07/5/3 旭岳
GWに必ず帰って来ると言い残して北海道を去ったやっちくんが、前回の旭岳の帰りに行きたいと言っていた愛別岳。計画を立てたものの、飛行機のチケットの都合で日程が前倒しになり、目的地も旭岳に変更になってしまった。そんな旭岳だけれど、久しぶりのバックカントリーに不安と期待で胸が膨らむ。
4:30に自宅を出発し、S木くん、やっちくんを拾って、5:00に札幌を出た。メンバーはこの3人。国道12号線には、さすがにGWのせいか、早朝にも関わらず車が多い。札幌からずっと路面が濡れていて、旭川に入る前にはフロントガラスに雨が当たるようになった。天気予報でも、晴れるのは午後からだった。旭岳の方向の空を見て不安になる。
忠別ダムの側の単調な上り坂で、完全に意識が飛んでしまった。気付いた時に、まだ直線が続いていたからよかったものの、助手席のやっちくんと後部座席のS木くんの寝顔を見ながら木を引き締める。もう少しで旭岳だ。
天人峡との分岐を過ぎて登りがキツくなって来るのとほぼ同時に、だんだんガスって視界が悪くなって来た。雨は降っていないものの、コンディションは良くなさそうだ。霞んでいる前方を睨みながらハンドルを握り、しばらくして旭岳ロープウェイの駐車場に到着した。8:30。まずまずの時間だった。そして、驚いたことに降雪があったようだ。もちろんパウダーなんかではなく、シャーベットみたいな雪だったけれど。
中でトイレに行ったあと2階に上がってみると、電光掲示板には運休の文字が灯っていた。営業前だからだろうと納得して、階段を下りると放送が入った。視界不良で遭難の危険があるためロープウェイは始発から運行を見合わせるそうだ。当然、ロープウェイを利用するつもりだったので、運休は痛い。1階の机でミーティングを行った。下から登るのは嫌なので、車で少し寝ることに決めて、3人とも車で横になった。
うつらうつらしているうちに、横でやっちくんがいびきをかき始める。眠いのは確かだけれど、いまいち眠れない。ときおり、駐車場を出入りする車のエンジン音と、人が乗り降りするドアの音で目が覚める。少し寒気もする。快適とは言えない仮眠を10:00くらいまでとってみたが、視界不良は改善されない。ロープウェイも運休したままだ。3人で相談した結果、もう滑るのはあきらめて旭川ラーメンを食べようということになった。まさかの敗退。というより、日和だな。
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コメント
ヒヨッテすいませんでした。同じく道中寝てばっかで・・・。こんな天気なんだったら羊蹄にでも行けば良か・・。
投稿: やっち | 2007年5月 5日 (土) 21時09分
運転お疲れ様。
後ろの席だと気が抜けて眠ってしまうね。ごめんごめん。
ホントにGW中は山スキーはほとんど出来なかったね。
6月くらいまでは大丈夫だと思うので、
ニセコあたりにまた行きたいね。
投稿: S木 | 2007年5月 5日 (土) 21時54分
S木くんが滑りたそうだったので悪いと思ったんだけどね。この日、羊蹄はどんなだったんだろう?後悔しても始まらないけど。
あんないい天気には、車のどこに乗っていても眠くなるみたいだ。危ない、危ない。
雪のあるうちは山に行きたいね。それこそ羊蹄山にも。
投稿: H本 | 2007年5月 7日 (月) 14時50分