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2007年8月

ガラナ以上のroot beer

今晩はAnnとDoyleがアメリカらしいレストランに連れて行ってくれるということなので、モロゾフと別れた後、彼らの家に向かった。人数の都合で、家から店までは、別々に行った。Jasminの車で店に着いたときには、二人はもう店内で待っていた。

menuを見ていたけれど、せっかくアメリカに来たということでJasmin以外の日本人はstakeを食べることに決めた。セットメニューだったので、Country Green Beansとsalad、mash potatoを頼んだ。stakeの焼き加減はmedium rearで。それぞれが多いことに加えて、pancakeも付いて着た。さすがに食べなかったけれど、他は全部食べたのでまた食い過ぎた。

食べ物はともかく、飲み物にはちょっと困った。こっちもアメリカらしいものと思って、進められるままにroot beerを頼んだら、北海道限定ガラナよりも薬臭かった。けどアメリカの子供はこれが大好きらしい。結局、一ビン飲めずに残した。晩ご飯もDoyleに全部おごってもらうことになった。breakfastといい、申し訳ない限り。

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食べた後、先に帰るという二人と別れて、レストランの売店をぶらぶら見た。こういう売店があるのが、アメリカで典型的なスタイルなのだそうだ。

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次に、地ビールを飲みに行くことになった。店の名前は忘れたけれど、barだったと思う。7種類のbeerをそれぞれグラスに1杯ずつ試飲するのを頼んだ。4人で回し飲みをしていると、はじめは1人が1/4飲んで次に回していたのに、回って来るグラスのbeerの量が増えて来た。他人を気にしてる余裕はなく、試飲だけでもう酔ってしまった。結局、Jasminを除いて3人はすっかり酔ってしまったので、試飲だけで店を出た。

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Jasminに家までまた送ってもらった。Annたちは寝ているので、静かに部屋に入った。そして、beerを飲んだせいで、案の定、また夜に目が覚めてトイレに行った。また、寝不足になる。

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エミール・モロゾフ

Jasminとの待ち合わせの時間になったので、噴水のところからUnionの方へ戻った。待ち合わせ場所でしばらくぶらぶらしていると、A川さんが「マミー」って声が聞こえると言う。あたりを見渡してみると、自分たちが歩いて来た方向からJasminが手を振りながら歩いて来る姿が見えた。さすが、親子。

IUのキャンパスをJasminの後ろを着いて歩き、小さな川を越え、林を抜けると、目の前にSchool of Musicの建物群が現れた。まだ、建物の位置関係が分かっていないので、一人だと迷いそうだ。

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Jasminの先生であるEmile NaoumoffさんがJasminのお母さんにぜひ会いたいということで、夕方から約束をしていた。着いて行ってもいいそうなので、とことん図々しくお邪魔することになった。先日、前を歩いて通った彼の部屋に着くと、中へ案内された。ちょうど、中ではドクター論文を書いているという、彼の元教え子が教わりに来ていた。名前とかも忘れてしまったけれど、IUから別の大学のドクターコースに進学したという話だった。どうでもいいけど、MacBook Proを使っていたのでちょっとうれしい。こんなことばかりに気が行く。

で、ピアノの先生はというと、ショーツ姿の禿げたおっさんだった。クラシックのカチッとしたイメージとは違った。本人もショーツのネタを話していた。彼が日本に行って驚いたエピソードとか。彼は、とにかくしゃべりまくる。マシンガントークが英語で繰り出されるので、そのままではもちろん分からない。Jasminが同時通訳をしてくれて、なんとか話には着いて行った。端で見ていると、Jasminと彼が漫才コンビに思えてならない。ボケがNaoumoffでツッコミがJasmin。まあ、それくらい相性がよく見えた。

もちろん、漫才というのはただ自分の受けた印象。彼はJasminの才能をとても買っているそうだ。他の日本人の学生とは全く違って、ロシアの作曲家の曲ならロシアの、スペインの作曲家の曲ならスペインの演奏というように、曲を理解して演奏するのだそうな。

彼はA川さんと話をしたいと言っていたけれど、会っていた時間のほとんどは彼がしゃべっていた。A川さんからJasminが子供の頃のエピソードを聞いて、小さい頃からの性格とかが、そのまま今につながっているというような話をしていた。確かに、Jasminには日本は窮屈だろうと思う。

マシンガントークが唐突に終わって部屋を出て、写真も撮れずに別れてしまった。とにかく、すごい勢いだった。

ちなみに、彼の名前が覚えにくかった。母親はモロゾフみたいだというので、数日間はエミール・モロゾフという名前で頭に刻まれた。

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Oliver Winery

Swedish pancakeをたらふく食った後、Margaretのdinnerで使ったcorn holderを買いにT.J Maxというディスカウントストアへ行くことになった。mallの中の店舗の一つがT.J.maxで、中に入るとまず服が売っていた。奥にキッチン用品があったけれど、陳列棚が雑然としている。壊れているものもそのまま置いてある。Margaretはここで見つけたそうだけど、結局見つからなかった。朝食を食べ過ぎたので、探しているときに腹が痛かった。

次に、KOHN'sとかっていうデパートにも入って、corn holderをまた探してみた。さっときとはずいぶん違って、ちょっと高級な感じがする。少しリッチそうでメタボリックなおばちゃんたちがカートを押しているのがよく目に入る。ずいぶん探したけれど、やっぱりここでも見つからなかった。

疲れたので、Starbucksで飲み物を買って休憩した。アメリカには珍しく、愛想のいい店員だった。ちなみに、ここもrestroomが大きくて驚いた。車いすのことを考えてバリアフリーになっている訳ではなくて、こっちは広いのが当たり前のように感じた。部屋が広すぎるからか、うんちがさっぱり出ない。

この日は日差しも強く、エアコンが壊れているJasminの車は、highwayを走るときに窓を閉めるとサウナ状態だった。その車でOliver Wineryへ向かった。highwayを走っていると、唐突にwineryの看板が現れて、Jasminは急いで減速してハンドルを切った。入り口にはぶどう畑が広がっていた。駐車場に車を停め、ちょっとした庭を歩いて建物に入る。ここでお土産を少々買った。

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そして、お待ちかねのワインの試飲。ここで試飲できるワインを順にグラスに注いでもらうことにした。ところが、グラスに結構注がれる。6種類も飲んだら出来上がってしまうので、みんな2種類で止めた。残念ながら、Margaretが話していた通り、wineはそんなには美味しくない。白が一番飲みやすかった。wine glassを片手に庭を歩く予定だったけれど、庭はぶどう畑という訳ではなくてただの庭だったので、歩かずに車に戻った。

