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2007年3月

yattiworld DVD予約特典映像

まるで行間を読むかのように、あのシーンとシーンの間にはこんなことが……。やっちファンも泣いて喜ぶyattiworld DVDの予約特典の映像を先行配信!

ダウンロード yattiworldNG.mp4 (9769.4K)

ビデオだと転ぶ瞬間までばっちり撮影できるけれど、写真だとそんなつまらないものにフィルムは勿体ないんだろうな。ビデオの醍醐味かな。考えてみたら、yattiworld's videoもTrailerとかにしておいた方がよかったかも。今度からはもう少し出し惜しみしなくちゃ。

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yattiworld's video

北海道から旅立って行ったやっちくんの今シーズンの活躍を讃え、そして山へ何度も付き合ってくれたことへの感謝の気持ちを表す意味を込めて、やっちファンビデオを作ってみた。突然思いついて、これまで自分が同行した時のビデオを数時間のやっつけ仕事で再編集した。やっちくんの今シーズンの成長ぶりが分かるように時系列で並べてみた。ロケーションはバックカントリーのみで、ばんけいナイターは省略した。

Location:


  1. 1107峰
  2. 塩谷丸山
  3. 三峰山
  4. 羊蹄山
  5. チセヌプリ
  6. ニトヌプリ
  7. 旭岳

やっちくんへの勝手なイメージに合わせて、BGMには手持ちの中からIncognitoのEverydayを選んだ。さすがに、1曲分まで映像をカットするのは勿体なかったので、これまでのビデオのダルい部分を削って、オーディオを適当に切り貼りして時間を合わせた。時間は8:03。

勢いでDVDも作ってみた。iDVD 6を使ったのは今回が初めて。前のバージョンもほとんど使っていなかったので、凝ったことは出来なかった。もし、DVDが欲しいというやっちファンがいらっしゃれば、メールアドレス入りでコメントください。アドレスは公開されませんので

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DVDのチャプターメニュー。

S木くん、O田、撮影を手伝ってくれてありがとう。

いろいろと面倒なので、公開するのはオーディオをカットしたビデオ。こっちも音付きバージョンが欲しい方は、アドレス入りでコメントください。自作の曲を付けてくれる方も大歓迎。

ダウンロード yattiworld1_ns600.mp4 (37187.7K)

やっちくん、元気でね。

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07/3/27 旭岳

S倉くんがこの日じゃないと一緒に行けないということで、やっちくんと3人で旭岳に行って来た。家を4:00に出発して二人を順に拾って、ロープウェイが動き始める8:00到着を目標に暗いうちから旭岳へと向かった。12号線には当然雪はなかったけれど信号に捕まることが多くて、結局ロープウェイ乗り場には30分遅れて到着した。275号線を通った方が良かったようだ。後から気付いたんだけれど、始発は9:00だった。どうも旭岳と黒岳を間違えてたみたいだ。

旭川市街を抜けて旭岳に近づくに連れて、景色が冬に逆戻りして行き、道路脇に数cmの積雪があるのを見て心が浮き立つ。旭岳に登って行く道路は完全に冬。大きく膨らんだ期待を胸にロープウェイの駐車場に到着してみると、車がほとんど停まっていなかった。さすがに、この時期のド平日に旭岳に来る人は少ないらしい。9:00発に間に合いそうなので、急いで準備をして乗り込んだ。慌てたみたいで、ビデオカメラを車に忘れてしまった。そんなわけで、この日一番雪が良かったかもしれないベータ尾根のパウダーランを撮り損ねた。

4時間券を買い、天気が回復するのを待って登ることになった。それまではゲレンデを楽しもうと。山頂に着くと、雪質は2月と変わらないくらいに軽かった。急斜面では数十cmの新雪の下には硬いアイスバーンの層があるけれど、樹林内では底付きしないほどに旭岳特有のサラサラで軽い新雪がたっぷり30〜40 cmは積もっていた。この雪ですら、昼前には標高の低いところでは重くなってしまったけれど、この時期にこれだけの雪質はさすが旭岳だ。

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旭岳はピークが見えそうで見えない。

やっちくんとS倉くんが行ったことがないというBコース方面には、結局この日は全然行かなかった。アルファ尾根の急斜面を何度か滑ったけれど、やっぱり新雪の下のアイスバーンが気になって滑りづらい。S倉くんに誘われるように、一度だけ飛べそうなところで落ちてみた。ビビってダメな上、下がアイスバーンでどうしようもない。がっかり。

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この日はとにかく滑りのペースがロープウェイに支配されていて、精神的にも疲れた。ゆっくり撮影する時間もないし、発車の時間に間に合わせるために、かなりこがなきゃいけない。40分に1本ペースで13:00まで滑ったらもうクタクタで、姿見駅で休憩をとった。

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IMG366

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姿見駅の白いつらら。

天候が回復しないので、登らずにトラバースしてガンマ尾根の奥を滑ることになった。すでにかなりバテていたので、やっちくんの後をつぼで着いて行ったけれど、引き離されて見えなくなってからは、黙々と何も考えないで歩いた。

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尾根の上の二人が岩と区別がつかない。

追いついてみると、急斜面を迂回することになった。結構大きな雪庇ができていた。

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ひぇ〜。

滑れそうな斜面に出たので、ピットテストを行った。ここもアイスバーンの上に積もった新雪がいかにも流れそうな感じだった。シャベルぽんぽんテストの結果では、肘よりは肩くらいで、意外と安定しているのでは?とはいえ、オープンなところとか急なところはあまり滑りたくないので、二人の後を着いて行くつもりでカメラを構えていた。S倉くんが飛び降りてファインダーから消えた。すると、その段差を迂回して下に降りて行ったやっちくんから声が。どうやら雪崩たらしい。見下ろすとデブリが溜まっている。S倉くんは脇に逸れて無事だったようだ。やっちくんと木の間を慎重に滑り降りた。

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雪崩誘発。

テンションが下がったS倉くんに待ってもらい、やっちくんと二人で反対側の斜面を登り返した。バテていたし、こっちも雪崩れそうなので、自分は上まで登らずにやっちくんをビデオで撮ることにした。登ったやっちくんも、硬いデブリに弾かれて、とても楽しそうな滑りではなかった。

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トラバースして帰る途中、いい斜面が見つかったので滑ることになった。やっちくんの目が輝いていた。雪崩を見てテンションが若干下がっているので、滑りが無難になる。S倉くんは、羊蹄山のときとは打って変わって自分以上に無難な滑りをしていた。対照的にテンションが上がっているやっちくんを、S倉くんのカメラとビデオカメラで撮影。

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いつになく無難な滑り。

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リアルラストパウダーショット。

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二人に長〜いラッセルをしてもらってようやく辿り着くと、ロープウェイに乗ってからもう9時間も経過していた。疲れてフラフラになって、白樺荘まで行って温泉に入り少し回復。そのあと豚カツを食べに旭川市街へ運転した。途中、一瞬意識が飛んでた。雪崩並みにヤバかった。

たっぷり食べた後は、やっちくんのお言葉に甘えて運転を代わってもらった。滝川で275号線に入るのに右折したくらいから、濃霧に襲われた。視界が数十mしかない。目の前から突然対向車のヘッドライトが現れる。遠くに怪しく光る街灯。視界がぼんやりしていて、何やらファンタジックだ。やっちくんには悪いと思いながらも、助手席で異世界に飛んで行ってしまった。やっちくんが腰をいたそうにしているので、月形のコンビニで休憩してから運転を交代した。それからいくら走っても霧がなくならない。気付いたらもう札幌市内に入っていた。さすがに、麻生に着く頃には霧はなくなっていた。ところが、新道を走っていると、また霧が立ちこめて視界が悪くなった。札幌市内でこんなになるなんて信じられない。結局、家に着いたのは23:30。旭岳は遠かった。

