飛び板でスキーバッジテスト 1
昔はスキーがどれくらい滑れるか聞かれたら、「ウェーデルンが出来る」って言えば分かってもらえた気がする。ところが、今やカービングスキーの時代。滑りも変わって「ウェーデルン」も死語となってしまった。そして、日本は何でもかんでも人間を数値で評価する社会になって、たとえ、ただ特技というだけでも、どこかの大会でいい成績を残しているとか、何級とかといった数値で評価できるものを要求されるようになってしまった。そんな社会に対して憤りを感じるけれど、ついお手軽さに惹かれてスキーバッジテストを受験してみた。
これまでスキー1級を持っている人たちから、お世辞とはいえ、自分なら受かるだろうとはさんざん聞いていた。けれども、やはり検定自体に反感があるので、ずっと受験しなかった。しかも、検定にはかなりの出費を覚悟しなければいけない。以前も書いたように、検定前講習も受けたら検定だけで2万円も払うことになる。チケットが高いスキー場でも、4回分に相当する。こうなると、財布の中身を睨んでどう割り切るか。「世の中金だ。」
実際、余裕のあるおじさんなら、スクールに通って検定を何度も受けていたりする。ちびっこも保護者が何度も検定に通わせる。その点、パラサイト貧乏学生にはスキーをするだけでも贅沢なのに、高額な検定は敷居が高い。高い金払ってせっかく受かったのに、さらに払うことになるなんて。せめて、公認料を無料にするか、数百円程度にするなら、まだやる気が出るだろう。
金がすべての世の中に文句を言っていても始まらないので、スキーバッジテスト1級取得の目標を安く済ませる方針を自分なりに考えてみた。
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