あちこち歩いて疲れたので、今日もJasminの家に行って休んた。結局、また昼寝することになってしまった。

昼寝から起きて大学へ出発した。JasminにUnionのそばまで送ってもらった。練習に向かうJasminとそこで別れて、3人でArt Museumへ歩いた。建物の外観がmuseumらしく、IUの他の建物とも印象が違った。背丈よりもずっと大きな赤くいオブジェが入り口の前庭に設置されていた。

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Union。

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中へ入ってみると人気もなくガランとしている。展示室も暗い。扉には鍵もかかっている。ガイドを見ると、月曜日は休みということだった。しょうがないので、売店を見てみた。すると、店員がArt Museumの建物についての説明をしてくれた。I. M. Peiという有名な建築家が建てたものらしく、すべてangleを持っているのが特徴だそうだ。確かに、ガラス張りの天井は三角だし、階段も斜めっている。ちょこちょこ歩いたおかげで、最後にトイレに行くとやっとうんちが出た。これでまたdinnerが楽しめる。

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museumを出てJasminとの待ち合わせまで少し時間があったので、噴水のところまで行ってみた。

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Swedish pancake

1時すぎに尿意で目が覚めた。そのあと3回も目が覚めた。最後6:30くらいに目が覚めた後は、全然眠くならないのでそのまま起きていた。酒が飲めないのに、ついdinnerが楽しくてワインを飲み過ぎたみたいだ。

7:30に目覚ましが鳴ったので、ゆっくり着替えて顔を洗ったりしてから8:30くらいにDoyleとAnnに挨拶した。それから家の周りに散歩に出た。道ばたには見たことのない花や虫がいた。いきなり後ろでバキバキッという音がしたので振り返ると、変わった機械の付いたトラクターが、伸び過ぎた街路樹の枝を刈り取って行った。枝をまき散らしたままで行ってしまうところがアメリカらしい。

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家に戻ってからDoyleと話した。彼の大学時代のroom mateの水野ようすけ?氏は神戸大学出身で、英語を学びに1年間アメリカの大学?に来たそうだ。Doyleはなんとかして彼に会いたいらしい。

朝食はDoyleが作ってくれたSwedish pancakeだ。彼のおじいさんかおばあさんが、そっち方面からアメリカにやって来たんだったと思う。Doyleたちの孫はこのpancakeを10枚食べるほど好きらしい。他に、cheese omlette、porkにbaconと、アメリカ料理が並んだ。果物はstrawberry。A川さんは厚いbaconがとても気に入ったようだ。Jasminの話だと、普段は肉は全然食べないそうだけれど。自分はomletteを3枚にporkを6枚。pancakeは12枚で、食べ過ぎて気持ち悪かった。

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breakfastを食べまくっている自分たちをDoyleたちは待っていてくれた。食べ終わると、地下室を案内してもらった。ここもとてもアメリカンなでかい地下室だった。レンガで作った暖炉がある。Annのおばあさんが作ったkeltを見せてもらった。

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おばあさんのkelt。

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遊びに来た孫たちが遊ぶ人形。

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なんと、barまであった。

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奥の部屋には大きなジャグジーも。

Annのひいおじいさんとおばあさんの写真と洗面器も見せてもらった。日本の古い旅館にあるのと似ていた。

地下室の後で、二人の寝室を見せてもらった。その奥にあったのは巨大なbath。普段はシャワーしか使ってないらしい。孫が泡風呂に入っている写真を見せてもらった。

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それからAnnにapartmentを案内してもらった。改装したばかりで中はとても綺麗だ。汚さないように靴を脱いで入る。全部Annの設計らしい。綺麗なので工事が終わったらAnnが住みたいと冗談で言っていた。ただ、案内してもらっていてうんこするタイミングを逃した。

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apartmentの風見鶏が面白い。

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映画のようにすてきなdinner

Jasminの部屋で昼寝をして16時に起きた。Jasminのhost familyのMargaretとTerryがdinnerに招待してくれていたので、Jasminの車でなんとなく北海道を憶わせる住宅街を通り、彼らの家に向かった。

二人の家もきれいで立派な家だった。champagneでお祝いをして、エミーズキッチンで食べたことがあるようなエスニックなつまみをいただき、グラスを片手に持ちながら、家を案内してもらった。2階建てで、階段のところが吹き抜けになっている。2階は8月末からIUに通う息子さんの部屋で、彼は日本のファンらしい。彼の夢は「日本に行ってひもになること(Jasmin訳)」だとMargaretが笑いながら話した。

家のあちこちに二人のコレクションがいっぱいあった。lower levelも立派でbasementとは思えないほどだった。外に出て階段を上る。そこからは向こうの牧場のgoatが見えた。peacockもいるらしかった。

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goats。

Terryはporkを焼くエキスパートらしい。外のグリルで焼いてくれた。Indiana版のゆできびは、corn holderという便利な道具で食べた。熱いとうきびを両脇から突き刺すピンで、ピンを持って食べれば手が熱くないという優れもの。お土産が決まった。saladとpotato、そして、最後にMargaret手作りのdessertをいただいた。彼女は賞をもらったこともあるそうだ。お腹も膨れたころ、料理の写真を撮り忘れているのに気づいてdessertの写真を撮ったら、porkを撮らなかったことをTerryに言われてしまった。自分には料理の写真を撮るのは無理。空腹で目の前に料理が出て来たら、真っ先に口に入れてしまう。

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Ann's dessert。

食事のときの話では、二人はDemocratでBushが嫌いらしい。戦争にも反対している。けれども、DoyleとAnnはRepublicanだと教えてもらった。両夫婦は政治的主張は違ってもとても仲良しで、音楽は世界に共通で人と人をつなぐのだと語っていたのが印象的だった。Margaretは、毎年Blooingtonで開催されているLotus World Music & Arts Festivalを主催して、世界中から演奏家を招いている。そんな彼女が、美味しそうに食べまくっている自分たちを見て、食も世界で共通の言語だというようなことを話していた。

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最高に楽しかったdinner。

MargaretとTerryの家で楽しい時間を過ごした後、mallに寄った。買い物のcartがとにかくでかかった。店舗も広くていろいろ売ってる。日本の昆布茶もほんだしもあった。

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ほんだし。

アイスを買おうと売り場を見ると、ものすごい種類と量のice creamが売っている。これだからアメリカ人はメタボリックになる訳だ。

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Kroger。

Wireless NetworkのあるIUにJasminがメールチェックに寄った。その後Jasminの家で、買ったice creamを食べながら雑談していたけれど、Jasminが疲れて眠そうなのでAnnとDoyleの家に送ってもらった。

