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2007年7月

西岡公園

札幌でもホタルが見れるらしい。実は、生まれてから一度もホタルを見たことがない。正確には、見に行ったことがない。そのホタルが、西岡公園で見れるという話を聞いて、早速行って来た。「ホタルの季節もそろそろ終わり。また来年のお楽しみですね。」なんて書いてあるものだから。

まず、西岡公園のサイトでホタル情報をチェックすると、木道で数が増えて来ているらしい。けれども、木道は西岡公園の奥にあって、歩き慣れていない場合は行かない方がいいと案内に書いてある。ホタルが見れるのは日没直後の19:00から21:00までらしい。そこで、早めの18:00くらいから西岡公園を散策して地形を頭に入れてから、暗闇の木道に備える計画にした。

ホタルの撮影は全然分からないので、とりあえず一番明るいレンズと三脚を持った。蚊に刺されるのはご免なので、フードの着いた防寒着を持つ。下はジーンズ。夕食を食べずに出るので、食べ物を少しと飲み物、念のためヘッドライトも持った。

家を17:30に自転車で出発。西岡公園まではひたすら登り。邪魔だろうと思ってiPodも持って来なかったので、トレーニング気分に無心でペダルをこいだ。「西岡」というだけあって、結構きつい。段々登って行くと、藻岩山の向こうから夕日が背中を照らしている。今日はきれいに空が焼けるかもしれない。

西岡公園へ続く斜め通りに入ると、車もめっきり少なくなって閑静な住宅街が広がる。都心へのアクセスは悪いけど、それなりにいい場所なのだろう。立派な家が多い。道路の突き当たりで西岡公園の入り口が現れた。入り口近くてテニスをしている人たち以外には誰もいなかった。

入り口にある地図で木道の位置を確認して、身支度も整えた。予定通り18:00に出発して、まず、最初に水源地へ向かった。薄暗い中、階段を下りて行くと、池というか沼というか、水源地が広がる。思っていたよりも広い。今思えば、水源地通りという名前は、ここから来てた訳だ。中央にある看板を見ると、正面にちょっとだけ頭をのぞかせているのが恵庭岳らしい。

西岡水源地から遠く恵庭岳を望む
中央に小さく尖っているのが恵庭岳。

堰の端まで歩くと、洋風の取水塔が見えてくる。西岡水源地の歴史を見ると、明治41年に軍用水道としての月寒水道の工事が着工されたそうだ。その後、昭和46年に白川浄水場が完成してから西岡浄水場は停止している。塩素臭い水道水は、白川浄水場から運ばれているということだ。

西岡水源地 取水塔
西岡水源地の旧取水塔。

現在の水道法では、水道の蛇口で残留塩素が0.1 mg/l以上検出されなくてはいけないが、この水では金魚は死んでしまう。信州大学の中本信忠先生から聞いた話だが、日本の水道水が塩素臭くなったのは、米軍のせいらしい。1945年に日本が敗戦して、進駐して来た米軍は、配水管末で0.4 ppm以上の残留塩素を保持するという野戦用給水基準を日本の水道に強制した。未だにその基準を守り続けているのが日本の水道界らしい。米軍が日本に押し付けたのは、憲法ではなく塩素臭い水道水だったという訳だ。




おいしい水のつくり方―生物浄化法 飲んでおいしい水道水復活のキリフダ技術


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著者:中本 信忠

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そんなことを思い出しながら取水塔の方から歩いて八つ橋付近を通り過ぎる。階段を上って右に折れ、夕暮れで薄暗い水源地沿いの道を、木道へ向けて歩いて行った。

夕暮れの散策
水源地沿いの道。

休憩所も通り過ぎてしばらく歩くと、ようやく木道にたどり着いた。蚊の羽音が気になったので、防寒着を着てフードをかぶった。手袋を履く代わりに、袖に手を引っ込めた。準備を整えて木道を歩くけれど、ここまで来ると普通に山の中と変わらない。熊も出るらしいから、人気がないのが心細い。熊鈴を持って来るべきだっただろうか。怯えながら足早に歩いていると、向かいから白い獣が歩いて来る。犬だった。首輪は?!付いていた。後ろから作業着姿のおやじが犬に話しかけながら歩いて来た。木道の入り口に、「犬を入れるな」と書いていなかっただろうか。

1週するのに10分くらいかかる木道を何週か歩いて地形を把握した。木道は場所によって不安定だったり、滑り止めの横棒があったりするので、暗闇では確かに心配だと思った。陽も落ちて辺りが大分暗くなると、空の雲も染まって来た。

大体の日没時間の19:00を過ぎても、まだ薄明るい。この日は気温も低くて風があるので、ホタルは見られないのだろうか。それともまだ時間が早いのだろうか。仕方がないから、星空でも撮って帰ろうかと思ったけれど、あまり星が見えない。日没に合わせてやって来たらしい親子とすれ違った頃、黄緑色に光るものがゆらゆらと目の前を通り過ぎて行った。目で後を追って、消えたあたりをじっと眺めていると、何回か瞬いたように見えた。これはきっとホタルに間違いない。そこで粘っていると、その親子はどうやらあきらめて帰るようだ。

瞬いた瞬間に撮影はしてみたのだけれど、失敗に気づいた。絞っていたら全然暗い。液晶でプレビューすると眩しい。フードでカメラを頭ごと覆って、プレビューを切って、絞りも解放にした。このとき、ISOも高感度にしておけば良かったのに、そこまで気が回らなかった。

そのまま粘っていてもなかなか光ってくれないので、そろそろ帰ろうかと思っていると、周りでもチラチラとホタルらしい光が見え始めた。ちょうどその頃、おばちゃんたちも現れた。ちゃんと分かっているらしい。若いカップルも現れた。平日の夜にもかかわらず、おばちゃんたちの歓声で少しだけ賑やかになった。

全然ピントが合わないのに苦戦しながら、何枚か撮影した。もともとホタルを見るのが目的で、撮るのはおまけ程度に考えていたので、出来は苦笑いするしかない。露光時間が明らかに短かった。難しいもんだ。そして、気が付いたら、右のふくらはぎが痒い。いつの間にかジーンズ越しに蚊にプスッとやられたようだ。

結局、21時近くまでいて満足したので帰ることにした。歩いて転んだらしゃれにならないので、木道の出口でカメラと三脚を収めていると、おばちゃんたちが脇を通り過ぎて行った。一人で歩くと怖いので先導してもらおうと着いて行くけれど、どんどん離されて、ついには見えなくなってしまった。しょうがないので、一人取り残されて歩き続けた。素直にヘッドランプを使えばよかっただろうか。

八つ橋まで来るとホッとした。ここでちょっと川の方を見てみたけれど、ホタルは見つからなかった。さっさと帰りたかったので、自転車置き場にすぐに向かった。着いた頃には21時を過ぎていた。西岡公園から帰る途中、空を見上げると、丸い月が浮かんでいた。満月だった。星があまり見えなかったのは、月が明るかったからのようだ。

とにかく、ホタルがちゃんと見れたのが何よりだ。さすがに、乱舞とはいかなかったけれど、飛んでいる姿も見ることができた。札幌はそこそこ都会だけれど、確かに自然に囲まれた街なのだと再認識した。

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ナイロビの蜂

先日、映画「ナイロビの蜂」を見た。ジョン・ル・カレの小説を映画化したものだそうだけど、原作は読んだことがないし、ジョン・ル・カレも知らなかった。




ナイロビの蜂


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ナイロビの蜂


販売元:日活

発売日:2006/11/10

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ナイロビの蜂〈上〉 (集英社文庫)


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ナイロビの蜂〈上〉 (集英社文庫)


著者:ジョン ル・カレ

販売元:集英社

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原作の方。

「夫婦の愛」が一つの大きなテーマだそうだが、それよりも、ケニアを舞台に行われた製薬会社による違法な臨床試験に驚いた。厳密にはノンフィクションではないらしいが、小説が書かれたということは、あながちフィクションではないのだろう。けれども、まさか、こんな事が本当に行われているのかと疑いたくなってしまう。

ところが、今日のしんぶんを開くと、「ナイジェリアで米大手製薬会社ファイザー社が不法臨床試験で子供を死な」せたことについて書いてあった。ナイジェリア政府がファイザー社とその幹部を刑事訴追しているそうだ。

ファイザー社は、1996年に同国で起きた髄膜炎流行の際、カノ州の病院で子供約200人に対し同社の未認可抗生剤トロバンの臨床試験を実施。半数の子供にトロバンが、残る半数に対象薬として既に認可されていた他社製品が投与されました。米国では子供に対しトロバンが試用されたことはありませんでした。(2007年7月30日 しんぶん赤旗)

ナイジェリア政府は、試験に許可を与えておらず、子供の親への説明もなかったと主張しているそうだ。一方のファイザー社は、子供の死亡や後遺症は薬剤によるものではないと主張しているという。が、試験を行ったのはファイザー社派遣の研究員が行ったらしく、かなり疑わしい。見たばかりの映画の内容が、ノンフィクションではないまでも、事実をもとに作られたものだと納得させるのに十分な記事だった。

映画の中の台詞に「どうせ死ぬのだから……」というものがあった。被爆地に乗り込んで行った米軍とアメリカの研究者が、被爆者を調べるだけ調べて治療を全くしなかったという話を思い出した。彼らもそう思ったのかどうか分からないが、きっと日本人やアフリカの人たちを人間とは思っていないのだろう。日本人だって、中国や朝鮮半島を含むアジアの人たちや捕虜を殺しまくったのだから、それほど不思議なことじゃない。

去年、薬害問題を通して日本の政・官・財・学……による癒着の構造的問題について、川田龍平さんに話を聞く機会があったが、その川田さんが参院選挙、東京都選挙区でめでたく当選を果たした。製薬会社からの政治献金でドロドロの自民党・民主党による政界に風穴を空けてくれることに期待する。それに引き換え、期日前投票できずに選挙に6回も行かなかったことが選挙活動中にバレて謝罪をしたような自民党公認の丸川珠代が、なぜか川田さんよりも票を獲得している。都知事選といい、東京都民には毎回呆れるばかりだ。もちろん、立派な人もいるのだけど。

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PMF 2007 ピクニックコンサート

投票は八剣山に登る前に済ませてあったので、午後からはPMF 2007 ピクニックコンサートに行った。去年、寒い思いをしたので、上着も持った。

14時前に着くと、タイミングが良かったのか野外ホールのすぐ側の駐車場に入れた。芝生席もそれほど遠くない所に座れた。ドビュッシーのフルート、ヴィオラとハープのためのソナタから聴くことになった。「PMFインターナショナル・プリンシパルズ」の演奏が終わると、休憩をはさんで、「PMF弦楽四重奏コース」だった。登山の疲れか、途中、少し寝てしまった。