とにかく、ラストパウダーを楽しむことが出来たのは良かった。雪崩に遭遇して、山での安全について考え直してみようと思った。

写真をやっちくんがFlickrで公開してくれてる。

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飛び板でスキーバッジテスト 1

昔はスキーがどれくらい滑れるか聞かれたら、「ウェーデルンが出来る」って言えば分かってもらえた気がする。ところが、今やカービングスキーの時代。滑りも変わって「ウェーデルン」も死語となってしまった。そして、日本は何でもかんでも人間を数値で評価する社会になって、たとえ、ただ特技というだけでも、どこかの大会でいい成績を残しているとか、何級とかといった数値で評価できるものを要求されるようになってしまった。そんな社会に対して憤りを感じるけれど、ついお手軽さに惹かれてスキーバッジテストを受験してみた。

これまでスキー1級を持っている人たちから、お世辞とはいえ、自分なら受かるだろうとはさんざん聞いていた。けれども、やはり検定自体に反感があるので、ずっと受験しなかった。しかも、検定にはかなりの出費を覚悟しなければいけない。以前も書いたように、検定前講習も受けたら検定だけで2万円も払うことになる。チケットが高いスキー場でも、4回分に相当する。こうなると、財布の中身を睨んでどう割り切るか。「世の中金だ。」

実際、余裕のあるおじさんなら、スクールに通って検定を何度も受けていたりする。ちびっこも保護者が何度も検定に通わせる。その点、パラサイト貧乏学生にはスキーをするだけでも贅沢なのに、高額な検定は敷居が高い。高い金払ってせっかく受かったのに、さらに払うことになるなんて。せめて、公認料を無料にするか、数百円程度にするなら、まだやる気が出るだろう。

金がすべての世の中に文句を言っていても始まらないので、スキーバッジテスト1級取得の目標を安く済ませる方針を自分なりに考えてみた。

  1. 道具は新調しない。
    持っている板は全部ツインチップのファットとセミファットで、検定に使えそうなのはセミファットのVolkl Dogen(05-06) 168cm R=19.0 111-81-104。しかも、ビンディング位置はフリースタイルセンターでほとんどど真ん中。
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  2. スクールには通わない。
    初めは安い料金ならと思っていたけれど、検定前講習で検定種目と検定バーンの確認くらいに抑える。

  3. 検定受験は1回のみ。
    チャンスが1回と思えば気合いも入るし、何度も受ける気にはならないので。落ちたら検定とはお別れだと思うことにした。

次回は、2級検定について2/10のログと合わせて、改めて検証してみる。一応、資格カテゴリーで。

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05/4/29 アンヌプリ北壁

2000年以来5年振りに再びN神さん、O田と3人でアンヌプリ北壁に挑んだ。今回も五色温泉より少し上のゲート付近に車をデポして、もう一台でニセコヒラフに戻った。

北壁を滑るのは1本だけなので、それまではゲレンデを滑った。なぜかコブが熱かった。

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N神さん。

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O田。

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H本。

レストランで昼食をとってから、いよいよピークへ登った。ゲートは開いていたけれど、とにかく風が強い。雲もどんよりとしている。5年前ほど気持ちのいい天気ではなかった。お約束通り羊蹄山をバックに記念撮影してから、強い風にビビりながら北壁へ移動した。オープンな斜面を見下ろしてさらにビビる。気合いを出してみんなで滑り降りる。

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わざとらしく見えるけどホントに風強かった。

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カメラ目線のN神さん。

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ビビリーなH本。

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イワオヌプリをバックに滑るO田。

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ノリノリのN神さん。

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O田の五木ひろしターン。

滑り終わった後、この日は五色温泉ではなくて、向かいのニセコ山の家に初めて行った。冬期間はやっていないけれど、この時期はもうやっているようだ。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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05/4/3 ニセコヒラフ

前日のテイネに引き続き、相棒O田とニセコヒラフへ行った。ピークからのコース外滑走目当てで。

たまに青空が現れて春の陽射しが照りつけるものの、ずっと風が強くてゲートが閉じていたのでピークへは行けなかった。

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ピーク付近には強い風で雪煙が。

コース外の樹林内を滑ったり、普通にゲレンデを滑ったりして流した。

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O田もカービング。

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05/2/6 ニセコヒラフ

研究室スキー部の活動?回目。今回のメンバーはK畑、soto、H本の3名。K畑がいなくなる前にニセコに行こうってことじゃなかったっけ。もちろんピークからのパウダー狙いで。

K畑の車でヒラフまで連れて行ってもらった。車からも見えていた通り、スキー場に着いたときもアンヌプリピーク付近から第2までは雲がかかっている。下はいい天気なんだけど。

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帽子を忘れて手ぬぐいがカッチョイイH本。

下だけでも天気のいいうちに急いでピークまで登った。でも、第4を降りるとピークまでガスって吹雪いていて、気付いたら道をそれて深雪に足を取られたりしていた。ピークに着いたら速攻で小屋に避難した。天候がよくなる気配もないので、sotoの記憶と勘を頼りに滑り降りることにした。尾根を下って行って、それまでいつも滑っていた沢よりも奥の疎林を滑った。K畑はニセコパウダーにやられて雪まみれ。この日Public EnemyをS倉くんから借りていたsotoも、パウダーにスキーを取られて大転倒。みんな雪まみれで楽しいパウダースキーだった。

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セミファットで調子よく滑るsoto。

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K畑も後半は調子を取り戻す。

林道まで滑り降りたら、疲れた身体を引きずって林道を花園まで登った。そこからそのまま花園の下にあるパークで少し遊んだ。しょぼいハーフパイプとダウン系殺人キッカーで。K畑はショートでノールに落ちて玉砕していた。顔面強打で流血。sotoもビビって、パークでは回してなかった。

順番忘れたけど、昼食をとってパークで遊び、高原に戻る途中にモーグルジャンプ台がコース外に残っているのを発見。それを拝借して3人で特訓に励んだ。おかげで初めて360に成功。といっても、一回転できただけだけど。K畑は最高でも270が限界。sotoは新しい技の開発に挑戦していた。

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H本の初360。

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K畑は気合いが空回り気味。

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sotoのミュート……。

この日はとても楽しかった。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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百壽温泉 山宿 清山荘

薬師温泉のあと、昼食をとりにエフエフへ行った。ニトの時に生ソーセージを食べ損なったので、今度はなんとしても生ソーセージを食べるつもりで臨んだ。

うまいソーセージを食った後に、今度は百壽温泉 山宿 清山荘へ湯に浸かりに行った。T字で左折して数百m進むと、道路の左に小さな看板が見えて来る。そこで左折して、民家を通り過ぎてそのまま進んで行くと山小屋風の建物が見えて来る。

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山小屋風の建物。

内湯に入ると、開いたままの露天風呂への扉から差し込む明かりに照らされた白い湯気が立ちこめる中から、檜造りの湯船が暗さに目が慣れて浮き上がって来る。温泉っぽいいい雰囲気だ。内湯の温度も薬師温泉より少し高くて、こっちの方がアフタースキー向きだった。シャンプーなども備えられていた。

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内湯。

ビックリしたのは露天風呂。屋根があるけれど、二面から外が見渡せる。湯に浸かって顔を上げると、強い陽射しで真っ白に光るアンンプリの姿が右側に見える。女湯の方が景色が良さそうだ。夜は夜でナイターの照明が見えて、なかなかキレイなんじゃないだろうか。露天風呂の湯は少しぬるかったけれど、景色がいいのでゆっくり入っていた。

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アンヌプリが見える露天風呂。

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滑りたかった……。

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07/3/24 札幌国際

N田くんと前から約束していたので、最終的に場所を札幌国際に決めて飛びに行って来た。ばんけいチケットがまだ残っているけれど、くるとくカードのスタンプがいっぱいになるから昼食代がうくと思って。

ところが、待ち合わせの場所に車で迎えに行って、10分以上待っても連絡がない。心配になって電話をかけてみると、なんと寝坊。一人で行くように言われても、やっちくんからの旭岳のお誘いを断っているので気持ちが修まらない。寝ぼけてそうなN田くんを1時間後に待ち合わせ場所に呼びつけて、車を出した。すると、一緒に行こうかどうか迷っていたS木くんからメールが来て、札幌国際に滑りに行くということだった。あっさり一人で行くことにしていれば、S木くんに拾ってもらうことも出来たんだ。な〜んて下衆なことを考えながら、どっちにしても性格悪いと自己嫌悪に陥りつつ一旦家に戻った。

ビデオを編集しているとN田くんから連絡が来たので急いで迎えに行った。あとはテンションを上げ直してスキー場に向かうだけ。この時点で罰ゲームは基礎スキーにしようと思っていた。

スキー場に着いて準備してから外に出ると、ちょうどS木くんがいた。GS板で来ていて、試乗会に参加してから一緒にパークで遊ぶということなので、一旦S木くんと別れて二人でリフトに乗った。上に着くと天気がよくて、海まで見渡せた。こういう日に飛ぶと気持ちいい。一気にテンション上昇。

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快晴の札幌国際。

N田くんのフリーランを見ながら、適当に滑ってパークまで行った。ちょうど、N田くんが滑り始める時に近くにいた上手そうなスキーヤーがN田くんを見て、「飛びの若者かな。……。大したことないな。飛びばっかりやっているから飛びは出来ても、(滑りが)うまい人っていないよね。」なんて会話をしていた。これを聞いてスイッチが入ってしまった。フリーライダーをなめんなよ!