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夜のSchool of Music。

Annは眠っているらしかったので部屋に直行した。すると、すぐに二人が出て来てDoyleに自己紹介した。部屋に戻って歯を磨いて寝る。盛りだくさんの一日だった。

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IU

よっぽど疲れてたっぷり食べたためか、Indianapolisの現地時刻8/19 7:30までぐっすり眠って起床。日付変更線を飛び越えたので、19日をもう一度過ごすことになる。前日にAnnが作って置いておいてくれbrownieを食べた。まったりと甘くて美味しい。飲み物が欲しくて紅茶を飲もう思ったけど、heaterのお湯の暖め方が分からない。switchは入れてみたけれど、なんだか保温してるだけのようだ。

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とても甘くて美味しいbrownie。

heaterと睨めっこしながらkitchenにいると、窓の外に小さな鳥が飛んでいるのに気づいた。その見たこともない鳥は、空中で静止していた。後からAnnに教えてもらったのだけれど、この鳥はhummingbirdらしい。Doyleが家の周りにつり下げている餌台に、中の砂糖水を飲みに毎朝飛んで来るそうだ。ベランダには他にも見たことのない鳥が来て鳴いていた。Annの話では、餌をもらいにsquirrelもやって来るそうだ。

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ホントに空中で静止するhummingbird。

10時近くになってA川親子がやって来た。4人でbrownieを食べているとAnnが起きて来た。それからAnnといろいろ話し、家の横にあるapartmentを案内してもらった。鍵がかかっていて中は見れなかったけれど、ちょうど改装して綺麗になっているそうで、今度改めて見せてくれる。家に戻ると、玄関にAnnのコレクションが置いてあった。思い出の品がいろいろあって、ライトアップすることができるようになっていた。

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改装中のapartment。

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Annのコレクションを紹介してもらった後、Jasminの車でIUへ向かった。School of Musicを案内してもらう。日本の学部教務のような建物の石の壁には、HaydnやBachなどの大作曲家の名前が刻んであって、さすがSchool of Musicだと思った。

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隣の練習のための建物に入って練習室を見せてもらった。どうでもいいけど、学生の端末用として廊下にiMacが置いてあって驚いた。

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IUは北大よりもさらに広くて緑を多くしたような感じだ。ただ、Bloomingtonは札幌に比べると全然小さい街だけれど、静かでいいところだ。ちょうどこの時期までIUは夏休みなので、学生はあまりいなかった。

Bloomingtonは日差しも強くて結構じめじめと暑い。A川さんの帽子を取りに一旦Jasminのapartmentに戻った。

apartmentを出てから、遅いbreakfastをとった。Bloomingtonでも美味しいと評判の店で、sandwichとsaladを注文した。母親が頼んだ一見お汁粉みたいなsoupがなかなか旨かった。

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お汁粉みたいなスープ。

メールをチェックしにJasminと一緒に大学へ戻って、端末がある図書館に入った。図書館もデカくて立派。とにかく、石造りなので、日本のものよりも荘厳な感じがする。ちなみに、端末室にもiMacも置いてあった。

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IUの端末室。

またJasminの部屋に戻ってdinnerに出かけるまで昼寝。時差ボケなのか、昼間とても眠い。日本との時差は13時間。昼寝にはA川さんもビックリしたJasminのAero bed?を借りた。

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Bloomingtonへ

苦労の末、飛行機は1時間ほどでなんとかIndianapolisに着いた。Baggage Claimに預けた荷物を取りに行く途中でJasminとJulius?の出迎えを受けた。Jasminの顔を見て、3人ともホッとした。Juliusが「はじめまして」っと日本語で挨拶してくれた。空港へ来る車の中でJasminに教わったばかりらしい。その気持ちがとても嬉しい。日本の文化が好きだというJuliusはJasminと同じIndiana University (IU)のピアノ科の学生なのだそうだ。

Jasminはレンタカーを借りて空港へ迎えに来てくれる予定だったらしいけれど、問い合わせていた店に行ったら、そんな店は何もなかったらしい。そこで、急遽Juliusが最近買ったばかりでナンバープレートも付いていない自分の車で送り迎えをしてくれることになったそうだ。JasminのアパートはIUのあるBloomingtonにある。3人とも夕食がまだなので、JuliusにはJasminのアパートまで送ってもらい、そこで別れて4人、Jasminの車に乗って遅い夕食に出かけた。

Downtownにある"Irish Lion"というIrish BarというかRestaurantというか、そんな感じの店に入った。そこは背の高いGlassに入ったBeerが名物らしいけれど、そんなん飲めないので、酒は飲まずにパンの中にRamのStewが入ったのを食べた。とても美味しかったけれど、量が多くて最後の方は飽きた。量が多いところが、アメリカに来たことを実感させる。

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RamのStew。

夕食の後、Highwayを通って自分と母親が泊めてもらうAnnとDoyleのお宅へ送ってもらった。もちろんアメリカのHighwayは只だ。日本のように、無駄な高速道路を作るために通行料を払わせ続けたりしない。Highwayから脇の道路に入って少し進むと、右手に立派な家が見えて来た。映画に出てくるような家。

Annは寝ていたけれど、わざわざ起きて家の中を案内してくれた。自分たちが寝室として使わせてもらう部屋には、Annの息子たちと孫たちの写真でいっぱいだった。夜も遅いし疲れているので、A川親子と別れて翌日に備えた。

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訪米

8/18、羽田までの飛行機は新千歳を10:30発なので、家を9時前に出てタクシーで福住駅へ向かった。福住駅でバスに乗り込み、飛行機の出発1時間前には新千歳へ到着した。カウンターの前で待ち合わせていたA川さんと合流してから手荷物を預けた。いつものザックからサブバッグを取り出すのが意外と手間だった。家に薬を忘れたので念のため買った。ゲートでA川さんのコルセットが引っかかる。

預けた荷物を羽田で受け取り、成田に移動する前にザックに入れて一つにまとめるのに手間取った。やっぱり荷物が多すぎた。荷物受取所から出ると、カレーのいい匂いがしてきた。匂いに釣られて昼食にカレーを食べた。羽田から成田まではバスで移動した。シートでうとうとしているうちに成田に着いた。

成田空港第2ターミナルでバスを降りた。まず、アメリカン航空のカウンターでインディアナポリスまでのチケットを受け取る。このときマイルの登録を忘れてしまった。イミグレーションカードも受け取った。3人の座席が離れているので、レストランで一緒にカードに記入した。セキュリティチェックでA川さんのコルセットがまた引っかかった。母親が時計を買ったときに免税店の商品券をもらったので、搭乗前に免税店で買い物をした。

