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大工哲弘 ライブ

大工哲弘 ライブ」に誘われたので行ってみた。

この冬初めて本格的に雪が舞う夜の札幌を会場の「くう」まで歩いた。会場に着いたのは開演の少し前だったので、すでに客席はほとんど埋まっていた。

大工哲弘どころか、三線すらちゃんと聴いたこともなかった。島うたの中でも八重山うたなので、聴いても言葉が分かりづらいらしい。けれども、演奏の合間に大工さんが歌詞の意味や背景を少し説明してくれるので、なんとなく雰囲気はつかめた。

三線の音色も大工さんのうたもよかった。会場には島うたを演奏している客も多いみたいで、お囃子も本格的だった。それでも、大工さんが言うには、北海道の人は大人しいらしい。沖縄ではうたは騒ぐものだそうだ。

2年後の2009年は、沖縄が島津に侵略されてから400年を迎えるそうだ。人頭税の搾取に虐げられる生活の中から生まれたのが島うただそうな。寺社が多い京都は、「寺の中に京都がある」と言われるように「基地の中に沖縄がある」そうだ。自分のアルバムのタイトルを忘れるほどに、つい最近まで痴呆公務員だったという大工さんが、偽装、改竄、嘘だらけの今の日本を憂いていた。

ちょうどこの日は、嘘だらけの防衛省の前事務次官の守屋武昌が参議院で証人喚問されていた。守屋と一緒に山田洋行元専務の宮崎元伸容疑者から接待を受けていた政治家として、ついに守屋の口から自民党の久間章生財務相、額賀福志郎元防衛相の名前が出て来た。どちらも「記憶にない」と言うが、誰が嘘をついているのか。

沖縄に基地の苦しみを押し付けて防衛利権で肥える商社、官僚、政治家。嘘という点では、「日本は民主主義国家だ」という嘘の金太郎飴を何度か切ってみただけなんだろう。

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