気合いを入れてカービングしたけれど、板が走らない。やっぱりキレキレ板が欲しい。そんなわけで、準備体操はしたけれど、今日は滑ってウォーミングアップもせずにパークに入るなんて愚かなことをしてしまった。さすがにチャレンジは一回目はチェックだけでスルーしたけれど。チャレンジキッカーはちょっと飛び出しが低くなっていた。前は2 mくらいあったのに。飛びはともかく、春の悪雪に手こずりながらも、今日はやたら気合いを入れて基礎スキーしてた。

N田くんの基礎スキーを撮影しなかったのが今日の一番の失敗。N田くんの滑りは危なっかしいけど、飛ぶだけなら今までどうでもいいと思っていた。罰ゲームのつもりでちゃんと見てみると、本人が習ったことがないというだけあって、ターンの基本動作ができてなかった。ボードできるそうだから、今考えてみるとちょっと不思議だけれど。とにかく、自分の滑りを見るのが一番薬になるんだけどうっかりしてた。

飛びの方は、相変わらずN田くんが怪我をしないかハラハラしながら遊んでた。N田くんじゃないけど、膝を痛めてからはあまりスピン系は練習していないので、踏み切りの変な癖と目線がダメで最悪だった。ストレートだと踏み切りもそこそこなので、ポコジャンでもDogenならグラブができる。一方、チャレンジになるとビビってるのとアップ系ですっぽ抜けないようにしているのとで、踏み切りが甘くてグラブのタイミングが早いみたいだ。

チャレンジを飛んだ後、N田くんがネットのところでS木くんと話しているのを見つけて近づいてみると、S木くんが面白いものを履いていた。一瞬、ドクター中松の発明品を想わせる逆ベントの板。しかも幅がめちゃめちゃ広い。K2の「なんとかベント」って板らしい。コース脇はすごく滑りやすくて全然沈まないそうだ。でも、コースでの滑りを見ていると、この板はコース外でしか使えない板だと思った。滑っている間中ずっと、トップとテールが上下にぶらぶら揺れている。もちろんカービングは出来ないそうだった。

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なんとかベント。

一緒に昼食を食べてから、試乗会に行くS木くんとまた別れて二人でパークへ。何本か飛んでいると、ビギナーでS木くんと合流。S木くんはGS板だけど、3人で遊んだ。すると、恐れていたことが……。360をやったN田くんがランディングで板を引っ掛けて、膝をまた負傷。N田くんは一旦休んでから合流して、再びスイッチランディングを失敗して転倒。どうもこの時にスキーブレーキが曲がったようで、次にスイッチでアプローチ中に転倒。ブレーキが引っ掛かったみたいだ。

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N田くんの板がクロスしていいねんだけど……。

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S木くんのバランスを見習いたい。

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H本は結局これしか出来ない。

一本だけS木くんと板を交換してもらって、GS板を滑ってみた。感触はレールに乗っているよう。レールと言ってもジブじゃなくて、線路を走っているような感じ。踏んでも全然たわまないし。雪がこんなにシャバシャバじゃなかったら、スピードが出て面白そう。恐いけど。

N田くんはブレーキを直すために休んだ。その間にS木くんとダウンヒルを滑ったので、もう帰ろうかと思いながらN田くんと合流。直ったようけど、今日はもう滑らないということなので、ようやくこの日は終了。後味悪いな。

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薬師温泉

春分の日、3/21は山に行けなかったのでニセコの温泉開拓。薬師温泉には一度行ってみたいと思っていたけれど、今までたまたま機会がなかった。

真狩から見た羊蹄山は雲がかかっていたので、滑れないことをあまり悔しく感じなかった。昆布温泉をそのまま通り過ぎて、T字を五色温泉と反対に左折して少し走ると、道路の左側に薬師温泉の看板が出て来た。そこから2 kmほど細い道路を進んで行く。車がギリギリすれ違えるくらいの道幅。最後に下って行くと、左手に薬師温泉の建物が見えて来る。

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真狩から見た羊蹄山。

まず、温泉の向かいの建物で300円の入浴券を古くさい券売機で購入する。玄関から中へ入ると机の上にざるが置いてあって、その中に入浴券を入れる。

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混浴という濁り湯にまず入った。もちろん、混浴といっても漫画のようにかわいい女の子が入っているなんてことはない。湯船には男がふたり。洗い場もないので、湯をかけてすぐに湯船に入った。結構深くて底がゴツゴツしている。しかも、なんだか泡がポコポコと湧いて来ている。湯の温度は低めで、滑った後だと少しぬるく感じそうだ。でも、実はこの小さな泡が、身体を温めるらしい。洗い場もないし温いのでずっと浸かっていたけれど、身体がとても温まった。

せっかくなので、透明湯の方にも入ってみた。濁っていないものの、泡が湧いて来るのは濁り湯と同じだ。こっちも温度は低めだった。洗い場はあるけれど、シャンプーなどの備え付けはなかった。

場所がちょっとはずれているので、山に来て寄ることはあまりなさそうだ。でも、300円は安い。

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07/3/20 ばんけい

春分の日はみんな忙しいみたいで山には行けないので、ばんけいナイターに行って来た。S木くんも来るそうなので、飛び板を持って来てもらって一緒に遊ぶことにした。少し早めに出て9:15まで3時間チケットを切ってもらった。

オレンジを何本か滑って、リフト降り場でこれから滑ろうとしているところにS木くんが声をかけてくれた。H多さんも来ているらしい。一緒に滑り降りると、リフト乗り場のところにH多さんがいたので、合流して一緒に何本か滑った。H多さんは今度テクニカルの検定受けるらしいので、ひたすら練習していた。一方の自分はというと、基礎スキーはもういいので、コース脇のギャップで飛んだりしながら適当に楽しんだ。

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ループする六つの課題に悩みつつ滑るH多さん。

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S木くんは相変わらず力強い滑り。

残りの時間はS木くんとキッカーで遊んだ。いつものように妙に気合いの入ったキッカーができていた。下のポコジャンは、テーブルトップに変わっていた。常連の中高生?に混じってふたりで飛んだ。ついに、S木くんも上の大きい方のキッカーを飛んだ。でも、一回空中で体勢を崩してそのままランディングで転んでスキーが外れてしまった。これで調子が狂ってしまったみたいだ。結局、途中からS木くんは上を飛ばずにビデオを撮ってくれた。

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ビビりながらも挑戦するS木くん。

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S木くんがテープルトップでミュートグラブに挑戦。

S木くんもいて、常連もいて、ボーダーのギャラリーもいてばんけいキッカーで初めてテンションが上がった気がする。上がるテンションとは裏腹に、ナイターの大きめキッカーにビビってグラブが決まらない。元々グラブの型が分かってないから、ナゾグラブのオンパレード。

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角度的に分かりづらいけどミュート。

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??テールグラブしたかったんだけど。

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ジャパンがしたかったんだけど。

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テールつかみ損ね。

時間になったので、H多さんに合流するS木くんと分かれて家路に着いた。チケット残り7時間。H多さん、検定がんばってくださいね。

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最近のビデオのエンコード

Final Cut Expressで書き出すときの設定を、以前は単純にiPodにしていた。けれども、この設定では縦のピクセル数が減って横長に歪んでしまっていた。しかも、容量が大きくなるので、時間が3:20だけでココログの上限(たぶん40MB)を超えてしまう。

