ると大体8から9m。ショートなら怪我しそう。

パークの下見の後は、検定バーンをリクエスト。一壁のコブはぐちゃぐちゃ。二壁もモサモサ。三壁もガタガタ。練習する気がなくなったので、裏を滑ってみると、15cmくらいの新雪が積もっていた。その下はガリガリ。でも、そこそこ面白い。二壁の脇からコースに戻ったところに、たまたま上から滑り降りて来たS木くんと合流。その後、N田くんはパークへ、自分はS木くんに滑りを少し見てもらったけれど、コンディションが悪くてつまらないので、一緒に裏を繰り返す。

昼飯を食ったらS木くんはFujativeに履き替えて飛びモードにチェンジ。3人でパークに向かった。病み上がり2名とパーク初心者1名なので、地味に飛んだ。実際、首をこれ以上痛めたくなかったので、今日は回らなかった。チャレンジ自粛中のN田くんに悪いと思いつつも、デカイキッカー恐怖心克服のためチャレンジを飛んだ。もうアプローチは恐くなくなったけど、飛び出してからがやっぱり恐い。滞空時間が長いとビビる。グラブのバリエーションを増やすために、テールグラブも挑戦してみた。テールはグラブしても、テールグラブにはなっていないので、修行が必要だ。

まともに飛ぶのが初めてのS木くんは、さすがスキーがうまいだけあってバランスがいい。これはすぐ追い越されるな。N田くんはタックに苦戦していた。サッツがちゃんと出来ないとタックも上手く出来ないってのが悩ましい。お互いビデオ見て研究しよう。

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N田くんのテールグラブ?指が写っているのはご勘弁。

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バランス感覚抜群のS木くん。この日はセーフティグラブを成功。

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チャレンジキッカーにビビりまくっているH本。

ってなわけで、検定の練習のはずが、1日中楽しくパウダー滑って飛んで終わってしまった。まあ、テスト前に悪あがきしたって無駄だから。こんな開き直りで、何度単位を落としたことか。さあ、明日はがんばるぞ。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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04/5/30 平山

なつかしスキー動画第5弾。もう、なつかしいというほど昔じゃなくなってきた。

発音は似ているけれど、ヒマラヤじゃなくてヒラヤマ(平山)。北大雪でシーズンラストを迎えた。メンバーは相棒のO田とY口さん。Y口さんとは、このシーズンにルスツで一緒に滑ったのに続いて2回目だった。

実は、春のバックカントリーはこの時が初めて。スキーを担いでつぼ足で登るのは初体験だった。夏山登山に使っている39Lのザックにブーツを入れて、スキーを取り付けるとかなりの重さになって、不安になったんじゃなかったっけ。この時、板はまだSALOMONのScream 8 Pilotで結構重かった。ウェアはmont-bellの黄色いカッパ。後にも先にも、スキーで着たのはこの時だけだな。あと、確か夏道を登れるという予想で、長靴ではなく登山靴にした。これが失敗だったんだけど。勝手がよく分からないので、ずいぶんO田に聞いた気がする。

アプローチは場所が場所だけに、5時出発で高速道路を使ったはず。林道が通れるようになっていたので、登山口に車を置いて、そこから夏道を登った。でも、いくらもしないうちに夏道は残雪に埋もれて、下を雪解け水が音を立てて流れる沢を歩いて登る。今思えば、かなり危なかったな。先行しているおじさんたちもいた。

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転けたらヤバいと思って結構ビビってた。

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この花なんだっけ?

稜線の辺りはハイマツが出ているので、荷物をデポしてピークまで歩いた。稜線に出るとさすがに風が強かった。確か、一人で登っていた北大出身の人とピークで会ったのを覚えている。稜線からは、隣にニセイカウシュペのエクストリームな斜面が見えていた。「今度はあそこを滑ろう」なんて話してたっけ。

ピークから戻ったら、下で買って来たインスタントラーメンをO田のコンロで作って食べた。それなりに身体が冷えているので、こういうのがありがたかった。

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燃料補給中。

食い終わったらいよいよ滑降。一足先に、おじさんたちは尻滑りで下っていた。薄曇りで少し霞んだ山並みに向かって滑り降りる。とにかく、この時期にこんなところを滑るのは初めてで、かなりビビってた。

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ビビって重心が高いH本。

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Y口さんは流してたのかな。

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もうお馴染み、O田のベガカービング。

沢の底の方まで降りると、何やら雪渓に開いた空洞の下に「ゴォー」という大きな音を立てて流れる水が見える。こんなところを滑って越えるのは、これで最後にしよう。最後は夏道なので、結局、板を脱いで登山靴に履き替えて車まで辿り着いた。

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ゴォー。

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おつかれさま。

滑った後は恒例の温泉。この日は愛別の協和温泉に行った気がする。温泉の湧出量が少なくて、温泉は小さな湯船が一つだけで、そのことを知らないで温泉に入り損ねたはず。違ったっけ?帰りは疲れていたので、O田とY口さんに運転してもらった。う〜ん、助かる。

なお、写真はO田撮影のものを使用。

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サイドエッジシャープナー

無駄は承知でTOKOのサイドエッジシャープナー、エルゴスピード ファイルを購入してみた。スキーのメンテナンスなんてまともにやったことがないので、削り方もテキトー。88°と89°に設定できるらしいので、89°でやったつもりだけれど、本当にそうなってるか自信がない。

削っていると、ジブでかなり傷んでいることに気付く。しかも、削れているのは片側だけ。今シーズンは一切ジブやってないけど、これからもやらないでおこう。

エッジを研いだ効果は明日実際に確認するとして、作業中にエッジで指を切っていたので、そこそこ研げてるようだ。とはいえ、検定直前にこんな事しない方がいいのかも。大体、エッジよりも、首が痛い方が深刻。コブ滑って頸椎間板ヘルニアにでもなったかな。寝違えただけならいいけど心配だ。

