DPPのキャッシュを消去するAppleScript
EOS Digitalに無料で付属するRAW現像ソフトのDigital Photo Professional (DPP)は、現像した結果をPhotoshopに転送する機能がメニューから呼び出せるようになっている。いつもその機能を利用しているのだけれど、現像結果はTIFで一時ファイルとして書き出されるので、転送を繰り返しているとディスクスペースをやたらと食うという問題がある。しかも、厄介なことに、DPPを終了してもその一時ファイルが残っている。Macを再起動しない限り(ログオフは試していない)、一時ファイルは消えずに、ディスクスペースを食ったままになる。
とりあえず、手動で削除してみようと思ってディスク上を探してみると、/private/tmp/Digital Photo Professionalの中にTIFファイルがいっぱい入っていた。ディレクトリの構成から見ても、一時ファイルはこの場所で固定のようなので、スクリプトを書けば簡単に削除が出来そうだ。
さっそく、スクリプトエディタを起動して、スクリプトを作ってみる。ところが、もう1年はスクリプトを書いていないので、細かい文法を忘れてしまった。ダイアログの使い方とかも忘れていて、思うようにコンパイルできない。AppleScriptの辞典もどっかに行ってしまったので、昔書いたスクリプトを開いて、ソースと睨めっこする。
シェルのコマンドのrmの使い方を検索して調べて、なんとかそれらしく動く手抜きスクリプトが出来た。スクリプトメニューは常にメニューに表示されているので、ユーザ・スクリプト・フォルダにDigital Photo Professinalという名前のフォルダを作って、その中に作ったばかりのスクリプトファイルをRemove DPP Casheという名前で保存した。あとは、キャッシュを消去したい時にスクリプトメニューからスクリプトを呼び出すだけだ。
これで、適宜キャッシュを消去して、ディスクスペースを作ってやることが出来る。とはいえ、DPPの次期バージョン(現在のバージョンは3.0.1)では、改善してもらいたいもんだ。
しょぼいスクリプトだけど、欲しい人はどうぞ。
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