最後は「PMFオーケストラ演奏会」だった。PMFの演奏会を聴きに来るのは3度目だけれど、今年初めてピアノの演奏を聴くことになった。ラフマニノフのピアノ協奏曲 第3番はCDで聴いたことがあるので、やっぱり知らない曲よりは楽しみだ。演奏会の最後に演奏されるスクリャービンの交響曲 第4番 「法悦の詩」も聴いたことがあるはず。

ピアノ協奏曲は観客の拍手も大きく、いい演奏だったみたいだ。ピアニストのボリス・ベレゾフスキーもアンコールに応えて演奏してくれた。最後の交響曲で盛り上がりに欠けたけれど、演奏後に会場の後ろから花火が上がって、会場が歓声に包まれた。去年はワレリー・ゲルギエフの指揮でチャイコフスキーの交響曲 第5番が演奏が終わって間もなく夜空に花火が打ち上げられて、かなり盛り上がっていたのを何となく覚えている。

何はともあれ、お手軽にクラシックが聴けるのはありがたい。札幌でPMFをやってくれたレナード・バーンスタインに感謝。それにしても、やっぱり札幌の夏の夜は寒かった。

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コンサートの後、穀物祭へ行って少し遅い夕食。ポテトの冷製スープが旨かったけど、カメラを持っていなくて後悔した。面白い器だったので。

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07/7/29 八剣山

土曜日のニセコが中止になった代わりに、八剣山へS木くんと行って来た。八剣山に登るのは4年ぶり2回目。初め、登山口の場所が分からなかったけれど、車でうろうろしているうちにだんだん思い出してきたので、前回と同じく中央口から登ることに決まった。

登山口への途中、「WILD MUSTANGS'?」とかってウエスタンな場所を通り抜ける。見下ろすとアヒルがいたり、柵の中にはウマがいたり。突然、前の方から奇妙な鳴き声が聞こえて二人で怯えながら進んでいくと、なぜか林の中にヤギがつながれていた。そして、登山口には「熊出没注意」の看板も。

アヒル
アヒル。

ウマ
ウマ。

登山口から山に足を踏み入れたとたん、夏の陽射しは木々に遮られて、涼しさを通り越して肌寒さを感じるほどだった。中央口からの登山道は、思っていたよりも急なまま続いていた。前日の雨で地面が湿っているので、滑らないようにいつもより慎重に歩いた。


深緑の中を歩くS木くん。

病み上がりのS木くんには少しペースが速すぎたので、早めに休憩を入れた。10分ほど休んでから、岩がごろごろしている山道を登って行った。山頂の方を見上げると、登山道の近くまで石の壁がそびえている。これは落石があってもおかしくない。時折響く「バキッ」っという音に怯えながら、S木くんと少し足早に進んだ。

すぐに、林を抜けて明るくなると、目の前には札幌、といっても真駒内辺りの街並が見えて来る。そこからは、八剣山の石の壁の裏側を這うように登る。岩でゴツゴツした道を歩いていると、地面で動く小さなものに気付いた。


トカゲ?

ジグを切った道を登りきると、八剣山の刃?の部分まで辿り着く。高い所が得意でないので足が竦む。見晴らしはいいのだけれど。かなりビビりながら、先に山頂へ歩いて行くS木くんに着いて行った。そして、1時間かからずに登頂。


中央に藻岩山

山頂では、すでに山屋が2人が休んでいた。昔は、山頂まで岩の上を伝って来たそうだけれど、そんな山なら自分には絶対無理だ。S木くんには、飛びやるのにって言われたけど、こっちは落ちたら確実に死ぬから。誰だってビルの屋上の縁には立ちたくないでしょう。

ジョウザンミドリシジミ
山頂で見かけた青くてきれいなジョウザンミドリシジミ?

ピークでゆっくり休んだら、西口へ向けての登山道を探しながら下りた。登る時は気付かなかったけれど、山頂の少し手前に、壁の裏側へ向けて道があった。登山道が林に飲み込まれるまでは良かったのだけれど、途中から地面が濡れて来て滑る滑る。クモの巣もいっぱいでやってられない。ロープにつかまって足を踏ん張って下りて行った。中央口よりは緩やかな道が続く。

イシサワオニグモ
こいつに捕まるのは避けることができた。

さらに下りて行くと、途中から登山道脇の草が刈られていた。ちゃんと管理しているということなんだろう。けれども、ここら辺から蚊が多くて、またS木くんは刺されまくっているようだった。林道にぶつかってから少し歩くと、ゲートが見えて来る。近くの看板を見ると、「八剣山ハイキンゴコース」と書いてある。確かに、登山というよりはハイキングくらいの運動量。十勝連峰以上にビビったけれど。ゲート付近には「ムカシトンボを守ろう」という看板もあった。採ってっちゃうのだろうか。

アオイトトンボ
S木くんにとまってたのはアオイトトンボ?

車に戻る途中、また八剣山を見上げることになったけれど、やっぱり険しい山だ。でも、お手軽だし、子供なら好きそうだ。

八剣山

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古い画像をFlickrに

最初に使ったデジカメのSanyo DSC-X100(後でアップグレードしてX110相当になった)、通称、multizで撮影した画像を、適当に拾い上げてFlickrにアップロードした。

ワールド・トレード・センター

このデジカメは動画を売りにしていた割には、画質も評判がそこそこあった。とはいえ、画素数は100メガピクセルもないし、改めて見てみるとノイズがひどい。古くささを感じる。エフェクトがなくても、どこかノスタルジックな感じだ。

そんなデジカメでも、当時、エンパイアステート・ビルの屋上でモニタを見ながら撮影している自分の姿を、ほかの観光客が不思議そうに見ていたのを思い出す。今でこそ、赤レンガ道庁でたくさんの中国人(台湾人?韓国人?)観光客がデジタル一眼レフを持ち歩いてるのを見るようになったけれど。技術の進歩とともに、世界経済の変化も感じる。

ところで、EOS 20Dのファイルナンバーがリセットされた。ようやく10,000枚撮影したことになる。きっと少ない方なんだろうな。

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それでも生きる子供たちへ

映画「それでも生きる子供たちへ」の上映時間が今日から変わっていた。8/3(金)までの上映だけど、今日はもう間に合わないので断念。

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第28回 2007年朝日新聞 HTB花火大会

土曜日の天気が思わしくないので登山は中止になった。そこで、夕食の後で急いで準備をして花火大会に行って来た。といっても、人混みは嫌いだし、夜景も一緒に撮りたかったので、家から自転車で5分程度のところに陣取った。

最初、どこにするか迷っていて、試しにもう腰を下ろしてるおばちゃんに訊いたら、遠くてもそこから見えることを教えてもらった。おじちゃんには、自転車なんだから近くまで行くように言われたので、それもそうだと思い、土手を下りて会場の方へ近づいて行った。札幌なのだから、テレビ塔が見えるところを探しているうちに、結局、おばちゃんの近くがいいことに気付いて戻った。さすがはおばちゃんだ。

家を出る前にちょっと調べてカメラの設定は済ませていた。観客がフレームに入らないように三脚を調節して、撮影の準備が整うとすぐに花火大会が始まった。花火大会は3年ぶりで、撮るのもその時以来。花火にタイミングも合わずに翻弄されていた。そもそも花火がどこから打ち上げられるかもよく分からなかったけれど、それほど外れてはいなかったようだ。けれども、やっぱりちょっと遠かった。花火もテレビ塔も小さい。

HTBなので、恒例のドラえもん花火もあったけれど、タイミングが合わなかった。顔とかハートの花火もあったけれど、こういう花火はシャッタースピードが遅いと軌跡になって、何か分からなくなってしまった。携帯のカメラで普通に撮った方が、きれいに見えそうだ。

ハートなんだけど……
ハートなんだけど……。

フィニッシュ
ついにフィニッシュ。

豊平川の土手の道路は、違法な路上駐車を取り締まるために、パトカーが度々回って来ていた。運動会の時と一緒だ。札幌にも、自分のことしか考えない人がいっぱいいる。また、花火大会の最中も、時折選挙カーからの声が遠くから聞こえて来た。2人区の北海道選挙区には8人も立候補しているから、6人は間違いなく散ることになる。誰に投票すべきか、前日になってもまだ気持ちが固まらない。

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07/7/27 ニトヌプリ

夏休みになったら必ず行こうと思っていた、ニートヌプリ単独行に挑戦して来た。土曜日にS木くんとシャクナゲ岳に行く予定だったので、その下見も兼ねてニセコ連峰の一つであるニトヌプリに登った。

挑戦といっても、ニトヌプリは五色温泉のすぐそばで、標高差も大したことはないので全然余裕だ。そんな山だけれど、冬になれば、ニセコ連峰はどの山も魅力的なとなる。

そのニトヌプリには、初め神仙沼までぐるっと一回りするつもりで行ったので、五色温泉の登山口を出発したのも6:00と早めだった。イワオヌプリに登ったのも何年か前なので、もうルートを忘れている。地図を見ながらでも自信がない。イワオヌプリ分岐の景色を見て、ようやく思い出してきた。けれども、この時点では、ニトヌプリへの分岐を見逃したと思っていた。

イワオヌプリ分岐から少し歩くと、すぐに林の中でニトヌプリ分岐が現れた。ホッとして分岐を左に折れてニトヌプリに向かう。しばらく下っていくと、火山灰の白い地面の空間が開けて、正面にニトヌプリののっぺりとしたフタコブラクダのような姿が見える。コブの間を登山道がジグザグに登っていくのがわかった。

ニトヌプリ
ニトヌプリ。

両脇に鬱蒼と笹が茂る登山道の脇の足下には、ノウゴウイチゴ?の赤い小さな実がいくつもなっていた。きっと、春には白いきれいな花が咲いていたのだろう。

ノウゴウイチゴ
ノウゴウイチゴ?