そこで、最近は設定を変更した。MPEG-4への書き出しで、各パラメーターを以下のように設定している。

ビデオ:
ビデオフォーマット:H.264
データレート:800キロビット/秒
最適化:ダウンロード(default)
イメージサイズ:640 × 480 VGA
フレームレート:30
キーフレーム:等間隔に設定:24フレーム
ビデオオプション:プロファイルの制限:メイン、ベースライン、エンコーディングモード:高速エンコード(1 回実行)

オーディオ:
オーディオフォーマット:AAC-LC(ミュージック)
データレート:64 kbps
チャンネル:モノラル
出力のサンプルレート:32.000 kHz
エンコードの品質:高品質

ストリーミング:
ストリーミングを使用
最大パケットサイズ:1450バイト(default)
最大パケット転送時間:100ミリ秒(default)

例えば、07/3/4 羊蹄山ビデオは、時間が5:08で容量が35017.0Kになった。データレートは時間に応じて低くすることもある。書き出し(エンコード)にはPowerBook G4がフル回転しても30分以上かかる。この間、ほとんど操作を受け付けなくなるので、完全な待ち時間になる。エンコードに時間がかかるので、一度だけエンコードしてデータレートを最適化しないままになってしまっている。

みなさん、画質ってどうですか?できるだけ滑っている人の映像を使うようにしていますが、ダルくないですか?音楽がないのが何とも悩ましいわけですが。

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05/1/22 チセヌプリ-ニトヌプリ

厳冬期のバックカントリー3回目は、チセヌプリとニトヌプリ。チセヌプリスキー場のリフトを利用する楽なアプローチを期待して。

リフトを降りたら、何人か先行していたので、トレースを使わせてもらった。チセの急斜面をほぼ直登しているので、Oは自分でラッセルしてたと思う。この日は朝から猛吹雪で、登っている側からスキーで積雪が崩れてた。ビギナーの自分でもヤバそうな予感がした。案の定、登っている途中で上から先行者がゆっくり滑り降りて来て、上で少し雪崩れたから引き返した方がいいという忠告をくれたのを覚えている。

先行者が滑り降りた後、自分たちもお互いの位置が分かる距離を保ちながら滑り降りた。一応ビデオも撮影したけれど、吹雪で全然視界がなかった。高度が下がると風も弱くなって、斜度はないけれど、そこそこ楽しんだ気がする。とはいえ、初心者にはあまりに条件が厳しくてビビりまくった。休憩で一息つけたのが何よりホッとした。埋まっているとはいえ、道路標識に人の気配が感じられたから。

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ビビリーH本。

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Oが重いパウダーをがんばって滑る。

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ほっと一息。

埋もれた道路を歩いてニトヌプリの西斜面を目指した。ここにも先行者がいて、またトレースをたどった。登っているときに、先行者が上から西斜面を滑り降りて来た。自分たちはまだ登って行ったけれど、だんだん視界が悪くなって、吹き溜まっているのが分かった。辺りの景色がほとんど見えないので、初心者には地形がよく分からない。地図を見てもピンと来ないし。とりあえず、南側へ滑ることは分かるので、弱層テストをしてみると、吹き溜まりがかなり危険そうだった。沢地形を避けて、木が濃いところを探しながら高度を落とした。

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中央に小さく先行者が休んでいるのが分かる。

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太陽が吹雪の空越しに薄らと辺りを照らす。指は愛嬌。

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かなりはっきりした弱層があった気がする。

比較的木が密に生えている沢があったので、慎重に滑り降りてみた。少しスピードがついたそのとき、自分の進行方向の雪面に亀裂が走る!15 mくらいだろうか。ビビってその場に座り込んでしまったけれど、雪崩は起きずに済んだ。ここもヤバそうなので、ひたすら木から木へ飛び移るように滑り降りた。

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恐怖の斜面を振り返える。

Oがショートカットでスキー場の駐車場に停めた車に帰るつもりだったのに、トレースもないし斜度もないのでラッセルが大変。行けども行けどもスキー場から音が聞こえて来る。今回でバックカントリー3回目のH本は、完全にビビって、このまま帰れないんじゃないかと思ってた。気分的には1時間以上歩いたように思える。ようやく温泉臭さが強くなってきたので、急いで大湯沼まで滑り降りた。スノーブリッジがまだ中途半端だったので、くぼみに足を取られてしまった。硫黄臭の中起き上がって辺りを見渡すと不思議な光景だった。あまりの寒さに大湯沼に入りたいくらいだったけど。

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誰?スキーを脱がずにシールを貼ろうとして失敗。

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大湯沼には不思議な模様ができてた。

もともと風邪気味だったこともあり、寒さで参ってしまった。とはいえ、この日泊まる五色温泉で身体を温め、空腹を堪えながらすき焼きを作って食べた。これが最高に旨かったのを忘れない。肉たっぷり。Oは卵食い過ぎだったけど。

翌日はイワオヌプリを予定していたけれど、風邪気味なので日和ってニセコヒラフにしてもらった。最初滑らないつもりだったんだけど、「滑って直す」と開き直ってカメラも置いて滑りまくった。天気も良くて、本当に風邪が治ったみたいだった。

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こんにちは、羊蹄山。

昔から振り返っていると、自分の装備が着実に変わって行っていることに気付く。Oと違って道具に頼る根性なしだ。

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07/3/18 ニトヌプリ

前日の土曜日に行くはずだったO田ツアーが1日延期になったので、O田と羊蹄山京極コースかニトヌプリか検討した末、結局、昨日今日と2日連続でニトヌプリに行くことに決めた。今日もやっちくんが付き合ってくれた。延期になる前は、センタースキー部のY口さんのクラウン検定を見にテイネに行こうと思っていたのだけど、O田に付き合うことにした。でも、実はこれがいい選択だったとH多さんのコメントを読んで後から知った。

天気予報によると午後から天気が崩れるそうなので、昨日より早く札幌を出発した。札幌市内から雪が降ったり止んだりの天気で、道路は圧雪状態だった。中山峠からは羊蹄山も全く見えない。降雪を期待しながらニセコまで車を走らせたけれど、真狩辺りからニセコを見ると朝日が照らしている。間違った?

ニセコには7:30?に着いた。五色温泉に行く道路と分かれるT字のゲート前にコーンが置いてあったけれど、コーンが動かされていてちょうど車一台通れそうだったので、中に入って車を停めて準備した。スキーを履いて、さあ、出発しようかという時にパトロールの車がやって来て、除雪の車両が出て来るのに邪魔だから車を移動するように言われた。仕方がないのでブーツを一旦脱いで車を停め直し、改めて出発。これが原因じゃないけれど、天気もイマイチでテンションが上がらなかった。

最初、道路を歩いて行って、ニトヌプリの南斜面から登り始めた。ここはモナカの上に薄らと新雪が5 cmくらい積もっていた。西斜面を滑りたかったので、トラバースして行くとだんだん風が強くなって、コンディションも昨日とは全然違っていた。緩い沢状の樹林内では風が弱く、時折現れる陽射しで目の前にきれいな雪景色が広がる。

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南斜面の沢沿いを登るやっちくんとO田。

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樹林内に陽が射し込む。

西斜面に出ると風がとても強くて、顔が冷たいので今シーズン初めてフードをかぶった。陽射しが少しあるので、チセヌプリが見えて来た。初めからバテているので、とにかく二人について行くのがやっとだった。追いついたときに二人でどこを滑るか相談しているようだったけど、自分はぼーっと聞いているだけで、気が付いたら昨日最後に滑った沢を滑ることに決まっていた。

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右手前から、チセヌプリ、シャクナゲ岳、竜の巣?

