ついに検定日。朝起きると目眩が。フラフラする。しかも、なんか心臓の辺りが痛い。昨日 の疲れが残っているのは分かるけど、目眩って何だ?変なところ打ったっけ?別に昨日転んでいないはずだし。首は痛いけど、起きられないくらいじゃないのに。
不安を抱えたまま、スキーバッジテスト1級の検定を受けるため札幌国際へ行って来た。体調が優れず朝家でゆっくりしてたら、受付でもらったゼッケンは8番。前回 の1級2人に比べるとずいぶん増えていた。集合時間まで少し時間が残っていたので、ダウンヒルを1本滑ってみた。昨日よりは滑りやすそうだけれど、2級の時 の方が良かった。人数が多かったのは、どっかのスキー部が一斉に検定受けに来たからだった。
集合場所に行くとH多さんがいた。ゼッケン番号12番で最後だった。前日のばんけいがひどかったそうで、あまり調子がよくないって言ってた。Y口さんもコーチ?、野次馬?で来ていた。検定で失敗するのを見るのが面白いらしい。確かに面白そう。後輩の学会発表見るみたいだ。
説明を受けた後、人数が多かったので2グループに分かれて、番号が後半の自分たちのグループはH田検定員のコーチングを受ける。1本目はリフトに乗って適当に滑る。2本目はダウンヒルの検定バーンへ行った。
一壁の不整地小回り、つまり、コブは深かった。最初に滑ったH田検定員は、受講者の前で吹っ飛んで転けた。これを見て少し安心。検定員でも転けるなら、ちゃんと滑れば問題ないだろう。国際のコブはばんけいよりもずっと柔らかいので、多少無理矢理でもなんとか滑れそうだった。
二壁の大回りと総合滑走も、普通に滑れば問題なさそう。でも、相変わらずローテーションを指摘された。三壁の小回りと中周りでもローテーションが入っててダメ出しされた。加えて、腰から身体を折り過ぎらしい。で、たった2本滑っただけで、事前講習は終わってしまった。ばんけいナイターに通ってた硬派のH多さんは、札幌国際のへなちょこバーンに手こずっているようだった。
講習後、昼飯を食べる前に3人でダウンヒルへ行って、コブの山を削ってみた。でも、検定の頃には元に戻ってしまって、あまり効果ないって話だ。とりあえず、ケガ人が出るのは避けられるだろうから無駄にはなんなそう。
下に戻ってレストランで昼食をとった。そこそこ腹が空いていたので、別に験をかつぐわけじゃなけど、前回の検定のときと同じく「豚マヨキムチ丼」を食べた。でも、これが結構腹にもたれた。H多さんを見習って、軽く済ませりゃ良かった。そのH多さんも、パンと牛乳が余計だったみたいだけど。
さて、飯を食い終わって外に出ると、もう点呼が始まっていた。検定の説明の時に、小回りの検定バーンを三壁から一壁に変更することが伝えられた。三壁がアイスバーンになってきたかららしいけど、ばんけいに比べたら全然大丈夫だった。地味に、この変更で調子が狂った。
H多さんはスキー客に集中力を乱されながらも切る。
スピードに乗らずダラダラのH本。
検定の滑りはY口さんに撮ってもらった。最初に、一壁で小回り。アイスバーンにはなっていなかったけど、初めて滑る斜面で雪も所々溜まっていて、思うように曲がれずちゃんとターンできなかった。二壁の大回りも、小回りで調子が狂ったままで板に乗れてない。人が多くて大回りになってないし。三壁の中回りも板が流れてズルズル。この一本いいところなしで、もう開き直るしかなかった。H多さんも不調で、中回りはやる気なさそうに滑ってた。
2本目、コブは講習でもOK出てたので、気を取り直して滑ってみた。けど、午前中と感じが変わっていて、なんか上手く滑れない。ダメダメのまま二壁で最後の総合滑走。小回りで内足が引っかかって失敗。とにかく、終わったからまあいいや。落ちても受かっても、検定週間から解放される。その後検定員から合格後の手続きについての説明があり、公認料2,000円とSAJ登録料3,000円かかると聞いて、予想外の出費に思わず「5,000円ですか?」っと検定員に聞き返してしまった。だって、朝7,000円も払ってるんだから。やっぱり「世の中金だ。」
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検定で不調だったH多さんは、鬱憤を晴らすべくダスキンへ。一緒に着いて行ったけど、H多さんは鬼神のような滑りだった。自分はもうフリーライダー。コース脇のギャップで飛んでグラブしたり。合格発表までまだ時間があったので、最後に飛びに付き合ってもらった。けれども、せっかくカメラ回してもらっているのに、ビギナーもチャレンジもアプローチでスピードが出ずにテーブル落ち。チャレンジはギリギリランディングにかかっていたので衝撃は小さくて済んだけど、ビギナーではモロに落ちて足がなまら痛い。時間もないので、kentei mute 360はできなかった。
テーブル落ちの恐怖で泳ぐ泳ぐ。
下に着いたら、もうみんな集まっていた。すぐに学校長?と検定員からコメントがあり、引き続いて合格発表があった。1級の番になって次々に番号と名前が呼ばれるけれど、落ちてる人もいる。もうダメだと思っていたところ、自分の名前が呼ばれてちょっと驚いて合格証をもらいに行ったら途中でつまずいた。もらって戻る時にH多さんの名前が呼ばれる。本人の予想に反して、二人とも合格。少なくともワンツーフィニッシュは絶対ないと思って得点を見てみると、なんと二人とも350点で合格点ギリギリ。しかも、すべての種目が70点。後からH多さんが検定員にずばり「何でオレたち受かったの?」って聞いたら、実は採点で迷ったらしかった。迷った時は合格にするって話だった。H多さんについては、午前中の滑りも評価されているみたいだった。
自分の滑りについてH田検定員にコメントをもらった。外足にちゃんと乗れていないということ。結局、ばんけいで S木くんに指摘された通りだ。ちゃんと練習したら上手くなるって言われたけど、もう基礎スキーは飽きてしまった。それに、基礎スキーやるならキレキレの板を手に入れないとやる気出ない。結局、エッジシャープナー の効果があったのかどうかも分からなかったな。
内容はともかく、1級取得の目標が達成できたのでもう満足。有料レッスンを受けたり、努力らしい努力したりもせず、飛び板Dogenのまま挑んでもなんとか受かったので、残りのシーズンは心置きなく遊べる。なお、1級取得までにかかったお金は、SAJに登録していないので、ばんけいの24時間チケットを除いて20,000円以下に抑えられた。
合格に不満のH多さんも、今度はテクニカルプライズ目指してがんばってください。Y口さんも撮影ありがとうございました。おつかれさまです。レッスンしてくれたS木くんありがとう。他にも、応援してくれた方々、ありがとうございました。
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