足下の草花に注意しながら登っていると、何やら雲行きが怪しくなってきた。慌ててニトヌプリのピークまで登った。振り返ると、アンヌプリの方へ低い雲が這い上がっていくのが見えた。

雲に沈み行くアンヌプリ
雲に沈み行くアンヌプリ。

山頂から向こうを眺めると、正面に見えるはずのチセヌプリは頭だけを雲から出していた。

チセヌプリ
チセヌプリ。

チセヌプリより向こうのニセコ連峰は、雲の下だった。かろうじて遠くにピークの黒い陰が見えるのは、目黒内岳だろうか、雷電山だろうか。

雲下のニセコ連峰
雲下に沈んでしまったニセコ連峰。

何はともあれ記念写真を撮影。撮影直前に50mmレンズに交換したので、ピークから離れた岩の上にカメラを置いて、セルフタイマーでダッシュした。

ニト記念撮影
ニートヌプリのピークで記念写真を撮影。

ピークまでは1時間で着いた。雲が広がっていったので、足下の花に注意しながら五色温泉に戻った。視界が悪ければ、わざわざニセコの沼めぐりをする気にはならない。あまり急いでも五色温泉の日帰り入浴は8:00からなので、ゆっくり目で下った。それでも近くなので、ピークでゆっくり休んでも、登山口に戻ったのは8:30だった。





シラタマノキ
シラタマノキかな?

下山して温泉の準備をしていると、今日は着替えのTシャツを忘れたことに気づいた。毎回忘れ物ばかりだ。前回と変えて、からまつ木の湯の方に入った。混浴露天風呂へ一人で入る勇気はまだない。

ニセコは時期が早ければいいのだろうけど、時期が春スキーとかぶるので、なかなか行けないような気がした。そんなことはないかな。

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夏の暑い日には印象派

日本には音で涼しさを演出するという文化がある。風鈴はその典型だろう。

ただ、風鈴は風がないと鳴らないので、風もない暑い日にも効果的な道具が必要だ。そこで、毎年、夏になって気温が高くなると必ず聴くようになるのが印象派のピアノだ。ドビュッシー、ラヴェル、ファリャ。印象派じゃないらしいけど、今年はアルベニスも加わった。

ドビュッシーとラヴェルは、教祖の一押しのサンソン・フランソワ。ファリャとアルベニスは、他に知らないのでアリシア・デ・ラローチャ。今週からお世話になり始めた。札幌にも短い夏がやって来た。




ドビュッシー:月の光(ピアノ名曲集)


Music

ドビュッシー:月の光(ピアノ名曲集)


アーティスト:フランソワ(サンソン)

販売元:EMIミュージック・ジャパン

発売日:2004/06/23

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ラヴェル:ピアノ曲全集 第2集


アーティスト:フランソワ(サンソン)

販売元:EMIミュージック・ジャパン

発売日:2006/08/23

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火祭りの踊り/ファリャ:ピアノ曲集


アーティスト:ラローチャ(アリシア・デ)

販売元:ユニバーサルクラシック

発売日:1995/06/01

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Jasminの演奏でアンダルシア幻想曲を知った。




アルベニス:イベリア 全曲


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アルベニス:イベリア 全曲


アーティスト:ラローチャ(アリシア・デ)

販売元:ユニバーサルクラシック

発売日:2003/10/22

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暑い夏には印象派のピアノで涼しさを演出するけれども、実は、家にはなぜか一年中風鈴がぶら下げてある。

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FlickrのTag

Flickrにアップロードした写真も増えて来たので、Tagで整理することにした。適当なTagを加えてみたけれど、検索で困った。一つのTagで検索することは出来ても、複数のTagを組み合わせて検索すると、検索結果に表示されなくなる。なかなか上手くいかない。

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ニセコ神社

天気がいいので、週末お留守番だった祖母を連れて再びニセコへ。

朝は9条ネットの政見放送が終わってからゆっくり出発して、何年かぶりに倶知安から58号線を通って五色温泉へ向かった。ワイススキー場までは道路が広いからいいけれど、スキー場を過ぎると車がすれ違えるかどうかの道幅になる。免許取りたてでこの道を運転した時はビビった。もう8年も前か。

平日だけあって、対向車を数えても5台程度。ゲート直前の駐車場にも車は1台も停まっていなかった。

この日の予定は、登山口から一緒に歩いて、イワオヌプリ分岐で別れて五色温泉に行ってもらい、自分は勝手にニトヌプリまでピストンしようと思っていた。ところが、準備していると温泉セットが見つからない。この間の富良野岳に引き続いて、また忘れたようだ。しかも、その中に入っている靴下を履いて登ろうと思っていたのに……

結局、登るのは諦めて五色温泉が見えるところまで送って行くことにした。ところが、意外に道が険しい。地面はゴツゴツしているし、階段も多い。展望台のすぐ手前にはニセコ神社があった。冬は雪の下なのだろうか。今度確かめてみよう。

ニセコ神社
ニセコ神社。

展望台のところまで行って、ようやく別れることができた。といっても、五色温泉までは木製の階段が続いている。

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乳母捨て?

車に戻る途中にアンヌプリを見上げて、ノスタルジーに耽る。いい斜面だった。滑りはダメだったけど。

アンヌプリ
また滑りたいアンヌプリ。

何となく心配なので、急いで車に戻って五色温泉に行った。温泉の下駄箱にはちゃんと靴があった。無事に着いたみたいでホッとした。

さすがに、露天風呂にお湯が入っていた。五色温泉の露天風呂に入るのは久しぶりだ。青空とアンヌプリを見上げながら、涼しい風に吹かれて湯に浸かっていると、時間が経つのを忘れるようだ。

時間を気にしないでゆっくり温泉に入るように言ってはいたけれど、時間を決めていなかったので、1時間くらいで外に出た。ベンチに座って待っていたけれど、30分経っても出て来ない。しばらくしてからようやく出て来た。まあ、いいや。

五色温泉から下る途中、駐車スペースがあったので、そこから少しだけ歩いてみた。道がついていたけれど、何もなかった。

シオカラトンボ
どこにでもいそうなトンボ。

道の駅でソーセージを食べようと思ったけれど休みだった。真狩で豆腐を買おうと思ったけど休みだった。喜茂別の産直でとうきびもらったので少し回復。

一日ずっと青空が広がって気持ちよかったけれど、標高が下がると気温が高くてかなり暑かった。明日以降も暑そうだ……

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Adobe Photoshop Lightroom 試用

Adobe Photoshop Lightroom (LR)をダウンロードして試用してみた。AppleのApertureはPowerBook G4 12inchじゃ動かないので、差し当たってCanonのDigital Photo Professinal (DPP)と比較できるのはLRだけだ。

起動するたびに試用にチェックするのは面倒だけれどしょうがない。説明を一通り読んでから適当にいじってみた。

といっても、画像は読み込まなければ、そもそも表示されなかったので、iPhotoのライブラリの中にあるOriginalという名前のフォルダから、RAWファイルを適当に読み込んだ。200程度だと1分程度で読み込みが終わった。中央に画像プレビューが表示されているけれど、とても小さく感じる。やっぱり1024x768の解像度じゃ話にならないということか。

ユーザーインターフェースが直感的でなくて、「覚えろ」という雰囲気を感じるのは、やっぱりAdobe製品だからだろうか。何となく分かりそうな、基本補正だけちょっといじってみた。

LRを使ってみると、DPPなんか足下にも及ばないと感じた。純正アプリケーションだから相性はいいかもしれないけれど、DPPでは自分が使われている感覚があった。LRは逆に、LRを使って現像している実感が湧いて来る。RAWで撮った後の楽しみは、LRの方がずっと上だと思った。

Lr

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RSSフィードが変

やっちくんから教えてもらったように、RSSフィードがFirefoxで正しく表示できない。

https://freeride.cocolog-nifty.com/blog/atom.xml

Atomだと上手くいかないのでRSSで試してみると、なぜか要約表示になるけれど、一応RSSフィードは更新されるようだった。

https://freeride.cocolog-nifty.com/blog/index.rdf

どっちにしても、なんでこうなってるのか分からない。Flickrに写真を移行した時期と重なるようだから、Flickrとココログの相性が悪いとか?ナゾ。

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古都食べ歩き

電車の時間を調べると、とても奥飛騨の温泉に入ってから、夕方までに可児に着くのは不可能なので、温泉は完全に諦めて、開き直って高山でいろいろ見物しながら食べ歩くようにルートを変更した。

ホテルの朝食にも飛騨牛の朴葉焼きが出て幸先がいい。早めにチェックアウトして、陣屋の朝市に向かうと、地元のおばちゃんたちがたくさん店を出していた。漬け物、味噌、餅を買うところまでは良かったけれど、背中の曲がったばあさんにめっぽう弱い母がついつい買ってしまった青いスモモには参った。そのままでも食えるなんて大嘘。食べるにしても、漬け物にでもしなければ無理。口直しに陣屋だんご店でみたらし団子を買って食べた。前日のよりもこっちの方が旨かった。

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高山陣屋。

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スモモばあさん。

今日もさんまちへ行って、お土産などを買う。じゅげむで飛騨牛の霜降りの串焼きを食べて、ついでに飛騨牛乳を飲んだ。串焼きも前日のより旨かった。

玄関先のツツジ
さんまちではアジサイの他にも様々な花がもてなしてくれた。

さるぼぼ
つなぎ合わせたさるぼぼがいくつもぶら下がっていた。

さんまちを歩いた後は、京都の東山に似せて作ったという、東山遊歩道へ向かった。けれども、さすがに京都の風情は感じられなかった。

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東山でのもう一つの目的、飛騨そばを食べるため、また少し歩いて腹を空かしてから、そば処東山に入った。営業開始直後にも関わらず、結構客が入っていた。

腹が減ってないのでぶっかけそばを頼んだけれど、出て来た椀には髪の毛とハエが入っていて、取り除こうとしていたら椀を新しいのと替えてくれた。漬け物もサービスしてくれた上に一椀分料金を負けてくれた。でも、そば自体はつなぎが多いのか、あまりそばの味もしないし、それほどでもなかった。

そばを食べて腹が膨れて来たのでまた少し歩く。前の晩に前を通った日下部民藝館と吉島家住宅をチラッと見た。それから宮川朝市の中を通る。ここでも母は、背中の曲がったばあさんからせんべいを大量に買っていた。職業病か?