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スキーに不都合な真実

今シーズン、暖冬の影響による雪不足のため、スキーの大会などが世界的に軒並みスケジュール変更になっている。日本のスキー場も雪不足が深刻らしい。北海道だから普通に滑るのには問題ないけれど、シーズン終了が早く来そうだ。温暖化についてはsotoもブログで触れていた。コメントは無視されてるけど。

そんな温暖化について警笛を鳴らしているのが、映画「不都合な真実」だ。バックカントリーやフリーライドを楽しんでいる人たちが、ブログで取り上げているのをよく目にした。そんなわけで、先日スガイで見て来た。

映画について知るにはオフィシャルサイトを見るのが一番いい。だから、ここでは自分の感想を書くことにする。

最初に感じたのは、ゴアのプレゼンがとても上手いということ。これくらい上手く、面白く話せるようになれたらどんなにいいことだろう。ところどころユーモアを交えながら、データを分かりやすく論理的に紹介して行くところはぜひ見習いたい。

温暖化についての情報自体は、普通に関心があれば既に知っているような内容だった。データの細部はともかく、大枠は以前から指摘されているのと同じように温暖化の危険性を訴えている。ゴアからのアメリカ人への警告だった。興味深かったのは、かつて温暖化で氷河が融けて北米大陸に大きな湖が出来ており、その水が大量に北大西洋に流れ込んだために、深層循環が停止して氷河期に逆戻りしたという話。今度、その大量の水の供給源がグリーンランドだという。確かに、そういう可能性もあるだろう。

この映画で重要なことは、温暖化防止はまだ手遅れではなく、努力することで解決できると訴えていることだ。温暖化防止と経済発展の両立は困難だが、人類はこれまで様々な偉業を成し遂げて来たのだから、この問題も克服できるのだと。気持ちは分かるけれど、共産主義も打倒したと言うところがアメリカ人らしいと思った。エンドロールでアメリカ人に向けて、個人個人ができる具体策を羅列して終わる。もちろん、日本人もやらなくてはいけないこと、やれることがあるので、他人事だと思ってはいけない。そして、最後のメッセージは「この映画を見るように友だちに薦めろ。」

この映画を見ようという人は、もともと温暖化の問題に関心がある。見るべきなのは、全く関心のない人たちだけれど、そういう人たちに勧めるのは残念ながら難しい。学生時代に環境問題を学んだらしいゴアでさえ、息子を失いかけてようやく本格的に立上がったくらいだ。とりあえず、映画を薦める前に友だちを絶望に陥れなければいけないのかな。

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07/2/21 ばんけい

今日はばんけいでコソ練。向こうでセンタースキー部のY口さんとH多さんに会ったけど、二人はレッスンを受けるので貧乏学生は一人でコソ練。

19時から20時までは、大回り、中回り、小回りを昨日のS木くんの指摘を頭に入れながら滑った。新雪が5cmほどあったので、そんなにアイスバーンでもなく滑りづらくはなかった。それでもエッジが噛まないのはどうしようもないみたいで、やっぱりズルズルずれる。でも、板にちゃんと乗ると怖くなくなった。

20時からはコブ練。コブは慣れていないと滑れないので、検定前にとにかく慣れる目的で滑った。けれども、だんだん左肩が痛くなって来た。昨日からいずかったのが、ひどくなった。以前、ばんけいのキッカーで転んだ時に痛めたのが再発したようだ。

ポールを突くと痛いので、20:30にはセンターに移ってキッカーで遊ぶことにした。どちらのキッカーも昨日と変わっていない。今日は上のキッカーを飛ぶ人も比較的多かった。飛んでたボーダーは結構上手い。で、まずデカイキッカーへの恐怖心を無くすことを今日の目標にした。ちゃんとアプローチして踏み切ることを意識する。ストレートならこのサイズでも問題なさそうだ。下のキッカーではガチッとグラブする練習。その途中、なぜか下のキッカーでレスキューされるボーダー出現。そのまま救急車で運ばれて行った。ポコジャンで救急車なんて、いったいどんな転び方したんだろう。

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噂のばんけいキッカー(上)。

肩が痛くてテンション低いので、終了時間より少し早く上がった。それに、昨日よりも今日は寒い気がする。もちろんチャックは開いていなかったけれど、足の指まで冷たかった。身体も限界のようなので明日は休養日。残り15時間。

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07/2/20 ばんけい

日曜日の検定に向けてばんけい通いを開始。今晩はS木くんも来るそうなので、レッスンをお願いした。やっちくんも24時間券を消化すべく、S木くんと一緒に来てた。リフト券を買おうとしていると、H多さんと再会した。ブーツを新調していてびっくりした。SALOMONの蜂の巣ブーツだった。メールで連絡をとって、オレンジの降り場でS木くん、やっちくんと合流。少し経ってH多さんも合流してレッスン開始。

自分の滑りは板にちゃんと乗っていないらしい。検定でも腰が外れていると言われたので、板に乗ることを意識して滑る。でも、今度はローテーションが入って来てしまった。それを直すために、下を向いて滑るように意識する。レッスンのおかげで、少なくとも腰が外れているのは直ったみたいだ。

レッスンの締めはビデオ撮影。S木くん、寒い中レッスンに撮影にありがとう。

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ニューブーツで絶好調のH多さん。

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ブーツのソールサイズがS木くんと同じなので、板を交換して撮影した。Dogenのあまりのエッジの噛まなさ振りに、S木くんは笑ってた。深雪滑ってるみたいだって。

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やっちくんは寒くて震えている割には、結構攻めてる。寒かった理由

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検定に備えてDogenに戻して滑った。

撮影後はフリーラン。2本くらいS木くんのATOMIC ST:12 PB?を借りて滑った。キレキレで楽しくてしょうがない。Dogenじゃ全然切れないアイスバーンもなんのその。カービングショートターンもバリバリ出来てしまう。