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AA。

搭乗が始まって飛行機の中に入ると、中はかなり寒かった。東京はかなり暑かったので半袖のまま乗ったけれど、寒くて毛布をアメリカに着くまでずっとかけていた。飲み物や機内食のサービスのときに、フライトアテンダントとうまく英語で話せない。半年は英語を話していないな。舌を噛みそうになりながらもJuiceをもらったけれど、夕食のときは日本語で聞いてくれた。pork and rice or sea food pastaだった気がする。pork and riceはどっちかというと日本食で、寿司まで付いていてまあまあ旨かった。10時間以上も飛行機に乗っているのに、なかなか眠れない。眠りたいので映画は見なかった。苦労してなんとか眠れたと思ったら、サンドイッチを食べ逃したらしい。Chicagoに着く前に食べたデニッシュもまあまあだった。

Chicagoは雨。8年前にアメリカへ行ったときは一度も雨が降らなかったので不思議な気がした。飛行機を降りてすぐに席が離れていた二人と合流。そして一緒に入国審査の長い列に並ぶ。あまりに外国人が多かったので、途中で指示に従ってUS CITIZENSの方へ移動した。3人一緒に審査を受けて、母親が3人は家族と偽った。審査官にはなぜか年齢を聞かれた。答えると相手は驚いて笑っていた。30歳よりずっと若く見えるらしい。

入国審査が終わってBaggage Claimに行っても荷物がなかった。あちこち探したけれど、Flight Numberが見つからない。係員に母が聞いて、教えてもらったところへ行ったけれど、他の飛行機の荷物が回っていた。もう一度他の係員に聞くと、床の上にあると教えてくれた。確かに床の上に置いてあった。乗り継ぎの飛行機の出発が迫っているので、急いで荷物を預けた。さらに急いでTerminal 3へバスで移動。American Airlineのカウンターでチェンクイン済みになっていることを確認して、ゲート番号を教えてもらった。

そしてSecurity Checkを受ける。やっぱりA川さんがまたまた引っかかる。ところが、今度は厳重に取り調べられた。しまいには密室に連れて行かれてしまった。不審者ではないことが分かって解放してもらえたけれども、怖い女性の係員にはヒヤヒヤした。乗り継ぎに遅れそうで、ホッとする間もなくゲートへ走った。幸い、18:35の飛行機は18:46に遅れていた。飛行機が遅れることをJasminに伝えようと思ったけれど、電話がつながらない。1時間近く電話と格闘したけれど、結局電話はつながらなかった。そして、飛行機の出発も19:25まで遅れた。

飛行機の中は国際線よりも寒かった。毛布をもらうのも面倒で、シャツを脱いで羽織っていた。途中でもらったコーヒーがうれしかった。アメリカ人はもっと環境にやさしくなれよ!

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持って行くレンズ

悩んだ末、Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMとCanon EF70-200mm F4L USMに決定。ビデオカメラも持つので、スティルで室内は捨て。三脚を持たないのでISを優先。EF-S17-85に足りない望遠を思い切ってEF70-200mm F4Lで補う。カメラバッグとレンズケースを揃えて手ぬぐいからステップアップ。親にはOlympus μ720SWを持たせる。26日に帰札予定。

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船釣り

がんばって5時前には起きて、船釣りの準備をした。従姉の旦那の船に乗せてもらって、初めてのイカ釣りに挑戦する。

イカスミがかかってもいいように、黒いシャツを借りた。イカスミの汚れはとれないらしい。下はいつもの赤ジャー。従姉夫婦と別の従姉の長男、そして自分の4人で船に乗り込んだ。船酔いが心配だったけれど、漁港を出てもべた凪で大丈夫そうだった。

5分くらい沖へ出て船を停め、釣りの準備をしてもらった。船釣りは何度かやったことはあるものの、イカ釣りは初めてで、電動リールを使うのも初めて。簡単に使い方と仕掛けの注意点を聞いてから、下まで降ろしてもらってから見よう見まねでシャクってみる。イカが食っても魚と違って引いたりせず、ただ重くなっていくらしい。次々食っていって、シャクるのがしんどくなったら上げるといいそうだ。

隣で従姉が釣り上げはじめた。自分の竿も重くなったような気がしたので、電動リールで上げてみた。最後にリールを巻いてみると、海の中に白い影が見える。確かにイカが食っている。最初は旦那さんにイカを仕掛けから外してもらった。刺さるとかなり痛いそうだ。

何度か自分でやっているうちに、イカが食ったときの感覚が分かって来て、仕掛けから外すのも慣れて来た。外すときにうっかりすると、イカに水をかけられる。船の縁に引き上げたままにしておいて、3回くらい水を噴き出させると、もうイカは大人しくなる。ただ、たまにイカに騙されて、顔にもろに水をかけられることもある。水を吐き出しきっても、下手につかむと今度はスミを出す。でも、魚みたいにヌルヌルしないのでつかみやすい。

釣ったばかりのイカを餌にして、旦那さんはシイラを狙っていた。自分が仕掛けをたぐり寄せて、イカを取り外していると、目の前を勢いよく大きな影が飛び上がるのが見えた。餌を飲み込んだシイラが、糸を引き千切ろうと飛び跳ねたみたいだ。その姿は鮮やかな青に輝いていて、その下に黄色い筋が光っていた。カメラを持って来ていなくてとても後悔した。

シイラの引く力は強くて、従姉の長男坊には手に負えない。旦那さんが田茂ですくい上げると、シイラは船の上でバチバチと跳ねる。その頭を棒で叩いて気絶させる。かなり叩いてようやく静かになった。その頃には、真っ青で綺麗だった色はなくなり黒い斑点が出て来て、腹の方が黄色くなって来ていた。生きが悪くならないように、すぐに血抜きをした。

電動リールで巻き上げているときにさっと船のそばの水中を見ると、勢いよく泳いでいるシイラの青い背中が見えた。本当に綺麗だ。2匹目のシイラも釣り上げられた。イカは一度に4匹も付いていたりして、なかなか大漁だった。従姉は6つ付いている仕掛け全部にイカが食っていたこともあった。

朝食の準備ができたという電話があったので、船を港に戻した。潮が速くて2時間あまりでかなり流されていたので、帰りは意外に時間がかかった。釣っているときは朝の日差しでも結構暑かったけれど、船が進むと風がとても気持ちよかった。長男坊は早くシイラを見せたいようなので、港から一緒に担いで行った。

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85cmあった。

朝食は釣ったばかりの活イカ。まだ透き通っていて、コリコリ歯ごたえもあって、これまで食ったイカとは全然違った。他にも新鮮な魚介類が食卓にいっぱい。

たっぷり食べた後、帰札に備えて昼寝。さすがに、睡眠時間が短かったので眠かった。それでも、1時間もしたら目が覚めてしまった。朝食のときに、昼からヒラメを釣りに行くと聞いていた。夜には札幌へ帰るので、最初は釣りには行かないつもりでいたけれど、出発するまで時間もあるので、思い切って着いて行くことにした。