朝市は12時までだったので、片付けているところを見ながら歩いた。かじ橋食堂で地酒ソフトクリームを食べているとき、朝市の片付けを女の子が手伝っている様子を見ていると、とてもかわいかった。手伝ってお礼を言われるのがとても嬉しいらしい。

鍛冶橋を渡ってから少し歩いて左に折れると、目当ての寿々やの看板が見えた。あまり腹が減っていないので、少し相談してから思い切って中へ入った。朴葉焼きだけを頼むと変に見られたけれど、そんなことは構っていられない。もう歩き回ることもないし、冷酒も頼んだ。よく分からないので、店員に聞いて氷室にした。グラスで頼んだけれど、飲めない自分にはきつかった。味噌が塩辛いので、つい酒も進むけれど、みるみる顔が赤くなっていくのが分かった。酒も肉も旨かったので、食べ歩きの締めくくりとしてはよかった。

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朴葉焼き。

電車まで少し時間があったので、飛騨国分寺まで歩いて、そこで涼しい風に吹かれていた。この日の高山は朝から雨も降らず、前日よりも気温は高く蒸し蒸ししていたけれど、なぜか国分寺に吹く風は涼しかった。

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飛騨国分寺の大イチョウは樹齢1,400年とか。

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顔の火照りも少しおさまって楽になったので、高山駅まで歩いて行った。酔ってるので、電車の中では景色もろくに見ないで眠りこけた。

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帰りの車窓から。

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飛騨の小京都

飛騨の里から戻って、飛騨の小京都と呼ばれる高山の街並を歩いた。

川柳のイベントがあったのか、アーケードにたくさん吊り下げられた行灯には、受賞作が披露されていた。参議院選挙前だけに、インパクトがあった。もちろん、かわいいものもいっぱいあったけれど。

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国分寺通りのアーケードを進むと、宮川が見えて来る。焦げた正油の香ばしいいい香りがするので、雨も降り出したことだし、傘を取り出してみたらし団子を食べながら一休みした。鍛冶橋を渡っていると、面白い像がある。足長像というらしい。反対側には、手長像もあった。

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足長像。

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手長像。

安川通りの交差点を左に折れて少し歩くと、細い川にぶつかる。そこからまた少し歩くと、獅子会館があった。ここでからくり人形の実演を見た。その後、高山祭屋台会館で布袋台を含む4つの屋台を見学して、建物を出る頃には雨も本降りになっていた。

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雨の櫻山八幡宮。

しばらく歩いて、上三之町、通称「さんまち」と呼ばれる、古い街並の保存地区まで来た。17時を過ぎているので、もう店を閉めているところも多く、観光客も少ないせいか、夕暮れ時のさんまちは寂し気だった。

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言われるまで病院とは気付かなかった。

さんまち

さんまちを通り抜けて、宮川沿いを歩いていると、立派なシダレヤナギが生えていた。歴史を感じさせる。

アジサイとシダレヤナギ
アジサイとシダレヤナギ。

少し歩いて狭い坂道を上ると、ホテルの入り口が見えて来た。高山は地図で見るより小さな街だ。

飛騨牛のステーキが目当てでホテルを決めたのに、全然大したことがなかった。建物は想像していたよりもずっと小さく、悪く言えばペンションに毛が生えた程度。自分で決めたわけではなかったけれど、あまりに残念だったので、昼食の後少し休んでから高山ラーメンを求めて再び街に出た。

腹を空かせるために回り道をしようと思って夜のさんまちを通ると、暗くて人気もほとんどなかった。たまに中から声が聞こえるくらいだった。

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夜のさんまち。

30分くらい歩いて、高山の飲屋街らしきあたりにある桔梗屋の暖簾をくぐった。中には客が一人もいなかった。まだ、みんな飲んでいる時間だからだろうか。

ラーメンは細くて縮れていて、道東のラーメンに似ているそうだ。すごくおいしいというわけではないけれど、これで満足して寝られそうだった。

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飛騨の里

週末、従姉の四十九日で岐阜に行って来た。

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梅雨明け前の内地も雲の上は青空。

中部国際空港から名鉄線で名古屋へ行き、高山行きのワイドビューひだに飛び乗った。谷を縫うように列車が進むけれども、常に人の気配がするところに、北海道との違いが感じられた。気のせいかもしれないけど、北海道なら人よりヒグマの気配を感じる。

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車窓から。

電車に乗る直前に買った味噌かつ弁当が腹にもたれて気持ち悪くなりながらも、昼過ぎには電車は高山に到着した。初めは奥飛騨まで行くつもりだったけれど、時間がないので諦めて高山の街を観光することにした。そして、まずは、飛騨地方の古い民家や生活用具を展示している飛騨の里へ行った。

飛騨の里へのバスに乗っていると、金色に光る異様な建物が目に入って来た。興醒め。

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真光総本山だそうだ。

高山のあちこちでアジサイが咲いていたけれど、飛騨の里でも池のそばのアジサイがきれいだった。

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五阿弥池。

アジサイとハクチョウ

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六地蔵。

飛騨の里には、民家がダムの底に沈む前に移されて保存されている。白川村の合掌造りに移行する前の構造をもつという旧若山家など。

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旧若山家の二階内部。

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旧西岡家。

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旧吉真家(左)と旧道上家(右)。

こうした建物を見ると、やっぱり日本なんだと思うけど、保存しなければなくなってしまうようなものなんだと考えると、少し寂しい気がした。1時間も歩くと、大体グルッと一回りできた。


飛騨の里のそばで。

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初バッティングセンター

生まれて初めてバッティングセンターで球を打って来た。

午後から時間があったので、まずT山とspicaのそばで待ち合わせて、角煮うどん定食を食べた。T山も前回と同じくたぬきぶっかけうどんだった。T山は最近運動してないそうなので、かなり前から一緒に行こうと約束していたのになかなか行けなかったバッティングセンターに行くことにした。ところが、レジで別々に支払おうと思ったら、バッグの中に財布がない。仕方がないのでT山に払ってもらった。

今日の札幌は異常に風が強かった。バッティングセンターまでは強い向かい風の中を20分以上は走っただろうか。着いた頃には、軽く息切れしていた。

バッティングセンターには何人か先客がいたけれど、時間が時間だけにガラガラだった。とにかく初めてなので、バッティングセンターの使い方をT山に教えてもらって、まずは手本を見せてもらった。最初は70 km/hで。ちなみに、ここは「日本一安い」そうで、100円/20球だった。

T山は久しぶりらしいけれど、徐々に調子を上げて行くのが見ていて分かった。得意のバントもやってたし。

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華麗なバッティングのT山。

かなりビビりながら中へ入り、バットを持って、T山から借りた100円玉を入れた。赤いランプが付くとすぐに球が飛んで来た。あっさり空振り、擦った?とりあえず、何回かはちゃんと当ったけれど、すぐに右の脇腹が痛くなって来た。20球終わると、案外バテバテ。短距離走のようだった。

少し休んでから、100 km/hのところにT山が入った。結構早くみえるし、バットに当った時の音が違った。けれども、T山はスイッチが入ったようで、さっきよりもいい当たりが続く。身体が覚えているもんなんだね。とはいえ、合わせて40球が終わるとT山も疲れたようだ。

次は自分の番。空振りの連続。バッティングセンターって球の高さが変わるんだね。知らなかった。擦るようにはなったけど、球が前に飛んで行かない。で、その調子で20球まで終了。かなり疲れた。

休みながらT山に悪いところとかを教えてもらって、もう一度100 km/hに挑戦してみた。さっきよりは当るようになったけど、いい当たりは1本だけだった。まあ、初めてなんだから、いい方かな?

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スカッ。

いい加減疲れたし、二人とも用事があるので早々と帰ることにした。次回はもう少しがんばろう。

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DIE WOLKE

ドイツ映画DIE WOLKEの邦題は「みえない雲」。

16日に中越沖地震が起こり、テレビには東京電力・柏崎刈羽原発の火災の映像が流れた。その後、放射能漏れを含む様々なトラブルが50件あったことが伝えられたが、報告が発生から遅れた。報道があるまで県に報告がなかったそうだ。大規模な放射能漏れがあったとしたら、どうなっていたのだろうか。

「みえない雲」は、原子力発電所で大きな事故が起こり、放射能に追われて逃げるパニック映画だった。映画の原作はチェルノブイリ原発直後の1987年に発表されたベストセラー小説ということは、この映画を見るまで知らなかった。高校生のラブストーリーを柱に、原発の抱える問題が絡んで行く物語だった。放射能という「みえない雲」に追われて逃げる恐怖と、パニックにともなう思いもかけない事故。救助されてからも、被曝者に対する差別が主人公を襲っていた。映画の最後に、薄らと希望が示されたことがせめてもの救いだと思った。




みえない雲


DVD

みえない雲


販売元:ハピネット

発売日:2007/05/25

Amazon.co.jpで詳細を確認する

映画。




みえない雲


Book

みえない雲


著者:グードルン パウゼヴァング

販売元:小学館

Amazon.co.jpで詳細を確認する

原作小説。

チェルノブイリ原発事故のすぐ後に稼働したのが、北海道にある泊原発だ。もちろん、泊原発の建設には、多くの道民が反対していた。当時、小学生だった自分も、社会科の課題で原子力発電所の危険性について調べたポスターを作ったのを覚えている。けれども、原子力行政と補助金が欲しい自治体によって、チェルノブイリ原発事故のすぐ後にもかかわらず、原子炉が稼働するという結果になってしまった。さらに、現在、新たに3号炉の増設が進んでいる。「みえない雲」を見ても、何も思わないだろうか。

日本政府はこれまでずっと、原子力は安全だと宣伝して来た。原子力発電の危険性を指摘されると、日本のエネルギーをまかなうには原発が不可欠だと主張して来た。そして、地球温暖化の危険性が叫ばれる現在では、原子力は温室効果ガスを出さないクリーンなエネルギーだと宣伝している。飛行機の機内誌には、これまで必ず政府の原発推進の広告があった。

映画「不都合な真実」が売れたからか、京都議定書も批准せずに今まで温暖化防止に消極的だったアメリカも、いよいよ取り組む姿勢を見せている。先日も、Live Earthというよく分からんイベントが行われ、市民に温暖化防止に自主的に取り組むように求める宣伝が増えて来た。身近な話では、レジ袋の有料化なども、その一環のようだ。

29日に投票が行われる今度の参議院選挙でも、温暖化防止が各党の公約に掲げられているそうだが、与党、自民党、公明党のマニュフェスとによると、飽くまで「国民運動などの『自主的な』取り組み」に留まるようだ。大企業やメーカーには顔が上がらない以上、国民に取り組ませるのが無難ということだろう。