最後まで動いていたセンターに移動して今晩の締め。せっかく来たのだから、飛ばないで帰るわけにはいかない。とはいえ、上のキッカーはノールからリップまでが、人の身長ほどもある。これでショートだったらエラいことになりそうだった。1本目でキッカーを調べてもいないし、自分の前に飛んでる人もいないので、いきなり飛ぶのはちょっと怖かった。でも、S木くんの前でビビるのも様にならないし、思い切ってアプローチへ進む。そしたら意外と怖くなかった。滞空時間の長さと少し後傾になったために泳いでしまったけど、2本目は結構行けそうだった。調子を良くしたので、下のポコジャンでは360を手堅く決める。

みんなのおかげで楽しいナイターだった。コソ練よりずっといい。そして、この日はっきりしたことは、擦ったDogenはやっぱり検定を受ける板じゃないということだ。残り18時間。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/2/18 ニセコヒラフ

ニセコ2日目。目覚ましで6:30に起床。寝ているみんなを尻目に朝風呂へ向かった。温泉に泊まって何が一番楽しいかといえば、やっぱり朝風呂だろう。そして、風呂の後はお待ちかねのキムチモチ。まあ、実際には前の晩食べ過ぎてあまり腹が減ってなかったけど。

少しだけ具が残ったキムチ鍋に、わざわざ餅屋で買って来たモチを入れて煮込んだ。腹が減っていないはずなのに、食欲がわいて来るのだから不思議だ。食ってみると、これが最高に旨い。鍋もいいけど、モチが柔らかくてたまらなかった。最後にしょっぱい汁が残ってしまったけど、あんにすればご飯にかけてもう1食いけそうだった。

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モチがとろ〜り。

朝の露天風呂には小雪がちらついていて、5cmくらいの積雪があった。日差しの方は今イチ。けれども、I川がかなりピークに行きたがっていたので、全山共通チケットでアンヌプリからヒラフを経由してピークに登ることに決めた。この日も遅れて出発したけど、車から見えるピークはガスっている。アンヌプリからヒラフへ移動できないと困るので、目的地を急遽ヒラフに変更。ヒラフのゴンドラ乗り場には珍しく行列ができていた。キング第3のところでならした後は、天気が良くなったのを見計らって急いでピークを目指した。スキーじゃなくてボードだったので、登るのが楽だった。ピークでは恒例の記念写真。残念ながら、羊蹄山は雲の中だったけれど。

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後ろに見える行列がまたすごい。

さて、滑りの方はというと、こんな感じ。よくできました。T花さん。I川は無難にこなしてた。G藤には1回で2度殺されそうになった気分だった。しょぼーダーH本。

花園に無事に辿り着いたものの、戻って来たレストラン手前の平地で逆エッジ流血のT花。ゴーグルもレンズが外れた。

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T花のいつもの笑顔に力が感じられない。

レストランで休憩を取ったら、もう疲れているので下まで滑って終了となった。最後には、羊蹄山も薄らと顔を出す。

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恥ずかしがり屋の羊蹄山。

たっぷり滑った後は、ハイビームのままの車に煽られながらI川を千歳空港へ運んだ。札幌に着くと小腹が空いたので、思い切ってマジックスパイスに行った。虚空にもそこそこ満足。ボードに温泉、キムチ鍋にスープカレーと北海道を満喫した週末だった。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/2/17 ニセコアンヌプリ

研究室のOBとのスキー合宿1日目。メンバーは自分とI川、G藤、T花の4人。あとで気付いたのだけれど、このメンバーは羊蹄山の紅葉登山、旭山動物園にも一緒に行っていて、因縁めいたものを感じる。

出発が遅めだったので、ニセコに着いたのは11時過ぎ。町外れのコンビニで昼食を買って行って、アンヌプリスキー場の休憩室で食べる。天気予報がはずれたのか、アンヌプリのピークはガスっていて視界が悪そうだし、晴れ間も見えないので、宿泊する五色温泉に一番近いアンヌプリで滑ることにした。

自分以外のメンバーはスノーボードなので、この日はみんなに合わせて自分もボードににした。ボードはシーズンイン以来で2回目、そして3シーズン目。滑走日数にすると10日くらいしかないので、少しでもまともに滑れるようにがんばって練習した。とりあえず、リフトはマスターしたと思う。

ゴンドラ終点から外に出てピークの方を見上げると、真っ白で視界が悪い。あまりテンションが上がらないので、ちょこちょこビデオカメラを回しながら滑る。I川はかなりうまくなってるし、1年ぶりのG藤も予想外に上達してる。T花も、12月に一緒に滑ったときよりも転ばなくなった。自分はというと、相変わらずヒールサイドのカービングがうまく出来ないし、急斜面ではビビってスピードをなかなかコントロールできない。そんなわけで、ゴンドラ乗り場直前のダイナミックコースに苦戦して身体はボロボロ。

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飛ぶI川。

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先シーズンより傾いてるG藤。

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T花も結構様になって来た。

アンヌプリにはしょぼいキッカーしかないけれど、しょぼいボーダーには丁度いい。スキーでキッカーに入るのは慣れているので、何もしないで飛ぶだけなら大丈夫。まず恐怖心を克服しなきゃいけない点では、スキーもボードも一緒だと思った。でも、尻パッドも膝サポーターを忘れたので全然遊ばなかった。

慣れないボードで疲れ果てて、5時にはあがった。身体が冷えきっていたので、五色温泉に着いたら部屋に荷物を置いて温泉に直行した。露天風呂がある「からまつの湯」の方へ。でも、露天はぬるかった。

