丸木俊・スマの世界
文化の日(戦前の明治節。なので、ハッピーマンデーにはならない。日本国憲法が公布された日。)に「丸木俊・スマの世界 いのちあるものたちへの賛歌」展を観るため、旭川道立美術館まで行って来た。
昼前には美術館に着いた。文化の日にも関わらずガラガラだった。
丸木俊が北海道出身だったのを知らなかった。夫の丸木位里との共作「原爆の図」などで有名な彼女だけれど、絵本の挿絵などを見る、それまでの印象が全然変わった。優しさを感じる。そして、75歳から描き始めたという丸木スマの絵を観て思い浮かんだのは、「日本むかし話」だった。日本的でコミカルな絵を観るとなんだかホッとする。
文化の日だからなのか、この日は常設展が無料だったので、「戦時を生きて 道北の美術・昭和10から20年代の動向」も観た。「生活図画事件」についての説明から、当時の異常さが伺えた。
美術館には小さな子どもを連れた若い夫婦が何組か来ていた。スーパーに連れて行くよりずっといい。
美術館のある常盤公園はまだ紅葉がきれいだった。
昼は美術館のそばのホテルでバイキングだった。貧乏性なので、「元を取る」ことばかり考えて食べ過ぎて気持ち悪かった。
食べ終えてから、母親の幼なじみのケーキ店「モンマルトさとう」へ行って、気に入ってるシフォンケーキを買う。日曜日休みのことが多いらしく、以前旭川動物園へ来た時は買い損ねた。動物園にちなんだしろくまプリンがかわいい。子どもは食べるのが可哀想だと言うらしい。
やっぱり旭川のそばに温泉はないそうなので、札幌に向けて戻って、ないえ温泉に行くことにした。途中、西の雲の切れ間から夕陽が射していた。
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