「みえない雲」が原作の発表以来20年を経て映画化されたのは、世界の原発への揺り戻しに対する警告だったのだと思う。これまで原発から撤退していたヨーロッパ各国も再び原発に力を入れ始めたという話を聞いた。「資源のない」日本では、相変わらず六ヶ所村の再処理施設も含めて、原発を推進している。さらに、最近では東芝が原子力事業に大きく乗り出しているという話もある。今、地球温暖化の危険を避けるために、原子力の危険を大きくしようとしている。日本のあちこちの原発で、事故の隠蔽が行われていたことも最近明らかになった。そして、今度の中越沖地震による被害。映画「みえない雲」は、ドイツで稼働している原発の数が表示されて終わる。

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faura 16号

6月に都合が付かずに行くことを諦めた利尻島。書店に置かれている表紙に利尻富士を見つけてすぐに手に取った。

16号の特集である「北海道の『富士』」を読んで知ったのだけれど、名前に「富士」を付けて呼ばれる山が北海道に19もあるそうだ。中でも誰もが真っ先に思い浮かべるのは、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(後方羊蹄山)だろう。蝦夷富士という名前にケチを付ける人はいないはずだ。その次に利尻富士だろうか。

マッネ・シㇼ
後方羊蹄山。

利尻島に行ったのは、もう20年近く前になる。海で釣りをしたのを覚えているけれど、山を眺めたりはしなかったと思う。その利尻島にそびえる利尻富士こと利尻山に、いつか行こうと大学へ入ってから2、3年間は考えていたけれど、いつの間にかそんなことも忘れてしまっていた。今年、何かのきっかけでそのことを思い出したので、今年こそと意気込んでいたところ、都合が付かずにまた諦めることになった。なかなか利尻富士には縁がない。

「富士」は19もあるというけれど、その呼び名を聞いたことがない山が多い。羊蹄山以外に登ったことのある「富士」は、増毛富士(暑寒別岳)だけだった。それに、「富士」といっても、正式名称に「富士」が入っている山はそれほど多くない。そんな「北海道の『富士』」に、小野有五先生が「先人アイヌの見立てを考えよう」という記事を寄せていた。

明治になり、アイヌの土地を道産子の祖先、倭人が侵略した歴史に触れつつ、本来の山名について語っている。羊蹄山はマッネ・シㇼ(女山)と呼ぶそうだ。羊蹄山のあたりのアイヌ語による地名であるシリベシに、倭人が勝手に「後方羊蹄(しりべし)」という字を当てたために、後方羊蹄山と呼ばれるようになったという。地図には「後方羊蹄山」と書いているけれど、「後方」ってなんだ?、っと思っていたら、由来はこういうことだったみたいだ。

北海道では、アイヌ語本来の地名に戻す動きはなかなか進んでいない。先住民であるアイヌの人たちの権利を尊重する取り組みも不十分なままだ。アイヌの人たちには、先住民の権利を保障していない現行憲法は改正するべきだという声もある。それでも彼らは、今、このタイミングで改憲することは、第9条を壊されることになるという理由で改憲には反対していた。今回の参議院選挙では、アイヌの権利を訴えている候補もいるようだ。アイヌの権利が政争の具にされないことを祈る。

ところで、羊蹄山のアイヌ語本来の名前はちゃんと表示されただろうか。小さい「リ」はアイヌ語なので、「ㇼ」と入力した。Mac OS Xではずいぶん前からアイヌ語の入力ができるようになっている。Windowsではどうなのだろう。OSにおけるアイヌの人たちの権利への対応の違いと見ていいのだろうか。

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ワイス温泉

神仙沼から走って来ると、まっすぐ道の駅に着く。けれども、岩内の道の駅は特に立派な建物でもないので、駐車場のそばの「海鮮屋?」とかっていうプレハブの食堂で丼を食べた。

食べ終わって車に戻ってみると、マフラーのところにネコがいた。近くのベンチにいる親子のランチを狙っているようだった。

いわないネコ
ランチを狙うネコ。

ネコとお分かれして、対向車がほとんどいない無駄に立派な道路をワイス温泉まで走った。入り口がよく分からなかったけれど、道路に面しているので、建物が目印になった。

ワイス温泉
ワイス温泉。

入浴料金は400円だった。湯船は一つで、洗い場のお湯は温泉だった。今どき珍しい。顔を伝って口に入るお湯が少し塩辛い。ナトリウム泉のようだった。

一つだけの湯船の温度が高い。しかも、浴室が暑い。露天風呂がないので逃げ場もない。父親と来ていた女の子たちは、浴室の扉から顔を外に出して、「フー」っと一息付いていた。気分は同じようだ。

ってなわけで、ワイス温泉も自分向きじゃなかった。ちなみに、塩素消毒してるそうだ。温泉の塩素臭は鼻が悪いのかいつも気付かないけど。

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07/7/15 神仙沼

北海道はせっかくの晴れなので、先週に引き続き祖母を連れ出す。今度は少し歩く距離を増やしてニセコの神仙沼へ。

羊蹄山の南を回ると、ジャガイモ畑の花がきれいだった。車の窓から外を眺めると、道の両脇のあちこちに薄紫色をした花畑が広がっている。車を停めて、しばし北海道らしい風景に見入る。

ジャガイモ畑
真狩のジャガイモ畑。

真狩で豆腐を買ってから、ニセコパノラマラインを神仙沼まで走った。天気が良ければ景色を楽しめるのだけど、生憎の曇り空で、登れば登るほど暗くなって行った。神仙沼のそばの駐車場に着いたのが10時だったけれど、もうほぼ満車状態だった。

木道は補修中らしく、所々に木材が置いてあって、道が狭くなっているところもあった。祖母には自分のペースで勝手に歩いてもらって、その後を景色を見ながらゆっくり歩いた。驚いたことに、神仙沼まで一度も休まずに到着した。これも、あの手この手で家の外へ連れ出した効果だろう。

神仙沼への途中には、エゾカンゾウやアヤメなどがちらちら咲いていたけれど、残念ながらチングルマはもう綿毛になってしまっていた。沼をよく見ると、雨竜沼の案内で見たような黄色くて小さい花も咲いていた。木道から目を凝らして地面を見ると、ピンクの小さな花が咲いていた。

コウホネ
コウホネ?

エゾカンゾウ
咲き残ってるエゾカンゾウ。

トキソウ
トキソウ?

神仙沼で一休み
おつかれさま。

アヤメ
一番元気だったアヤメ。他はほとんど萎れていた。

すでに綿毛のチングルマ
チングルマの綿毛が強い風になびいていた。

雲間の下の池塘
しばらく経って少しずつ青空が出て来た。

腹も減ったので、パノラマラインをそのまま走って、岩内で昼食にする。

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iPod nanoへのコピーに失敗

iTunes 7.3.1にアップデートしたのに、今度はiPod nanoの同期で同じエラーが出た。

いい加減ウンザリしたので、今度はちゃんと調べてみた。その結果、どうやらDRMのFairPlay絡みの問題のようだ。iTunes Storeで購入したファイルを同期対象のプレイリストから外すと、問題なく同期に成功した。もしかしたら、複数のiPodでライブラリを同期していると、この種のエラーが出るのかもしれない。

とりあえず、同期するスマートプレイリストのルールに、「種類が"保護された"を含まない」を追加して、問題のファイルを除外した。

Itunes731error

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段階的にFlickrへ移行中

これまでは、画像の長い方を640 pixelにリサイズして、PhotoshopでJPEGに「web用に書き出し」ていた。それだとExif情報がなくなるし、圧縮率を高くしていたので階調がうまく表現できなかった。最近は圧縮率を低くしていたのだけれど、ココログの容量を考えると節約したいところだ。

というわけで、思い切って画像に関してはFlickrに移行して、ビデオのみココログに残す計画だ。Flickrはフリーアカウントなので1024 pixel以下でしかアップロードできないけれど、サイズよりも画質優先なので問題はなし。今までよりも、空の色などがキレイに出ているはず。ただ、Flickrは使い始めたばかりでよく分からないので、当分はオンラインフォトストレージのような扱いになりそうだ。

Flickr: Photos from H本(えっちぼん)

ちなみに、富良野岳の写真は、今回、全部Digital Photo Professional (DPP)でRAW現像とトリミング、JPEG書き出しをして、Photoshopは一切使わないでやってみた。細かい補正や修正が出来ないものの、ちゃんと撮影できていればwebにアップするくらいではDPPのみで問題ないと思った。とはいえ、画像素子の汚れは気になる。今度掃除しよう。

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07/7/14 富良野岳-上ホロカメットク山

先週行った上ホロカメットク山の偵察に続いて、ようやく富良野岳から上ホロカメットク山までのオーソドックスな縦走コースを歩いてみた。

3:13に携帯電話が枕元でバイブレートしてるのに気付いた。目覚ましが鳴っているのかと思ったら、Y口さんからの電話だった。3:00にY口邸を出発という約束をぼんやりと思い出しながら電話に出た。声を聞いて完全に目が覚めて、寝坊したことに気付いた。ごめんなさい。目覚ましを止めて、二度寝したらしい。Y口さんに謝って、急いで準備して出かけた。

Y口邸には4:00くらいには着いたと思うけれど、慌てて出て来て場所を確認していなかったので、結局、車の方まで出て来てもらうことになってしまった。わざわざ住所を、しかも、緯度と経度まで教えてもらっていたのに。ごめんなさい。寝坊のせいで、出発が1時間は遅れてしまった。

出発した頃の札幌の空はどんよりと暗く、とても晴れるようには見えなかった。富良野に向けて走っていても、一向に晴れる気配がない。三笠を越えれば晴れて来るかと期待したけれど、むしろ、山は厚く低い雲に覆われていた。富良野に入って十勝連峰の方を眺めると、山の上の方は雲の中だった。コンビニに寄って朝食などを買ってから、二人で曇り空を見上げながら相談した。テンションもかなり下がっていたけれど、札幌には帰らずに、富良野岳に登るだけ登ってみようということになった。縦走するかは天気次第ということで。

相変わらずの曇り空の下を十勝岳温泉まで走って、登山口前の駐車場には6:30前には着いたけれど、駐車場はもういっぱいだった。富良野岳まで登るテンションが下がらないうちに、さっさと準備をして、トイレを済ませた。駐車場で、「山のトイレを考える」というアンケートに答える。女性登山客が残して来るティシューペーパーが問題なのだとか。そして、6:40、入山記録に登山歴を「初級」と書いて登り始めた。

曇っていて景色も良くないので、登山口から安政火口分岐まではどんどん進んだ。それから写真を数枚撮りながら、上ホロ分岐までも早いペースで歩いた。ここから先は歩いたことがないので、花を見逃さないように注意しながら歩いているうちに、三峰山沢の上流に到着した。登山道は沢を越えている。ちょうど1時間経ったので、沢の近くで休憩をとった。

小休止の後しばらく歩くと、雪渓と花が現れた。花を探しながら歩いている時に、目の前を動く小さな影に気付いてそっちを振り向くと、エゾシマリスがこっちをうかがっていた。こんなに近くで見たのは初めてなので、逃げられる前に急いでシャッターを切った。

エゾシマリス
エゾシマリスと目が合った。

花を撮るにも天気がパッとしないので、いまいちテンションが上がらない。

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ?はうっかり見逃しそうだった。

ウコンウツギ
見上げるとウコンウツギ?が続いていた。

縦走路分岐の少し手前で青空が出て来た。富良野岳も時々顔をのぞかせる。どうも雲の上に出たようだった。陽射しも出て気持ちがいいので、休憩をとった。

雲海から頭を出す十勝岳
雲海から頭を出す十勝岳。

ヨツバシオガマ
分岐付近のヨツバシオガマ?

