愛山渓温泉
ニセイカウシュッペ山を下山して、どこの温泉へ行こうか結構迷った。札幌へ帰る途中の近場には、あいべつ協和温泉くらいしかない。ここには平山で滑った後に行ったことがあるけれど、温泉の湯船が隅っこの小さいのだけだということを知らずに、温泉に行ったのに温泉に入らなかった。
他には、層雲峡もあるけれど、国道を逆に進まなくてはいけない。なら、いっそのこと愛山渓温泉に偵察に行こうということになった。今回、台風の影響で雨が降っていなければ、ニセイカウシュッペ山ではなく、愛別岳に登る予定だったので。
ドライブインの脇の道路を進むと、ほどなく1車線の舗装路になる。途中からは舗装はしてあったけれど、さらに道は狭くなり勾配もきつくなった。後部座席で睡魔と格闘していると、いつのまにか愛山渓温泉の意外に立派な建物が現れた。駐車場には何台か車が停まっていて、ここから登った登山客もいるようだった。
500円を払って風呂場へ行くと、狭い更衣室にたくさん人がいた。浴室も混んでいて、洗い場が足りないほどだった。洗い場はシャワーがないしお湯の出も悪い。お湯を大事に使って洗い、3年ぶりに愛山渓温泉の湯に浸かった。秋に以前来たときは、もう少し赤みがかっていて鉄っぽかった気がする。この日は温度もぬるめだった。Y口さんとは雨のせいだろうかと話した。
風呂から上がってもなかなか汗がひかない。よく温まるお湯だった。建物から出て山の方を眺めると、上の方は雲をかぶっていた。
小腹も空いて来たので、途中で夕食を食べてから帰ろうということになった。ところが、旭川方面ではなかなかいいところを知らない。最近は新道沿いのトンカツ屋が多くて、もっと前の平山の帰りは更科そばでひどい目にあった。
国道沿いにどこかあるだろうと思って走っていても、妖しい店はあっても入れそうなところが見当たらない。Y口さんに松尾ジンギスカンに電話をしてもらうと、「混んでる」そうだ。とりあえず、滝川までは何もなかったので、滝川市内で探したけれど、居酒屋ばかりが目につく。居酒屋もジンギスカンもビールが飲みたくなるので、H多さんの希望でヴィクトリアに入ることに決まった。
S木くんによるとヴィクトリアの肉は堅いらしいので、H多さんと同じくガッツリとハンバーグ400gを頼んだ。S木くんが頼んだステーキは、10年前よりもずっと柔らかいそうだ。一方、ハンバーグはちょっと固い。おまけに、食べる前に熱いソースの攻撃を受けた。せっかく早くテーブルに来たのに、ヴィクトリアの演出に付き合って、生唾を飲み込みながら待つことになった。とりあえず、腹は膨れた。400gは多かった。
滝川からは、H多さんが周りの車のやる気を出させながら下道を快走した。おかげで、S木くんとY口さんを送ってから自宅へ着いたのも22時前。ひどくはならなかったけれど、風邪気味なのは相変わらずで、そのまま布団に倒れ込んだ。
| 固定リンク | 0
コメント