風呂に使っている間にも腹が減るので、急いでお楽しみのキムチ鍋作りに励む。味付けは楽をしてキムチ鍋の素を使った。野菜や肉、豆腐を切ったら、白菜から順に鍋に入れて煮込んで行く。鍋がデカイので具の量が一見普通に感じるけれど、これが錯覚だったのは食べた後で分かった。最後の具のニラを入れる頃には旨そうな臭いが鍋から立ち上る。買い出しに行ったI川とG藤が帰って来てようやく夕食。

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無敵のキムチ鍋。

キムチ鍋は確かに旨いんだけど、明らかに食い過ぎ。翌朝の分も一緒に作っているので量がもともと多いのに、取り皿がどんぶりのためか、どんどんよそって食ってたら完全に限界を超えた。この面子だといつも食べ過ぎる。具合が悪くて、食った後正午過ぎまで布団に横になっていた。目が覚めて温泉に浸かりに行ったけど、全然消化されてない。しょっぱかったので、喉も乾いて水をがぶがぶ飲んだ。とはいえ、これだけ食えたらしあわせだ。

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2体の屍を眺めながら食べ続けるT花。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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95%の確率で上機嫌で帰宅

2/14に八甲田で雪崩があり死傷者が出た。2/11に旭岳でロープウェイを利用してバックカントリースキーを楽しんだので、昔とはちがって雪崩事故は他人事ではなくなった。

詳しいことはまだちゃんと調べていないが、事故のニュースを聞いてすぐに、この悪天候に山に入るから事故に遭うのだと思った。バックカントリー3年目の自分なら、この天気で山には入らない。始めたばかりの頃に誘われたら、のこのこ着いていくかもしれないが、ある程度山の怖さも知った今なら慎重に判断して断るんじゃないだろうか。

公聴会以降、バックカントリーを始めたのと同じシーズンに初版が出た「雪崩リスクマネジメント」を読み返している。購入した当時、勉強する気満々にも関わらず、あまりの分量に途中で投げ出してしまった。けれども、山に入る回数が増えるに従い、雪崩の知識の重要性を感じるようになった。

序章に出て来るフレーズ通り、「95%の確率で上機嫌で帰宅」している自分を意識する。統計的に積雪が95%の確率で安定しているから、たまたまあのとき無事だっただけなんだと。最近は道具も充実してコンディションにも恵まれて、パウダーを満喫できる機会が増えた。このまま中毒状態になって周りが見えなくならないように勉強しようと思う。冷や汗をかくだびに教訓を得ているのだから。




雪崩リスクマネジメント―プロフェッショナルが伝える雪崩地形での実践的行動判断


Book

雪崩リスクマネジメント―プロフェッショナルが伝える雪崩地形での実践的行動判断


著者:ブルース トレンパー

販売元:山と溪谷社

Amazon.co.jpで詳細を確認する

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ディゾルブ

切り貼りだけの編集だと味気ないので、icon 4 chordを見てビデオの編集の勉強。

見てすぐに気付いたのは、トランジションにディゾルブを多用していること。これまで表現としての必然性がなければ極力トランジションにエフェクトを使わないつもりでいたけれども、映像がブツ切れになっているよりは、確かにディゾルブを使った方が無難に感じた。当たり前だけれど、icon 4には、いかにも素人が作ったビデオのような無駄に派手なトランジションがない。こういうところは、プレゼンと似ているように思う。初心者ほど無駄なアニメーションを使うところなんかそっくりだ。

話を戻して、編集のときにはもう少しディゾルブを使ってみようと思った。ただ、今のところ音楽を付けてくれる人も周りにいないので、オーディオの方は寂しいままだけど。容量の都合でSoundtrackはインストールしてないし、ましてGarageBandで作曲するのも無理だから。実際のところ、Soundtrackは一度も使ったことがないし、GarageBandはコードの設定の段階でもうアウト。オリジナルには遠い。

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04/3/21 ニセコヒラフ

なつかしスキー動画第4弾。


00/01シーズンのぎっくり腰以降、01/02、02/03シーズンともに研究や就職活動で滑走日数は数日のみ。修論を書き上げた03/04シーズンも終りの2004年3月21日、相棒のO田とニセコヒラフのコース外を狙った。


はじめからピークに登って花園コースへ向けて滑り降りるつもりでいた。この日、ゲレンデをどれくらい滑ったかほとんど覚えていない。深雪が残っている時期にピークから滑り降りたのはこの時が初めてで、ちょっとしたカルチャーショックを受けたみたいだった。ゲレンデからバックカントリーへ興味が移って行ったのもこの頃から。


そして、今回から動画の撮影にはデジタルビデオカメラを使用した。光学22倍ズームでO田の滑りをどこまでも追い続ける。日中の天気は今イチだったものの、ロケーションがいい。前半の、ローカルルールを破ってロープを潜ってコース外に出るO田のシーンはともかく、若干重いパウダーをショートターンで樹林まで滑り降りるシーンはなかなかのものだと思う。



Img_0751 ワイスホルンを眺めるO田。


Img_0760 O田は自分の滑り降りた斜面を確認。


Img_0761 今日も夕暮れには羊蹄山が顔を出し始める。


デジカメでパンして撮影した画像をつなぎ合わせてQuickTime VRを作成した。写真やビデオばかりでなく、たまにこんなのもデジタルらしくて面白いと思う。


040321hirafu.mov ダイナミックコースから見下ろすパノラマ(QuickTime VR)。

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NISEKO POWDER

渡辺洋一氏のフォトブック「NISEKO POWDER」。近くの書店で目にしたので、大学生協に注文して、昨日購入。あるのは知ってたけど、これまで買うのをすっかり忘れてた。



Book

NISEKO POWDER


著者:渡辺洋一

販売元:須田製版

Amazon.co.jpで詳細を確認する

舞台はひらふや東山のコース外から、ニトヌプリやイワオヌプリ、羊蹄山といった本格的なバックカントリーまで、スプレーを巻き上げるスキーヤーとボーダーのアグレッシブな滑りを中心に構成されている。表紙のアンヌプリの写真が印象的だ。真っ白な斜面を照らす日差しの下で、ボーダーに舞い上げられたスプレーだけが写っている。タイトル通り、NISEKO POWDERが主役だ。

