07/3/18 ニトヌプリ
前日の土曜日に行くはずだったO田ツアーが1日延期になったので、O田と羊蹄山京極コースかニトヌプリか検討した末、結局、昨日今日と2日連続でニトヌプリに行くことに決めた。今日もやっちくんが付き合ってくれた。延期になる前は、センタースキー部のY口さんのクラウン検定を見にテイネに行こうと思っていたのだけど、O田に付き合うことにした。でも、実はこれがいい選択だったとH多さんのコメントを読んで後から知った。
天気予報によると午後から天気が崩れるそうなので、昨日より早く札幌を出発した。札幌市内から雪が降ったり止んだりの天気で、道路は圧雪状態だった。中山峠からは羊蹄山も全く見えない。降雪を期待しながらニセコまで車を走らせたけれど、真狩辺りからニセコを見ると朝日が照らしている。間違った?
ニセコには7:30?に着いた。五色温泉に行く道路と分かれるT字のゲート前にコーンが置いてあったけれど、コーンが動かされていてちょうど車一台通れそうだったので、中に入って車を停めて準備した。スキーを履いて、さあ、出発しようかという時にパトロールの車がやって来て、除雪の車両が出て来るのに邪魔だから車を移動するように言われた。仕方がないのでブーツを一旦脱いで車を停め直し、改めて出発。これが原因じゃないけれど、天気もイマイチでテンションが上がらなかった。
最初、道路を歩いて行って、ニトヌプリの南斜面から登り始めた。ここはモナカの上に薄らと新雪が5 cmくらい積もっていた。西斜面を滑りたかったので、トラバースして行くとだんだん風が強くなって、コンディションも昨日とは全然違っていた。緩い沢状の樹林内では風が弱く、時折現れる陽射しで目の前にきれいな雪景色が広がる。
西斜面に出ると風がとても強くて、顔が冷たいので今シーズン初めてフードをかぶった。陽射しが少しあるので、チセヌプリが見えて来た。初めからバテているので、とにかく二人について行くのがやっとだった。追いついたときに二人でどこを滑るか相談しているようだったけど、自分はぼーっと聞いているだけで、気が付いたら昨日最後に滑った沢を滑ることに決まっていた。
弱層テストしたっけな?今日はやっちくんとO田に全部丸投げでカメラマンに徹した。ご勘弁!1本目を滑る時はちょうど太陽が出ていて撮影のチャンス。自分のカメラにはワイコンを取り付けているので、ニトとチセの斜面の間に少し見えている海をバックに撮影した。ここの雪は若干ウインドパックされているけれど、結構気持ちよく滑れた。
少し休憩を取って栄養補給。滑り終えてテンションが急上昇のO田に気持ちが全然着いていかないのを感じながらも、登り返すふたりに気力を振り絞ってなんとか着いて行った。もう右足の太ももの裏がつりそう。登っているときから雪が嫌らしい崩れ方をするので、常に木の位置を意識しながら慎重に登った。2本目以降は弱層が発達していたので、上まで登らずに斜度があまり急になる前に滑り降りた。それに、時間が経つほど風も雪も強くなってきて、滑りを楽しむ余裕がなくなって来た。
お帰りコースは斜度を利用して登り初めの南斜面までひたすらトラバース。もう終りかなっと思っていたところ、南斜面にいい雪が。もう帰る気満々だったのだけれど、やっちくんとO田の目が輝き始めたのでカメラの電源を入れた。実際、皮肉なことに、この斜面が今日のベストだったかもしれない。3人で後悔しながら車へ戻ると、他に2台の車が停まっていた。
滑り終えたらやっぱり温泉。雪秩父の臭いが身体から取れないまま、今日は鯉川温泉へやっちくんを引っ張り回す。久しぶりの深い湯船が冷えて疲れた身体に気持ちいい。いつもなら熱くて入れないところも平気なほど、身体が冷えきっていた。ここは露天風呂がいいから、ニセコに来たときはまた入りたいと思った。食いしん坊のやっちくんの胃袋を満たすため、飯屋を探して道路をぶらぶらしているときにエフエフのことを思い出したので、急ハンドルでアンヌプリの坂を登った。ギリギリランチタイムに間に合ったので、1人前だけ残っていた念願のソーセージカレーをふたりに譲ってもらった。出て来たカレーにはソーセージは1本だけ。カレーはおいしかったけど、もっとソーセージが食べたかった。あと、エフエフに置いてあったNISEKO WALKERなる別冊付録は、表紙の写真がビミョーだったな。
これがラストパウダーになるのは残念なので、春分の日にも行けたらいいんだけど。
【2019/3/5 修正】
動画をYouTubeに変更。
| 固定リンク | 0
コメント
昨日はおつかれさま。運転、そして夜な夜なビデオ編集も。
シーズン初山スキーということで、どうなるかと思ってたけど、登りも滑りもそこそこ行けて二人の足を引っ張らずに済んでよかった。でもラッセルはやっちにあまえてしまった…(感謝ですm(__)m)。前日にいいパウダーを滑っていた二人には、テンション上がらない条件下(天候・雪質ともに)だった?かもしれないけど、山に飢えてた自分としてはかなり満足でした。鯉川温泉の湯質もエフエフのソーセージも最高だった。
ところで、同じ日、隣の山域(積丹岳)で雪崩遭難事故があったようだ。行方不明だった3人も遺体で見つかり、死者は計4人という惨事だ↓。
毎日新聞:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000015-maip-soci
Asahi.com:
http://www.asahi.com/national/update/0318/TKY200703180136.html
昨日のニトは、新雪10cmの下40cmに顕著な(しかし頑丈な)弱層(あられの層)があった。積丹岳が似たような積雪環境下であったとすると、そこがスノーモービルの震動で破断したのかもしれない。
投稿: O田 | 2007年3月19日 (月) 18時47分
おつかれさま。ビデオ編集どころか取り込みすらしないで寝ちゃったけどね。
正直、こんなにテンション低かったのは初めてかもしれない。O田たちが登り返さなかったら、1本で帰るつもりだったよ。ふたりのおかげでなんとか滑りを楽しめた。ありがとう。
雪崩に遭わなくてよかったよね。家に帰った直後にニュースを見てヒヤッとした。この犠牲が無駄にならないといいね。
投稿: H本 | 2007年3月19日 (月) 20時10分