昼食の流しそうめんを胃の中に流し込んで、急いで港に向かった。従姉に代わって、旦那さんの釣り友達が今度は一緒だった。最初はシイラを狙って、餌のイカを釣ろうとしていたけれど、イカが釣れないのであきらめてヒラメ狙いに変えた。ところが、餌を忘れたらしく、一度港に戻った。それから浅瀬に移った。移動している最中、魚群探知機の表示を変えるのを頼まれたので、説明書と格闘した。それでもなんとか薄志(理学)の面目は保てたようだからホッとした。

とはいえ、肝心のヒラメが全然釣れない。ずっとシャクっていたので腕が疲れた。結局、ヒラメもあきらめてイカ釣りに変更。ただ、腕の筋肉がパンパンでバカになっているので、イカが食ってるかどうかも分からなくなった。夕方になって、大分釣れるようになったけれど、体力の限界だった。

今晩は焼肉という電話もあって、ほどなく釣りは終了して港に帰った。港について驚いたことに、船に乗っているときは何ともなかったのに、降りたとたんフラフラしてひどい。相当酔っているみたいだった。

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ペルセウス座流星群

13日深夜から14日未明までペルセウス座流星群を見ることができると聞いていた。流星群なんて一度も見たことがないので、流星群を見ることは今度の目的の一つだった。

親戚の住む集落の丘の上にはパークゴルフ場があり、おそらくそこなら観察にちょうどいいのではないかと予想していた。夕方、一人坂道を登ってパークゴルフ場へ偵察に向かった。マムシに注意するように言われたので、ビクビクしながら歩いた。途中にある墓にはたくさんの人がお参りに来ていた。国道を横切ってしばらく登ると、別の墓地がある。そこに母方の墓があるので、一応お参りしてから、すぐ隣のパークゴルフ場を見に行った。

さすがに、墓にはお参りの人たちがいても、お盆にパークゴルフをしている人は誰もいなかった。もっとも、こんなに暑い日にやろうとも思わないだろうけど。

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墓地のそばのアジサイ。

パークゴルフ場のコースで視界が開けている芝の上に敷物を敷いて寝っ転がって見ることにした。坂道を引き返していくと、夕方のまだ強い日差しが海を照らしていた。

改めてみんなで墓参りした後、新鮮な魚介類であふれる夕食を食べ、夜に備えて一眠りした。23:30にセットした目覚ましが鳴る前に起きて準備を始めた。冥土の土産に祖母を連れて流星群を見にパークゴルフ場へ車で向かった。

夜のパークゴルフ場は明かりが全くないので、車のライトを消すと真っ暗だ。見上げた空には、札幌とは比べ物にならないほど多くの星が見える。ヘッドランプを付けて、夕方下見していた場所まで行った。敷物の上にシュラフマットを敷いた。蚊に刺されるのは嫌なので、虫除けスプレーも持って来た。さらに、スキーのヤッケを着て顔以外は全く露出がない。

準備をしている間にも、空を見上げると流れ星が時折夜空を横切っていった。寝っ転がって空を見上げていると、数分置きに流れた。明るさや長さ、見える場所も広い空のいろいろだった。初流星群を体験したので、あとはおまけの撮影。

とりあえず、バルブでシャッターを切っておいて、流れ星が消えるまで露光することにした。けれど、待てども待てども流れない。しょうがないので、だいたい30秒から50秒くらいの間で適当に撮影した。悲しいことに、ノイズ除去している間に明るいのが流れたりと、思うようにいかない。途中でレリーズがバグってシャッターが切れなくなった。安かろう悪かろうというヤツか。手でやるようにしたら、案の定蚊に刺された。

蚊に悩まされながら2時間粘ったものの、写真には全然期待できなかった。実際、流星が見えているっぽいのは1枚のみ。それでも、ぼんやりと薄い線が見えるだけ。天体撮影はポッとやってできるもんじゃなさそうだ。


なさそうな流星。


星は多かった。

5時には起きてイカ釣りに行くので、流星群を見た後帰ってずぐ寝た。

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テキストエディットでdoc表示

ちょっと驚いた。テキストエディットは、漢字TalkかMac OS 7くらいから標準になった純正テキストエディタのSimple TextのMac OS X版のようなもの。リッチテキストにも対応していて、最近のRead Meファイルはテキストエディットで開ける。

Microsoft Officeをインストールしていなかったので、docファイルをダブルクリックしたら、テキストエディットが起動した。でもって、なんとテキストエディットでちゃんと表示できていた。なんだ、読むだけならWordいらないんだ!

Textedit


Office 2007のリリースも延期になったそうだし、Oooもあることだし、もうMS Officeはいらないか。

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見市温泉

再び親戚を訪ねる道南乳母捨てツアーに行って来た。出発の13日はお盆ということで、道路が混むことが予想されたので、8:00には札幌を出た。それでも喜茂別を通り過ぎるまでは結構混んでいた。豊浦で海岸線へ出て、八雲から熊石へ向かって日本海側に出る。途中、おぼこ荘を通り過ぎて、ずいぶん走った山間に見市温泉があった。

着いたのは11:30で、ちゃんと日帰り入浴できるようだった。奥にある温泉には客が一人もいなくて貸し切り状態だった。ボディーソープとシャンプーが用意されているので、まずは洗ってから湯に浸かった。温泉は薄い赤茶色に濁っていて、温泉らしいいい風情だ。ただ、お湯が熱すぎる。源泉100%掛け流しという表示があるので、水で薄めるのも気が引ける。そこで、内湯に入らずに露天風呂に向かった。

扉を開けて外に出ると、強い日差しで熱せられた地面がとても熱い。足が火傷しそうなので、慌てて露天風呂の中に足を入れると、内湯以上に熱かった。こんなの入れるはずがない。急いで引き返して、熱さに我慢しながら何度か内湯に入った。景色がいいだけにもったいない。

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温泉の後、熊石から海岸線を道の駅~ルート229元和台まで走り、豊浦で買って来たホタテ弁当を食べた。海からの涼しい風のおかげで、日陰はそれほど暑くなかった。

ルート229元和台から

その後、上ノ国の道の駅でソフトクリームを食べて、夷王山夜明けの塔のところまで行ってみた。

夷王山夜明けの塔から

親戚の家に着いて一休みしていると、松前まつりのバイク武者軍団が家の前を通り過ぎていった。

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続・西岡公園

西岡公園へのアクセスが比較的多かった。蒸し暑い夜、ホタルか花火でも見なければ気が済まない。そんなわけで、再び西岡公園へ行って来た。

今度はホタルの出る場所も時間も分かっているので、日没に西岡公園へ着くように出発した。蚊に刺されるのは嫌なので、ジーンズを履いて前回同様、フードの着いたスウェットを持って行った。上はTシャツだからまだいいけれど、蒸し暑い日に西岡までの坂道を上ると汗だくになった。体はベトベト。西岡公園に着いたらすぐさま肌を隠した。どう考えても蚊を誘っているようにしか思えない状況だったので。

さっさと準備をして木道まで歩いた。水源地のところでおばちゃんらしき二人とすれ違った後は、全く人を見かけなかった。木道に19時前に到着してから、ホタルが出るまでひたすら待つ。蒸し暑い雨上がりの割にはホタルが出て来ない。やっぱりもう終わりだろうか?