好きな写真はやはり夕焼けショット。最後の「夕日の丘」がきれいだ。そもそもハイシーズンで晴天に恵まれることは少ない。朝夕に青空がのぞいていることは多いが、テント泊でもしなければ、なかなかそのタイミングで滑ることは出来ない。未体験のシチュエーションへの憧れもあるが、日差しが落ちてしばれて行くにもかかわらず、暖かさを感じさせる真冬の夕日が素晴らしい。いつか自分でも滑ってみたいと思う。

写真集を見ていると、自分でも撮ってみたくてうずうずして来る。フィルムは持ってないけど、今度思い切ってデジイチを持って行こうか。

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07/2/13 ばんけい

基礎スキーのコソ練のためにばんけいのナイターに行って来た。今日は24時間券を買って、これから少し通って練習することに決めた。

大回りで2本滑って軽くアップした後は、7時から8時まで小回りの練習。検定のときは、エッヂがなくなって来てるDogenでアイスバーンにビビってシュテムになっていたらしいので、とにかく攻める小回りを意識する。だんだん調子が出て来て、「オレって結構うまいんじゃない?」っと調子にも乗り始めた。

さて、8時からは不整地小回り、つまりコブの練習。ばんけいにあるコブは、モーグルバーンでなければ基礎屋のバンクターンで自分にはかなり手強くなっている。モーグルもどきの自分の滑りでは手に負えない。思い切ってバンクターンもどきに挑戦してみると、案外コツがつかめそうだ。ただ、すぐに飽きた。30分もすると我慢できなくて、キッカーの方に行ってしまった。

今日のキッカーは2/8よりも大きくなっている。板でだいたいの長さを測ってみると、リップから8mはある。もはやポコジャンじゃなくなってしまった。ストレートで飛ぶだけなら何ともないと思っていたけど、アプローチで結構スピード出さないと、ランディングまで届かなそう。そんなもんだからビビる、ビビる。おかげで踏み切りがまともに出来ない。下のポコジャンで360回っても調子が出ない。寒いせいか、足の指も冷たくなって来て、どうもテンションが上がらない。

sotoがmute 360成功したので、最後に上のキッカーで360を回ってみた。やってしまった。リップに板が引っかかり、左のケツからテーブルに墜落して、弾んだ後にランディングに左肩からまた激突。板も外れたけど次がつかえると悪いので、板を拾ってランディングからよけた。がんばってよけたけど、ケツが痺れている。腰も大丈夫か?

基礎スキーのコソ練のはずが、打撲で終わってしまった。痛て〜。

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00/12/2 キロロ

なつかしスキー動画第3弾。

2000年12月2日は、O田と二人でキロロへ行った。

実は、このシーズンにスキー一式を新調。それまでのノーマルスキーからカービングスキーへ乗り換えた。SALOMONの新技術Pilot Systemを装備した板を、ICIの店員に薦められるままに購入。買ったのはSCREAM 8 Pilot。ビンディングS810が付いている水色の板。ついでにSALOMONのポールも購入。さらに、高校からずっと使ってたブーツもインナーがへたってゆるゆるだったので、こっちもLANGE Racing ZC L10に買い替え。この日はまだだったけど、その後勢いでmont-bellのウェアまで買ってトータルコーディネートしてしまった。以前の悪趣味ピンクから変わって、今度は青に統一。けれども、このスキーの少し後に悲劇が待ち構えていた。

この日は天気がよかったみたいで、写真を見ても青空がのぞいている。まだ12月2日というのに、ほとんどのコーズがオープンしていて、もうこんなに雪が積もっていたようだ。ここ数年、確かに雪が少なくなったのだろう。

Dsc00006_b O田もまだまだ若いな。

Dsc00005_b 研究室配属に備えて髪を切ったH本。ウェアは相変わらずピンク。

とにかく、カービングスキーの滑り方がさっぱり分からなかった。雑誌を見るとかなり前傾で体を倒して滑っているので、見よう見まねでやってみても何か変だ。エッヂを立てると面白いように切れるので、それ以上に何をしていいかも分からなかった。結局、ヘンテコなロングターンになっていた。

動画を撮影したのは、アサリ第2Aコースで。

何となく覚えているけど、変わった雲が浮いていた。

Dsc00003_1_b 鱗雲?

このシーズン、11月19日に初滑りして、スキーも新調してかなり気合いが入っていたにもかかわらず、翌年1月12日にぎっくり腰になってしまい、シーズンがあっさり終了。ちなみに、腰にとどめを差したのはPower Macintosh G3 B&Wだった。

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07/2/11 旭岳

2/4の札幌国際で、登らずに楽してパウダーを滑るという考えに毒されたため、この日は旭岳でロープウェイでパウダーを何本も滑ることにした。メンバーは、今日もB4 SQUADのS木くんとの二人。行きの車にはチトカニウシ山に行く予定のやっちくんも乗ったが、旭川市内でデポして二人で旭岳へ向かった。S木邸を5:30に出発して高速道路を使っても、旭岳に到着したのは9:00。さすがに遠かった。

出発時、札幌ではかなりの雪が降っており、「今日はニセコが当たりだったかも」というやっちくんの言葉も聞いて、テンションが下がる。予想通り、高速道路を走り旭川に近づくほど雪が止んで来た。けれども、旭岳への一本道を走る頃には、そこそこの雪が降っていて、むしろ視界が心配なほどだった。

ロープウェイ乗り場に着いたら急いで準備をして、1日券を買って乗車待ちの列に加わる。ちらちらと当たりを見渡すと、いかにもパウダーを滑りに来たという板ばかり。ボードは普通にトンガリボードで、スワローテイルもちらほら。スキーもファットばっかり。Vevtor Gride履いてる人も結構いる。一方、意外だったのはザックを背負ってる割合が低いこと。普通にゲレンデを滑る感覚のフリーライドスキーヤー・スノーボーダーが増えているようだ。これなら事故が増えても無理はない。

