07/7/27 ニトヌプリ
夏休みになったら必ず行こうと思っていた、ニートヌプリ単独行に挑戦して来た。土曜日にS木くんとシャクナゲ岳に行く予定だったので、その下見も兼ねてニセコ連峰の一つであるニトヌプリに登った。
挑戦といっても、ニトヌプリは五色温泉のすぐそばで、標高差も大したことはないので全然余裕だ。そんな山だけれど、冬になれば、ニセコ連峰はどの山も魅力的な山となる。
そのニトヌプリには、初め神仙沼までぐるっと一回りするつもりで行ったので、五色温泉の登山口を出発したのも6:00と早めだった。イワオヌプリに登ったのも何年か前なので、もうルートを忘れている。地図を見ながらでも自信がない。イワオヌプリ分岐の景色を見て、ようやく思い出してきた。けれども、この時点では、ニトヌプリへの分岐を見逃したと思っていた。
イワオヌプリ分岐から少し歩くと、すぐに林の中でニトヌプリ分岐が現れた。ホッとして分岐を左に折れてニトヌプリに向かう。しばらく下っていくと、火山灰の白い地面の空間が開けて、正面にニトヌプリののっぺりとしたフタコブラクダのような姿が見える。コブの間を登山道がジグザグに登っていくのがわかった。
両脇に鬱蒼と笹が茂る登山道の脇の足下には、ノウゴウイチゴ?の赤い小さな実がいくつもなっていた。きっと、春には白いきれいな花が咲いていたのだろう。
足下の草花に注意しながら登っていると、何やら雲行きが怪しくなってきた。慌ててニトヌプリのピークまで登った。振り返ると、アンヌプリの方へ低い雲が這い上がっていくのが見えた。
山頂から向こうを眺めると、正面に見えるはずのチセヌプリは頭だけを雲から出していた。
チセヌプリより向こうのニセコ連峰は、雲の下だった。かろうじて遠くにピークの黒い陰が見えるのは、目黒内岳だろうか、雷電山だろうか。
何はともあれ記念写真を撮影。撮影直前に50mmレンズに交換したので、ピークから離れた岩の上にカメラを置いて、セルフタイマーでダッシュした。
ピークまでは1時間で着いた。雲が広がっていったので、足下の花に注意しながら五色温泉に戻った。視界が悪ければ、わざわざニセコの沼めぐりをする気にはならない。あまり急いでも五色温泉の日帰り入浴は8:00からなので、ゆっくり目で下った。それでも近くなので、ピークでゆっくり休んでも、登山口に戻ったのは8:30だった。
下山して温泉の準備をしていると、今日は着替えのTシャツを忘れたことに気づいた。毎回忘れ物ばかりだ。前回と変えて、からまつ木の湯の方に入った。混浴露天風呂へ一人で入る勇気はまだない。
ニセコは時期が早ければいいのだろうけど、時期が春スキーとかぶるので、なかなか行けないような気がした。そんなことはないかな。
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