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ファースト・ディセント

「不都合な真実」を観た時に予告をやっていた「ファースト・ディセント」を映画の日に観て来た。期待はずれだった。予告を観て結構期待していたのだけれど、予告以上の映像はなかった。強いてあげれば、ばかでかいキッカーを作って飛んだ映像くらい。

一方、予告を観て興味を惹かれていたスノーボードの歴史の方は、なかなか楽しめた。アメリカで生まれたらしいスノーボードは、スキーとちがって反体制のイデオロギー満載で、それ自体がスタイルというところがいいと思った。映像を見ているだけで、あまりのバカっぷりに苦笑いしながらもこっちまで楽しくなる。その流れを汲んだスキーが今のフリーライドスキーなのだろうか。やっぱり自由に楽しく滑ることが一番だ。

東京エクストレイルジャムが扱われているのを見て、日本人はやっぱりバカだと思った。とりあえず、流行ってたら何でもいいんだろうな。まあ、招待されるボーダーたちが嫌がっていないなら、あれでもいいのかな。どうせ日本人はすぐ飽きそうだけど。

テリエがオリンピック出場を拒否した理由が良かった。スノーボードを国別対抗にすべきではないと。確か、以前アメリカのアルペンスキー選手ミラーも同じようにスポーツの変質を批判していた気がする。ヒトラーのベルリンオリンピックからオリンピックの国家主義的な色彩が強くなって、スポーツが「愛国心」高揚の手段に利用されるようになった。実際、現代の日本の若者の多くが都教委による日の丸・君が代強制を支持しているし、サッカー日本代表を応援するのがどうのこうのと言い出すことも多い。困ったものだ。

それにしても、7601のファースト・ディセントに挑戦したのが、実はテリエだけだったというのが、やっぱり一番拍子抜けだった。予告を見る限りでは、メンバーみんなが滑り降りているように感じた。そんなに簡単なはずはないと思っていたから、一方で納得もしたのだけれど。いや、どっちにしても、AKはハンパじゃないと思った。あそこで死ぬなら本望だな。

見終わってから、今シーズンはもうやらないつもりでいたスノーボードも、もうちょっとやってみようかと思った。

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東京新聞(朝刊)2006年12月31日(社説)  このあいだ発表されたアカデミー賞では、地球温暖化の危険を訴えた「不都合な真実」ちゅう映画が、アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得したんかて。また、伝統的なリムジンカーをやめて小型で燃費のええトヨタ... [続きを読む]

受信: 2007年3月 7日 (水) 11時05分

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