前回、既にホタルを見ているし、蚊がうるさいのでテンションも下がって帰ろうかどうか迷っていると、目の前をギョギョライトのような黄緑色の小さな明かりが瞬きながら横切って行った。ようやく出て来てくれた。ホタルの数こそ少ないものの、風がないせいか今日はよく飛んでくれる。

レリーズで初めての長時間露光に挑戦しつつ、適当に撮影してみた。けれども、飛んでいるものをなかなかフレームに収められそうもなかった。前回の反省を生かして、プレビューとスーパーインポーズを切った。感度もISO800の高感度で撮影。あとは運だろう。

足首と太ももを蚊に刺されて痒いのでテンションも下がっていた。そこへ、空が光っている。雷だと思ってビビって引き返すと、どうやら花火だったようだ。公園そばのキャンプ場のガキンチョたちが花火を上げて騒いでいるようだった。木道へ戻る気もしないので、そのまま自転車置き場まで戻った。汗でびしょびしょなので、Tシャツ1枚になってスポーツドリンクで水分を補給。あとは、西岡から下りの道を軽快に飛ばす。風が気持ちいい。ホタルも終わりだな。

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.Mac の保存容量が10 GBに

.Macの保存容量が10 GBに増えたらしい。システム環境設定で.Macを表示させると、確かに最大容量が増えていた。

単純に考えれば保存容量が増えたのはいいことのように思える。今まで以上にたくさんのデータを.Macに保存できるのはもちろんのこと、データ転送容量も100 GBに増えたので、転送容量を気にせずにビデオポッドキャストが使えるようになる。

けれども、.Macの同期の仕組みを考えると、.Macに10 GBのデータを保存するということは、ローカルディスクにも全く同じ10 GBのデータが保存されているということになる。つまり、ハードディスクに空きがなければ、増えた.Macの保存容量を利用することも出来ないのでは?サービスにハードが追いついてない。

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愛山渓温泉

ニセイカウシュッペ山を下山して、どこの温泉へ行こうか結構迷った。札幌へ帰る途中の近場には、あいべつ協和温泉くらいしかない。ここには平山で滑った後に行ったことがあるけれど、温泉の湯船が隅っこの小さいのだけだということを知らずに、温泉に行ったのに温泉に入らなかった。

他には、層雲峡もあるけれど、国道を逆に進まなくてはいけない。なら、いっそのこと愛山渓温泉に偵察に行こうということになった。今回、台風の影響で雨が降っていなければ、ニセイカウシュッペ山ではなく、愛別岳に登る予定だったので。

ドライブインの脇の道路を進むと、ほどなく1車線の舗装路になる。途中からは舗装はしてあったけれど、さらに道は狭くなり勾配もきつくなった。後部座席で睡魔と格闘していると、いつのまにか愛山渓温泉の意外に立派な建物が現れた。駐車場には何台か車が停まっていて、ここから登った登山客もいるようだった。

500円を払って風呂場へ行くと、狭い更衣室にたくさん人がいた。浴室も混んでいて、洗い場が足りないほどだった。洗い場はシャワーがないしお湯の出も悪い。お湯を大事に使って洗い、3年ぶりに愛山渓温泉の湯に浸かった。秋に以前来たときは、もう少し赤みがかっていて鉄っぽかった気がする。この日は温度もぬるめだった。Y口さんとは雨のせいだろうかと話した。

風呂から上がってもなかなか汗がひかない。よく温まるお湯だった。建物から出て山の方を眺めると、上の方は雲をかぶっていた。

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愛別岳はもっと奥だろうか。

小腹も空いて来たので、途中で夕食を食べてから帰ろうということになった。ところが、旭川方面ではなかなかいいところを知らない。最近は新道沿いのトンカツ屋が多くて、もっと前の平山の帰りは更科そばでひどい目にあった。

国道沿いにどこかあるだろうと思って走っていても、妖しい店はあっても入れそうなところが見当たらない。Y口さんに松尾ジンギスカンに電話をしてもらうと、「混んでる」そうだ。とりあえず、滝川までは何もなかったので、滝川市内で探したけれど、居酒屋ばかりが目につく。居酒屋もジンギスカンもビールが飲みたくなるので、H多さんの希望でヴィクトリアに入ることに決まった。

S木くんによるとヴィクトリアの肉は堅いらしいので、H多さんと同じくガッツリとハンバーグ400gを頼んだ。S木くんが頼んだステーキは、10年前よりもずっと柔らかいそうだ。一方、ハンバーグはちょっと固い。おまけに、食べる前に熱いソースの攻撃を受けた。せっかく早くテーブルに来たのに、ヴィクトリアの演出に付き合って、生唾を飲み込みながら待つことになった。とりあえず、腹は膨れた。400gは多かった。

滝川からは、H多さんが周りの車のやる気を出させながら下道を快走した。おかげで、S木くんとY口さんを送ってから自宅へ着いたのも22時前。ひどくはならなかったけれど、風邪気味なのは相変わらずで、そのまま布団に倒れ込んだ。

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07/8/5 ニセイカウシュッペ山

夏休みで土曜日天気が悪かったので、大雪山には登山客が殺到するだろうと予想。そこで、雨の影響をあまり受けなさそうで安全かつマイナーっぽいニセイカウシュッペ山に登ることにした。メンバーは、前から約束していたY口さん、S木くんに加えて、H多さんも参加してくれることになった。

今日の運転はH多さんにお願いしたので、6:00札幌出発のゆっくりスタート。札幌はどんより曇り空だった。高速道路を愛山上川I. C.で降りて、すぐに国道237号線に入った。ホワイトアローH多号のおかげで、予定より30分以上早い。実は、終点の上川I. C.まで高速に乗って行ってもよかったらしく、上川I. C.を越えて少し走った頃、右側にニセイカウシュッペ登山口の標識が現れた。天気予報に反して悪化して行く雨と霧の中、林道をテンションが上がらないまま登って行く。

10 km以上あるガスった林道はとても長く感じた。林道には要所要所標識があるので迷わなかった。途中、旨そうなシカが道路を横切っていたけれど、殺気溢れるLegacyに驚いて逃げて行った。ようやく登山口の看板が見えて来て、駐車場に到着した。もう5、6台の車が停まっていて、準備中の登山客もいた。こんな天気でこんな山でもこれだけの登山者がいると知って驚く。

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出発直前。

8:40に登山口を出発した。H多さんが先頭でペースが速かったようで、S木くんが先頭に代わった。けれども、ペースは全く変わらず。視界が悪いので、ひたすら登るのみで自然とペースも速くなるようだ。雨でグチャグチャの道を登山口からしばらく歩いていると、またシカに出会った。逃げそうで逃げなかった。

シカとの遭遇
S木くんからは殺気を感じなかった?