分岐を通過して富良野岳に向かうと、天国への階段が続いていた。階段の脇には花畑と雲海が広がる。さらに進んで行くと、上ホロを遥かに凌ぐ花畑が広がっていた。クララの気持ちが分かった瞬間だった。そして、9:30には富良野岳登頂。ピークからは、花の博士がうんちくを披露しているのを盗み聞きしながら下りて来た。

雲海を背に
雲海を背に登るY口さん。

雲海と雪渓と
波に取り残された飛沫のような雪渓。

雲海に浮かぶ十勝連峰
雲海に浮かぶ十勝連峰。

富良野岳ピーク
記念撮影。

エゾルリソウ
エゾルリソウ。

ミヤマアズマギク
ミヤマアズマギク?

キクバクワガタ
キクバクワガタ?

エゾコザクラ
エゾコザクラ?

エゾノハクサンイチゲ
エゾノハクサンイチゲ?

エゾツツジ
エゾツツジ?

トカチフウロ
トカチフウロ?はチシマフウロの花の色が淡い型らしいけど。

チシマノキンバイソウ
チシマノキンバイソウ?シナノキンバイソウ?

イワカガミ
イワカガミ?コイワカガミ?

チングルマ
チングルマ。

潮を噴く十勝岳
雲海の中から潮を噴く十勝岳。

綿毛のチングルマ
綿毛のチングルマ。

コマクサ
ちょっとだけコマクサ。

ずいぶん空腹感があったので、富良野岳のピークでも食べたのだけど、分岐でもY口さんにわざわざ休みをとってもらってまた食べた。燃費が悪くなってるかもしれない。

分岐から三峰山までは少し下って雲の中に潜って進んだ。ピークでの強い陽射しがなくなって、肌寒く感じるほどだった。

メアカンキンバイ
メアカンキンバイ?

雨露に濡れるチングルマ
雨露に濡れるチングルマ。

ナガバツガザクラ
ナガバツガザクラ。

三峰山に向けて登って行くと、だんだん雲が晴れて青空が戻って来た。

ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ?が続く。

登りが結構きつかったし、三峰山のピークは狭いらしいので、一つ手前のピークで休憩をとった。後ろを振り返ると、富良野岳がだんだん雲に吸い込まれて行く。

抜きつ抜かれつだった中年ご夫婦とピークで一緒になって、上富良野岳で下山せずに上ホロカメットク山まで行くように勧められた。その二人も行くそうだ。一息ついてから、先に出発した。

イワブクロ
イワブクロ。

三峰山ピーク
三峰山のピークは10分で着いた。

チシマギキョウ
チシマギキョウ?

三峰山-上富良野岳 お花畑
三峰山から上富良野岳まで、また花畑が広がる。

上富良野岳のピークまでなだらかな上り坂を歩いて行くと、「山のトイレを考える」青い登りが目に入った。ピーク付近は人が多かったので、手前に腰を下ろして昼食をとることにした。朝とは風向きが逆転して、富良野方向から涼しい風が吹いて来る。それでも後ろから照りつける陽射しが痛い。20分ほど休憩をとって、富良野岳ピークを踏んでから上ホロカメットク山を目指した。

上ホロまでの花畑には、前回咲いていなかったクリーム色をしたエゾノツガザクラが、ピンクの花に混じって咲いていた。同じ山でも1週間ずれただけで景色が違って来るのが面白い。

エゾノツガザクラ

クリーム色のエゾノツガザクラ
エゾノツガザクラ。

最後のなかなか険しい坂を登りきって、ようやく本日の最高峰に登頂した。一回の登山で富良野岳、三峰山、上富良野岳、そして上ホロカメットク山と4つのピークに登り、お得感の大きな山行だった。でも、さすがに十勝岳まではここから往復2時間あるので、今日はここまで。

上ホロピークから十勝岳を望む
達成感に包まれて?上ホロピークから十勝岳を望むY口さん。

少し休んでから下山を開始すると、三峰山手前のピークで話したご夫婦と途中ですれ違った。あとはひたすら下りるだけ。上富良野岳から下はすぐに雲に飲み込まれた。長い階段を下って一気に上ホロ分岐まで行った。そこで一息ついてから、登山口までは休みなしで下りた。登山口に戻ったのは14:30で、まずまず予定通りだった。

温泉は、白銀荘も考えたのだけど、移動が面倒なのと、向こうで駐車できるかも分からないので、素直に凌雲閣に行った。さすがに時間が時間なだけに混んでいた。Y口さんには、風呂上がりのビールと引き換えに、ガス代を払ってもらった。

温泉に入っていると腹も減ったので、その後はいつも通り唯我独尊に急行した。行ってみると駐車場は満車。隅っこに寄せて止めたけれど、当然中もいっぱい。外で少し待ってから、カレーを相席で待った。

ルーおかわりを頼んだY口さんは、しつこく合い言葉を要求され、仕方なくホタルの真似をする。唯我独尊で自分がおかわりするときに、合い言葉を言ったことはないんだけど。

17時ころ富良野を出発して、予定通り札幌に19時過ぎには到着した。丸一日だったけれど、帰宅が早いので気持ちの余裕が違う。それでも21時前には寝てしまった。Y口さん、お疲れさまでした。

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やっと出た iTunes 7.3.1

ようやくiTunes 7.3.1出た。7.3の不具合が直っていることを期待してインストールしてみた。

インストール後に起動すると、7.3と同じように「iTunes ライブラリをアップデート中...」というメッセージが出る。しばらく経っても、7.3の時のようなアラートは表示されない。

Itunes731
iTunes ライブラリのアップデート中。

1週間ほどiTunesのトラブルに関連してここを訪れている人が多かったけど、これでアクセスも以前のように落ち着きそうだ。

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DPPのキャッシュを消去するAppleScript

EOS Digitalに無料で付属するRAW現像ソフトのDigital Photo Professional (DPP)は、現像した結果をPhotoshopに転送する機能がメニューから呼び出せるようになっている。いつもその機能を利用しているのだけれど、現像結果はTIFで一時ファイルとして書き出されるので、転送を繰り返しているとディスクスペースをやたらと食うという問題がある。しかも、厄介なことに、DPPを終了してもその一時ファイルが残っている。Macを再起動しない限り(ログオフは試していない)、一時ファイルは消えずに、ディスクスペースを食ったままになる。

とりあえず、手動で削除してみようと思ってディスク上を探してみると、/private/tmp/Digital Photo Professionalの中にTIFファイルがいっぱい入っていた。ディレクトリの構成から見ても、一時ファイルはこの場所で固定のようなので、スクリプトを書けば簡単に削除が出来そうだ。

さっそく、スクリプトエディタを起動して、スクリプトを作ってみる。ところが、もう1年はスクリプトを書いていないので、細かい文法を忘れてしまった。ダイアログの使い方とかも忘れていて、思うようにコンパイルできない。AppleScriptの辞典もどっかに行ってしまったので、昔書いたスクリプトを開いて、ソースと睨めっこする。

シェルのコマンドのrmの使い方を検索して調べて、なんとかそれらしく動く手抜きスクリプトが出来た。スクリプトメニューは常にメニューに表示されているので、ユーザ・スクリプト・フォルダにDigital Photo Professinalという名前のフォルダを作って、その中に作ったばかりのスクリプトファイルをRemove DPP Casheという名前で保存した。あとは、キャッシュを消去したい時にスクリプトメニューからスクリプトを呼び出すだけだ。

Rdppc

これで、適宜キャッシュを消去して、ディスクスペースを作ってやることが出来る。とはいえ、DPPの次期バージョン(現在のバージョンは3.0.1)では、改善してもらいたいもんだ。

しょぼいスクリプトだけど、欲しい人はどうぞ。

ダウンロード RemoveDPPCashe.scpt.zip (1.3K)

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ファーム富田

温泉に入っている内に腹が減ったので、残っていたおにぎりとかを車で食べた。時間はまだ13時になっていない。札幌から3時間かかったので、帰りも普通に3時間はかかる。16時までに帰れないのは明らかなので、具合が良くないけれど、思い切ってファーム富田に寄ることにした。

富良野はラベンダーで有名だけれど、ファーム富田には一度も行ったことがなかった。日曜日の昼時なので間違いなく混んでいると思ったけれど、車が止められなければそのまま帰ればいいと思って、十勝岳温泉から中富良野へ向かった。

上ホロカメットク山から下山する途中、咽が少し痛くて身体もダルくて変に熱っぽかった。下山したら下山したで、車の温度計を見ると、外気温が30℃を表示している。外に停めていたからと思いきや、いくら車を走らせても表示が下がらない。熱っぽいのは、下界が暑いからだろうと都合良く納得して、エアコン付けずに窓を全開にしてファーム富田まで走った。

一般車専用の無料駐車場が徒歩3分のところにあったので、そこに停めることにした。ところが、予想通り満車だった。出て来る車もそれなりにあるので、タイミングを見て上手いこと停めることは出来た。あまりに暑いので、まずは何か冷たいものを身体に入れたくて、売店に向かった。すると、メロンを250円で切り売りしていたので、すぐに買って食べた。味もさることながら、とにかくホッとした。それでも身体と頭の熱さは取れないので、自販機でジュースも買って飲む。

少し落ち着いたので、花畑まで歩いて行った。客が多いだけあって、花畑も広い。観光地として開発されてもいるので、至る所に売店があっていい商売をしていると思った。テレビや雑誌などでよく目にするカラフルな花畑が一番近くにあった。ラベンダーはまだ早咲きの品種だけのようだけれど、オレンジや赤、ピンクといった色鮮やかな花であたりが埋め尽くされている。ラベンダーよりもこっちの方が印象が強かった。


IRODORI Field
彩りの畑。


Poppy
その上の方のポピーだっけな?