弱層テストしたっけな?今日はやっちくんとO田に全部丸投げでカメラマンに徹した。ご勘弁!1本目を滑る時はちょうど太陽が出ていて撮影のチャンス。自分のカメラにはワイコンを取り付けているので、ニトとチセの斜面の間に少し見えている海をバックに撮影した。ここの雪は若干ウインドパックされているけれど、結構気持ちよく滑れた。

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少し休憩を取って栄養補給。滑り終えてテンションが急上昇のO田に気持ちが全然着いていかないのを感じながらも、登り返すふたりに気力を振り絞ってなんとか着いて行った。もう右足の太ももの裏がつりそう。登っているときから雪が嫌らしい崩れ方をするので、常に木の位置を意識しながら慎重に登った。2本目以降は弱層が発達していたので、上まで登らずに斜度があまり急になる前に滑り降りた。それに、時間が経つほど風も雪も強くなってきて、滑りを楽しむ余裕がなくなって来た。

お帰りコースは斜度を利用して登り初めの南斜面までひたすらトラバース。もう終りかなっと思っていたところ、南斜面にいい雪が。もう帰る気満々だったのだけれど、やっちくんとO田の目が輝き始めたのでカメラの電源を入れた。実際、皮肉なことに、この斜面が今日のベストだったかもしれない。3人で後悔しながら車へ戻ると、他に2台の車が停まっていた。

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スプレーに埋もれるO田。

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O田の奇声に思わずカメラ目線のやっちくん。

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ことごとくカメラマンO田の裏をかくライン取り。ごめん!

滑り終えたらやっぱり温泉。雪秩父の臭いが身体から取れないまま、今日は鯉川温泉へやっちくんを引っ張り回す。久しぶりの深い湯船が冷えて疲れた身体に気持ちいい。いつもなら熱くて入れないところも平気なほど、身体が冷えきっていた。ここは露天風呂がいいから、ニセコに来たときはまた入りたいと思った。食いしん坊のやっちくんの胃袋を満たすため、飯屋を探して道路をぶらぶらしているときにエフエフのことを思い出したので、急ハンドルでアンヌプリの坂を登った。ギリギリランチタイムに間に合ったので、1人前だけ残っていた念願のソーセージカレーをふたりに譲ってもらった。出て来たカレーにはソーセージは1本だけ。カレーはおいしかったけど、もっとソーセージが食べたかった。あと、エフエフに置いてあったNISEKO WALKERなる別冊付録は、表紙の写真がビミョーだったな。

これがラストパウダーになるのは残念なので、春分の日にも行けたらいいんだけど。

【2019/3/5 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/3/17 チセヌプリ-ニトヌプリ

もう何回目か忘れたけど、今日もラストパウダーを求めてチセヌプリとニトヌプリに。別にラストじゃなくていいんだけどね。前日にO田のいわゆるドタキャンというやつで、やっちくんと二人で行って来た。

ニセコに行く途中に快晴の羊蹄山を見て、失敗したかもと少し後悔した。木曜日の羊蹄山を思い出してしまう。上の方にも雪が付いているように見えた。

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朝の羊蹄山はてっぺんまで丸見え。

チセヌプリスキー場には8:30には着いた。少し早かったけれど、楽をしたい気持ちが断然強いので、ニトヌプリを登るというやっちくんの提案をあっさり断った。駐車場には先客もいて、チセヌプリを狙っている人は少なくないようだった。

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ボーダーの連れていた犬が元気だった。

9時になったら急いでリフト1回券を買って上に登った。リフト降り場で準備して振り返ると、犬がもういた。もちろんリフトに乗ったわけじゃない。犬の元気さがうらやましい。

今日もラッセルをやっちくんに任せて登った。快調に飛ばして先頭を登る。ピーク辺りまで登ってから滑る準備をして、やっちくんが弱層テストをするために先に降りた。その後で、スキーヤーが「先にどうぞ」っと最初に登った自分たちにファーストを譲ってくれるらしかった。けれども、やっちくんは弱層テスト中だし、今にも滑りたそうだったので、真っすぐ降りない方が良さそうだという忠告だけしてみた。自分もやっちくんの様子を見るために、急なところを避けて少し滑り降りた。やっちくんから少し離れたところで様子をみていると、さっきのスキーヤーたちがノーチェックでほとんど一斉に滑り降りて来た。しかも途中で転倒。ボーダーは犬と一緒にさらに急なところをやっちくんの上から一気に滑り降りた。やっちくんのテスト結果はレッド・ライト。ニセコでは、チセは新雪コースのようだ。

急なところを避けて南東斜面を滑った。危険なので今回はやっちくんの撮影なしで、やっちくんは下まで一気に滑り降りた。その少し横を滑ったけれど、オープンな斜面を滑るととても気持ちがよかった。でも、スピードが出るとちょっとビビった。その後は、斜面を下まで降りずに、埋もれた道路を横切ってニトヌプリに向かった。

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慎重にターンするやっちくん。

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まだ手は届かないけれど、標識が結構上の方まで埋まってる。

ニトを登る計画を自分で提案しておきながら、バテ気味でなんとかやっちくんに着いて行った。それでも、ニトを登るころには天気が良くなって来たので気持ちがよかった。後ろを振り返れば、間近にチセヌプリが大きくたたずんでいる。

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やっちくんが引っ張って行ってくれる。

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チセのピーク付近はまだ雲がかかってる。

ニトヌプリ西斜面で南側に岩がある沢地形で滑ることに決定。30 cmくらいの軽い新雪の下はガリガリ。表面が流れそうだった。いつものようにやっちくんが先に滑ったけど、油断したのか滑り出しで手こずってるみたいだった。緊張しながら滑ったけれども、雪の軽さに楽しくなって一気に滑った。

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シールを外して滑走準備。

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緊張気味?のやっちくん。

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2本並んだシュプール。

ニトヌプリを1本滑ったらもうバテバテ。ニトを登っている時に「何本滑りますか?」と聞かれて、2本以上は決まってるんだと思ってたけど、やっぱりそうだった。やっちくんが登り返し始めてからかなり遅れて自分も登った。相当バテてたみたいで、2本目の写真が1枚もなかった。今度はピーク西の沢地形へ移動。視界も開けたので、北側の尾根から、南側の尾根を滑るところを撮ってもらうことになった。トラバースして合図を送って、樹林へ一気に滑り降りた。急になるところから滑るのに夢中になってしまって、やっちくんがカメラを構えていることも、滑り降りてからやっちくんの滑りを撮ることも頭の中からすっかり消えていた。滑り終えて振り返ると、樹林に遮られてやっちくんは微かに見えるだけ。後からやっちくんに聞いても、自分の滑りはブッシュが濃すぎて撮れなかったみたい。気持ちよく滑れたのに、失敗失敗。

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樹林内をショートターンで軽快に滑るやっちくん。

撮影したビデオを見たら、広角側で指が写っている。これまた失敗。滑走と撮影の両立は難しい。翌日は撮影のことをちゃんと考えて滑ろうと思った。

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07/3/16 ばんけい

今シーズン初めての昼ばんけい。ばんけいがハイシーズンのコンディションを回復していてビックリ。さすがにパウダーとはいかなかったけれど、エッジが結構ヤバいSeth Postolでもちゃんと滑れた。

でも、さすがにばんけいを一人で3時間滑るのは退屈だ。基礎スキーの練習をしていて飽きたらキッカーを飛びに行く。そっちが飽きたらまた普通に滑るの繰り返しで、なんとか3時間がんばった。

9時過ぎにばんけいに着くと天気がよくて、また日焼けがひどくなるんじゃないかと一人で苦笑いしていた。けれども、11時過ぎにセンターロッジで休んでから外へ出る頃には、曇って雪がちらついていた。明日もパウダーかな。

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快晴で、藻岩山越に札幌の街並まで見える。

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さっきまでの青空が嘘のよう。

今日3時間滑ったので、やっと残り10時間。今月いっぱいナイターもやっているそうだから、来週がんばらないと。

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07/3/15 羊蹄山

今日こそラストパウダーを求めて羊蹄山真狩コース。メンバーはやっちくんとS倉くんの3人。行きの車でニトヌプリか墓地の沢コースのどっちにするか相談して、羊蹄山の方が近いという理由で墓地の沢コースに決定。中山峠は吹雪いていて、喜茂別に入っても羊蹄山がまだ見えなかった。