中高年のグループを追い越して、単調な登りを見晴し台までひたすら進んだ。晴れていれば、山並みも見えたはずなのに、真っ白な壁紙ができるだけ。


何の実だろう?甘いそうだ。

またしばらく登って行くと、登山道の脇に花が増えて来た。

オオスジコガネムシ
オオスジコガネムシ?


?似たのが多くて。

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エゾルリソウ?ミソガワソウ。

正面に薄らと切り立った崖が現れて来てからは、道も少し険しくなり、花もさらに増えた。

チシマノキンバイソウの花畑
上から下まで沢一面にチシマノキンバイソウが咲いていた。

この写真を撮影した直後にカメラが「ERR-99」を表示してフリーズした。電源も切れないのでコンパクトフラッシュを入れ替えてみたけれど、直らなかった。バッテリーを入れ直すと無事直った。入れ替えたコンパクトフラッシュが心配だったけれど、先で待っているY口さんたちに悪いので、まず追いついた。後から使用説明書を読むと、このエラーの時はバッテリーの抜き差しを行うらしい。

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ナガバキタアザミ?

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アキノキリンソウ。


ミニヒマワリ(by S木くん)。エゾウサギギク。

ウメバチソウ
ウメバチソウ?

クルマユリ
クルマユリ

2時間ほど登って、ようやく視界がよくなってきた。霧に隠れていたニセイカウシュッペ山のピークも姿を現す。

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ピークを指差しているのかな?

お花畑には他にもいろいろな花が咲いていた。ここには雪渓も残る。

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シオガマギク

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アオノツガザクラ

イワブクロ
イワブクロ。

チシマフウロ
チシマフウロ

大槍を越えると完全に視界が開けた。左手にニセイカウシュッペ山、正面に比麻良山と平山、右手大槍のさらに奥には大雪山の山々が雲の上に見渡せる。

ニセイカウシュッペ山を背景に
ニセイカウシュッペ山を背景に。


大槍の付け根から平山を眺める。

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大雪山系を眺めながら一息。

ちょっと休んでから、ピークまで一気に登る。

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左側の大槍の向こうには大雪山系。

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チシマギキョウ
チシマギキョウ

12時前に登頂。残念ながら、ピークに辿り着くまでには陽射しは出てくれなかった。西側から吹き付ける風が少し寒く感じる。風を避けるために少し移動して昼食をとった。H多さんのコーヒーを頂く。汗で冷えた身体に温かいコーヒーがありがたかった。

雲海を背にするニセイカウシュッペ山頂


イワギキョウ。山頂付近でずいぶん見かけた。


何の実?

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どれが愛別岳?

12:30にピークを出発して下山開始。この頃は陽射しも出て結構暖かい。

ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ。

タカネシオガマ
タカネシオガマ

大槍越しに大雪山を望む1

大槍越しに大雪山を望む2

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何だっけな?

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チングルマの羽毛
チングルマはほとんど羽毛になっていた。

ミヤマサワアザミ
ミヤマサワアザミ?

リンネソウ
リンネソウ

青空とチシマノキンバイソウ

ハイオトギリ
ハイオトギリ

チシマフウロの群生
大槍の手前にチシマフウロの花畑が広がる。

お花畑で振り返ると、大槍とニセイカウシュッペ山のピークが見渡せた。天気がよければ、こんな景色を見ながら登っていたのだろう。

大槍とクルマユリ

14:30には登山口へ到着。トータルで6時間。天気が悪かったけれど、まずまずの登山だった。駐車場には、朝はなかった車もあって、同じくらいの数の車が停まっていた。ドロドロになった登山靴とカッパをビニール袋に仕舞って、愛山渓温泉へ向けて林道を戻ることになった。

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Flickr badge

Flickrなブログでよく見かけるFlickr badgeをサイドバーに取り付けてみた。

初めてのココログ・カスタマイズを読むと、メモリストを使って簡単に取り付けられることが分かった。

まず、Flickr badgeはここで作った。Flashは嫌いなので、HTML badgeにした。出来上がったcodeをクリップボードにコピーする。

ココログでメモリストを作り、備考のところにさっきコピーしたcodeをペースとして保存する。今作ったメモリストをブログに表示するように設定してすべてのページに反映すると、ブログに無事表示されるようになった。本文にFlickrの画像を表示しているので、Flickr badgeはあまり意味ないと思うけど。

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一度で七度おいしい映画

天気も悪いし、映画「それでも生きる子供たちへ」の上映が最後だったので、シアターキノへ行って来た。

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一度で七度おいしいと貧乏人根性が出たけれど、立て続けに7本の短編を見るのはしんどい。それぞれの映画にメッセージがあるのに、間を置かずに次の物語が始まってしまう。余韻に浸っている時間もなかった。それでも、7人の監督がそれぞれ違った表現をしているので、ひたすら悲しみに突き落とされるということはなかった。

ビリーとジョアンがよかった。幼い兄妹が強かに生きる姿が頼もしく映る。彼らが帰って行くスラム街の向こうにそびえる高層ビル群を映しながら映画が終わる。ブラジルの光景が日本のものにもなるのか。

他の映画にも共通していることは、大きな経済的不平等(格差ではない)だと思う。日本では「格差(実際には不平等)はあっても仕方がない」という考えがメディアを中心に形成されていた。けれど、自公政権による消えた年金問題や詐欺まがいの増税で、多くの日本人も経済的不平等への危機感を少しは自覚したのかもしれない。メディアが今回の参院選をお祭り騒ぎに仕立てたという見方もあるけれど、騒ぎの中から学んだ人間が少なくないことに期待したい。

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iTunes 7.3.2でもエラー

ソフトウェア・アップデートでiTunes 7.3.2がリリースされていたので、今度こそはと期待したけれど、iPodを同期する際にこれまでと同じようにエラーが生じて、問題は全く改善されていない。iPodと同期させるプレイリストからiTunes Storeから購入した音楽ファイルを取り除くとエラーが生じないため、それらのファイルが原因であることだけは確認できている。