Lavender
早咲きのラベンダー。


Peaks of the Tokachis
心は山に残ったまま。

結局、いいだけきれいな景色や自然の花を見て来た後では、こんな花畑を見たところで全然感動しなかった。やたら観光客が多くて鬱陶しいし、自分のことしか考えてないおばちゃんたちも邪魔だし、全然落ち着かない。観光客が少ない時に来ないと、ただウンザリして帰ることになることが分かった。

ファーム富田には30分もいなかった。具合も悪いし、コンビニで冷たい飲み物を買って、すぐに札幌へ帰ることにした。途中、産直の売店でさくらんぼをお土産に買って行った。これは翌朝、好評だった。18時には札幌へ着いたけれど、そのころにはもう頭がボーっとしてかなり辛かった。どう考えても、この症状は風邪だ。間違いなく、前日に日の入を見ていて湯冷めして、この日の登山で悪化したんだろう。勢いでここまで来たけれど、無事に帰って来れてよかった。

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十勝岳温泉 凌雲閣

凌雲閣へ来るのは3月に三峰山を滑ったとき以来だった。料金を見てちょっとビックリ。800円だった。最近は500円の温泉ばかりに入っていたので、300円の違いはなかなか大きい。これで、にじいさんからもらったジュース代がなくなってしまった。

洗い場は狭いけれど、客が少ないので適当に選んで、桶にお湯を入れようとしたのだけれど、水のままで温かくならないし、桶がいっぱいになっても水が止まってくれない。諦めて隣へ移ると、そこはちゃんとお湯も出て、桶1杯分で止まった。

疲れているので温めの内湯は程々にして、露天風呂に浸かった。ここはやっぱり景色が抜群だ。さっき登って来たばかりの山並みが正面に見える。ほとんどの温泉の露天風呂が柵で隠されていて、景色がつまらないのに比べて、ここの露天風呂は贅沢な景色を見ながらゆっくり温泉を楽しむことが出来る。これだけでも800円の価値は十分ある。まあ、逆に山から露天風呂が丸見えなんだけど、見られて困るような大したものは持っていないので心配ない。

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07/7/8 上ホロカメットク山

前日、望来から帰って家に着いたのが21時過ぎだったのでかなり日和ってたけれど、目覚ましをセットしてなんとか3:30には起きた。一度起きてしまえば、「こんな天気のいい日曜日にどこにも行かなければ罰が当たる」と思って、半分意地になって準備をして出発した。4:00に札幌を出て、朝焼けに向かって国道12号線を走る。

桂沢湖を経由して富良野に着いたのは6:00。旧たけのぶ邸の前を通る道しか知らないので、いつものコースで十勝岳温泉へ向かった。カミホロ荘を過ぎた辺りで、道路を歩いて登っている中高年の男性2人に呼び止められた。バスが出発する前に凌雲閣で記念撮影をしたいというので、2人を拾って行った。十勝岳温泉には7:00ちょっと前に着くことが出来たけれど、宿泊客も多いのか、駐車場は既に満車で、路肩に車が増え始めていた。乗っけて来た2人からジュース代をもらってから、凌雲閣のそばの路肩に車を停めた。

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車で溢れる登山口前の駐車場。

登り始めはちょうど7:00で、ほぼ予定通り。登山口からきれいに整備されている広い夏道を歩いて行く。途中、スキーを担いだ犬連れの女性に声をかけた。まだ滑れるんじゃないかと期待して登っているそうだった。安政火口が見えるくらいでようやく登山道らしくなって来た。左手に見える三段山とは反対の、右の沢へ下って行った。すると、すぐに安政火口との分岐があり、富良野岳方面へ進んだ。尾根を巻きながら登って行くと、正面に緑でおおわれた富良野岳が現れて来る。富良野岳の沢にはまだ雪が残っている。ホコ岩シュートにも、冬の名残がうかがえた。

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新緑の富良野岳とマルバシモツケ?

しばらくして沢地形を跨ぐところに、上ホロ分岐があった。ちょうど雪渓があるので、うっかり他の登山客に着いて行って見失うところだった。

富良野岳へ向かうのに比べて、上ホロへ登る人数は圧倒的に少ない。分岐からずいぶん人の気配が感じられなかった。とても心細くて、熊に怯えながら足早に登って行った。ようやく下山する人たちとすれ違ってホッとした。階段を登りきると、左手に火星のように赤茶けた崖がすぐ側まで迫っている。

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D尾根から三段山、十勝岳を望む。

道の両脇に緑が戻って来て高山植物の花が現れ始めると、一気にテンションが上がって来た。

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ヨツバシオガマ?

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コケモモ?

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チングルマとD尾根の雪渓。

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早いものはもう綿毛になっていた。

撮影に夢中になっていると、後ろから犬連れスキーヤーが雪渓をすぐそばまで歩いて来ていた。

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犬連れスキーヤー。

スキーヤーの気配を後ろに感じながら、D尾根を上り詰めると、上富良野岳のピークが見えて来る。

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キバナシャクナゲ?

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イワウメ?

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上富良野岳のピークの奥に見えるのが上ホロカメットク山と十勝岳。

上富良野岳のピークで軽く食べてから上ホロカメットクのピークへ向けて出発した。稜線はちょっとした花畑だった。

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イワウメ?

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キンロバイ?

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アカモノ?イワヒゲ?。混じっているようにも見える。

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エゾコザクラ?とキアゲハ。

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キバナシャクナゲ?

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チングルマ。

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エゾノツガザクラ?の小道を進む。

左手に安政火口を、右手に上ホロのガレ場を見ながら登っていると、鳥のような甲高い鳴き声が聞こえた。もしかして、ナキウサギだろうか。鳴き声のした方をじっと眺めても、生き物が動く気配はない。少し登ってから、もう一度じっとガレ場を眺めていると、岩の上で何かが動くのが見えた。大きさも色もナキウサギっぽい。けれども、生憎レンズは広角なので、肉眼以上の解像度がない。結局、ナキウサギに会えたかどうかははっきりしなかった。

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中央の岩の上にある小さい固まりが動いた気がしたんだけど。

上ホロカメットクのピークには10:00前には到着した。正面に十勝岳が見える。グルッと見渡すと、三段山、安政火口、そして、富良野岳に三峰山と、十勝連峰のパノラマが広がっている。富良野岳に登るのもいいかもしれないけれど、ここから眺める方がきれいだ。

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富良野岳を望む。

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十勝岳を望む。

上ホロのピークでゆっくり昼食をとって、10:30に下山を開始した。上ホロから下山する時には、登山客と何人かすれ違った。上富良野岳に着いて振り返ると、上ホロのピークには結構人が集まっていた。

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上富良野岳のピーク越しに見える月。

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上ホロのピークに集まった人たち。

あとは、来た道を下山するだけなのだけれど、疲れたのか身体が結構だるかった。陽射しが良くないのかとも思い、手ぬぐいをかぶる。またD尾根の花を撮りながら下山した。

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イワウメ?が岩肌に這うように咲いていた。

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エゾコザクラ?

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ミネズオウ?

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ウコンウツギ?

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安政火口への分岐に着いた頃には、もうボロボロに疲れて頭もボーっとしていた。そのまま無心で歩き、登山口に辿り着いたのは12:30。何はともあれ温泉で汗を流そうと思い、さっさと風呂の準備をして凌雲閣へ行った。

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望来で日の入

北村温泉を出たのがちょうど18:00。日の入まで1時間ほどあったので、望来まで行って日の入も見て来た。

望来の夕陽
夕日は撮影条件がよく分からなくて上手く撮れない。

車から降りて海岸へ向けて草むらを歩いて行くと、アヤメが咲いているのに気付いた。考えていた以上に、北海道の海岸には花が多い。


シルエットアヤメ。

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日没の薄暗がりで。色から判断すると、アヤメじゃなくてノハナショウブか?

望来の日の入

結局、日の入を挟んで30分は海からの風に吹かれていた。どうも、これが良くなかったらしい。翌日痛い目にあった。

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北村温泉

はまなすの丘公園を散策した後、北村温泉まで行って疲れを取った。

はまなすの丘公園からは石狩温泉が一番近いのだけれど、番屋の湯は一度汚くて評判になったので、一度も行ったことのない北村温泉に行くことにした。結構離れているので、1時間弱はかかった。

看板が大きいので、道路からもすぐ分かった。左側のホテル入り口から入り、玄関左手の券売機で500円の入浴券を購入する。

内湯は2つくらいあっただろうか。洗い場は結構広いけれど、結構混んでいた。露天風呂は湯船が2つあるので、人が多くてもゆったりしてる。やっぱり北海道の初夏の涼しい風を感じながら露天風呂に浸かるのが気持ちいい。今まではしんしのつ温泉に行っていたけれど、北村温泉もなかなかよかった。

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はまなすの丘公園

午後からはまなすの丘公園に行って来た。

石狩灯台

まず、目に入るのが石狩灯台だった。木道と灯台の間には、エゾカワラナデシコが咲いていた。

石狩灯台

エゾカワラナデシコ

強い風に揺れるエゾカワラナデシコ

木道の両側に、ちらちらとハマナスが咲いているのに気付く。木道は傷んでいるので、先端までは迂回のための砂利道を歩く。両脇にハマナスが咲く道がずっと続く。ちなみに、ハマナスは北海道の花。

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ハマナス

ハマナス

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途中でリタイアした祖母を置き去りにして、道をずっと歩いて行った。

メマツヨイグサ
陽射しが強いためか、メマツヨイグサ?は花びらが萎れている。

ハマヒルガオ

ハマヒルガオ
ハマヒルガオ。

ムラサキツメクサとハチ
ムラサキツメクサ。

ハマエンドウ
ハマエンドウ。

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休憩所を過ぎて、道を折れずにそのまま歩いて行くと、アヤメが現れて来る。

ノハナショウブ

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ノビタキ
何かの鳥も飛んでいた。

調子に乗って歩いていると、1時間以上も経ってしまった。木道のところまで帰って来ると、仙人か魔女のような杖をついた老婆が立っていた。

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はまなすの丘公園というくらいだから、もっとハマナスでいっぱいだと思っていたけれど、意外とそうでもなかった。時期が悪かったのだろうか。

