07/7/29 八剣山
土曜日のニセコが中止になった代わりに、八剣山へS木くんと行って来た。八剣山に登るのは4年ぶり2回目。初め、登山口の場所が分からなかったけれど、車でうろうろしているうちにだんだん思い出してきたので、前回と同じく中央口から登ることに決まった。
登山口への途中、「WILD MUSTANGS'?」とかってウエスタンな場所を通り抜ける。見下ろすとアヒルがいたり、柵の中にはウマがいたり。突然、前の方から奇妙な鳴き声が聞こえて二人で怯えながら進んでいくと、なぜか林の中にヤギがつながれていた。そして、登山口には「熊出没注意」の看板も。
登山口から山に足を踏み入れたとたん、夏の陽射しは木々に遮られて、涼しさを通り越して肌寒さを感じるほどだった。中央口からの登山道は、思っていたよりも急なまま続いていた。前日の雨で地面が湿っているので、滑らないようにいつもより慎重に歩いた。
病み上がりのS木くんには少しペースが速すぎたので、早めに休憩を入れた。10分ほど休んでから、岩がごろごろしている山道を登って行った。山頂の方を見上げると、登山道の近くまで石の壁がそびえている。これは落石があってもおかしくない。時折響く「バキッ」っという音に怯えながら、S木くんと少し足早に進んだ。
すぐに、林を抜けて明るくなると、目の前には札幌、といっても真駒内辺りの街並が見えて来る。そこからは、八剣山の石の壁の裏側を這うように登る。岩でゴツゴツした道を歩いていると、地面で動く小さなものに気付いた。
ジグを切った道を登りきると、八剣山の刃?の部分まで辿り着く。高い所が得意でないので足が竦む。見晴らしはいいのだけれど。かなりビビりながら、先に山頂へ歩いて行くS木くんに着いて行った。そして、1時間かからずに登頂。
中央に藻岩山。
山頂では、すでに山屋が2人が休んでいた。昔は、山頂まで岩の上を伝って来たそうだけれど、そんな山なら自分には絶対無理だ。S木くんには、飛びやるのにって言われたけど、こっちは落ちたら確実に死ぬから。誰だってビルの屋上の縁には立ちたくないでしょう。
ピークでゆっくり休んだら、西口へ向けての登山道を探しながら下りた。登る時は気付かなかったけれど、山頂の少し手前に、壁の裏側へ向けて道があった。登山道が林に飲み込まれるまでは良かったのだけれど、途中から地面が濡れて来て滑る滑る。クモの巣もいっぱいでやってられない。ロープにつかまって足を踏ん張って下りて行った。中央口よりは緩やかな道が続く。
さらに下りて行くと、途中から登山道脇の草が刈られていた。ちゃんと管理しているということなんだろう。けれども、ここら辺から蚊が多くて、またS木くんは刺されまくっているようだった。林道にぶつかってから少し歩くと、ゲートが見えて来る。近くの看板を見ると、「八剣山ハイキンゴコース」と書いてある。確かに、登山というよりはハイキングくらいの運動量。十勝連峰以上にビビったけれど。ゲート付近には「ムカシトンボを守ろう」という看板もあった。採ってっちゃうのだろうか。
車に戻る途中、また八剣山を見上げることになったけれど、やっぱり険しい山だ。でも、お手軽だし、子供なら好きそうだ。
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