さらに調べると、ダウンロード購入したファイルすべてがエラーを生じるわけではなく、一部のファイルは同期してもエラーを生じないことが分かった。ただ、調べる過程でiPod (5G)のファイルを一度全部削除したら、これまでエラーが生じていなかったにも関わらず、今度はiPod nanoと同じエラーが出るようになってしまった。これは素直にiTunes 7.2に戻すのがいいのだろうか。

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八雲温泉 おぼこ荘

花火大会で人混みにはウンザリしたので、天気が悪くなる前に函館から撤収した。ホテルの温泉は塩素臭くてがっかりしたので、当初の計画通り、帰る途中にまた温泉に寄る。場所は決めていなかったけれど、前回は濁川温泉が良かったので、今度は八雲温泉に決めた。

八雲から国道277号線を熊石まで半分は進んで、ようやく八雲温泉の入り口がある。途中、雨で川が溢れたのか、国道の補修をやっていた。

八雲温泉 おぼこ荘はずいぶん立派な建物だった。はじめ、間違って手前の旅館入り口から入ってしまったけれど、日帰り入浴は、奥の入り口からだった。濁川温泉もそうだったけれど、札幌近郊の温泉に比べて安い。

浴室は結構きれいで温泉も茶色でいい。お湯の温度も丁度いい。内湯で温まってから露天風呂への通路を降りて行くと、足下を棒切れのような物が動いている。ヘビだった。こっちは睨まれて動けない。じっとしていると、ヘビは舌をチョロチョロさせながら、そのまま通路を横切って行った。自分は急いで湯船に飛び込む。

露天風呂は意外に広くて、視界が開けているのがとてもいい。紅葉の季節はきっといい眺めなのだろう。身体が温まったので、一度湯船から身体を出して休んでいると、何となく背後に気配がしたので振り返ると、ヘビがこっちへそろそろと進んで来ていた。慌ててお湯をかけて追い払った。

ようやく落ち着けると思ったら、今度はスズメバチの強襲にあった。お湯に潜ってやり過ごした。少し経ってまた襲って来たので、再び潜って逃げる。さすがに3度目は来なかった。疲れ果てて露天風呂から戻り、そのまま風呂から上がった。

休憩室では札幌から八雲に移住したというおばちゃんの話を少し聞いた。レストランの受付にいた気のいい店員に「おぼこ」の名前の由来を聞くと、温泉のすぐ側におぼこ(雄鉾)岳という山があって、それでおぼこ荘と言うらしい。おぼこというのは主に東北で赤ん坊という意味だそうだ。

温泉を出て国道へ向けて走っていると、道路を横切るヘビを避け切れずに轢いてしまった。バックミラーの中でのたうっているヘビが見える。化けて出ないだろうな。

どんよりして湿度の高い中を豊浦までずっと走った。豊浦に着くと、雷が鳴り始めて、洞爺湖を過ぎると土砂降りになった。雨は時々弱くなるものの、中山峠を過ぎるまではずっと土砂降りだった。車はきれいになったし、眠くならずにすんだけれど、精神的に疲れた。

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第52回道新全国花火大会

函館の夜景は美しいことで有名だけれど、生まれてから一度も見たことがない。正確に言うと、行ったことはあるけれど、小さい頃に連れて行かれたので全く記憶にない。だから、以前から函館の夜景を見てみたいと思っていた。

札幌の花火大会を調べていて見つけたのが、函館港まつりの共催で行われる第52回道新全国花火大会だった。この花火大会は、函館山からでも花火を見ることができるらしかった。つまり、8/1に函館山に登れば、夜景も花火も見れて一石二鳥というお得感が高いプランになる。そうと分かれば行くしかない。

札幌を朝出発して、函館に着いたのは14時だった。5時間かかった。湯の川温泉のホテルでは市電の一日乗車券が付いていたので、市電で函館山に向かった。真っ直ぐ行くのもなんなので、函館駅前で降りて、ロープウェイ乗り場まで歩いて行くことにした。

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市電を函館駅前で降りた。

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JR函館駅はフェリーの形?

駅から海沿いを歩いて行くと、花火の観覧席があって、たくさんのシートで場所取りされていた。警察もたくさんいて、厳重な警戒態勢だった。

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場所取り。

レンガ倉庫のところまで行くと、かなり賑やかだと思ったら、ちょうど港まつりのパレードが行われていた。

荒波太鼓
回ってた。

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ロープウェイ乗り場へ行く途中、コープさっぽろに寄って夕食を調達して準備は整った。乗り場に着いてチケットを買い、花火大会の開始時間の19:45よりも3時間早く函館山に登った。

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ロープウェイから見下ろす。

陽は落ちていないので、山頂へ登ってもまだ夜景には早すぎる。むしろ、松前の方に沈む夕日がきれいになりそうだった。ただ、夜景は逆向きなので、三脚を置く都合で夕日は今回あきらめた。

実際、夜景と花火に狙いを絞ったのが正解だった。打ち上げ開始の1時間前から山頂の展望台はかなり込んでいて、既に身動きが取れなくなっていた。防寒着を身を包んで、岩のように動かなくなっていた。

ところが、開始時間になっても花火は一向に打ち上げられない。ヘニョへニョ三脚にぶつかって来るカギンチョを叱りつけながら待っていると、ようやく20時を過ぎて開始の合図の花火が打ち上げられた。あとは、ひたすらシャッターを切りながら花火を眺める。

花火は思ったより高く上がらなかった。花火が夜景と重なってしまった。たまに大きな花火は、夜景の上で花開いてくれた。常連っぽい人たちのように反対側に陣取った方が、函館湾が花火の背景になってよかったようだ。

撮ってる途中も何度かガキンチョに三脚にぶつかられて、ブレたり三脚の位置を若干変えたりした。花火の途中から来たガキンチョが手すり代わりに三脚に掴まってたのは、ヘニョへニョなだけに痛い。

札幌の花火大会、といっても、HTBのしか見たことがないけれど、こっちの方が質、量ともに遥かに上を行っていた。

花火大会が終わってから、ロープウェイが空いて来るのを待って下山した。市電はかなり混んでいて、足が疲れているのにずっと立ちっぱなしだった。もううんざりだ。

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初セルフ

先日、初めてセルフで給油した。ブルジョアってわけじゃないけれど、今までセルフで給油したことは一度もなかった。

初めては何だって緊張するものだ。満タンに設定したので、ガソリンが溢れないか心配だった。ガソリンが一杯になったら、自動的に止まるなんて知らなかったから、2、3回中を覗き込んでしまった。恥ずかしい。

ガソリンが高いのがいけない。ここまで高くならなかったら、セルフで給油しようとは思わなかった。石油元売り会社だけが儲けて、庶民にしわ寄せが来る。

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