終点に到着したら、人の流れに着いてAコースへ向かった。コースの滑り出しまでは、数分歩かなければいけない。これが結構疲れた。同じロープウェイに乗った人たちは、ほとんどみんなコース外へ消えて行く。体操してから少し遅れて滑り出して驚いたのは、雪があまりにも軽いこと。膝まで深雪があるのに、板が沈んで潜ってしまい、下の硬い雪面に当たっていた。雪が軽過ぎて膝上のパウダーでも、なかなか浮遊感が感じられない。

どこを滑っていいのか分からないので、来たことのあるS木くんに着いてAコース付近を滑った。面白いのは、上の方だけで、下の方はどこへ行っていいのか分からないこともあって流して終りだった。次に、Bコースへ行ってみると、こっちにはあまり人が入っていないようだ。どうも、こっちのコースは途中登りがあるから、避けられているようだ。下から見て面白そうなロープウェイ下も滑ってみる。ボーダーが入れないような樹林の中はサラサラのパウダーが腰まである。こんなのは初めてだ。

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S木くん。

滑るポイントを探しながら滑っていると、だいたい40分に1本のペースで、昼に短い食事の休憩を入れてずっと滑った。途中、ヒヤッとすることがあったものの、なんとか無事にラストのロープウェイに乗り込んだ。ちょうどその頃から、日差しが出て来て斜面を照らし始めた。終点についてBコース側に出ると、それまで降り続く雪に隠れていた大雪の山並みが目の前に現れる。はじめ、「1日券じゃなくてもよかったのでは」と思っていたが、このときはさすがに1日券を買っていてよかったと思った。もう疲れてボロボロだけども、気持ちが踊り始める。

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H本。ここはダメだった。

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ラストを滑り終えて後ろを振り返ると、旭岳が雲間から薄らと顔をのぞかせ、その白い大きな姿に夕日を映していた。その後は白樺荘で熱い温泉につかり、旭川市内まで下ってとんかつを食べた。去年の旭岳の時と同じ。温泉ととんかつだけではなくて、帰りの吹雪まで同じだった。行きで出くわさずに済んだブラックアイスバーンまで、帰りにはしっかりと堪能できた。

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【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/2/10 札幌国際

今日2月10日、ニートの日は札幌国際でスキー検定2級を受けて来た。検定前講習も含めて5,500円。

検定を申し込んでゼッケンを着けていると、ゴンドラ・リフト乗り放題らしく、集合時間まで1時間強あったので、調子に乗って滑ったらかなりバテた。前日のアルコールも抜けきってないので気持ち悪いし。ボードの大会でいつもよりパークのアイテムが少ないけど、とりあえずビギナーのキッカーを2回飛んでみた。キッカーが今までよりずっと飛びやすくなっていた。

今日の札幌国際は「ジュニア・スポーツ振興DAY」とかで、やたらちびっ子が多かった。その200人くらいのちびっ子の横で、検定前講習に並んだのは数名。2級は4人だけ。1人午後の検定から合流するらしかった。

検定はダウンヒルコースで行われて、2級は通称二壁と三壁を使う。午前中の講習は、その二つの検定バーンを中心に、検定種目の大回り、中回り、小回り、総合滑走を練習。はじめは勝手が分からなくて、検定員の滑った後を忠実にたどったら、どうもそれはよくなかったみたいだ。スピードを適度に抑える滑り方も難しい。普段ギリギリのところで滑っているので。練習を進めるうちに、あまりコメントされることもなくなった。たぶん、問題ないってことなんだろうと思ってた。

昼食を食ったら、すぐに検定バーンに移った。検定の方は1級と合同で、これまたレーシングなちびっ子2人が1級の受験者。2級は自分も含めて5人。最初に申し込んだおかげで、滑るのが2級では最初と最後だった。基本的に緊張しやすいので、二壁の大回りは1級の人たちより気持ちゆっくり大きく滑ってみる。三壁の中回りはダメダメ。中回りが中途半端でよく分からん。ゴンドラのって再び二壁。今度は総合滑走、いわゆるフリーというヤツ。まあ、適当に大回りに小回りを混ぜてみる。いつもそうだけど、切り替えのところがちょっと今イチ。最後に三壁で小回り。これが最悪。アイスバーンになってきてたので、去年BoxでやられたDogenのエッジでは、踏ん張りが利かない。

検定が終わって発表まで1時間ほどあったので、神奈川から来ていて一緒に検定を受けた?くん(名前聞くの忘れてた)と一緒に3本滑った。検定の滑りはやっぱりどうしようもないほどつまらなくて、自分が根っからのフリーライダーなのを自覚した。まず、1級の検定を意識してコブを滑ってみる。コブも汚いし、もうかなりバテててボロボロ。これじゃあ、1級は絶対無理だと思った。最後は自分のリクエストでキッカーに付き合ってもらう。そこで新技を披露。名付けて、kentei 360。検定のゼッケンを着けて360回るだけ。

そして発表の時間が来た。気になる結果は、なんとか合格。大回り:67点、中回り:66点、小回り:66点、フリー:67点、合計:266点。1級の合格ラインが平均70点だから、1級なら確実に落ちている。あぶね〜。2級落ちるとは思わなかったけど、1級取るにはばんけいに通うしかないな。最後に1,500円でバッジを購入した。板をチューンナップに出した方がいいのかな。

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00/4/30 アンヌプリ北壁

なつかしスキー動画第2弾。

続きを読む "00/4/30 アンヌプリ北壁"

