07/8/5 ニセイカウシュッペ山
夏休みで土曜日天気が悪かったので、大雪山には登山客が殺到するだろうと予想。そこで、雨の影響をあまり受けなさそうで安全かつマイナーっぽいニセイカウシュッペ山に登ることにした。メンバーは、前から約束していたY口さん、S木くんに加えて、H多さんも参加してくれることになった。
今日の運転はH多さんにお願いしたので、6:00札幌出発のゆっくりスタート。札幌はどんより曇り空だった。高速道路を愛山上川I. C.で降りて、すぐに国道237号線に入った。ホワイトアローH多号のおかげで、予定より30分以上早い。実は、終点の上川I. C.まで高速に乗って行ってもよかったらしく、上川I. C.を越えて少し走った頃、右側にニセイカウシュッペ登山口の標識が現れた。天気予報に反して悪化して行く雨と霧の中、林道をテンションが上がらないまま登って行く。
10 km以上あるガスった林道はとても長く感じた。林道には要所要所標識があるので迷わなかった。途中、旨そうなシカが道路を横切っていたけれど、殺気溢れるLegacyに驚いて逃げて行った。ようやく登山口の看板が見えて来て、駐車場に到着した。もう5、6台の車が停まっていて、準備中の登山客もいた。こんな天気でこんな山でもこれだけの登山者がいると知って驚く。
8:40に登山口を出発した。H多さんが先頭でペースが速かったようで、S木くんが先頭に代わった。けれども、ペースは全く変わらず。視界が悪いので、ひたすら登るのみで自然とペースも速くなるようだ。雨でグチャグチャの道を登山口からしばらく歩いていると、またシカに出会った。逃げそうで逃げなかった。
中高年のグループを追い越して、単調な登りを見晴し台までひたすら進んだ。晴れていれば、山並みも見えたはずなのに、真っ白な壁紙ができるだけ。
またしばらく登って行くと、登山道の脇に花が増えて来た。
正面に薄らと切り立った崖が現れて来てからは、道も少し険しくなり、花もさらに増えた。
この写真を撮影した直後にカメラが「ERR-99」を表示してフリーズした。電源も切れないのでコンパクトフラッシュを入れ替えてみたけれど、直らなかった。バッテリーを入れ直すと無事直った。入れ替えたコンパクトフラッシュが心配だったけれど、先で待っているY口さんたちに悪いので、まず追いついた。後から使用説明書を読むと、このエラーの時はバッテリーの抜き差しを行うらしい。
2時間ほど登って、ようやく視界がよくなってきた。霧に隠れていたニセイカウシュッペ山のピークも姿を現す。
お花畑には他にもいろいろな花が咲いていた。ここには雪渓も残る。
大槍を越えると完全に視界が開けた。左手にニセイカウシュッペ山、正面に比麻良山と平山、右手大槍のさらに奥には大雪山の山々が雲の上に見渡せる。
ちょっと休んでから、ピークまで一気に登る。
12時前に登頂。残念ながら、ピークに辿り着くまでには陽射しは出てくれなかった。西側から吹き付ける風が少し寒く感じる。風を避けるために少し移動して昼食をとった。H多さんのコーヒーを頂く。汗で冷えた身体に温かいコーヒーがありがたかった。
12:30にピークを出発して下山開始。この頃は陽射しも出て結構暖かい。
お花畑で振り返ると、大槍とニセイカウシュッペ山のピークが見渡せた。天気がよければ、こんな景色を見ながら登っていたのだろう。
14:30には登山口へ到着。トータルで6時間。天気が悪かったけれど、まずまずの登山だった。駐車場には、朝はなかった車もあって、同じくらいの数の車が停まっていた。ドロドロになった登山靴とカッパをビニール袋に仕舞って、愛山渓温泉へ向けて林道を戻ることになった。
【2011/7/12 追記】
花の名前を修正。
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