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銀色のシーズン

道新には「二十年前にスキーブームに火を付けた映画『私をスキーに連れてって』以来の本格的スキー映画」と書いてあった。海外からのスキー客がさらに増えるという予測にはゾッとするけれど、「銀色のシーズン」で北海道のスキー場に再び活気が戻るとしたら、悪いことじゃない。もちろん、昔のスキーブームの頃のように、リフト待ち30分が当たり前なんてのはご免だけれど。

現代版「私をスキーに連れてって」は、映像を見る限りフリーライドスキーをテーマにしている。ただ、バックカントリー人気がこれ以上高まるのは、上ホロの雪崩事故の後だけにちょっとどうかとは思う。けれども、案外ツインチップでパークに入るスキーヤーが増えるかもしれない。ボードよりもスキーの方がカッコいいって悟る転向組や、カービングすっ飛ばしてパークに入る中高生とか。モーグル人気も復活するだろうか。

とはいえ、映画の公開がなんで1/12?とっくにシーズン始まってないか?どうせなら今月中、遅くてもクリスマス前に公開すればいいのに。「私をスキーに連れてって」では、クリスマスイブと「あけましておめでとうございます」だった。そんなにおじさんじゃないはずなのに結構覚えている。今思えば、当時スキー場では原田知世の真似なのか、白いワンピースのウェアを着ている人が多かった気がする。

そういえば、日曜の札幌国際でおじさんにスキー歴を尋ねられたけど、ちゃんと数えてみたらもう24年。3歳から滑っているというそのおじさんにはどうやってもかなわなそうだ。あと30年滑り続けなければ。

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