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07/2/8 ばんけい

スクールに入ろうかと思って、早めにばんけいのナイターに行って来た。

まず、ばんけいスキースクールに行って、レッスンや検定について話を聞く。スクールは基本的にレベルアップが目的のものだから、検定を受験することを目標にするなら、事前講習を受けた方がいいというような話を聞いた。まあ、2級ならなんとかなりそうだし、検定前日の講習を受けてみようと思って、今日は入会せずにナイターチケットを買って滑ることにした。

滑る準備をしていると、2/4の札幌国際で一緒に滑ったH田さんに会った。今日はセンタースキー部の活動日でスクールデイだそうで、Y口さんも来ているそうだ。レッスンまで少し時間があるので、検定とスクールについて話を聞いて、その後少し一緒に滑って、1級合格大回りを披露してもらった。さすがにきれい。その後Y口さんとも合流してレッスンの時間まで一緒に滑る。

「就職決まったの?」「いえ。」「何で1級取るの?履歴書に書くため?」とかって聞かれちゃったけど、スキーが趣味なら、1級持ってた方が分かりやすいし。なんか動機が適当だな。だから、毎年すぐにどうでもよくなる。とりあえず、今週土曜日に札幌国際で検定があって、そこでは当日に事前講習も受けれるということなので、サクッと1日で2級ゲットを目指す。

二人と分かれた後、コブを1本滑ってからはずっとキッカーで飛んでた。ノールが2、3mのキッカーが二つ。上はリップの上が平らになっていて、自分で踏み切らないと高さが出ない。下はアップ系のキッカーで、ボーダーがランディングをかなりえぐっていたので、そこを避けるように飛んだ。上と下でずいぶん飛んだ感じが違うので、なかなか体が慣れない。久々の飛びなので、ストレートでグラブの練習をして、ちゃんと踏み切れるようになってから回ってみた。

相変わらず、回り始めるとちゃんと踏み切れない。逆に、思い切って踏み切ってみると、下のキッカーでは前傾ランディングでヘッドスライディング。他にも軸が前に倒れて側頭部からぶつかる。こういうキッカーは苦手だ。時間いっぱい飛んで、ラストに360にグラブを入れてみる。板をクロスして触るくらいは出来るけど、板に指を引っかけて引っ張ることが出来ない。やっぱり今日もできないmute 360。で、スキーが少しクロスしたまま着地してしまったのか、板にガッツリ傷が付いた。サイドウォールはABSで、中まではえぐれてないと思うけど、ちょっと心配。
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逆剥けのDogen。

板より心配なのが左膝。下のキッカーで踏み切りを失敗して後傾になった時に、着地を失敗して左の板のエッジが引っかかって、膝を捻った。そのとき、「プツン」という嫌な感触が。やってしまったか?今は全然痛くないけど。

Dogenにしてからコブを滑るのが楽しくなったけど、やっぱり滑りやすいのは間違いない。誰かにビデオ録ってもらいたいな。

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大通公園の台

TOYOTA BIG AIRの予選をやるという噂のジャンプ台をチラッと見た。やったことはないけど、ウォータージャンプの台を想わせる急なスロープだった。

mixiのコミュニティでは、12日にフリーライドスキーのイベントもあるという話だが、その後、情報は全く聞いていない。ホントにあるんだか。

全然関係ないが、以前の札幌国際のニュースでは、改行が微妙な位置にあったので、「OTA BIG AIR」に見えていた。OTAが宙を舞っている姿を想像したらウケた。

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98/12/24 札幌国際

昔を振り返ってみる。

続きを読む "98/12/24 札幌国際"

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スキーストッパー

基本的に、山で板がなくなったら帰って来れずに死ぬので、リーシュコードを使っている。以前、ニセコアンヌプリのリフト下でスキーが外れて、1時間以上探してもらっても結局見つからず、春の雪解けまで待つということがあった。その教訓もあって、スキーストッパー(スキーブレーキ)は深雪では信用してない。

けれども、雪崩にあった場合、リーシュコードだとスキーが外れずに足を引っ張り雪崩に引きずり込まれるので、スキーストッパーの方がいいと聞く。そうすると、絶対スキーが外れないように解放値を高く設定しないとダメだろう。

でも、解放されないと足を怪我してしまうかもしれない。先日の札幌国際でも、直前を滑っていたO田が転んで、雪煙で隠れていたギャップに突っ込み、両足が解放されて頭から前に吹っ飛んだ。リーシュコードでなかったら、もしかしたら板をなくしていたかもしれない。

いろいろ考えると、雪崩に巻き込まれた時だけ外れるリーシュコードが一番いいように思う。一定以上の力がかかると、確実に切れるようなものが。調べていないけど、誰か同じことを考えていそうだ。

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バッジテスト

スキー1級取っておきたかったので調べてみると、2級を持っていることが検定受験資格になってる。具体的には、2級の検定料が5,250円。SAJ登録料が1,500円。1級の事前講習受講料が4,200円。1級の検定料が5,250円で、公認料とSAJ登録料が5,000円。レッスンを受けなくても、全部合わせて21,200円。ヘルメットが買えちゃうよ。

別に級なんて持ってなくても不自由していないから、今シーズンも「こんなに金かかるならバカバカしい」と思うようになって来た。ということで、自称1級を名乗ろう。1級持ってる人よりメチャメチャうまかったら、その方がカッコいいだろう。そんなうまかないけどね。さあ、楽しく練習、練習。

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07/2/4 札幌国際

O田、S木くん、Y口さん、I原くん、H田さんと、大荒れの札幌国際で遊んだ。

眠いので、とりあえずビデオのアップだけ。

今回は、S木くんと飛びを楽しもうと張り切っていたのに、大荒れの天気で諦めるしかなかった。家まで迎えに来てもらった時に、用意していたDogenは仕舞って、S木くんもFujativeを置いていく。O田はSethに交換。これが功を奏したのか仇となったのか。

