第52回道新全国花火大会
函館の夜景は美しいことで有名だけれど、生まれてから一度も見たことがない。正確に言うと、行ったことはあるけれど、小さい頃に連れて行かれたので全く記憶にない。だから、以前から函館の夜景を見てみたいと思っていた。
札幌の花火大会を調べていて見つけたのが、函館港まつりの共催で行われる第52回道新全国花火大会だった。この花火大会は、函館山からでも花火を見ることができるらしかった。つまり、8/1に函館山に登れば、夜景も花火も見れて一石二鳥というお得感が高いプランになる。そうと分かれば行くしかない。
札幌を朝出発して、函館に着いたのは14時だった。5時間かかった。湯の川温泉のホテルでは市電の一日乗車券が付いていたので、市電で函館山に向かった。真っ直ぐ行くのもなんなので、函館駅前で降りて、ロープウェイ乗り場まで歩いて行くことにした。
駅から海沿いを歩いて行くと、花火の観覧席があって、たくさんのシートで場所取りされていた。警察もたくさんいて、厳重な警戒態勢だった。
レンガ倉庫のところまで行くと、かなり賑やかだと思ったら、ちょうど港まつりのパレードが行われていた。
ロープウェイ乗り場へ行く途中、コープさっぽろに寄って夕食を調達して準備は整った。乗り場に着いてチケットを買い、花火大会の開始時間の19:45よりも3時間早く函館山に登った。
陽は落ちていないので、山頂へ登ってもまだ夜景には早すぎる。むしろ、松前の方に沈む夕日がきれいになりそうだった。ただ、夜景は逆向きなので、三脚を置く都合で夕日は今回あきらめた。
実際、夜景と花火に狙いを絞ったのが正解だった。打ち上げ開始の1時間前から山頂の展望台はかなり込んでいて、既に身動きが取れなくなっていた。防寒着を身を包んで、岩のように動かなくなっていた。
ところが、開始時間になっても花火は一向に打ち上げられない。ヘニョへニョ三脚にぶつかって来るカギンチョを叱りつけながら待っていると、ようやく20時を過ぎて開始の合図の花火が打ち上げられた。あとは、ひたすらシャッターを切りながら花火を眺める。
花火は思ったより高く上がらなかった。花火が夜景と重なってしまった。たまに大きな花火は、夜景の上で花開いてくれた。常連っぽい人たちのように反対側に陣取った方が、函館湾が花火の背景になってよかったようだ。
撮ってる途中も何度かガキンチョに三脚にぶつかられて、ブレたり三脚の位置を若干変えたりした。花火の途中から来たガキンチョが手すり代わりに三脚に掴まってたのは、ヘニョへニョなだけに痛い。
札幌の花火大会、といっても、HTBのしか見たことがないけれど、こっちの方が質、量ともに遥かに上を行っていた。
花火大会が終わってから、ロープウェイが空いて来るのを待って下山した。市電はかなり混んでいて、足が疲れているのにずっと立ちっぱなしだった。もううんざりだ。
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