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真狩の交差点から登山口へ向かう。羊蹄山は山麓しか見えない。

駐車スペースには車が1台も停まっていなかった。やっちくんにラッセルを任せて後から着いていった。改めて雪山ガイドを見てみると、やっちくんが行こうとしていたのは神社の沢コースのように思う。尾根を一つ間違って、結果的に墓地の沢コースになった。登って行くと1,000 m付近になつかしい「クリスマスツリー」が現れた。

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神社の沢の脇を登る。

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時折晴れ間ものぞいた。

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3月のクリスマスツリー。

1,200 mくらいまで登った辺りで、やっちくんはラッセルで疲れたのか音を上げてしまった。羊蹄山を見直したS倉くんは登る気満々なので、一緒に着いて行った。結局やっちくんも着いて来て、樹林限界あたりまで今日も登った。

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後ろを振り返ると、晴れ渡っていた。

休憩を取るのももったいない勢いで、弱層テストを手早く済ませてすぐに滑り始めた。新雪が15cm。肩の弱層が15 cmおきに。流されてから弱層テストを信用できなくなったというS倉くんの話を聞くと、これもあまり参考にならないのかも。とりあえず、この1週間で50 cm以上積もってそうだ。ちょうど日差しが出て来て視界も良くなった。

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パウダーにご満悦のやっちくん。

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S倉くんも楽しくてたまらないようだ。

樹林が濃くなって来るあたり、700 mくらいだろうか、ここら辺はもう雪が日差しで思い湿雪になっていた。南向きの真狩コースは賞味期限が短いようだ。

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下山して中華を食べに行く頃には、羊蹄山が樹林限界くらいまで見えるようになっていた。

ラストパウダーのつもりが、まさかベストパウダーになるとは思ってもみなかった。幸せな一日。

今日ビデオを撮影していて面白かったんだけれど、なぜか二人ともカメラに向かって滑って来る。スレスレを滑り抜けて行くからカメラごと雪をかけられたり。あまりに楽しいパウダーで、テンション高いからなのかな。

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05/1/8 羊蹄山

これが初めての羊蹄山。朝里岳に続くバックカントリー2回目は羊蹄山真狩コース。山スキーの伝道師O田と一緒に厳冬期の羊蹄山に登った。もちろんピークまでは行くはずもない。未だに厳冬期に羊蹄山に行ったのはこの時だけで、その後も春に真狩コースを登ったのみだ。今シーズン3月の京極コース喜茂別コースも暖かくて、どちらかというと春スキーの雰囲気だった。

真狩コースの墓地の沢コースということで、墓地のそばに車を停めた。そこから先行のトレースを使わせてもらい、林道をてくてく歩いて登った。新品G3のシールで好調の自分に比べて、秀岳荘取り付けシールでO田は苦戦していた。朝里岳で貼り流しのシールが取れて具合が良くなかったから取り付けシールに替えたのに、皮肉な結果になった。登り返しもなかったのでなおさら。おかげで登りのペースがゆっくりで助かったけど。

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駐車スペースには先行者の車が。

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時折太陽が顔を出す。

樹林内で一度休憩を取った。ピットチェックをしたり、行動食をとったりしたのだけど、時間が長過ぎて身体が冷えすぎた。自分の準備がいろいろ手間取って、O田まで寒くなってしまったようだった。危険。かなり反省。天候や気温を考えて休憩は取らなきゃいけない。

疎林になって来ると、通称「クリスマスツリー」が目に入った。これを目印にさらに登って行った。登っていると、上から先行していたおじさん?達が気持ち良さそうに滑り降りて来た。悔しいけれど、もう少しの辛抱。そして、森林限界の1,400 m付近まで登った。既に吹きだまり以外はクラストしていてガリガリだった。風も強くて視界も悪いので、さっさとシールを外して滑り降りた。

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樹林限界。

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O田の謎のポーズ。

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シールを剥がしているポーズで撮ってもらった。

樹林内はたっぷりのパウダーに再会した。視界があまりよくないけれど、ほんの一瞬日差しが辺りを照らすと、目の前に美しい雪景色が広がった。実は、兼用靴を歩行モードにしたまま滑っていて、とても滑りづらかった。ザックを背負っているからと思っていたのだけれど、下に降りてから気付いてショックだった。ゲレンデブーツを履いている今振り返ると、そもそも兼用靴じゃ大した滑りは出来なくても無理なかった。

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ほんの一瞬、日差しが帰って来た。

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間違って歩行モードで滑ってたH本はビビってかなり後傾。

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軽快に雪煙をあげるO田師の滑り。

くねくねした林道をビデオ撮影しながら滑ったのだけれど、傾斜が緩くて途中で止まってしまった。そこで、撮影のためにO田に引っ張ってもらって犬ぞりのように車まで向かった。相当きつかったんじゃないかな。おつかれさま。

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真狩温泉に付く頃には、羊蹄山はすっぽり雲の中。

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山の後は温泉に限る。

今回の写真もO田の撮影とビデオからのキャプチャ。ビデオの編集では、初めてオーディオフィルタを使って、風音のノイズ除去を試みた。

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07/3/12 ルスツ

ラストゲレンデパウダーを求めてGotama一本持ってルスツへ。天気をチェックすると、昨晩から降り続いているのは後志方面。今日は海に近いほど風が強いので、内陸の方が風の影響でリフトが止まる確率は低いだろう。さらに、札幌国際は競争率も高いので、今日の狙いをルスツに定めた。

札幌を7:30に出発すると、吹雪のせいでノロノロ運転の車が続出。中山峠を3、40 kmで譲りもせずに走り続ける軽自動車。そんなヤツはこんな日に走るな。おかげでルスツに着いたのは9:30。

そして読みは的中。駐車場の周りでも20 cmは新雪が積もっている。リフトはイゾラの奥のクワッドとゴンドラが動いていなかったけれども、別に今日ならどこでも十分。午前券を買う時に「運休になっても返金しない」と言われたけど、思い切って購入。動いているうちに滑るだけ滑ってしまえ。

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リフトに乗っている10分間にも1 cm以上積もっていた。

イーストゴンドラでピークまで登り、スーパーイーストをまず滑る。もちろん、ノートラックで3、40 cmの少し重めのパウダー。でも、板が全然走らない。下まで滑り降りて、リフトに乗っている時に滑走面を触ったら、氷の固まりがいっぱい付いていた。前にもそんなことがあったっけ。乗っているうちに氷を擦って落し、今度は気を取り直してアクロスAを滑る。こっちのノートラックは斜度が足りなくてちょっと物足りなかった。

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裏。

次は、ボーダーのカップルを追いかけてスーパーイーストの裏へ行った。途中、嫌らしい沢があったけれど、トレースが付いているのでサクッとトラバースして、奥の尾根へ。こっちもパウダー。結局ここを5本以上滑った。11時にはイゾラが強風のために運休になったので、ボーダーが増えて荒れて来た。

そこで、あまり人が入っていないスーパーイーストの下を滑る。ボーダーは縦に滑れないので、スキーの機動力を活かしてツリーラン。これも5本以上は滑った。滑りやすい樹林の濃さではないけれど、緊張感のあるスリリングな滑りを楽しめた。

滑っている時間よりもリフトに乗っている時間の方がずっと長いので、10本以上も滑るといい加減寒くなって来た。手も冷たくなって雪も荒れて来たので、12:30にはあがった。それでも十分満足。パウダーの質はともかく、滑走距離は今シーズン一番だったと思う。トラバースのことも考えてGotamaを持って来たけれど、ボーダーのおかげでその必要もなかった。でも、ツリーランでの扱いは、軽い板でよかったと思う。

今回一人で行ったのでビデオがなくて残念。O田を誘わないでこっそり行ったので恨まれたし。

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07/3/10 羊蹄山

またまた前日ニペソツから帰って来たばかりのやっちくんを連行して、S木くんと3人で羊蹄山に行って来た。前日晴れていた小樽方面よりも、曇っていた後志方面の方が雪がいいだろうという読みで、羊蹄山喜茂別コースの樹林帯を選んだ。

一時は雨の予報が出ていて心配していた天気が嘘のように晴れ渡った。今日も羊蹄山の全景が見渡せる。これも自称晴れ男のS木くんのおかげだろうか。先週と同じく8時くらいの遅めの時間で駐車スペースに着くと、なんとすでに8台も車が停まっていて、準備している間にも1台やって来た。やっちくんも「空前のバックカントリーブームだ」と驚いていた。岐阜ナンバーの車もあった。遠征?