札幌国際に到着すると、かなりの雪と風。滑る準備をしていると、何かが足りないことに気付く。ポールがない。また忘れた。いつもは忘れないように車に入れっぱなしなので、迎えに来てもらってあれこれ積み替えしている内に、ポールのことが頭から完全に抜けてた。1,000円も払ってポールをレンタルするのかと思って落ち込んでいた時に、別行動で札幌国際に向かっていたH田さんに借りれるように、S木くんに頼んでもらった。H田さんのポールはヘルニアになるくらい激しくコブを滑った影響で少し曲がっていたけど、この日のパウダー天国には全く問題なし。H田さん、ありがとうございました。

強風のせいで8人乗りが動いていなかったので、6人乗りだったのだけれど、H本はGotama、O田はSeth、S木は190cmのBANDIT B SQUAD。Ogasakaの中高年向けツインチップのY口さんにテールが広いVolklのH田さんを加えると、6人乗りに6人乗るのは無理。ファットは中積み、Y口さんとH田さんは1本ずつ。「できれば6人で乗って欲しいんですけど〜」っと札幌国際の職員は言うけれど、こっちだって一緒に来たのだから、6人で乗れたら乗りたい。がんばってファット、ツインチップに対応してくれ。

揺れるゴンドラは、終点で左右のガイドに激しく殴打されながらもなんとか到着。吹雪吹雪。ゴンドラ内ではじめは流して滑ろうなんて話してたはずなのに、みんな誘われるようにダウンヒル方向へ歩いていく。ダウンヒル左のパウダーはすごい。重いけど腰まで来る。顔まで舞い上がる雪煙に視界を遮られながら、急斜面を滑り降りた。死亡事故があってコース外は厳しいらしいけど、ダスキンの脇のノートラックもたっぷりのパウダー。たまらん。そんな中毒状態の自分たちの目を覚ましたのが、I原くんのプチ遭難。

ダスキンを最後に滑り出したんだけれど、Gotamaで軽快に滑り降りるうちにI原くんを追い抜き、いつのまにか先頭を滑ってた。いったん止まっていると、1人足りない。彼はどこに?ずいぶん待っても来ないので、ヒールを上げて、少し歩いて戻る。5分ほど様子をみていると、後ろから声がする。I原くんはもうゴンドラ乗り口に着いていると電話があったそうだ。後から話を聞くと、ゴーグルが死んでたI原くんは、ノートラックを滑り降りてダウンヒルに抜けていたそうだ。実は一番いいところを滑っていたということみたいだ。

その後、ファット組は分かれてダウンヒルへ再び向かう。やっぱりパウダー滑るなら、これくらいの斜度がないと物足りない。昼食をはさんで、その後も別行動で、今度は裏を滑る。天気が悪いのでノートラックを期待していたけど、行く人は行っている。右側はかなりオープンになっていてトラックもないので、念のためO田とH本がハンドテスト。2人とも新雪3、40cmのところ、肘で弱層発見。危ないと思ったけど中毒状態の3人は、樹林の側を滑り降りる。これがもう最高。2本目滑り降りる前に、5人以上引き連れて来たガイドの人に、少し雪崩れたという忠告を聞きつつも、ゴンドラ最終までひたすら滑った。飛びができなかったのがちょっと不満なので、馬の背の終りのギャップで軽くグラブ。案外テールグラブもできそう。

今回面白いことに、S木くん、Y口さんともソールサイズが全く一緒。みんなLange。てなわけで、S木くんと板交換。BUNDITは自分には明らかにオーバースペック。滑れるというだけで、あの硬い板は使いこなせない。Sethを硬くしたような印象かな。

ゴンドラ終了3時に騙された非ファット組は、掲示通りに上がって2時間以上も待っていたらしい。そりゃあ、動き続けているゴンドラを見ても、一度下がったテンションは元に戻らないだろうな。駐車場に停まったS木くんの車が、大雪で立ち往生しそうになったけれど、Y口さんの張り手で何とか抜け出し、みんなで白樺の湯へ。あまりに体が冷えきっていたので、低めの温度設定ではいまいち温まった気がしなかった。そうはいっても、やっぱり温泉だけあって、穀物祭に夕食を食べに行くまでに、それほど寒く感じなくなっていた。

パウダー滑り尽くして、温泉、食事と満たされていた一日だった。

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吠えてる?H本。

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雪上機関車O田。

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雪煙の中からガッツポーズで登場するS木くん。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/2/3 塩谷丸山

先週1107のピークにいるときに、S木くんとO畑さんからお誘いを受けた塩谷丸山へやっちくんと。

塩谷駅の駐車場に車を停めて、そこからスキーを担いで林道まで歩く。林道に入ってもほとんど積雪は変わらないので、期待はせずに塩谷丸山に初めて来たという事だけで目標を達成したと思う事にした。500mくらいを越えて開けて来る辺りは、思っていたより雪がある。その下にガリガリの斜面があるわけでもないので、そこそこ楽しめそうだった。

海からの強い風を受けながら、2時間かけてピークに到着。コンディションが良くないせいかテンションも上がらずに、他のパーティーにかなり遅れて滑り始める。表面は風で少し硬く締まっていて、トップが下がるとすぐに引っかかる。

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プラブーツのO畑さんは、この雪にかなり苦戦。

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テレターンで攻めるやっちくん。

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S木くんは、悪条件もねじ伏せて、いつものように滑る。

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道具に頼るH本。

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塩谷丸山(2007/2/3)08

昼には上がって、札幌に着く頃には腹も減ったので、とんとん亭へ行った。予想外にみんな小食で、食べ放題の元取れてないんじゃないかと思う。以前一緒に来た山スキー部OBたちが、「自分たちはコストパフォーマンス悪い」と言いながら食いまくっている姿を思い出した。

雪はよくなかったけど、はじめて塩谷丸山を滑れたし、O畑さんとも初めて一緒に滑ったし、楽しい土曜日だった。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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