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ふらっとタイヤ

昨日の朝、いつものように自転車に股がってペダルをこいで進もうとすると、サドルから妙な振動が来る。もしや、と思ってタイヤを見ると、ぺしゃんこに潰れている。

自転車から降りると元に戻るけれど、空気圧はかなり下がっているようだった。タイヤを回しながら、空気が抜けた場所を探してみると、なんと画鋲が刺さっている。

画鋲を抜いたとたんに、しゅーっという虚しい音を立てて、チューブにわずかに残っていた空気が抜けて行った。

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今日はパンクを直しに行かなくちゃ。

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Aperture フリートライアル

最近はRAWで撮っているので、評判のApertureを試してみようと思って、フリートライアルをアップルのサイトからダウンロードした。

Apertureのトライアル板を試用するには、まず、アップルのサイトでフォームに必要条項を記入して、シリアル番号を入手する必要がある。「シリアル番号申し込み&Apertureダウンロード」ボタンを押してほどなく、ダウンロードが開始する。そして、登録したメールアドレス宛に、「Your Aperture Trial Serial Number」という件名のメールが届き、シリアル番号が通知される。メールには長いシリアル番号が書いてあった。

ダウンロードが終って、Apertureのディスクイメージがデスクトップにマウントされる。中にあるApertureTrial.mpkgをダブルクリックするとインストーラが起動する。ところが、ビデオカードが最小要件を満たしていないという警告があり、インストールに失敗。

Aperturetrial
警告。

Apertureの仕様を見ると、システム条件、つまり、最小要件は、PowerBook G4の場合、1.25GHz以上のプロセッサの15インチか17インチだった。12インチはビデオカードがサポート外だった。Apertureのルーペを使ってみたかったけど、Digital Photo Professionalで我慢するしかないかな。

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新十津川温泉

雨竜沼へ行った帰りに、新十津川温泉に立ち寄って疲れを癒した。温泉は、グリーンパーク しんとつかわの中にある。

国民年金を無駄遣いしただけあって、無駄に立派で広い駐車場に建物と、観覧車まで建っている。「消えた年金」問題を思い出しながら建物に入った。料金は500円。

登山マラソンがあったみたいで、体格がよくてそれっぽい肩書きで呼び合っている自衛隊っぽい人たちがいた。浴室は暑くて苦手なタイプだ。暑くても露天風呂がないので逃げ場がない。湯は弱アルカリ性らしく、少し肌がヌルヌルする。熱い湯には入れないので、真ん中の温度が低い方だけに浸かった。

施設が施設だけに、シャンプーとボディーソープはちゃんと備わっている。露天風呂がないのが自分には不満なので、もう来ないと思う。

休憩室も分煙が適当で、禁煙席まで隣の喫煙席からの煙で霞がかかっていた。風呂上がりにヤニ臭くなったんじゃ堪らないので、ゲームコーナー前のベンチに座って休んだ。

あまり居心地がいいところではないのでさっさと温泉から出て、車を札幌へ向けて走らせた。

途中、「道の駅 つるぬま」に停まって、牡丹蕎麦を食べてみた。一日50食限定の手打ち蕎麦はなくなっていたので、もりそばを頼んだ。期待して食べてみると、普通の蕎麦にしか感じない。普通の蕎麦よりも甘みと風味が強いらしいのだけど、特に分からなかった。おいしかったらお土産に生そばを買おうと思ったけれど。

牡丹蕎麦に拍子抜けしたので、S木くんといろいろ話してから、お土産を探しに道の駅にある健康食品センターをのぞいてみたけど、こっちにも特に目を引くものがなかった。

道の駅からの帰り、当別の辺りまでは3台ぐらいで80km/h弱で軽快に走っていた。道幅が二車線に広くなったところで、なぜか前の車が隣のセダンに合わせてゆっくり走り出した。疑問に思いながらもそのまま後に着いて走っていたところ、直後を走っていた車が追い抜いて行った。それからちょっとして、後ろからRV車が迫って来たので、車線を変更してその前に出て加速して行くと、どうもそのセダンもどんどん加速していた。そのまま着いて行って、スピートが100km/hを超えた頃、前を走っていたセダンの上にクルクル回りながら光るものが現れた。なんと!

どうも、最初に追い抜いて行った車を捕まえようと探っていた覆面パトカーだった。驚いて減速して、覆面に道路脇に停められる車の横を通り過ぎる。危なかった。覆面なんて、もう10年以上は見てない。いわゆる「ヒヤリハット」で考えると、そろそろ捕まりそうな気がして来た。札幌国際の帰りは直前の車が速度違反の取り締まりで捕まったし、旭岳の帰りは対向車線のパトカーに居眠り運転で突っ込みそうになったし。今度は運転してもらった方がいいかも。

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07/7/1 雨竜沼

ついに今シーズンも終了したので、リハビリも兼ねてS木くんと雨竜沼へ行って来た。

5:00に札幌を出発。出た頃の空は低い雲に覆われていた。けれども、雨竜沼に近づいて行くうちに、西から青空が広がって来た。雨竜の市街地に着いた時には、空には雲一つなくなっていた。国道から折れて雨竜沼ゲートパークへ向かう道路は、ダムのところからは結構な林道だった。とはいえ、一部は立派な舗装道路で、いかにも無駄な公共事業という有様だった。30分ほど林道を走って行くと、駐車場が左手に見えて、さらに進むと建物が見えて来た。ここがゲートパークのようだ。

さっさと支度を済ませて、入山届を書いて協力金を支払い、7:40に入山。リハビリが目的なので、今日は展望台まで行って帰って来る予定だった。余裕があるようなら南暑寒岳まで行こうとは思っていたけれど、それは二人の様子を見ながらということにした。

登り始めて数分で、「白竜の滝」に辿り着いた。

白竜の滝
白竜の滝。

足下にも注意しながら歩いていると、道ばたにもいくつかの種類の花が咲いていた。

オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ。

タニウツギ
タニウツギ。

ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ。

マイヅルソウ
マイヅルソウ。

2本の吊り橋を渡って、結構本格的な山道を登って行った。


吊り橋
意外に揺れる吊り橋。

左手に川の音を聞きながら急な坂を登りきると川が見えて来た。さらに進んで行くと、両側に笹が生い茂る道の向こうに、残雪の山が現れる。暑寒別岳だ。つい、心がときめく。


遠くに残雪の暑寒別岳。

暑寒別岳に気をとられながら歩いていると、いつのまにか雨竜沼のすぐ側に近づいていた。それまで見ることのなかった花がちらちらと見え始める。

シナノキンバイ
シナノキンバイ。

オオバタチツボスミレ
オオバタチツボスミレ。

サンカヨウ
サンカヨウ。

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ。

チシマヒョウタンボク
チシマヒョウタンボク。

すぐに木道が現れた。いよいよ雨竜沼だ。ここまで1:30で来た。


木道を進む。

ツマトリソウ
ツマトリソウ。

ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ。

カラマツソウ
カラマツソウ。

エゾノリュウキンカ
エゾノリュウキンカ。

ワタスゲと暑寒別岳
ワタスゲと暑寒別岳。

雨竜沼湿原の池塘
湿原を川が蛇行する。

ミズバショウ
まだ咲いていたミズバショウ。

イワイチョウ
イワイチョウ?


何を狙っているのやら。

暑寒別岳を水面に映す

エゾベニヒツジグサ
花は咲いていないけれどエゾベニヒツジグサ(スイレン科)かな?

シナノキンバイと水面の暑寒別岳

シナノキンバイと暑寒別岳

青空
涼しい風で波立つ水面に残雪が写り込む。

湿原を伸びる道
雪を見ていると一気に登りたくなる。


水の流れでひょろひょろ動いて生きているようだった。

チングルマ
チングルマがいっぱい(やっちくん、ありがとう)。


シラネアオイ(やっちくん、ありがとう)。

11:40にようやく展望台に到着した。残念ながら、展望台は壊れていたので、手前の笹が邪魔して景観がよくない。それに、結構蚊が多い。着いてすぐ額を刺された。S木くんは脇の下とかを刺されたみたいで、相当辛そうだった。ここで昼休みを取ったけれど、もうすでに太ももに疲れが溜まっている。運動不足が深刻だ。

展望台から湿原を見下ろす
展望台から湿原を見下ろす。

壊れた展望台
壊れた展望台。

展望台のところですれ違ったおばちゃんには、南暑寒まで行って来るように言われたけれど、もう二人ともバテているので、予定通り日和って下山することにした。

チングルマ
チングルマ(やっちくん、ありがとう)。

ヒメシャクナゲ
ヒメシャクナゲ。

シナノキンバイ
シナノキンバイ。


水の中から咲いているのは何?

まだ少し早いけれど、エゾカンゾウがちらほら咲いている。

エゾカンゾウと暑寒別岳

ワタスゲとエゾカンゾウ

エゾカンゾウ

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ。

ウグイス
ウグイスが今頃鳴いていた。

ペンケペタン川
きれいな水が湿原から流れ出て行く。

雨竜沼を出たのが13:40で、まだ登って来る人がいる。特に、すれ違うのはレジャーっぽいカップルが多い。午前中の登山客とは対照的だ。


早めの下山。


白流の滝の奥に一筋。

ノウゴウイチゴ
ゲートパーク手前にノウゴウイチゴがあった。

登山口には14:30に到着した。入山届の控えをポストに入れて、今日の山行は終了。S木くんはラムネを買って飲んでいた。体力が落ちているので、二人ともこれぐらいがちょうど良かった。少しずつ難易度を上げて行こう。もちろん、日頃の体力づくりも必要だと思ったけれど。今日は空気がきれいで、とても気持ちがよかった。自然はいいね。

15時過ぎにはゲートパークを出発して、新十津川温泉を目指した。

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iTunes 7.2に戻す

iTunes 7.3の不具合がどうにも直らないので、アップルの「iTunes ディスカッションフォーラム」を覗いてみた。どうやらかなり多くの人が、同じ症状で悩んでいるらしい。

幸い、そこにはiTunesを7.2に戻す方法が紹介されていた。まず、iTunes 7.2への直リンクがあったので、そこからファイルをダウンロードした。それから、「アプリケーション」フォルだにあるiTunes 7.3をゴミ箱に移す。そのあとで、iTunes 7.2のパッケージをダブルクリックすると,無事インストールできた。iTunesを起動してみると、ライブラリのアップデートもなく、エラーも起きない。

とりあえず、iPhoneを使うわけではないので、iTunes 7.2に戻すのが良さそうだ。

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