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空前のバックカントリーブーム。

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今日もピークまで晴れている羊蹄山。

トレッカーとシール登行に慣れてサクサク上っていくS木くんと対照的に、ニペソツの疲れが溜まっているやっちくんと根性なしの自分は、S木くんに着いて行くだけでもしんどかった。期待していた雪は、サラサラの新雪が10〜15 cmほどで、少しガッカリだ。先行のトレースをひたすら辿って登っていると、1000 m前後で上から滑り降りてくる一団に出会った。2人のグループと4人のグループのようだったけれど、4人のグループの方は一人を除いてみんなテレマークだった。せっかくなのでちゃっかり盗撮。

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サクサクS木くん。

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喜茂別コースからは洞爺湖が見えた。

それから100 mくらい登っただろうか。まだ登りたそうなS木くんに力のない視線で「もういいんじゃない?」というメッセージを送って、樹林の切れ目くらいから滑ることに決まった。ここで少し休憩。このころには、風も強くなって来て、ピークから雲が降りて来た。登っているときにピークを目指していた一団が見えたけれど、この条件だとつらそうだ。

S木くんが自分の板を試乗して、登るときにぜんぜんズレないことに感動していたようだ。今思えば、トレッカーを試乗させてもらえばよかった。せっかく同じLANGEでソールサイズも一緒なんだし。

さて、いよいよ滑降。今回は、ビデオ撮影に気合いを入れてみた。もう暖かくて低温対策しなくていいので、ビデオカメラは2台体制。しかも、先シーズン購入して1回しか使っていなかったワイドコンバージョンレンズを用意。ハンディーカムはS木くんに任せて、自分はSHARPの旧式のファインダーをのぞく。もちろん、やっちくんはいつものように先に滑ってカメラを構えて、ベストショットをお見舞いしてくれる。

上の方は若干モナカだけれど、適度な浮力でトップが雪面より上に出ていれば、先行のトレースに引っかからない限り気持ちよく滑れた。Gotamaにも大分慣れた感じだ。S木くんはさすがにうまい。今日も無駄がない滑りだ。今日のやっちくんの滑りをビデオで編集していて、テレマークもかっこいいと思った。疲れていたみたいだけど、テレターンのカービングがさまになっていた。ちょっとやってみたいかも。滑り降りていくと、途中から気温が急に高くなって湿雪になり、板が滑らなくなった。出発がもう少し早かったら、間に合っただろうか。

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ばんけいヤマケン候補S木くん。

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魅せるテレマーカーやっちくんの滑り。

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H本は山でもローテーション。

最後の長い林道をだらだらと滑り降りて車のところへ着くと、もう3台しか残っていなかった。片付けてから京極温泉に行った。暖まった後で京極市街地の食べ物屋を探したけれど、それらしいところが見つからないので、先週と同じく喜茂別の「味の三㐂」を目指した。ところが、営業中の看板にも関わらず、のれんがかかっていなかった。仕方がないので、ちょっと移動して「かたくり」へ行った。今日もお腹いっぱい。


盗撮ビデオ

今回静止画をSHARP VL-MR1 PROで撮影した。やっぱり使えない。

やっちくんが撮ってくれた写真はフリッカーに。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/3/8 ばんけい

ポスターを貼り終わったので、衝動的に思い立ってひさしぶりにばんけいに行って来た。駐車場で準備が終わってゲレンデに向かおうとしたところに、ちょうどS木くんが車でやって来た。今日はセンタースキー部の活動日でH多さんとY口さんも来るらしかった。夕食を食べてから滑るS木くんとは分かれて、チケットを切りに行った。帰ってから夕食を食べるし、3時間も滑ると飽きそうなので、今回は2時間にした。これで残り13時間。まだ半分も滑っていないのか。

今日はアイスバーンだと思っていたので、Seth Pistolを持って行った。これで滑るのは、去年12/30のキロロ以来だ。Dogenに比べて重さも長さもあるので、悪雪にはめっぽう強い。実際、今日みたいなアイスバーンでも、そこそこ楽しめた。

S木くんを探していても見つからないので、飽きた頃を見計らってキッカーの方へ移動した。大きさは2/21からほとんど変わっていないけれど、ポコジャンと短いダウンレールのアイテムが増えていた。といっても、今日もほとんど遊んでいる人がいない。配置的に、大きいキッカーを飛んだら、すぐ脇に出来たポコジャンには入りづらい。結局、これまでと同じように、上と下2回飛ぶだけになった。1本目いきなり飛んだら距離が足りなくて、硬いノールの上に落ちてしまった。けれど、Seth Pistolだとちょっと足が痛いくらいだった。この板は安定感があって、大きいキッカーも全然恐くなかった。それにしても、キッカー、特に、リップの上がり具合が全然違うと、両方で踏み切りを合わせるのが難しい。まだまだ練習が足りないってことか。

何本か飛んだ後で、またS木くんたちを探しに戻った。それでも見つからない。また、キッカーの方へ戻ると、H多さんとY口さんがレッスンで準備体操しているのを見た。この日はスクールデイのようだった。リフトの上からちょっと練習風景を見ながら、何本かまた飛んだ。それからまたS木くんを探しに戻った。どうも、行ったり来たりしていたのがよくなかったようだ。8時過ぎにH多さんとY口さんがショートターンのプライベートレッスンを受けているのを見ている時に、ようやくS木くんが見つけてくれたようだ。でも、チケットは8:20までだったので、結局2本一緒に滑っただけで終わってしまった。残念。残り13時間か。

土曜日の話をして、羊蹄山喜茂別コースの樹林を滑ることに決めた。他に良さそうなところが思いつかないし、まあ、喜茂別コースは初めてだからいいや。やっちくんには悪いけど。

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モーグルでストップ温暖化

NHK BSで2007 フリースタイル FIS モーグル W杯 猪苗代大会の放送を見た。会場を見てまず驚いたことに、雪が少なくて所々地面が出ていた。もちろんモーグルコースは雪がちゃんとあったけれど。

先に行われた女子の決勝には、上村愛子が今期初登場だった。解説通り、初めてとは思えない滑りで、コーク720も着地で転けなかった。滑りもさすがのものだった。とはいえ、女王ジェニファー・ハイルの滑りは、一人だけ格上に感じた。第2エアの手前で何人も失敗していたけれど、彼女はターン、エアのどちらも安定していて、事も無げに滑り降りていた。

男子は男子ですごかった。気温が5度と高いからか、みんな飛ばす飛ばす。第1エアからでっかく飛んで、ミドルもそのままのスピードで第2エアでぶっ飛んでた。何人かはミドルでスピード出過ぎて第2エアで飛べなかったり。お祭り騒ぎのようで見ている方は楽しいのだけれど、ケガ人が出なかったからいいものの、テンション高すぎに見えた。附田雄剛の吸い付くような滑りには驚く。他とはターンの質がちがって見えた。3位入賞してたし。1位のネイザン・ロバーツもJ・ハイル同様、安定した滑りだった。攻めながらもきっちり滑るのだから、すごい人たちだ。

そんなモーグルの放送で、選手のゼッケンにある「ストップ温暖化」の文字が目に入った。最初は、暖冬による雪不足で大変なスキー業界によるアピールかと思ったけれど、どうもそうではないらしい。先日観て来た「不都合な真実」は、日本でもかなり話題になっているようで、紀伊国屋でも書籍の方が山積みになっていた。温暖化防止は最近のトレンドになっているのか、チーム・マイナス6%が行った「ストップ温暖化」アピールだった。

このチーム・マイナス6%とは、京都議定書で決まった日本の温室効果ガス削減目標を実現するための「国民的プロジェクト」らしい。要は、「企業は努力しているのだから、お前ら国民がもっと我慢しろ」というもののようだ。「不都合な真実」でも(アメリカ)国民に対して、個人レベルの努力を促していた。もちろん、日本人も個人レベルで無駄を減らすために取り組む必要はあるだろう。けれども、「地球温暖化」ばかりに目が行ってしまっているように思えないだろうか。

「不都合な真実」では、現在地球上で起こっているほとんどの問題が温暖化によるものだと断定している。アフリカの紛争ですら、温暖化がより深刻にしていると主張している。だから、温暖化防止でほとんどの問題を解決できるという。ところが、映画の中でも触れているように、地球環境は非常に複雑なので、温暖化の防止、特に、温室効果ガスの削減だけで環境問題が解決するはずがない。温暖化ですら、人間による環境破壊の一つの結果でしかない。環境の保全が第一の目標に据えられていなければ、「温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギー」である原子力発電の推進のように、本末転倒な結果を招きかねない。むしろ、大量消費社会が根本的な問題なんじゃないだろうか。そして、大量消費社会を支える経済や軍事、さまざまなものが絡み合って、人間のエゴを増長させ、気付いてみたらしっぺ返しを受けることになっていたのが現状だと思う。「ストップ温暖化」がきっかけとなって、「ストップ温暖化」だけで終わってしまわないようにしなければいけないだろう。

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ファースト・ディセント

「不都合な真実」を観た時に予告をやっていた「ファースト・ディセント」を映画の日に観て来た。期待はずれだった。予告を観て結構期待していたのだけれど、予告以上の映像はなかった。強いてあげれば、ばかでかいキッカーを作って飛んだ映像くらい。

一方、予告を観て興味を惹かれていたスノーボードの歴史の方は、なかなか楽しめた。アメリカで生まれたらしいスノーボードは、スキーとちがって反体制のイデオロギー満載で、それ自体がスタイルというところがいいと思った。映像を見ているだけで、あまりのバカっぷりに苦笑いしながらもこっちまで楽しくなる。その流れを汲んだスキーが今のフリーライドスキーなのだろうか。やっぱり自由に楽しく滑ることが一番だ。

東京エクストレイルジャムが扱われているのを見て、日本人はやっぱりバカだと思った。とりあえず、流行ってたら何でもいいんだろうな。まあ、招待されるボーダーたちが嫌がっていないなら、あれでもいいのかな。どうせ日本人はすぐ飽きそうだけど。

テリエがオリンピック出場を拒否した理由が良かった。スノーボードを国別対抗にすべきではないと。確か、以前アメリカのアルペンスキー選手ミラーも同じようにスポーツの変質を批判していた気がする。ヒトラーのベルリンオリンピックからオリンピックの国家主義的な色彩が強くなって、スポーツが「愛国心」高揚の手段に利用されるようになった。実際、現代の日本の若者の多くが都教委による日の丸・君が代強制を支持しているし、サッカー日本代表を応援するのがどうのこうのと言い出すことも多い。困ったものだ。

それにしても、7601のファースト・ディセントに挑戦したのが、実はテリエだけだったというのが、やっぱり一番拍子抜けだった。予告を見る限りでは、メンバーみんなが滑り降りているように感じた。そんなに簡単なはずはないと思っていたから、一方で納得もしたのだけれど。いや、どっちにしても、AKはハンパじゃないと思った。あそこで死ぬなら本望だな。

見終わってから、今シーズンはもうやらないつもりでいたスノーボードも、もうちょっとやってみようかと思った。

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07/3/4 羊蹄山

前日の三峰山がはずれだったので、「樹林に行けば雪がいいだろう」ということで、急遽同じメンバー、やっちくん、S木くん、H本で羊蹄山へ行って来た。少しでもいい雪を求めて京極コースにした。これが初めての京極コース。考えてみたら、検定週間を挟んで塩谷丸山に行って以来の山だった。

3人とも結構疲れていたので、出発は6:30。中山峠からは曇っていて羊蹄山は全く見えなかった。今日も路面が出ていて道路も空いていたので、登山口には8時すぎには到着。この頃には予想に反して快晴となり、羊蹄山がすっぽり丸見えだった。4台も車が停まっていて驚いたが、そのうち2台はなぜかすぐにいなくなった。

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快晴!

樹林内をボーダー3人のパーティーと抜きつ抜かれつしながら登った。この日も暖かくて春の陽気。登っていると暑くてしょうがない。お目当ての樹林内の雪は当然はずれ。雪自体は昨日の三峰山の樹林よりパッとしない。そして、樹林を超えても風がないので暑いまま。もう春山だった。ずっと視界が開けていて日差しが照りつける。あまりに天気がいいので、1,300mくらいまで登ってバテていたのに、つぼで登れるところまで登ることになった。先行していたテレマーカーが置いていった旗を見ながら、やっちくんが切ってくれたステップを登っていった。「もういいんじゃないでしょうか。」というやっちくんの声で登行終了。高度計は1,600m超えていたけど、地形からは1,550mくらいというところみたいだった。それでも標高差1,000以上。やっぱり羊蹄山はしんどい。

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つぼでさらに高度を上げる。

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快晴!!

テレのおじさんのアドバイスを聞いて、左側の斜面を滑ることにした。確かにいい斜面だけれど、上の方は波打っている。端の方だけ平らになっていたので、そこを滑った。昨日の反省から、今日はブーツのバックルをちゃんと締めて滑ったのに、ふにゃふにゃの板がバタついて上手く滑れない。ばんけいで練習が必要だ。

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S木くんが行きます。

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テレでがんばってるやっちくん。

ビデオも写真もないけれど、樹林の中に入ると意外に良かった。登りの時は締まっていた雪も、気温が上がって柔らかくなり、重い深雪のような滑り心地だった。もう春かな。

写真はS木くんにもらった。

やっちくんが撮ってくれた写真はフリッカーに。

【2019/3/4 修正】
動画をYouTubeに変更。

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07/3/3 三峰山

今日はひな祭りということで、三峰山へ行って来た。メンバーはやっちくん、S木くん、H本の3人。

前日に狭薄山へ行って来たやっちくんが、登りが楽なところをリクエストしたので、目的地を三峰山に決定。眠いのを我慢しながら朝5時前に出発して、二人を拾っていざ富良野へ。道路は路面が乾いていたので走りやすかった。凌雲閣には8時に着いた。駐車場ではすでに1パーティーが準備していて、化物岩の方へ登って行った。遅れて自分たちも8:30に出発。

三峰山沢沿いの尾根を登って行くと、すぐに森林限界を超えた。けれども、今日は無風。天気も良くて、登っていると暑い。登るに連れて近づいて来る山並みの迫力がすごい。富良野岳を間近に見ながら登るのがとても気持ちいい。

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1,500mくらいで休憩を取っているときに、川の字シュートを滑ることに決まった。雪は少なくて、ハイマツがずいぶん見えていた。雪があまりないので、途中からつぼで。そして、川の字のノを滑る

いつものように、やっちくんが先に滑って少し下でカメラを構えた。一部モナカらしかった。S木くんが次に滑ったけれど、予想通り滑りづらそう。でも、一気に下まで行ってしまった。自分の番が回って来たので、カメラを意識しながら滑り始めた。びびっていて、ブーツも緩くて、雪も悪くて全然ダメ。途中で転びそうになって止まるし。斜面の起伏も分からなくて、ふらふら滑って何とかS木くんのところまで辿り着いた。息があがった状態でビデオカメラのモニターでやっちくんの滑りを見ていたけど、相当滑りづらいみたいだ。下の方はテレマークターンしていなかったし。

It looks like powder but...


S木くんとやっちくんの滑り。今回も音楽なし。

川の字シュートを滑り終えて登り返すつもりでいたけど、あまりテンションが上がらないので結局1本で降りることになった。登り返すか決めかねていた時に、化物岩から降りて来た人たちと少し話した。向こうもダメだったらしくて、樹林の方へトラバースして行った。

降りている途中、ホコ岩シュートに人影が見えたので眺めていると、その上からボーダーが滑り降りて行った。驚いた。

やっちくんが撮ってくれた写真はフリッカーに。

【2019/3/6 修正】
動画をYouTubeに変更。

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